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台湾編 序章 ルート3
最悪の筋書き
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途端に、理解した。
目に見えぬものを理解することは難しい。しかし、唐突にそこに、ないはずのものが見つかると、途端に点と点が繋がり、線として理解できることはままある。少女ほど卓越した洞察眼――ひいては、未来予知にも到達する先見の明があれば、そういう経験はほぼ皆無ではあれど、けっしてこれまでなかった、というわけでもない。少なくとも、『シェヘラザードの遺言』の力を得るまでは、普通に、日常に、経験した事案である。
だから、まったく久方ぶりではあったが、そういう経験だとすぐに解った。この数年、いたるところで不可解な経験をしてきた。本来なら理解できてしかるべき情報を、うまく読み解けない。それは、あの、女神さまやその下僕以外のことに関しても、まれに起きていたのである。
たとえば、コルカタ。あの土地の、一部地域では、驚くほどに才能を持つ者たちが揃いすぎていた。それを少女は『異本』の効能と予測していたのだけれど、ひと月ほどもその地で過ごしても、ついぞその『異本』は発見できなかった。いや、そもそも『異本』によるものと断定できたわけでもない。断定できたわけでもない、ということ自体がそもそも、おかしいのだ。『異本』によるものか、そうではないか。どちらにしたところで、どちらであるかくらいは、少女ほどの者なら当然と、理解できるはずだったのだから。
あるいは、いつかワンガヌイの自宅にて、一冊の『異本』をなくして、探し回ったこともある。そちらの方がよほど、コルカタの件よりおかしな話だ。知らぬ他人の家でもあるまいし。自宅で、自分の持ち物をなくすなど、少女に関してはあり得るはずもない。当時はそんなこと、ちょっと調子が悪いだけだとか思ったけれど、彼を視認してしまえば、その理由が理解できた。
隠されていたのだ、彼に。いまだ仰向けに、玄関先の地べたに転がる、貴人に。そんなことを彼がした、理由は――。
「やっと気付いた。なら、初めまして――じゃなくていいか、ノラ」
貴人は、死体のように倒れ込んだまま、そう言った、ようだった。口元以外は微動だに動いた様子も見て取れない。ゆえに、本当に彼がしゃべったのかは、しっかとは解らない。
「ケラ・モアロード・クォーツ侯爵、ね」
紳士の胸元に半分、顔をうずめながら、片目でだけ彼を見て、少女は言う。その体は少しだけ、震えていた。
イギリス貴族というのは、イギリス君主により叙勲された者と、その家族のことで、現在でも750人ほどが、その肩書を有している。だが、その中でも、『宝石の一族』という名で呼ばれる五つの貴族は、少々毛色が違う。
現在のイギリス貴族は、基本的にどのような特権も持っていない。昔は爵位を持つと自動的に貴族院の議員となれたものだが、現在ではその特権もないのである。しかし、彼ら『宝石の一族』だけは、別だ。
公爵。侯爵。伯爵。子爵。男爵。この五つの貴族には、イギリス国内における、あらゆる自由が保証されている。あらゆる法を犯し、あらゆる倫理を無視し、自由に、不遜に、破壊活動も慈善活動も、殺人も救済も、あらゆるすべての行動が許されている。あくまで国家君主の許可を必要とはするが、それは事後承諾でよく、また君主も、ほとんどの場合において許可を裁可する。それだけ国家に利益をもたらし、重要とされる一族たちなのである。
ちなみに、一応は彼らの存在は国家機密であり、一般人が知ることはない。だが、茫漠たる都市伝説としては、そこそこ知名度があるようではあった。
ともあれ、そんな秘された者たちではあれど、少女にとっては自明に、真実として知られていることだ。そして、少女がそれを理解しているということも、当然のように、かの貴人は知っていた。
ときおり、ふと思い立ったらそっと、少女のそばにふらりと横たわりに来ていた、貴人には。
「もあ……。そか、いまは侯爵だ……。ま、でも、そんなことはどうでもいいんだ。ただ、ノラ――」
ようやく、貴人は少しだけ、少女の方へ視線と、顔を向ける。少女の白さに眩むように、少しだけ目を細めて。
「僕は、ただ君を眺めたいだけだ。だからもっと、僕の上に立て。その美しい光景を――スカートの中を、見せてくれ」
ゆらりと、片腕を持ち上げ、すとんと、力なく少女の方へ伸ばす。痛そうな音がしたが、彼の表情は、微塵も揺らがない。
そんな態度で、そんなことを言うから、少女は総毛立った。いや、その言動だけではない。いま、なんとか彼を見ることができて、そして、その副作用として、過去のあらゆる時点で、ときおり勝手に、スカートの中を覗かれていたと理解して、身震いしたのだ。
「きゃあああああぁぁぁぁ――――!!」
再度、少女は、絶叫した。それを至近で聞かされた紳士は、渋い顔を浮かべる。
*
少女に伸ばした腕に力を入れ、ブリッジするように、貴人は軽く、上半身だけを持ち上げた。そうすることで、ほとんど上半分しか見えてなかった彼の顔の、その全貌が見えてくる。片腕でブリッジもどきをして、その華奢な体躯には、それなりに負荷がかかっているように思えるのだが、あまり顔付きに懸命さは見て取れない。照準の曖昧な視線を飛ばし、口元は呆けている。ただ、彼の赤い眼光だけが、怪しくなにかを求めて、煌めいていた。
「なあ、べつにいいでしょ。減るもんじゃあるまいし」
言葉を紡ぎ、そのせいで力が抜けたか、すとんと体が落ちた。やはりけっして、力のあるわけでもないのだろう。
「へ、減るわ。わたしの中の、たぶん大事ななにかが、きっと減るわ」
いまだ怯えて、少女は言った。
少女は、すでに貴人を視認している。その姿はややぼやけているけれど、視線は瞬間も外していない。そのおかげか、ぎりぎり彼の存在を、いまだ捉えられていた。きっと、一瞬でも視線を外してしまえば、また見えなくなる。そんな気がしていた。
だから、彼がまったく、戦闘力を持ち合わせていないことにも、理解が及んでいる。ゆえに、本来なら怯える必要性は、特段にはない。いざとなれば実力行使で追い払えば済むのだ。
しかし、少女は怯えた。その、わけの解らない変態性に、触れることはおろか、近付くことさえ躊躇した。なんなら視界に入れたくもない。だが、それだけは耐えて、なんとか視認を続けている。視界から外して、また消えてしまう方が怖かったのだ。
力比べや知恵比べなら、少女は物怖じしない。仮に相手の力量を知り、自身が劣っていようとも、まだ立ち向かえる精神力を振り絞れる。それでも、ただただ生理的に気色の悪いものには、嫌悪を抱かずにはいられない。少女は、どれだけ優れていようと、少女なのである。
いや、実年齢的にはもう二十歳を過ぎたけれども、心理的には、ということだが。
「ま、バレたらそう言うだろうと思って、交渉材料は持っ――」
Oの発音に丸く口を開けた。その隙間に、乱暴になにかが咥えさせられ、貴人の言葉は途切れる。
「なにをふざけたこと言ってるんスか。クォーツ侯爵」
唐突に、どこから現れたのか、最近染めたような煌びやかな金髪を揺らし、貴人に馬乗りしていたのは、丁年だった。三つ子の末弟。稲荷日終雨。彼が貴人の口に、どうやら銃口を突き入れている。
「シュウ。あまり乱暴にはしないで」
彼の登場を、とうに予期していた少女は、特段の驚愕もなく、そう言った。
「こいつ、ノラを辱めやがった。やるなっつうならやらねえけど、やらない程度のことは、やる」
その『やる』は、一部『殺る』という言意で使われていた。
「わたしは大丈夫だから。それより――」
「大丈夫そうに見えないから来たんだよ。それともなにか? こいつの言うことを、聞く気なのか?」
丁年は、そんなわけはないだろう? という言い方で、そう問うた。現に少女も一度、断っているし、そうでなくとも少女は、性に関して実にガードが堅い。建前上という理由も多分にあれど、いちおう伴侶となった紳士にさえ、ずっとひとつ屋根の下で過ごしていたにもかかわらず、ほとんど肌も見せていない。スキンシップも稀だったはずだ。
「そんなつもりは、ないけれど。……とにかく話を聞いて。銃口を、抜いてあげて」
いまだ怯えるように言葉をつかえさせるが、そのように少女が言うなら、と、丁年も言われた通りにした。馬乗りは継続しつつ、銃口も、口から抜きはしても、まだ構えたまま。
「もああぁ。なんだ、乱暴だな、ほんとうに。話くらい聞いてくれればいいのに」
「いいから、話しなさい。聞くだけは、聞く」
少女は、もう理解してしまっていたが、いちおうは彼の口から、聞くことにした。本当に最悪な者に、最悪な物が、渡ってしまっている事実を。
「君の目的は知っている。所在の知れない――これまで知れなかった『異本』が、あと二冊――」
776冊の『異本』。そのすべての蒐集。その悲願のために、男たちはもう、最後の地、WBOの総本部、台北を訪れている。だが、仮にWBOの持つすべての『異本』を手に入れられたとて、まだ、たった二冊だけは、所在が知れない。
いや、知れなかった。今日、このときまでは――。
貴人は、何気ない動作で、それらを懐から、取り出し、掲げる。
「ほら、持ってきた。君のために」
そして、僕の目的のために。そう、貴人は、相変わらずのだらけた無表情で、そう言った。
目に見えぬものを理解することは難しい。しかし、唐突にそこに、ないはずのものが見つかると、途端に点と点が繋がり、線として理解できることはままある。少女ほど卓越した洞察眼――ひいては、未来予知にも到達する先見の明があれば、そういう経験はほぼ皆無ではあれど、けっしてこれまでなかった、というわけでもない。少なくとも、『シェヘラザードの遺言』の力を得るまでは、普通に、日常に、経験した事案である。
だから、まったく久方ぶりではあったが、そういう経験だとすぐに解った。この数年、いたるところで不可解な経験をしてきた。本来なら理解できてしかるべき情報を、うまく読み解けない。それは、あの、女神さまやその下僕以外のことに関しても、まれに起きていたのである。
たとえば、コルカタ。あの土地の、一部地域では、驚くほどに才能を持つ者たちが揃いすぎていた。それを少女は『異本』の効能と予測していたのだけれど、ひと月ほどもその地で過ごしても、ついぞその『異本』は発見できなかった。いや、そもそも『異本』によるものと断定できたわけでもない。断定できたわけでもない、ということ自体がそもそも、おかしいのだ。『異本』によるものか、そうではないか。どちらにしたところで、どちらであるかくらいは、少女ほどの者なら当然と、理解できるはずだったのだから。
あるいは、いつかワンガヌイの自宅にて、一冊の『異本』をなくして、探し回ったこともある。そちらの方がよほど、コルカタの件よりおかしな話だ。知らぬ他人の家でもあるまいし。自宅で、自分の持ち物をなくすなど、少女に関してはあり得るはずもない。当時はそんなこと、ちょっと調子が悪いだけだとか思ったけれど、彼を視認してしまえば、その理由が理解できた。
隠されていたのだ、彼に。いまだ仰向けに、玄関先の地べたに転がる、貴人に。そんなことを彼がした、理由は――。
「やっと気付いた。なら、初めまして――じゃなくていいか、ノラ」
貴人は、死体のように倒れ込んだまま、そう言った、ようだった。口元以外は微動だに動いた様子も見て取れない。ゆえに、本当に彼がしゃべったのかは、しっかとは解らない。
「ケラ・モアロード・クォーツ侯爵、ね」
紳士の胸元に半分、顔をうずめながら、片目でだけ彼を見て、少女は言う。その体は少しだけ、震えていた。
イギリス貴族というのは、イギリス君主により叙勲された者と、その家族のことで、現在でも750人ほどが、その肩書を有している。だが、その中でも、『宝石の一族』という名で呼ばれる五つの貴族は、少々毛色が違う。
現在のイギリス貴族は、基本的にどのような特権も持っていない。昔は爵位を持つと自動的に貴族院の議員となれたものだが、現在ではその特権もないのである。しかし、彼ら『宝石の一族』だけは、別だ。
公爵。侯爵。伯爵。子爵。男爵。この五つの貴族には、イギリス国内における、あらゆる自由が保証されている。あらゆる法を犯し、あらゆる倫理を無視し、自由に、不遜に、破壊活動も慈善活動も、殺人も救済も、あらゆるすべての行動が許されている。あくまで国家君主の許可を必要とはするが、それは事後承諾でよく、また君主も、ほとんどの場合において許可を裁可する。それだけ国家に利益をもたらし、重要とされる一族たちなのである。
ちなみに、一応は彼らの存在は国家機密であり、一般人が知ることはない。だが、茫漠たる都市伝説としては、そこそこ知名度があるようではあった。
ともあれ、そんな秘された者たちではあれど、少女にとっては自明に、真実として知られていることだ。そして、少女がそれを理解しているということも、当然のように、かの貴人は知っていた。
ときおり、ふと思い立ったらそっと、少女のそばにふらりと横たわりに来ていた、貴人には。
「もあ……。そか、いまは侯爵だ……。ま、でも、そんなことはどうでもいいんだ。ただ、ノラ――」
ようやく、貴人は少しだけ、少女の方へ視線と、顔を向ける。少女の白さに眩むように、少しだけ目を細めて。
「僕は、ただ君を眺めたいだけだ。だからもっと、僕の上に立て。その美しい光景を――スカートの中を、見せてくれ」
ゆらりと、片腕を持ち上げ、すとんと、力なく少女の方へ伸ばす。痛そうな音がしたが、彼の表情は、微塵も揺らがない。
そんな態度で、そんなことを言うから、少女は総毛立った。いや、その言動だけではない。いま、なんとか彼を見ることができて、そして、その副作用として、過去のあらゆる時点で、ときおり勝手に、スカートの中を覗かれていたと理解して、身震いしたのだ。
「きゃあああああぁぁぁぁ――――!!」
