304 / 385
台湾編 本章 ルート『怠惰』
未着の因縁
しおりを挟む
ほんに、わっちは『怠惰』やなあ。
そばかすメイドは思った。その心ごと――――。
「フルーアさぁん! ボクの筋肉が呼んでますよお! ほら! ほら!」
ゴリマッチョがご自慢の筋肉を見せびらかした。そばかすメイドには意味が解らない。だが、後日確認してみるに、それは、彼なりの挑発だったらしい。
だから素直に、そばかすメイドは笑った。メイドらしからぬ挙動で、口から唾をわずかに吹いて、笑った。
「ふるりんってマジ淡色系でエモカワ! うちと並んだら病みぴニコイチいけるくない? へい! うぇーい! ふるりんうぇーい!」
パリピがタックルのごとき勢いで身を寄せ、わけの解らないことを言ってきた。長すぎる袖や目深にかぶったフード、大きなマスクで素肌を隠した陰キャの様相だが、その性格はやけに明るくて、うざい。
だから素直に、そばかすメイドは困惑した。その優秀な頭脳をどう働かせても理解できないメンタルに、困惑した。
「フルーアちゃん! ごめん助けて! 無理だっての! なんでワタクシはこんなものを運ばされてんのさっ! 力持ちでも足元はおぼつかないってみんな知ってるくせにっ!」
ロリババアがわーきゃー叫びながら、あり得ないほどの大荷物を抱えて走ってくる。一体全体なにがどうなってそんな状況になったのかは解らないが、とにかく、いまにも崩落しそうな彼女の荷物を急いで半分引き受けた。ロリババアからは過剰なほどのお礼と、賛辞が飛んでくる。
だから素直に、そばかすメイドは誇った。自らの力が、こんなに他愛のない形で、誰かに貢献できることに、誇りを抱いた。
若人にはわずかの恐怖をすら感じた。司書長からは忍耐を学び、壮年からは、『感情』そのものを教わった。
そして、女傑からは――。
掴みどころのなさ。のらりくらりと、気を抜く方法。肩肘を張らない生き方。――それでいて、締めるところは締める。人生への、緩急。
つまりは『怠惰』を、盗み取った。
誰かの意のままに操られる、そんな、感情もなくしたままの、『道具』としての『怠惰』じゃない。自分の思うがままに、気楽に気ままに行動するという、『人間』として当然とある、『怠惰』だ。
それは、自分勝手に生きる、ということ。それには当然と、『自分自身』という『自我』、『感情』、『心』が、必要だ。そばかすメイドにとっては、一度失ったはずの、『心』。それがまたいつのまにか、その胸に収まっていることに、ずいぶん長いこと彼女は、気付かなかった。
だが、いまなら解る。その、目に見えない『心』が、自分の中にあると解る。
だから、この心ごと。記憶と、思い出ごと――――。
今度こそ、永遠に、なくさないように――――。
*
「『霊操 〝大宙睡〟』」
息を吐き、吸う。その刹那の瞬きで、女傑は、己を覚醒させた。
それは、己が深層心理への、物理的なアクセス。瞑想により到達する、悟りの境地に近い。いや、その表現でも生ぬるいだろう。
深層心理へ刻み付けた言霊は、自らの未来すらも変革する。なりたい自分を顕現させ、望む通りに、世界すら創り変える。因果律すら無視して、ただ、目的を達するために、あらゆる常識をすら覆すのだ。
「言うとるやろぉが、フルーア」
吃逆のように唐突に甲高く、視界は粉々に砕け散る。その凍結の中心に手を差し伸べた女傑は、別なる者の腕を引き、問答無用に引き寄せた。
「ワレの癖は読んどんねん。おまえがなにを考えとるかはなぁ、うちにはちゃんと、解っとんのや」
氷漬けになる寸前――いや、寸後に、女傑はそばかすメイドをその氷棺から引きずり出し、逃げられないように自らの下に組み敷いた。
「解らんよ。パラちゃんにはなぁ」
「解るわ。アホンダラぁ……」
力ない言葉と、力のこもる腕に、そばかすメイドは押し黙る。
「なんで前しか見ぃひんねん」
「はあ?」
まだ力を取り戻さない女傑の言葉に、そばかすメイドは語尾を上げる。戦いはすでに決している。だがだからこそ、勝者であるはずの女傑の方が、余裕を失っていた。
いつだって覚悟を先に決めるのは、限界まで追い詰められ、負けが確定した方なのだから。
「楽しいことがあったんやろ。嬉しいことがあったんやろ。辛くて悲しいこともあって、それでもそれを、いまやったら、笑える思い出やって思えるやろ」
「なに言うとん? わけ解らへんわ」
「やったら!」
へらへらあざ笑うそばかすメイドの言葉を吹っ飛ばすように、女傑は叫んだ。
「なんで前に進めへんようになったいうて、そこで終わろうとすんねん。終わらそうとすんねん! 八方ふさがりで、もうどこにも行けへん。やからなんや! もう戻れへん、それでも、ここまで歩んできた人生は、ちゃんと後ろにあるやろぉが!」
その長い蓬髪を乱して、女傑は言った。もはや光を失った右目ごと、そばかすメイドのふたつの光を射すくめる。
「WBOは解散すんねやろ? リュウさんはおらんなってまう。おまえはひとりになる。またひとりになる。やからここで終わる気でおった。……性根が暗いねん、ワレェ」
「解っとるなら逝かせてよ、パラちゃん。もとよりわっちは『道具』や。廃棄されてなお、だらだら存在する意味もあらへん」
「それが本当に、おまえの望みか?」
目を逸らすそばかすメイドに、女傑は強い視線をぶつけた。もう世界なんて、自分なんてどうなってもいい。そう思っているかのような表情をした、彼女を。
「八方ふさがりや言うたんはパラちゃんや。これはわっちの望みやない。やけど、ここまで行き詰ったわっちには、最善の――」
刹那。鼓膜が破れるほどの轟音に、そばかすメイドは押し黙った。肌が触れるほどの真横。彼女の耳元に、女傑の拳が突き立っている。
「やめぇや。おまえも、ノラも――」
理性的に、選べる選択肢のうちから最善を勝ち取ろうという、極めて現実的な発想。なまじ『先』が見えているから、それに固執する。だから全員が不幸になる。諦めてそういう未来しか見えなくなっているのだ。
こいつも、あいつも。
そう、女傑は苛立つ。
「立て」
命令して、女傑はそばかすメイドの上から退いた。そばかすメイドも黙ったまま、女傑の言に従う。
女傑はそばかすメイドに背を向け、徐々に距離を隔てていった。WBO本部ビル、エントランスホール奥の細長い廊下。その線に、十歩の距離を隔てて、女傑は再度、そばかすメイドに向き直る。
「いまのは八つ当たりや。謝らんけどな」
ぱちり。と、瞬間、女傑の身体を一筋、電流が伝った。力なくうなだれかかっていたアホ毛が、みるみる持ち上がっていく。
「おまえの感傷とか知らんわ。やけどな、うちはおまえに貸しがある」
「…………」
聡いそばかすメイドである。さきほどからの女傑の言葉。そのすべてを、彼女は解っている。
だが、それでも。最後まで――最期まで、へらへら笑って、理解できない、といった顔をした。
それでも、続く言葉を知っているから、彼女は、足元の双銃を、拾い上げる。
「せめてうちに殺させろ。この右目の恨み、片時も忘れたことはないねんで」
「…………ほんま、パラちゃんは、怖いわぁ」
双銃を握った腕で、軽く顔面をこする。視界が悪かった。おそらく、氷が解けたのだろう。
「やけど」
なおざりに表情を――身だしなみを整えて、彼女は笑う。それから少し息を吐き、目を閉じる。……開く。
「そらええ、興奮すんわ。…………頼ん、…………パラちゃん」
もう一度、心を、世界を凍て付かせ。
ふたつの銃を構え、そばかすメイドは、その美しい栗色の三つ編みを、揺らした。
――――――――
だが、このふたつの決意はどちらも、唐突に起きた外部的要因により有耶無耶になることとなる。ゆえに、彼女と彼女の結末は、まだいくらかの、未来へ持ち越された。
WBO本部ビル、エントランスホール奥での因縁。
もう少しだけ、継続。
そばかすメイドは思った。その心ごと――――。
「フルーアさぁん! ボクの筋肉が呼んでますよお! ほら! ほら!」
ゴリマッチョがご自慢の筋肉を見せびらかした。そばかすメイドには意味が解らない。だが、後日確認してみるに、それは、彼なりの挑発だったらしい。
だから素直に、そばかすメイドは笑った。メイドらしからぬ挙動で、口から唾をわずかに吹いて、笑った。
「ふるりんってマジ淡色系でエモカワ! うちと並んだら病みぴニコイチいけるくない? へい! うぇーい! ふるりんうぇーい!」
