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台湾編 序章 ルート2
君の残り香
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メイドは、走った。さしたる距離でもない、しかし、全力で、走った。
日もそこそこに登ってきた時間帯だ。まだお昼時には早いが、早朝というほどでもない。朝の出勤や通学時間も過ぎて、落ち着き始めたころ。人波も多くはないが、それでも、ある程度は搔き分ける必要はあった。その手間をかけてでも、メイドは走る。周りに気を遣いながらも、可能な限りの速度で――
「ハク様っっ!!」
その男の、元へ!
ひと月ぶりの再会に、メイドは感極まったように、彼の名を叫び、抱き着いた。愛しい人へ抱き着き、押し倒し、頬ずりをする。そうだ、男は公衆の面前で、この街中で、いきなり押し倒されたのだった。
「い、たた……。って、なんだよ、メイかよ。いきなりなんなんだ」
さして強くはなくとも、軽く地面に打った後頭部をさすり、そこに見つからないボルサリーノを探すのに、男は周囲に手を伸ばした。幸いに、探し物はすぐそばに見つかる。
「ハクしゃま! しゃましゃましゃま! もうずっと、ずっとずっと、お会いしとうござい――」
男の胸に顔をうずめ、涙さえ浮かべていたメイドが、ふと、言葉を切る。
それまでしていた頬ずりに似た挙動で、鼻を動かした。
「……別の女の匂いがしますね。……これは――」
「なにが別の女だ。……まあ、パララじゃねえか?」
突っ込みをかまそうとも、語尾に進むに従い、その声は戸惑いを見せた。そういえば他にも、別の女といたのだった。
「いいえ。パララ様はもっと、野性的な匂いがします。……この香り、まさか――」
こいつは、なんなんだろう? 男は現実逃避気味にそう思った。なんで匂いで交流関係を判別されているのだろう、俺は? などと。
「フルーア? それと、温泉……北投ですね。しかも……は、裸で抱き合ったような……この匂いは!」
だからなんで解るんだよ。男は、驚愕よりむしろ、呆れを感じて、嘆息する。
「ハク様。ご説明して、いただけますよね?」
メイドの方はしごく真面目に、男を睨み上げてくる。そうやってもつれるふたりのもとに、彼女が歩み寄った。
*
「これはこれはアルゴ様。ご無沙汰しております」
男たちを北投温泉から連れ帰ったのち、車を停めに行っていたそばかすメイドが、タイミングよく現れた。ショートパンツ姿だが、長いメイド服のスカートを持ち上げるように両手を広げ、うやうやしく一礼をする。
ちなみに女傑は、いつの間にかどこかへ、ふらふらと行ってしまっていた。
「フ、ルううううぅぅアああぁぁ……」
舌をトリルさせ、メイドは黒いオーラとともに立ち上がる。
「はい? どうされましたか、アルゴ様?」
本当に意図を理解し得ない、という顔で、そばかすメイドは首をかしげる。そのまま自然な動作で、男の横に並び立った。
それだけで、ビキ、と、メイドは期せずして、顔面を引き攣らせてしまう。
「オマエカクゴシロブッコロシテヤル」
「は……?」
怒りで発生方法を忘れたメイドに、そばかすメイドは順当に怯む。だからつい、彼女は男の片腕を掴み、それにすがりながら、男の影に隠れてしまった。
当然と、メイドの怒りは頂点に達する。
「オレサマ、オマエ、マルカジリ」
「きゃあ、ハク様、怖い」
そばかすメイドは棒読みでそう言った。最初こそ本当に怯えてもいたが、どうやら事情を察したらしい。先輩をからかういい機会だと、そう思ったのだろう。
「おい待て、メイ。話せば解る」
影に隠れてしまったので、メイドの怒りは、間に立つ男へと向かう。男としてはとばっちりでしかない。
「オレサマ! オマエ! マルカジリ!!」
「ごめんちょっとなに言ってるか解らない!!」
とりあえずメイドの剣幕に負けないように声を張り上げてはみたものの、当然とそんな声は届かず、なぜだか男がぶっ飛ばされた。
そばかすメイドはいつの間にか、姿を消していた。
*
「なるほど。つまりは、WBOとの橋渡しのために、フルーアが派遣されたということですね。そして、観光と湯治に、北投へ行っていたと」
「そうだよ。パララも一緒だったし、べつにやましいことはしてねえ」
殴られた頬をさすりながら、男はそう言った。
しかし、そんな釈明を聞こうが、メイドの、見下すような眼は変わらない。
「はあ? 全身をくまなく気持ちよくさせてもらって、なにを言っているんですか」
「言い方を考えろ。マッサージしてもらってただけだ」
「私というものがありながら、他の女にマッサージされておいて、よくそんなことが言えますね。私だって、ハク様の体を、隅々まで舐め回したいっ!」
「舐め回されてねえし、舐め回させはしねえよ! それより――」
こんな話をしていてもなんの生産性もない。そう思い、男は強引に、話を変える。
「ノラはどうした? 一緒じゃねえのか?」
どうやら後ろに連れて来ている、佳人と麗人を見て、確認する。別行動の可能性もあるが、それでも現地に来ているなら、早めに一度、顔くらい合わせに来そうなものだと、男は思ったのだ。
「ノラ様とヤフユ様は所用により、数日遅れてまいります。シロ様、クロ様のこともありますし、他にも――」
夫婦ふたりの時間も、必要だろう。そのようなことは、わざわざ言うことをためらった。紳士に悪い感情を持ってはいないだろうが、それでも男は、はたから見て、超がつく子煩悩だから。
「まあ、準備が立て込んでいるご様子でした。きっとすぐにいらっしゃいます」
メイドは、曖昧にぼかして伝えた。
「そうか。じゃあ、まだ少し、時間を潰さなきゃな」
メイドの話に、特段になにも、疑問を持たなかったように、男は言った。そんなところが、頼りない。そう思う。しかし、そういうところも魅力である。そうとも思う。それは、メイドの、男を思うゆえの色眼鏡を差し引いても、正しい評価だと、自負していた。
しかし、時間を潰そうと手持無沙汰に――無意識なのだろう――周囲を見渡し、いなくなった誰かを探しているのは、素直に、不愉快だった。たった一日や二日で、あのそばかすメイドと、なにを仲良くなっているんだ、うちの主人は。というか、なにを仲良くなったつもりになっているのか、と、メイドは、またも怒りに、打ち震える。
「ハク様」
怒気を込めて、メイドは言った。
「な、なに……?」
それを敏感に感じ取って、男は半歩、後ずさる。その顔には、頼りない苦笑いが浮いていた。
だからメイドは、わずかに毒気を抜かれ、それでも、強引さは残したまま。
「今日は私と、デートしてもらいますからね」
言って、腕を取る。その言葉に、自ら赤面するから、それを隠すように、彼女は早足で、男を先導した。行き先も、決めないままに。
*
「あいつ、完全にあたしらのこと忘れてたけど、いいのかな?」
佳人は、怒りと困惑を混ぜて、苦笑した。
「まあまあ、メイちゃんも、ずっとハクさんに会えなくて、寂しかったんでしょ。好きにさせてあげよ?」
芋圓入りのマンゴーかき氷を食べながら、幸せそうに麗人は言った。そんな妹を見て、佳人の頬の引き攣りは、さらに悪化する。「一口食べる?」とスプーンを差し出す麗人。「いや、いい」と、少しだけ後ずさる佳人。
「でも、ホテルの予約、あいつがしてるんじゃなかったっけ?」
「らいひょぶー。ホテルの場所も、……ごくん。お金もちゃんと、預かってるし」
麗人は、財布が入っているのだろう、スーツの上着ポケットを叩き、楽しそうに笑った。
「のんびり観光でもしてようよ。ちょっと早いけど、そろそろお昼だし、ごはんからね」
「…………」
まだ食うのかこいつ。そう思うけれど、楽しそうな妹を見て、佳人も、少しだけ笑って、彼女の後を追った。
日もそこそこに登ってきた時間帯だ。まだお昼時には早いが、早朝というほどでもない。朝の出勤や通学時間も過ぎて、落ち着き始めたころ。人波も多くはないが、それでも、ある程度は搔き分ける必要はあった。その手間をかけてでも、メイドは走る。周りに気を遣いながらも、可能な限りの速度で――
「ハク様っっ!!」
その男の、元へ!
ひと月ぶりの再会に、メイドは感極まったように、彼の名を叫び、抱き着いた。愛しい人へ抱き着き、押し倒し、頬ずりをする。そうだ、男は公衆の面前で、この街中で、いきなり押し倒されたのだった。
「い、たた……。って、なんだよ、メイかよ。いきなりなんなんだ」
さして強くはなくとも、軽く地面に打った後頭部をさすり、そこに見つからないボルサリーノを探すのに、男は周囲に手を伸ばした。幸いに、探し物はすぐそばに見つかる。
「ハクしゃま! しゃましゃましゃま! もうずっと、ずっとずっと、お会いしとうござい――」
男の胸に顔をうずめ、涙さえ浮かべていたメイドが、ふと、言葉を切る。
それまでしていた頬ずりに似た挙動で、鼻を動かした。
「……別の女の匂いがしますね。……これは――」
「なにが別の女だ。……まあ、パララじゃねえか?」
突っ込みをかまそうとも、語尾に進むに従い、その声は戸惑いを見せた。そういえば他にも、別の女といたのだった。
「いいえ。パララ様はもっと、野性的な匂いがします。……この香り、まさか――」
こいつは、なんなんだろう? 男は現実逃避気味にそう思った。なんで匂いで交流関係を判別されているのだろう、俺は? などと。
「フルーア? それと、温泉……北投ですね。しかも……は、裸で抱き合ったような……この匂いは!」
だからなんで解るんだよ。男は、驚愕よりむしろ、呆れを感じて、嘆息する。
「ハク様。ご説明して、いただけますよね?」
メイドの方はしごく真面目に、男を睨み上げてくる。そうやってもつれるふたりのもとに、彼女が歩み寄った。
*
「これはこれはアルゴ様。ご無沙汰しております」
男たちを北投温泉から連れ帰ったのち、車を停めに行っていたそばかすメイドが、タイミングよく現れた。ショートパンツ姿だが、長いメイド服のスカートを持ち上げるように両手を広げ、うやうやしく一礼をする。
ちなみに女傑は、いつの間にかどこかへ、ふらふらと行ってしまっていた。
「フ、ルううううぅぅアああぁぁ……」
舌をトリルさせ、メイドは黒いオーラとともに立ち上がる。
「はい? どうされましたか、アルゴ様?」
本当に意図を理解し得ない、という顔で、そばかすメイドは首をかしげる。そのまま自然な動作で、男の横に並び立った。
それだけで、ビキ、と、メイドは期せずして、顔面を引き攣らせてしまう。
「オマエカクゴシロブッコロシテヤル」
「は……?」
怒りで発生方法を忘れたメイドに、そばかすメイドは順当に怯む。だからつい、彼女は男の片腕を掴み、それにすがりながら、男の影に隠れてしまった。
当然と、メイドの怒りは頂点に達する。
「オレサマ、オマエ、マルカジリ」
「きゃあ、ハク様、怖い」
そばかすメイドは棒読みでそう言った。最初こそ本当に怯えてもいたが、どうやら事情を察したらしい。先輩をからかういい機会だと、そう思ったのだろう。
「おい待て、メイ。話せば解る」
影に隠れてしまったので、メイドの怒りは、間に立つ男へと向かう。男としてはとばっちりでしかない。
「オレサマ! オマエ! マルカジリ!!」
「ごめんちょっとなに言ってるか解らない!!」
とりあえずメイドの剣幕に負けないように声を張り上げてはみたものの、当然とそんな声は届かず、なぜだか男がぶっ飛ばされた。
そばかすメイドはいつの間にか、姿を消していた。
*
「なるほど。つまりは、WBOとの橋渡しのために、フルーアが派遣されたということですね。そして、観光と湯治に、北投へ行っていたと」
「そうだよ。パララも一緒だったし、べつにやましいことはしてねえ」
殴られた頬をさすりながら、男はそう言った。
しかし、そんな釈明を聞こうが、メイドの、見下すような眼は変わらない。
「はあ? 全身をくまなく気持ちよくさせてもらって、なにを言っているんですか」
「言い方を考えろ。マッサージしてもらってただけだ」
「私というものがありながら、他の女にマッサージされておいて、よくそんなことが言えますね。私だって、ハク様の体を、隅々まで舐め回したいっ!」
「舐め回されてねえし、舐め回させはしねえよ! それより――」
こんな話をしていてもなんの生産性もない。そう思い、男は強引に、話を変える。
「ノラはどうした? 一緒じゃねえのか?」
どうやら後ろに連れて来ている、佳人と麗人を見て、確認する。別行動の可能性もあるが、それでも現地に来ているなら、早めに一度、顔くらい合わせに来そうなものだと、男は思ったのだ。
「ノラ様とヤフユ様は所用により、数日遅れてまいります。シロ様、クロ様のこともありますし、他にも――」
夫婦ふたりの時間も、必要だろう。そのようなことは、わざわざ言うことをためらった。紳士に悪い感情を持ってはいないだろうが、それでも男は、はたから見て、超がつく子煩悩だから。
「まあ、準備が立て込んでいるご様子でした。きっとすぐにいらっしゃいます」
メイドは、曖昧にぼかして伝えた。
「そうか。じゃあ、まだ少し、時間を潰さなきゃな」
メイドの話に、特段になにも、疑問を持たなかったように、男は言った。そんなところが、頼りない。そう思う。しかし、そういうところも魅力である。そうとも思う。それは、メイドの、男を思うゆえの色眼鏡を差し引いても、正しい評価だと、自負していた。
しかし、時間を潰そうと手持無沙汰に――無意識なのだろう――周囲を見渡し、いなくなった誰かを探しているのは、素直に、不愉快だった。たった一日や二日で、あのそばかすメイドと、なにを仲良くなっているんだ、うちの主人は。というか、なにを仲良くなったつもりになっているのか、と、メイドは、またも怒りに、打ち震える。
「ハク様」
怒気を込めて、メイドは言った。
「な、なに……?」
それを敏感に感じ取って、男は半歩、後ずさる。その顔には、頼りない苦笑いが浮いていた。
だからメイドは、わずかに毒気を抜かれ、それでも、強引さは残したまま。
「今日は私と、デートしてもらいますからね」
言って、腕を取る。その言葉に、自ら赤面するから、それを隠すように、彼女は早足で、男を先導した。行き先も、決めないままに。
*
「あいつ、完全にあたしらのこと忘れてたけど、いいのかな?」
佳人は、怒りと困惑を混ぜて、苦笑した。
「まあまあ、メイちゃんも、ずっとハクさんに会えなくて、寂しかったんでしょ。好きにさせてあげよ?」
芋圓入りのマンゴーかき氷を食べながら、幸せそうに麗人は言った。そんな妹を見て、佳人の頬の引き攣りは、さらに悪化する。「一口食べる?」とスプーンを差し出す麗人。「いや、いい」と、少しだけ後ずさる佳人。
「でも、ホテルの予約、あいつがしてるんじゃなかったっけ?」
「らいひょぶー。ホテルの場所も、……ごくん。お金もちゃんと、預かってるし」
麗人は、財布が入っているのだろう、スーツの上着ポケットを叩き、楽しそうに笑った。
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