再度、少女は、絶叫した。それを至近で聞かされた紳士は、渋い顔を浮かべる。
*
少女に伸ばした腕に力を入れ、ブリッジするように、貴人は軽く、上半身だけを持ち上げた。そうすることで、ほとんど上半分しか見えてなかった彼の顔の、その全貌が見えてくる。片腕でブリッジもどきをして、その華奢な体躯には、それなりに負荷がかかっているように思えるのだが、あまり顔付きに懸命さは見て取れない。照準の曖昧な視線を飛ばし、口元は呆けている。ただ、彼の赤い眼光だけが、怪しくなにかを求めて、煌めいていた。
「なあ、べつにいいでしょ。減るもんじゃあるまいし」
言葉を紡ぎ、そのせいで力が抜けたか、すとんと体が落ちた。やはりけっして、力のあるわけでもないのだろう。
「へ、減るわ。わたしの中の、たぶん大事ななにかが、きっと減るわ」
いまだ怯えて、少女は言った。
少女は、すでに貴人を視認している。その姿はややぼやけているけれど、視線は瞬間も外していない。そのおかげか、ぎりぎり彼の存在を、いまだ捉えられていた。きっと、一瞬でも視線を外してしまえば、また見えなくなる。そんな気がしていた。
だから、彼がまったく、戦闘力を持ち合わせていないことにも、理解が及んでいる。ゆえに、本来なら怯える必要性は、特段にはない。いざとなれば実力行使で追い払えば済むのだ。
しかし、少女は怯えた。その、わけの解らない変態性に、触れることはおろか、近付くことさえ躊躇した。なんなら視界に入れたくもない。だが、それだけは耐えて、なんとか視認を続けている。視界から外して、また消えてしまう方が怖かったのだ。
力比べや知恵比べなら、少女は物怖じしない。仮に相手の力量を知り、自身が劣っていようとも、まだ立ち向かえる精神力を振り絞れる。それでも、ただただ生理的に気色の悪いものには、嫌悪を抱かずにはいられない。少女は、どれだけ優れていようと、少女なのである。
いや、実年齢的にはもう二十歳を過ぎたけれども、心理的には、ということだが。
「ま、バレたらそう言うだろうと思って、交渉材料は持っ――」
Oの発音に丸く口を開けた。その隙間に、乱暴になにかが咥えさせられ、貴人の言葉は途切れる。
「なにをふざけたこと言ってるんスか。クォーツ侯爵」
唐突に、どこから現れたのか、最近染めたような煌びやかな金髪を揺らし、貴人に馬乗りしていたのは、丁年だった。三つ子の末弟。稲荷日終雨。彼が貴人の口に、どうやら銃口を突き入れている。
「シュウ。あまり乱暴にはしないで」
彼の登場を、とうに予期していた少女は、特段の驚愕もなく、そう言った。
「こいつ、ノラを辱めやがった。やるなっつうならやらねえけど、やらない程度のことは、やる」
その『やる』は、一部『殺る』という言意で使われていた。
「わたしは大丈夫だから。それより――」
「大丈夫そうに見えないから来たんだよ。それともなにか? こいつの言うことを、聞く気なのか?」
丁年は、そんなわけはないだろう? という言い方で、そう問うた。現に少女も一度、断っているし、そうでなくとも少女は、性に関して実にガードが堅い。建前上という理由も多分にあれど、いちおう伴侶となった紳士にさえ、ずっとひとつ屋根の下で過ごしていたにもかかわらず、ほとんど肌も見せていない。スキンシップも稀だったはずだ。
「そんなつもりは、ないけれど。……とにかく話を聞いて。銃口を、抜いてあげて」
いまだ怯えるように言葉をつかえさせるが、そのように少女が言うなら、と、丁年も言われた通りにした。馬乗りは継続しつつ、銃口も、口から抜きはしても、まだ構えたまま。
「もああぁ。なんだ、乱暴だな、ほんとうに。話くらい聞いてくれればいいのに」
「いいから、話しなさい。聞くだけは、聞く」
少女は、もう理解してしまっていたが、いちおうは彼の口から、聞くことにした。本当に最悪な者に、最悪な物が、渡ってしまっている事実を。
「君の目的は知っている。所在の知れない――これまで知れなかった『異本』が、あと二冊――」
776冊の『異本』。そのすべての蒐集。その悲願のために、男たちはもう、最後の地、WBOの総本部、台北を訪れている。だが、仮にWBOの持つすべての『異本』を手に入れられたとて、まだ、たった二冊だけは、所在が知れない。
いや、知れなかった。今日、このときまでは――。
貴人は、何気ない動作で、それらを懐から、取り出し、掲げる。
「ほら、持ってきた。君のために」
そして、僕の目的のために。そう、貴人は、相変わらずのだらけた無表情で、そう言った。
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