パリピがタックルのごとき勢いで身を寄せ、わけの解らないことを言ってきた。長すぎる袖や目深にかぶったフード、大きなマスクで素肌を隠した陰キャの様相だが、その性格はやけに明るくて、うざい。
だから素直に、そばかすメイドは困惑した。その優秀な頭脳をどう働かせても理解できないメンタルに、困惑した。
「フルーアちゃん! ごめん助けて! 無理だっての! なんでワタクシはこんなものを運ばされてんのさっ! 力持ちでも足元はおぼつかないってみんな知ってるくせにっ!」
ロリババアがわーきゃー叫びながら、あり得ないほどの大荷物を抱えて走ってくる。一体全体なにがどうなってそんな状況になったのかは解らないが、とにかく、いまにも崩落しそうな彼女の荷物を急いで半分引き受けた。ロリババアからは過剰なほどのお礼と、賛辞が飛んでくる。
だから素直に、そばかすメイドは誇った。自らの力が、こんなに他愛のない形で、誰かに貢献できることに、誇りを抱いた。
若人にはわずかの恐怖をすら感じた。司書長からは忍耐を学び、壮年からは、『感情』そのものを教わった。
そして、女傑からは――。
掴みどころのなさ。のらりくらりと、気を抜く方法。肩肘を張らない生き方。――それでいて、締めるところは締める。人生への、緩急。
つまりは『怠惰』を、盗み取った。
誰かの意のままに操られる、そんな、感情もなくしたままの、『道具』としての『怠惰』じゃない。自分の思うがままに、気楽に気ままに行動するという、『人間』として当然とある、『怠惰』だ。
それは、自分勝手に生きる、ということ。それには当然と、『自分自身』という『自我』、『感情』、『心』が、必要だ。そばかすメイドにとっては、一度失ったはずの、『心』。それがまたいつのまにか、その胸に収まっていることに、ずいぶん長いこと彼女は、気付かなかった。
だが、いまなら解る。その、目に見えない『心』が、自分の中にあると解る。
だから、この心ごと。記憶と、思い出ごと――――。
今度こそ、永遠に、なくさないように――――。
*
「『霊操 〝大宙睡〟』」
息を吐き、吸う。その刹那の瞬きで、女傑は、己を覚醒させた。
それは、己が深層心理への、物理的なアクセス。瞑想により到達する、悟りの境地に近い。いや、その表現でも生ぬるいだろう。
深層心理へ刻み付けた言霊は、自らの未来すらも変革する。なりたい自分を顕現させ、望む通りに、世界すら創り変える。因果律すら無視して、ただ、目的を達するために、あらゆる常識をすら覆すのだ。
「言うとるやろぉが、フルーア」
吃逆のように唐突に甲高く、視界は粉々に砕け散る。その凍結の中心に手を差し伸べた女傑は、別なる者の腕を引き、問答無用に引き寄せた。
「ワレの癖は読んどんねん。おまえがなにを考えとるかはなぁ、うちにはちゃんと、解っとんのや」
氷漬けになる寸前――いや、寸後に、女傑はそばかすメイドをその氷棺から引きずり出し、逃げられないように自らの下に組み敷いた。
「解らんよ。パラちゃんにはなぁ」
「解るわ。アホンダラぁ……」
力ない言葉と、力のこもる腕に、そばかすメイドは押し黙る。
「なんで前しか見ぃひんねん」
「はあ?」
まだ力を取り戻さない女傑の言葉に、そばかすメイドは語尾を上げる。戦いはすでに決している。だがだからこそ、勝者であるはずの女傑の方が、余裕を失っていた。
いつだって覚悟を先に決めるのは、限界まで追い詰められ、負けが確定した方なのだから。
「楽しいことがあったんやろ。嬉しいことがあったんやろ。辛くて悲しいこともあって、それでもそれを、いまやったら、笑える思い出やって思えるやろ」
「なに言うとん? わけ解らへんわ」
「やったら!」
へらへらあざ笑うそばかすメイドの言葉を吹っ飛ばすように、女傑は叫んだ。
「なんで前に進めへんようになったいうて、そこで終わろうとすんねん。終わらそうとすんねん! 八方ふさがりで、もうどこにも行けへん。やからなんや! もう戻れへん、それでも、ここまで歩んできた人生は、ちゃんと後ろにあるやろぉが!」
その長い蓬髪を乱して、女傑は言った。もはや光を失った右目ごと、そばかすメイドのふたつの光を射すくめる。
