371 / 385
台湾編 本章 ルート『正義』
家族たち
しおりを挟む
それは、いまとなっては昔の話。涙に濡れた彼女の姿が、満点の青空を隠していた。
そうだ、あの日――彼女が飛び降りた日。俺も同じように、その後を追った。――と、壮年は、想起する。
なんという因果か。こんなところだけ、似てしまうとは。
壮年は、終わった。その人生を、閉じた。――そのつもりで、後悔と、懺悔と、深い深い安らぎとともに、愛した者の姿を脳裏に浮かべていた。
愛したつもりになっていた者を。彼女のすべての、表情を。言葉を――。
「…………?」
その走馬灯は、あまりに時間を超越していた。し過ぎていた。
もうとうに、死んでいてもいいはずなのに――。
「リュウ様っっっ――!!」
「――――っ!?」
おそるおそると瞼を持ち上げて見るに、そこには――。
「わだっ――私は――!!」
「フルーア――!?」
ほつれかけた栗色の三つ編み。大きな丸眼鏡を傾けて。ぐしゃぐしゃの表情をした、友がいた。
友のようで、あるいは娘のような、大切な、『家族』が――。
「リュウ様が、いなくなるなんて、ぜったいに、いやっ――!!」
取り繕わない言葉が、鋭く心へ、響く。
なにが、どうなった? 乱暴に彼女に腕を掴まれ、庇うように抱き寄せられ、壮年は状況を確認した。
……だが、解らない。たしかに地面への落下の幾分まえに、そばかすメイドに抱き留められ、助かっている。しかし、どうして助かっているかが理解できない。まるで、見えない氷に、空中へと縫い付けられているかのよう。しかし――。
「フルーア! 私はいいっ! あいつを――」
その氷が、みしみしと、崩壊する音がする。落下の衝撃に耐えられないのだろう。おそらく、こうして減速をし続けるにも限界が近い。たしかに威力は殺せたが、まだ、このままだと十二分に、死に至るほどの落下は免れない。
だから、生き残るべきもうひとりを――。そのように、彼は即座に判断した。もうまもなく追い付いてくる男を、救うチャンスだと。そう思い、手を伸ばす。あの、天上に煌々と輝く、月を掴むように――。
「いまさらだけど――」
その手を、違う誰かが掴んだ。その視界を、いまだ幼い表情が、塞ぐ。
「やっぱりこんなの、逃げでしかないよ。ヨウ――」
「ゾーイ――!!」
瞬間移動、だ! 彼女の『異本』、『啓筆』、序列九位、『フォルス・エンタングルメント』。量子を操るその力で、身体を量子単位に変換。その姿であれば、情報を瞬時に、長距離を移動させられる。
その力が、自分を救った。だが、そんなことはどうでもいい!
「頼む! ゾーイ! あいつを――あの子を――!!」
「だいじょうぶ、ヨウ」
見ると、すでに地面の上だ。それでいて、壮年は微塵も、傷付いてなどいない。
しごく、健全だった。
「違う! ゾーイ! あいつが――お、落ち――」
「落ち着いて。理解してる」
でも、だいじょうぶ。そう、司書長は空を見上げ、目を細めた。
「信じてみてよ、ヨウ。あなたの子を。あなたとシンねえさんの、子を」
細めた目のままほころんで、司書長は微笑む。まぶしいものを、見るように。
「…………?」
だから壮年も、改めて天を見た。
立派に育った、その子を。その子が育んだ、『家族』を――。
*
まだ、男の目から見て、壮年は落下している最中だ。いや、事実壮年は、その時点ではまだ、普通に落下している。
だが、もうそろそろ間に合わない、と、男も理解し始めていた。結局、自分はなにもできなかった。いや、だから追い付けたところで、なにができたとも思えないのだけれど。
「く、そ……!」
それでもまだ、男は後悔していなかった。死の恐怖すら、まだ追い付かない。
男の頭にあるのは、ただただ、壮年に追い付き、その手を掴み、それから――それから――。
いや、そこまでか。本当に、彼は愚かだ。時間がなかったというのもある。だが、考えがまとまるまえに行動に移し、結果、こうして死にかけている。
やはり、男は馬鹿だった。だから――。
「ふむ、相変わらず、無茶な馬鹿である」
いつの間にか、隣に、落下する人物が、もうひとり。
「く、クレオパトラ……!?」
「口を閉じよ。舌を噛むぞ」
「…………!?」
言われたから、言葉を飲み込んだのではない。瞬間、彼は、なにをどう伝えるべきかを迷ったのだ。
彼女が、男の懐にあった『箱庭図書館』から出てきたのは理解できた。だが、なぜこのタイミングで? 男が落下中であることは、中にいた女流にも解っていたはずなのに。こんな空中で外に出ては、彼女までも、死の危険にさらされるというのに――。
「『白鬼夜行 白溶裔之書』」
言葉と同時に、ぼろぼろの布切れのようなものが、龍のごとく空を駆けた。それは弧を描き、その牙を、男に向ける。
「うおぉ……!!」
とっさのことに、男は目を瞑った。だが、その後もダメージはない。それどころか、急
激な浮遊感に襲われた。
落下する速度が、減速する。神にでもつまみ上げられるように、男の体は、天に昇るような錯覚さえ覚えた。
「……これは――」
目を開けて見るに、パラシュートに吊られたような状態だった。あの、瞬間見えたぼろぼろの龍が、男を――男と女流を、引き上げている――?
「……いや、ちょっと待て――」
その状況に、男は異を唱える。……唱えようとした。
そもそも男は、落下速度を上げたかったのだ。空気抵抗を減らして、速度を上げて、壮年に追い付きたいと――。
追い付いてどうするのか。なにができるのか。それは、また、別の話。だが、彼の頭にはまだ、自身の身命を慮るより、壮年に追い付くことこそが重要に感じられていた。
だが、そういう問題でも、なかった。男は、言おうとした言葉を軌道修正し、いましがた自分たちを引き上げ始めたパラシュートを、指さす。
「破れてる破れてる――! これじゃ普通に落ちるのと変わらねえ! おまえはもう、『箱庭図書館』へ戻ってろ――!」
パラシュートのごとくふたりを支えていた龍が、破れかけていた。もとよりぼろぼろな形状をしていた。それゆえに、男と女流、ふたりの体重や落下速度を受け止めきれなかったのだろう。
「ふむ……」
その危機的状況にも、女流は余裕そうに、天を見上げていた。破れかけた布切れの隙間から、なにかを見付けるように。
「余がいては、どうやら邪魔のようである」
んじゃ。そう言い置いて、女流は消えた。破れかけの龍とともに。
なにしに来たんだ、あいつは。男はそう思う。だが、そんな呆れも、再度速度を増し始めた落下に、一気に飲み込まれた。
「うおおおおぉぉ――――!!」
余計なクールタイムが挟まったからだろう。男はこの瞬間に、ようやく恐怖を感じ始めていた。
後悔は、していない。不思議なことに、本当に後悔は、なかった。いや、それもただ、それを感じるだけの時間的余裕がなかっただけかもしれないが。
だが、本気で、怖いと。おそろしいと。それだけはとうとう、感じてしまったのだ。
「うわああぁぁ――!!」
「なにやっとんねん。ほんま」
その叫びを、呆れた関西弁が、引き止めた。
「ぱ、パララ――!? ――――!! うがああぁぁ――――!!」
「もう叫ばんでええって……。ん……? ……あ――」
騒がしい男を見て、遅れて女傑は、己が過ちに気付いた。
女傑は、男を助けるため、その片腕を引き上げるように掴んでいた。落下とは逆方向へだ。それはすなわち、落下の力と、引き上げる力が、男の片腕に集中したことを意味するわけで――。
「痛ってええええぇぇぇぇ――――!!」
その関節は、肩で外れ、そのうえ肉ごと千切るように引き伸ばし、その勢いで骨が一部、砕けた。
はっきり言って、大惨事だ。そのまま落下して地面に叩きつけられれば、それどころじゃない悲惨が訪れるわけではあるが、それでも、いまの男にとっては腕の痛みの方が大問題である。
「…………すまん」
女傑も、焦っていた。それゆえに、失態を犯した。
そして、つい、掴んだ手を離してしまう。そのまま掴み続けていては、本当に男の腕が、どうしようもなく引き千切れてしまうと思ったから。のちのち再計算してみるに、そこまでの事態にはならなかったと理解はするのだが、やはり、このときの女傑は焦っていたのだ。
しかし、改めて落下する男を追うことは、あえてしないでおいた。もうそんなことをしなくても大丈夫だと、思ったから。それに、一度失態を演じたのだから、男に合わせる顔がなかった。
ともあれ、時間は稼いだ。女流と、女傑と。彼女たちふたりは、どちらも自分自身で男を助けきるつもりでいた。しかし、それは叶わなかった。
それでも、最後のひとりが追い付くだけの時間は、期せずして稼いでいた。
男が、確実に助かるだけの、時間を。
そうだ、あの日――彼女が飛び降りた日。俺も同じように、その後を追った。――と、壮年は、想起する。
なんという因果か。こんなところだけ、似てしまうとは。
壮年は、終わった。その人生を、閉じた。――そのつもりで、後悔と、懺悔と、深い深い安らぎとともに、愛した者の姿を脳裏に浮かべていた。
愛したつもりになっていた者を。彼女のすべての、表情を。言葉を――。
「…………?」
その走馬灯は、あまりに時間を超越していた。し過ぎていた。
もうとうに、死んでいてもいいはずなのに――。
「リュウ様っっっ――!!」
「――――っ!?」
おそるおそると瞼を持ち上げて見るに、そこには――。
「わだっ――私は――!!」
「フルーア――!?」
ほつれかけた栗色の三つ編み。大きな丸眼鏡を傾けて。ぐしゃぐしゃの表情をした、友がいた。
友のようで、あるいは娘のような、大切な、『家族』が――。
「リュウ様が、いなくなるなんて、ぜったいに、いやっ――!!」
取り繕わない言葉が、鋭く心へ、響く。
なにが、どうなった? 乱暴に彼女に腕を掴まれ、庇うように抱き寄せられ、壮年は状況を確認した。
……だが、解らない。たしかに地面への落下の幾分まえに、そばかすメイドに抱き留められ、助かっている。しかし、どうして助かっているかが理解できない。まるで、見えない氷に、空中へと縫い付けられているかのよう。しかし――。
「フルーア! 私はいいっ! あいつを――」
その氷が、みしみしと、崩壊する音がする。落下の衝撃に耐えられないのだろう。おそらく、こうして減速をし続けるにも限界が近い。たしかに威力は殺せたが、まだ、このままだと十二分に、死に至るほどの落下は免れない。
だから、生き残るべきもうひとりを――。そのように、彼は即座に判断した。もうまもなく追い付いてくる男を、救うチャンスだと。そう思い、手を伸ばす。あの、天上に煌々と輝く、月を掴むように――。
「いまさらだけど――」
その手を、違う誰かが掴んだ。その視界を、いまだ幼い表情が、塞ぐ。
「やっぱりこんなの、逃げでしかないよ。ヨウ――」
「ゾーイ――!!」
瞬間移動、だ! 彼女の『異本』、『啓筆』、序列九位、『フォルス・エンタングルメント』。量子を操るその力で、身体を量子単位に変換。その姿であれば、情報を瞬時に、長距離を移動させられる。
その力が、自分を救った。だが、そんなことはどうでもいい!
「頼む! ゾーイ! あいつを――あの子を――!!」
「だいじょうぶ、ヨウ」
見ると、すでに地面の上だ。それでいて、壮年は微塵も、傷付いてなどいない。
しごく、健全だった。
「違う! ゾーイ! あいつが――お、落ち――」
「落ち着いて。理解してる」
でも、だいじょうぶ。そう、司書長は空を見上げ、目を細めた。
「信じてみてよ、ヨウ。あなたの子を。あなたとシンねえさんの、子を」
細めた目のままほころんで、司書長は微笑む。まぶしいものを、見るように。
「…………?」
だから壮年も、改めて天を見た。
立派に育った、その子を。その子が育んだ、『家族』を――。
*
まだ、男の目から見て、壮年は落下している最中だ。いや、事実壮年は、その時点ではまだ、普通に落下している。
だが、もうそろそろ間に合わない、と、男も理解し始めていた。結局、自分はなにもできなかった。いや、だから追い付けたところで、なにができたとも思えないのだけれど。
「く、そ……!」
それでもまだ、男は後悔していなかった。死の恐怖すら、まだ追い付かない。
男の頭にあるのは、ただただ、壮年に追い付き、その手を掴み、それから――それから――。
いや、そこまでか。本当に、彼は愚かだ。時間がなかったというのもある。だが、考えがまとまるまえに行動に移し、結果、こうして死にかけている。
やはり、男は馬鹿だった。だから――。
「ふむ、相変わらず、無茶な馬鹿である」
いつの間にか、隣に、落下する人物が、もうひとり。
「く、クレオパトラ……!?」
「口を閉じよ。舌を噛むぞ」
「…………!?」
言われたから、言葉を飲み込んだのではない。瞬間、彼は、なにをどう伝えるべきかを迷ったのだ。
彼女が、男の懐にあった『箱庭図書館』から出てきたのは理解できた。だが、なぜこのタイミングで? 男が落下中であることは、中にいた女流にも解っていたはずなのに。こんな空中で外に出ては、彼女までも、死の危険にさらされるというのに――。
「『白鬼夜行 白溶裔之書』」
言葉と同時に、ぼろぼろの布切れのようなものが、龍のごとく空を駆けた。それは弧を描き、その牙を、男に向ける。
「うおぉ……!!」
とっさのことに、男は目を瞑った。だが、その後もダメージはない。それどころか、急
激な浮遊感に襲われた。
落下する速度が、減速する。神にでもつまみ上げられるように、男の体は、天に昇るような錯覚さえ覚えた。
「……これは――」
目を開けて見るに、パラシュートに吊られたような状態だった。あの、瞬間見えたぼろぼろの龍が、男を――男と女流を、引き上げている――?
「……いや、ちょっと待て――」
その状況に、男は異を唱える。……唱えようとした。
そもそも男は、落下速度を上げたかったのだ。空気抵抗を減らして、速度を上げて、壮年に追い付きたいと――。
追い付いてどうするのか。なにができるのか。それは、また、別の話。だが、彼の頭にはまだ、自身の身命を慮るより、壮年に追い付くことこそが重要に感じられていた。
だが、そういう問題でも、なかった。男は、言おうとした言葉を軌道修正し、いましがた自分たちを引き上げ始めたパラシュートを、指さす。
「破れてる破れてる――! これじゃ普通に落ちるのと変わらねえ! おまえはもう、『箱庭図書館』へ戻ってろ――!」
パラシュートのごとくふたりを支えていた龍が、破れかけていた。もとよりぼろぼろな形状をしていた。それゆえに、男と女流、ふたりの体重や落下速度を受け止めきれなかったのだろう。
「ふむ……」
その危機的状況にも、女流は余裕そうに、天を見上げていた。破れかけた布切れの隙間から、なにかを見付けるように。
「余がいては、どうやら邪魔のようである」
んじゃ。そう言い置いて、女流は消えた。破れかけの龍とともに。
なにしに来たんだ、あいつは。男はそう思う。だが、そんな呆れも、再度速度を増し始めた落下に、一気に飲み込まれた。
「うおおおおぉぉ――――!!」
余計なクールタイムが挟まったからだろう。男はこの瞬間に、ようやく恐怖を感じ始めていた。
後悔は、していない。不思議なことに、本当に後悔は、なかった。いや、それもただ、それを感じるだけの時間的余裕がなかっただけかもしれないが。
だが、本気で、怖いと。おそろしいと。それだけはとうとう、感じてしまったのだ。
「うわああぁぁ――!!」
「なにやっとんねん。ほんま」
その叫びを、呆れた関西弁が、引き止めた。
「ぱ、パララ――!? ――――!! うがああぁぁ――――!!」
「もう叫ばんでええって……。ん……? ……あ――」
騒がしい男を見て、遅れて女傑は、己が過ちに気付いた。
女傑は、男を助けるため、その片腕を引き上げるように掴んでいた。落下とは逆方向へだ。それはすなわち、落下の力と、引き上げる力が、男の片腕に集中したことを意味するわけで――。
「痛ってええええぇぇぇぇ――――!!」
その関節は、肩で外れ、そのうえ肉ごと千切るように引き伸ばし、その勢いで骨が一部、砕けた。
はっきり言って、大惨事だ。そのまま落下して地面に叩きつけられれば、それどころじゃない悲惨が訪れるわけではあるが、それでも、いまの男にとっては腕の痛みの方が大問題である。
「…………すまん」
女傑も、焦っていた。それゆえに、失態を犯した。
そして、つい、掴んだ手を離してしまう。そのまま掴み続けていては、本当に男の腕が、どうしようもなく引き千切れてしまうと思ったから。のちのち再計算してみるに、そこまでの事態にはならなかったと理解はするのだが、やはり、このときの女傑は焦っていたのだ。
しかし、改めて落下する男を追うことは、あえてしないでおいた。もうそんなことをしなくても大丈夫だと、思ったから。それに、一度失態を演じたのだから、男に合わせる顔がなかった。
ともあれ、時間は稼いだ。女流と、女傑と。彼女たちふたりは、どちらも自分自身で男を助けきるつもりでいた。しかし、それは叶わなかった。
それでも、最後のひとりが追い付くだけの時間は、期せずして稼いでいた。
男が、確実に助かるだけの、時間を。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
マンションのオーナーは十六歳の不思議な青年 〜マンションの特別室は何故か女性で埋まってしまう〜
美鈴
ファンタジー
ホットランキング上位ありがとうございます😊
ストーカーの被害に遭うアイドル歌羽根天音。彼女は警察に真っ先に相談する事にしたのだが…結果を言えば解決には至っていない。途方にくれる天音。久しぶりに会った親友の美樹子に「──なんかあった?」と、聞かれてその件を伝える事に…。すると彼女から「なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」と、そんな言葉とともに彼女は誰かに電話を掛け始め…
※カクヨム様にも投稿しています
※イラストはAIイラストを使用しています
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる