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第四十話 名乗り
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指に嵌めた指輪に力を込める。
強い意志? 違う。これは魔力だ。魔術とは呼ばない初歩的な事。意志による魔力制御。
「オマエを殺す事に躊躇しない。オレの全力で叩き潰してやる」
これは魔装具じゃない。
オレが持っている魔装具は今着ているこの衣装だけだ。
もう一つは、こいつは魔装具じゃない。ホムラフェルファの技術じゃなくて、組織の技術。
指輪型武器収納器[輪具《リング》]。
「【解放】」
先の膨らんだ袖から地面に向かって伸びるのは、複数の鎖。その全ての先端には鎌が取り付けられていた。
「あらあら、凄い量ですわね。でも、そんな数どうやって制御するつもりかしら?」
雛芽の言っている通りだ。左右で一本ずつなら技術で手足のように制御出来る。だけど、左右それぞれ五本の鎖となると、技術では無理だ。
ならそれ以外で可能にするだけだ。
「改めて名乗ろうか」
この言葉に眉をピクリとさせる雛芽。
「オレの名前はタルト・ドルマーレ」
左右それぞれ五本の内一本だけを手繰り寄せ、鎌を握った。
そして腕を交差させ、両手首を斬った。
「タルトっ!?」
手首から血が溢れ、鎖を伝い鎌を赤く染める。
その光景に雛芽は目を見開き、何故か子供のようにキラキラと瞳を輝かせていた。
そんな赤髪の事はどうでも良い。それよりも重要な事を口にした。
「そして前世の名は、塔怪瑠海だ」
「「——っ!?」」
二人の前で昔の名前を名乗った。
一昨日まで目の前の女が語っていた名を。
王女としての名前を。
「タルト……お前……」
「ありがとう涼樹。オレの事まだタルトって呼んでくれるんだな。嬉しいよ」
困惑した表情の涼樹。
そりゃそうだ。友達だと思っていた相手が、まさかずっと探し続けていた復讐対象だったんだからな。
「あらあら、前世とは面白い表現をしますのね。ですがまさか、今はもう別人だとでも言うつもりなのかしら?」
「そんなつもりはない。ただ、今はタルトとして生きてる。それだけの話だ。過去を捨てるつもりなんてない。オレは確かに塔怪瑠海だ。けどまあ、オマエの話を聞いて家族の縁を生涯切りたいと心の底から思ってるけどな」
「あらあら酷いわ。でも良いわ。許してあげる。私《わたくし》は今とても機嫌が良いですもの。お母様からは不出来な子だと聞いていたのだけど、血に目覚めたのね」
あれ、なんか今、サラッと刺されなかった?
えっ、母様にとってオレの印象で不出来な子だったの? ……あれ、もしかしてだから捨てられた?
なんだこれ。めっちゃ複雑な気分なんだけど。
……いや、まあいいか。そのおかげでオレは今、タルトとして生きる事が出来ているんだからな。
「涼樹。騙してるつもりはなかった。だけど、オマエがずっと探してた王女はオレだ。殺したいだろ? でも少しだけ待ってくれ。先にあそこのお姉様とやらと、なんか生きてるらしい母様を殺さないとだからな。実の娘として、親の尻拭いをさせてくれ。その後はオマエに任せる。焼くなり煮るなり好きにしてくれ」
元々は雛芽をこの場で殺した後、涼樹に殺してもらうつもりでいたが、母様という黒幕がいると知った以上、放置出来ない。
「だから涼樹。頼む。それまでは力を貸してくれ」
「……」
涼樹は俯いていた。震えるほどに力強く握り締められた拳。怒りに震えているのだろう。
一昨日見せた怒り、殺意、それらが今度はオレへと向けられる。
——ああ、わかってたつもりだったけど……覚悟した気でいたけど……やっぱり、辛いな。
「馬鹿がよー」
「へ?」
思わずもう一度涼樹に振り返ると、今度は目が合った。
その瞳には強い怒りが込められていた。
——ああ、そうだよな。
本当は、本当は少しだけ期待していた。
だけど……世の中そんなに都合の良い事はないらしい。
「タルト。お前は馬鹿だ。女の子が男に向かって好きにして良いとか言うんじゃねえよ」
「……ん?」
「お前はタルトだろ? 前世とかどうでも良い」
「りょ、涼樹? いや、それはアレだぞ?」
えっ何? どういう事? まさか涼樹って結構な天然? 馬鹿? 阿呆の子!?
「おいその顔やめろ。わかってるって、けどどっちにしろ関係ない。元々俺は王女を恨んでなかった。だけど復讐心を向ける相手がいなくなって、戦う理由がなくなって、だからまあ、アレだ。八つ当たりだったんだ」
気まずそうに頭を掻く涼樹。
八つ当たり。言いたい事はわかるし、その気持ちも共感できる……出来るけど。
「うわっ、こいつ怖っ」
八つ当たりであの殺意!? こっわ! 危険人物じゃん!
「う、うるせえ」
涼樹自身そう思ったんだろうなー。声ちっさ。
「それに今、明確な相手が出来ただろ」
「……ああ、そうだな」
二人で共に赤髪を睨み付ける。
静かにオレたちのやり取りを聞いていた雛芽に。
「あらあら、思っていたよりつまらない決着でしたわね」
「性格悪いぞお姉ちゃん」
「うふふ、でもそのおかげで今があるんじゃないかしら?」
「いいや違うね。オマエが存在しなければそもそもこんな事になってない」
「……」
あれ、なんか隣から冷ややかな視線を向けられている気が……気のせいだな!
「涼樹。オレは連携が苦手だ。だからこの前と同じ感覚でやるぞ」
「ああ、わかった」
「ちなみに、あの時の数倍激しいからミスるなよ!」
強い意志? 違う。これは魔力だ。魔術とは呼ばない初歩的な事。意志による魔力制御。
「オマエを殺す事に躊躇しない。オレの全力で叩き潰してやる」
これは魔装具じゃない。
オレが持っている魔装具は今着ているこの衣装だけだ。
もう一つは、こいつは魔装具じゃない。ホムラフェルファの技術じゃなくて、組織の技術。
指輪型武器収納器[輪具《リング》]。
「【解放】」
先の膨らんだ袖から地面に向かって伸びるのは、複数の鎖。その全ての先端には鎌が取り付けられていた。
「あらあら、凄い量ですわね。でも、そんな数どうやって制御するつもりかしら?」
雛芽の言っている通りだ。左右で一本ずつなら技術で手足のように制御出来る。だけど、左右それぞれ五本の鎖となると、技術では無理だ。
ならそれ以外で可能にするだけだ。
「改めて名乗ろうか」
この言葉に眉をピクリとさせる雛芽。
「オレの名前はタルト・ドルマーレ」
左右それぞれ五本の内一本だけを手繰り寄せ、鎌を握った。
そして腕を交差させ、両手首を斬った。
「タルトっ!?」
手首から血が溢れ、鎖を伝い鎌を赤く染める。
その光景に雛芽は目を見開き、何故か子供のようにキラキラと瞳を輝かせていた。
そんな赤髪の事はどうでも良い。それよりも重要な事を口にした。
「そして前世の名は、塔怪瑠海だ」
「「——っ!?」」
二人の前で昔の名前を名乗った。
一昨日まで目の前の女が語っていた名を。
王女としての名前を。
「タルト……お前……」
「ありがとう涼樹。オレの事まだタルトって呼んでくれるんだな。嬉しいよ」
困惑した表情の涼樹。
そりゃそうだ。友達だと思っていた相手が、まさかずっと探し続けていた復讐対象だったんだからな。
「あらあら、前世とは面白い表現をしますのね。ですがまさか、今はもう別人だとでも言うつもりなのかしら?」
「そんなつもりはない。ただ、今はタルトとして生きてる。それだけの話だ。過去を捨てるつもりなんてない。オレは確かに塔怪瑠海だ。けどまあ、オマエの話を聞いて家族の縁を生涯切りたいと心の底から思ってるけどな」
「あらあら酷いわ。でも良いわ。許してあげる。私《わたくし》は今とても機嫌が良いですもの。お母様からは不出来な子だと聞いていたのだけど、血に目覚めたのね」
あれ、なんか今、サラッと刺されなかった?
えっ、母様にとってオレの印象で不出来な子だったの? ……あれ、もしかしてだから捨てられた?
なんだこれ。めっちゃ複雑な気分なんだけど。
……いや、まあいいか。そのおかげでオレは今、タルトとして生きる事が出来ているんだからな。
「涼樹。騙してるつもりはなかった。だけど、オマエがずっと探してた王女はオレだ。殺したいだろ? でも少しだけ待ってくれ。先にあそこのお姉様とやらと、なんか生きてるらしい母様を殺さないとだからな。実の娘として、親の尻拭いをさせてくれ。その後はオマエに任せる。焼くなり煮るなり好きにしてくれ」
元々は雛芽をこの場で殺した後、涼樹に殺してもらうつもりでいたが、母様という黒幕がいると知った以上、放置出来ない。
「だから涼樹。頼む。それまでは力を貸してくれ」
「……」
涼樹は俯いていた。震えるほどに力強く握り締められた拳。怒りに震えているのだろう。
一昨日見せた怒り、殺意、それらが今度はオレへと向けられる。
——ああ、わかってたつもりだったけど……覚悟した気でいたけど……やっぱり、辛いな。
「馬鹿がよー」
「へ?」
思わずもう一度涼樹に振り返ると、今度は目が合った。
その瞳には強い怒りが込められていた。
——ああ、そうだよな。
本当は、本当は少しだけ期待していた。
だけど……世の中そんなに都合の良い事はないらしい。
「タルト。お前は馬鹿だ。女の子が男に向かって好きにして良いとか言うんじゃねえよ」
「……ん?」
「お前はタルトだろ? 前世とかどうでも良い」
「りょ、涼樹? いや、それはアレだぞ?」
えっ何? どういう事? まさか涼樹って結構な天然? 馬鹿? 阿呆の子!?
「おいその顔やめろ。わかってるって、けどどっちにしろ関係ない。元々俺は王女を恨んでなかった。だけど復讐心を向ける相手がいなくなって、戦う理由がなくなって、だからまあ、アレだ。八つ当たりだったんだ」
気まずそうに頭を掻く涼樹。
八つ当たり。言いたい事はわかるし、その気持ちも共感できる……出来るけど。
「うわっ、こいつ怖っ」
八つ当たりであの殺意!? こっわ! 危険人物じゃん!
「う、うるせえ」
涼樹自身そう思ったんだろうなー。声ちっさ。
「それに今、明確な相手が出来ただろ」
「……ああ、そうだな」
二人で共に赤髪を睨み付ける。
静かにオレたちのやり取りを聞いていた雛芽に。
「あらあら、思っていたよりつまらない決着でしたわね」
「性格悪いぞお姉ちゃん」
「うふふ、でもそのおかげで今があるんじゃないかしら?」
「いいや違うね。オマエが存在しなければそもそもこんな事になってない」
「……」
あれ、なんか隣から冷ややかな視線を向けられている気が……気のせいだな!
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