「WBOは解散すんねやろ? リュウさんはおらんなってまう。おまえはひとりになる。またひとりになる。やからここで終わる気でおった。……性根が暗いねん、ワレェ」
「解っとるなら逝かせてよ、パラちゃん。もとよりわっちは『道具』や。廃棄されてなお、だらだら存在する意味もあらへん」
「それが本当に、おまえの望みか?」
目を逸らすそばかすメイドに、女傑は強い視線をぶつけた。もう世界なんて、自分なんてどうなってもいい。そう思っているかのような表情をした、彼女を。
「八方ふさがりや言うたんはパラちゃんや。これはわっちの望みやない。やけど、ここまで行き詰ったわっちには、最善の――」
刹那。鼓膜が破れるほどの轟音に、そばかすメイドは押し黙った。肌が触れるほどの真横。彼女の耳元に、女傑の拳が突き立っている。
「やめぇや。おまえも、ノラも――」
理性的に、選べる選択肢のうちから最善を勝ち取ろうという、極めて現実的な発想。なまじ『先』が見えているから、それに固執する。だから全員が不幸になる。諦めてそういう未来しか見えなくなっているのだ。
こいつも、あいつも。
そう、女傑は苛立つ。
「立て」
命令して、女傑はそばかすメイドの上から退いた。そばかすメイドも黙ったまま、女傑の言に従う。
女傑はそばかすメイドに背を向け、徐々に距離を隔てていった。WBO本部ビル、エントランスホール奥の細長い廊下。その線に、十歩の距離を隔てて、女傑は再度、そばかすメイドに向き直る。
「いまのは八つ当たりや。謝らんけどな」
ぱちり。と、瞬間、女傑の身体を一筋、電流が伝った。力なくうなだれかかっていたアホ毛が、みるみる持ち上がっていく。
「おまえの感傷とか知らんわ。やけどな、うちはおまえに貸しがある」
「…………」
聡いそばかすメイドである。さきほどからの女傑の言葉。そのすべてを、彼女は解っている。
だが、それでも。最後まで――最期まで、へらへら笑って、理解できない、といった顔をした。
それでも、続く言葉を知っているから、彼女は、足元の双銃を、拾い上げる。
「せめてうちに殺させろ。この右目の恨み、片時も忘れたことはないねんで」
「…………ほんま、パラちゃんは、怖いわぁ」
双銃を握った腕で、軽く顔面をこする。視界が悪かった。おそらく、氷が解けたのだろう。
「やけど」
なおざりに表情を――身だしなみを整えて、彼女は笑う。それから少し息を吐き、目を閉じる。……開く。
「そらええ、興奮すんわ。…………頼ん、…………パラちゃん」
もう一度、心を、世界を凍て付かせ。
ふたつの銃を構え、そばかすメイドは、その美しい栗色の三つ編みを、揺らした。
――――――――
だが、このふたつの決意はどちらも、唐突に起きた外部的要因により有耶無耶になることとなる。ゆえに、彼女と彼女の結末は、まだいくらかの、未来へ持ち越された。
WBO本部ビル、エントランスホール奥での因縁。
もう少しだけ、継続。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
Re:コード・ブレイカー ~落ちこぼれと嘲られた少年、世界最強の異能で全てをねじ伏せる~
たまごころ
ファンタジー
高校生・篠宮レンは、異能が当然の時代に“無能”として蔑まれていた。
だがある日、封印された最古の力【再構築(Rewrite)】が覚醒。
世界の理(コード)を上書きする力を手に入れた彼は、かつて自分を見下した者たちに逆襲し、隠された古代組織と激突していく。
「最弱」から「神域」へ――現代異能バトル成り上がり譚が幕を開ける。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
灰かぶりの姉
吉野 那生
恋愛
父の死後、母が連れてきたのは優しそうな男性と可愛い女の子だった。
「今日からあなたのお父さんと妹だよ」
そう言われたあの日から…。
* * *
『ソツのない彼氏とスキのない彼女』のスピンオフ。
国枝 那月×野口 航平の過去編です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる