327 / 385
台湾編 本章 ルート『暴食』
最先端の言葉
しおりを挟む
痛みはない――痛みはないが、瞬間、意識が、飛んだ。痛みや苦しみを感じないゾンビの身体だとはいえ、確実にダメージはある。それに気付けないのが、その身体の欠点でもあった。
痛みは、危険信号だ。その身体が壊れる前の、最後の警告。だから人は痛みに委縮し、そこから逃れようと身を引く。そうして身体が壊れる前に、その身を守ろうと思えるのだ。痛みを感じられないのは、その危険信号を察知できないということでもある。ゆえに、パリピの身体は、本人が意図しない形でも、いともたやすく、壊れるのだ。
右腕が、折れた。肩の関節も外れてる。でも、これは筋肉だけで動かせる。そう把握して、まずは、関節をはめ直した。たぶん、綺麗にはまっていない。そんな違和感を感じることはできないけれど、経験上、そうだろうとパリピは思った。顔面が、また歪んだ。だが、それは戦闘には支障ない。視界は良好だ。問題ない。
幸運なことに、パリピの身体は頑丈だった。そして、麗人は、力の込め方や技術こそ卓越しているが、基礎的な身体能力に関してはたしかに、『普通』の女性だった。それゆえに、渾身の力で殴られようと、わずかに意識を遠のかせる程度で済んだ。
パリピの身体と意識は、強く結びついている。『Log Enigma』。死者蘇生の、その『異本』によって。それゆえに、彼女は瞬間的に意識を飛ばそうと、割合素早く、その意識を取り戻すことができるのだ。
「把握―。かなちゃんが『普通』じゃないのは、もう、解った」
低い声で言って、パリピは、構える。
身体が重い。ダメージが残っているのか、あるいは、さきほど菓子を麗人に取られてしまったからか。痛みを感じないこの身体を、パリピは扱いきれない。それゆえに、力を酷使しがちだ。つまるところが、その身体は、多量のエネルギーを必要とする。
「……? なにを言ってるんですか。私はいたって『普通』の、女の子ですけど」
麗人も構えて、そう返した。
「女の子って歳?」
「それは言いっこなしです」
瞬間、構えを解いて、麗人は両腕でバツを作った。
「女の子です。誰がなんと言おうと、女の子なんです」
頬を膨らませて、それから、麗人は再度、構えた。
その様子を見て、パリピは、やはり違和感を覚える。いまのやり取りは、どこか既視感があった。どこかで見た? いや、どこか、じゃない。そこかしこで、だ。
彼女の『普通』は、まるで演技のようだ。そう思う。ともすれば力を隠すためのものか。そう、パリピは思った。だがそんなふうにも、見えない。
「まあいいや、なんでも」
そう、捨て置く。
どうせ、心のないこの意識には、人の機微など、解らない。
*
『リオとやり合えるとは、あのお嬢さん、『普通』ではないな』
太い首をそちらへ向けて、ワニが言う。
『お嬢に言ってくれるなよ。お嬢はその『普通』のために、努力しているのだ』
必要とあらば即座に攻勢に出られるよう、翼のような腕をはためかせて、鳥人は言った。
『野暮は言わんさ。ただ――』
ワニはさらに首を動かし、べつの方を向く。麗人から目を逸らし、自身の、その使役者へと。
『――いいや』
そしてその太い首を、ただしく敵へと、向け直す。首を振るように二、三度傾けて、床を撫でるように尻尾を揺らした。
『無駄話だな。……続けようか』
その仕草に、声音に、思うところがあった。
だが、
『……ああ』
鳥人は、ただそう、応える。
男が一度飲み込んだ言葉を問い詰めるなど、やはり、野暮だろうから。
*
二度、三度と転がされて、パリピは不思議と、口元をほころばせた。
この身体になって、初めて、肉体的に圧倒されている。それが、楽しい。――からではない。パリピは、殴られた頬に労わるように触れて、初めて、頬が緩んでいると気付いたのだ。
なに笑ってんだ、こいつ。そう、自虐的に思う。いいや、すでに自己などない。これは正当な、他者への、嘲り。
なに笑ってんだ、おまえ――!
「楽しいですか? 実は、私もです――っ!」
にへらっと、だらしなく笑って、それでも相当の力を込めた、正拳が繰り出される。
これ以上のダメージは、よくない。まだまだ受けれはするだろう。痛みはなく、多少の身体的損壊も、無理矢理になら動かせる。しかし、さっきから押されてばかりだ。このあたりで一度、反撃をしなければ、ジリ貧である。
そのように、思った。だから、両腕で彼女の正拳を、受けようとする。力だけなら、こちらの方が上。しっかりとガードできれば、ダメージは最小限に抑えられるはず。
だから、回避よりも防御に、パリピは意識を割いた。この一撃は受けきって、最短で、反撃を決める。
「楽しくなんか――っ!?」
――ない! そう言って、反撃を決めるつもりだった。だが――!
うまく身体が動かなかった。まず防御に動かしかけた両腕は、麗人の正拳を受ける直前で、金縛りのように静止した。ダメージが、閾値を越えてた? 痛みを感じないゆえに、もう身体が動かないことに気付けなかった? そう思案すれど、しかし、これほどまでに急に、動かなくなるのは不可思議だった。まるで、何者かの意思が、無理矢理干渉して、腕を止めたような――。
――そろそろ返せよ――
頭の中で、誰かが叫ぶ。だが、そんな認識も――意識も、背中から壁に叩きつけられて、飛びかける。薄れる意識に靄がかかる。身体から乖離しようとするそれは、しかし、『異本』の力で強制的に、戻ってくる。
「あたおか。心の声とか、病みすぎ。ほんとつらたん」
そう言って、頭を押さえる。視界は戻ってきたが、意識には膜が張られたように、靄がかかっている。
「そういえば、気になっていたんです」
殺し合いの場で、すっとぼけたように、麗人は、自身の掌に、拳を叩いて、声を上げた。
「なん? うちいま、かなちゃんのボケに付き合う気力が――」
「リオさんの言葉遣いって、なんていうか、ちょっと古いですよね」
「はあぁ……?」
自分でも驚くくらいに、パリピは、不快そうな声を上げていた。心臓が跳ねるのを、感じる。
「いや、世代かなあ、とは思うんですけど。リオさんの使う言葉って、2020年前後で流行っていた言葉っていうか……。あ、最近ですと、語尾に『~のの』ってつけるのとか、流行ってたり。『~なの』っていうのが派生したみたいなんですけど、若い女の子の間で流行ってます。あとは、怒ってることの表現で『ぱちり』、とか。単語的なものだと『リツロン』とかよく聞きますね。『確率論で語るけど~』って意味なんですけど。『シタール』って知ってます? インドの民族楽器なんですけど、たぶん語感がいいんですかね? 『お願いシタール』みたいなダジャレ感のある語尾も使われてるみたいです。それから――」
と、話し始めたらきりがない様子で、麗人の講釈は続いた。
「――とまあ、2026年から2027年現代には、こういうのが若者言葉として流行っているんですね。私も一般教養程度に知っているだけで、あんまり使いませんけど。そう思うと、リオさんの言葉遣いって、少し古いなあ、と」
ぐさり、と、パリピの胸に、じんわりとした痛みが、走った。痛みなど忘れたはずの、その身体が。
精神的に、ダメージを受けた。だから彼女の頭に、さらなる靄が、募る。
――あっははははっ! 言われてやんの! やぁっぱあんたには、この身体は荷が重いって。……だから、もういい――
ガンガンと、壁を突き破る勢いで、パリピの脳内では、何者かが、叫ぶ。
――もういいから、返せ。うちのなかから、出て行け――
「う、ううぅぅ……」
脳みそを掻き乱す声に、パリピは、嗚咽を漏らす。地に伏し、痛む頭を、抱える。
だが不意に、その痛みが、やんだ。胸に閊える棘も、頭を掻き乱す声も、どこか遠くへ。まるで初めから、なにもなかったかのように。
だが、転じて、別の箇所が痛む。それは、折れた腕であるとか、無理矢理はめ込んだ肩の関節であるとか、あるいは、過去数十年の、蓄積した、痛み。
人間として正当な、身体の、痛みだ。
「だ、大丈夫ですかっ! リオさん! 私、そんな強く殴ったつもりは――」
「ぱっち~ん」
少しだけ、笑う。こんな痛みなど、屁でもない。だから、笑い飛ばす。
「うちをオッローして、うちがムヅしちゃ、リツロンひょいんでシュツライるのの! づから、ひとつ、よろしくお願いシタールっ!」
「うわっ! いきなり適応してきた、この人! なに言ってるかさっぱり解らない!」
麗人は驚き、構えた。いきなり飛び起きたパリピに備えるため。
だが、その表情を見て、疑問を抱く。
あれ、この人――いったい、誰だろう? と。
痛みは、危険信号だ。その身体が壊れる前の、最後の警告。だから人は痛みに委縮し、そこから逃れようと身を引く。そうして身体が壊れる前に、その身を守ろうと思えるのだ。痛みを感じられないのは、その危険信号を察知できないということでもある。ゆえに、パリピの身体は、本人が意図しない形でも、いともたやすく、壊れるのだ。
右腕が、折れた。肩の関節も外れてる。でも、これは筋肉だけで動かせる。そう把握して、まずは、関節をはめ直した。たぶん、綺麗にはまっていない。そんな違和感を感じることはできないけれど、経験上、そうだろうとパリピは思った。顔面が、また歪んだ。だが、それは戦闘には支障ない。視界は良好だ。問題ない。
幸運なことに、パリピの身体は頑丈だった。そして、麗人は、力の込め方や技術こそ卓越しているが、基礎的な身体能力に関してはたしかに、『普通』の女性だった。それゆえに、渾身の力で殴られようと、わずかに意識を遠のかせる程度で済んだ。
パリピの身体と意識は、強く結びついている。『Log Enigma』。死者蘇生の、その『異本』によって。それゆえに、彼女は瞬間的に意識を飛ばそうと、割合素早く、その意識を取り戻すことができるのだ。
「把握―。かなちゃんが『普通』じゃないのは、もう、解った」
低い声で言って、パリピは、構える。
身体が重い。ダメージが残っているのか、あるいは、さきほど菓子を麗人に取られてしまったからか。痛みを感じないこの身体を、パリピは扱いきれない。それゆえに、力を酷使しがちだ。つまるところが、その身体は、多量のエネルギーを必要とする。
「……? なにを言ってるんですか。私はいたって『普通』の、女の子ですけど」
麗人も構えて、そう返した。
「女の子って歳?」
「それは言いっこなしです」
瞬間、構えを解いて、麗人は両腕でバツを作った。
「女の子です。誰がなんと言おうと、女の子なんです」
頬を膨らませて、それから、麗人は再度、構えた。
その様子を見て、パリピは、やはり違和感を覚える。いまのやり取りは、どこか既視感があった。どこかで見た? いや、どこか、じゃない。そこかしこで、だ。
彼女の『普通』は、まるで演技のようだ。そう思う。ともすれば力を隠すためのものか。そう、パリピは思った。だがそんなふうにも、見えない。
「まあいいや、なんでも」
そう、捨て置く。
どうせ、心のないこの意識には、人の機微など、解らない。
*
『リオとやり合えるとは、あのお嬢さん、『普通』ではないな』
太い首をそちらへ向けて、ワニが言う。
『お嬢に言ってくれるなよ。お嬢はその『普通』のために、努力しているのだ』
必要とあらば即座に攻勢に出られるよう、翼のような腕をはためかせて、鳥人は言った。
『野暮は言わんさ。ただ――』
ワニはさらに首を動かし、べつの方を向く。麗人から目を逸らし、自身の、その使役者へと。
『――いいや』
そしてその太い首を、ただしく敵へと、向け直す。首を振るように二、三度傾けて、床を撫でるように尻尾を揺らした。
『無駄話だな。……続けようか』
その仕草に、声音に、思うところがあった。
だが、
『……ああ』
鳥人は、ただそう、応える。
男が一度飲み込んだ言葉を問い詰めるなど、やはり、野暮だろうから。
*
二度、三度と転がされて、パリピは不思議と、口元をほころばせた。
この身体になって、初めて、肉体的に圧倒されている。それが、楽しい。――からではない。パリピは、殴られた頬に労わるように触れて、初めて、頬が緩んでいると気付いたのだ。
なに笑ってんだ、こいつ。そう、自虐的に思う。いいや、すでに自己などない。これは正当な、他者への、嘲り。
なに笑ってんだ、おまえ――!
「楽しいですか? 実は、私もです――っ!」
にへらっと、だらしなく笑って、それでも相当の力を込めた、正拳が繰り出される。
これ以上のダメージは、よくない。まだまだ受けれはするだろう。痛みはなく、多少の身体的損壊も、無理矢理になら動かせる。しかし、さっきから押されてばかりだ。このあたりで一度、反撃をしなければ、ジリ貧である。
そのように、思った。だから、両腕で彼女の正拳を、受けようとする。力だけなら、こちらの方が上。しっかりとガードできれば、ダメージは最小限に抑えられるはず。
だから、回避よりも防御に、パリピは意識を割いた。この一撃は受けきって、最短で、反撃を決める。
「楽しくなんか――っ!?」
――ない! そう言って、反撃を決めるつもりだった。だが――!
うまく身体が動かなかった。まず防御に動かしかけた両腕は、麗人の正拳を受ける直前で、金縛りのように静止した。ダメージが、閾値を越えてた? 痛みを感じないゆえに、もう身体が動かないことに気付けなかった? そう思案すれど、しかし、これほどまでに急に、動かなくなるのは不可思議だった。まるで、何者かの意思が、無理矢理干渉して、腕を止めたような――。
――そろそろ返せよ――
頭の中で、誰かが叫ぶ。だが、そんな認識も――意識も、背中から壁に叩きつけられて、飛びかける。薄れる意識に靄がかかる。身体から乖離しようとするそれは、しかし、『異本』の力で強制的に、戻ってくる。
「あたおか。心の声とか、病みすぎ。ほんとつらたん」
そう言って、頭を押さえる。視界は戻ってきたが、意識には膜が張られたように、靄がかかっている。
「そういえば、気になっていたんです」
殺し合いの場で、すっとぼけたように、麗人は、自身の掌に、拳を叩いて、声を上げた。
「なん? うちいま、かなちゃんのボケに付き合う気力が――」
「リオさんの言葉遣いって、なんていうか、ちょっと古いですよね」
「はあぁ……?」
自分でも驚くくらいに、パリピは、不快そうな声を上げていた。心臓が跳ねるのを、感じる。
「いや、世代かなあ、とは思うんですけど。リオさんの使う言葉って、2020年前後で流行っていた言葉っていうか……。あ、最近ですと、語尾に『~のの』ってつけるのとか、流行ってたり。『~なの』っていうのが派生したみたいなんですけど、若い女の子の間で流行ってます。あとは、怒ってることの表現で『ぱちり』、とか。単語的なものだと『リツロン』とかよく聞きますね。『確率論で語るけど~』って意味なんですけど。『シタール』って知ってます? インドの民族楽器なんですけど、たぶん語感がいいんですかね? 『お願いシタール』みたいなダジャレ感のある語尾も使われてるみたいです。それから――」
と、話し始めたらきりがない様子で、麗人の講釈は続いた。
「――とまあ、2026年から2027年現代には、こういうのが若者言葉として流行っているんですね。私も一般教養程度に知っているだけで、あんまり使いませんけど。そう思うと、リオさんの言葉遣いって、少し古いなあ、と」
ぐさり、と、パリピの胸に、じんわりとした痛みが、走った。痛みなど忘れたはずの、その身体が。
精神的に、ダメージを受けた。だから彼女の頭に、さらなる靄が、募る。
――あっははははっ! 言われてやんの! やぁっぱあんたには、この身体は荷が重いって。……だから、もういい――
ガンガンと、壁を突き破る勢いで、パリピの脳内では、何者かが、叫ぶ。
――もういいから、返せ。うちのなかから、出て行け――
「う、ううぅぅ……」
脳みそを掻き乱す声に、パリピは、嗚咽を漏らす。地に伏し、痛む頭を、抱える。
だが不意に、その痛みが、やんだ。胸に閊える棘も、頭を掻き乱す声も、どこか遠くへ。まるで初めから、なにもなかったかのように。
だが、転じて、別の箇所が痛む。それは、折れた腕であるとか、無理矢理はめ込んだ肩の関節であるとか、あるいは、過去数十年の、蓄積した、痛み。
人間として正当な、身体の、痛みだ。
「だ、大丈夫ですかっ! リオさん! 私、そんな強く殴ったつもりは――」
「ぱっち~ん」
少しだけ、笑う。こんな痛みなど、屁でもない。だから、笑い飛ばす。
「うちをオッローして、うちがムヅしちゃ、リツロンひょいんでシュツライるのの! づから、ひとつ、よろしくお願いシタールっ!」
「うわっ! いきなり適応してきた、この人! なに言ってるかさっぱり解らない!」
麗人は驚き、構えた。いきなり飛び起きたパリピに備えるため。
だが、その表情を見て、疑問を抱く。
あれ、この人――いったい、誰だろう? と。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
マンションのオーナーは十六歳の不思議な青年 〜マンションの特別室は何故か女性で埋まってしまう〜
美鈴
ファンタジー
ホットランキング上位ありがとうございます😊
ストーカーの被害に遭うアイドル歌羽根天音。彼女は警察に真っ先に相談する事にしたのだが…結果を言えば解決には至っていない。途方にくれる天音。久しぶりに会った親友の美樹子に「──なんかあった?」と、聞かれてその件を伝える事に…。すると彼女から「なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」と、そんな言葉とともに彼女は誰かに電話を掛け始め…
※カクヨム様にも投稿しています
※イラストはAIイラストを使用しています
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる