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第二十一話 過去
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授業の合間にある準備時間では流石に足りない。だから昼休みに行こうと思ったけど、やめた。折角の昼休みにする話ではないだろうからな。放課後に行くとしよう。
昼は弁当なんて持ってきていないため、敷地内にある食堂へと使った。
生徒手帳を見せれば通常ランチは無料提供という、中々に費用が掛かっていそうなシステムがある。
通常ランチ以外にも料金を払えば別のメニューを頼む事も出来るようだ。
俺はハンターだ。それも、結構稼いでいる方だ。だから当然頼むのは——
「日替わりランチを大盛りで一つ」
将来のために貯金しないとだからさ。無料の通常ランチでお願いしまーす。ご飯大盛りは無料らしい。食べ盛りの年頃男子には嬉しいサービスだ。
配膳はセルフ形式らしく少し待っているとすぐに長方形のワンプレートに盛られた料理が出て来た。
大勢の生徒が同時に使うのが前提になっているため、飲食スペースは広くテーブルも大小様々に沢山置かれている。
俺が使うのは勿論小テーブルだ。だってソロだもん。相席とか嫌だからな。
と、さっきまでは思っていたさ。
「こうして一緒にご飯が食べられて嬉しいです!」
「こちらこそ嬉しいよ。君らに声掛けてもらえなかったら一人飯になるとこだったからな」
そそくさとテーブルに向かっていたところ、クラスメイトの女子に声を掛けられた。どうやらユニとの戦いを見て、話をしてみたかったらしい。
女子からのお誘いだ。断る理由はない。同じテーブルを囲う事になった。
ただ四人席だと誰が俺の隣になるんだ問題が発生する可能性が僅かにあるため、俺の精神を考慮した結果、六人席の片側の真ん中に一人で座る事にした。
「ねえねえ、中本君と話しているのがちょっとだけ聞こえちゃったんだけど、ジョンス君ってハンターだって本当!?」
「それそれうちも聞こえた! マジなの!?」
「ああ、本当だぞ。今はギルカ持ってないから証明は無理だけど」
ギルドカード、通常ギルカ。所謂ギルド版生徒手帳だな。
三人の女子グループに捕まったわけだが、一人は大人しそうな娘、一人は元気が有り余っているような娘、一人はロウタと同じ金髪……ギャルかな?
「マジィーっ!? ヤバ過ぎ!」
「わーっハンターさんと話すの初めてです!」
「ねっ! なんかハンターって怖いイメージあるし、話し掛けるのには勇気が必要なんだよねー、でもジョンス君は気軽というか、なんでだろー」
「同い年だからじゃないか? ハンターって大人が多いし」
年上に話し掛けるのは勇気がいるだろうからな。それもこの子達からすれば異性の大人で、何のきっかけもなければ尚更だ。
「にしてもジョンっちてばマジ強過ぎるじゃない!?」
「それうちも思った! ユニちゃんって入学してすぐに風紀委員会に入れるほどなんだよ!」
「一度授業で手合わせさせてもらったけど、強くて全然敵わなかったです」
「へー、風紀委員会は入るのに条件とかあるのか?」
予測は付く。
風紀委員全員がユニと同じとは限らないけど、風紀委員は各自が戦闘能力を有する学院において、治安維持が役割なはずだ。
力にはより強い力。抑止力が必要だ。
となれば必要とされるのは、高い戦闘能力か。
「えー、どうだろ? うちは知らないかな」
元気っ娘は知らないらしい。……まあ、入る気がなかったら必要項目なんて確認しないか。
「わ、私は知っていますよ! 風紀委員会は十月の選挙で選ばれる必要がある生徒会とは違って、一年生でも申請して委員長に認められれば入会出来るんです!」
「へえ、十月《・・》ねえ」
「うん?」
不思議そうに首を傾げる女子生徒。
生徒会は十月の選挙で選ばれる必要がある。風紀委員会は委員長次第で四月からでも入会する事が可能って事だな。
となれば……やっぱりその線が濃厚だな。
「でもうち、ユニちゃんは辞めると思ったんだよね」
「やめる? 風紀委員会ってそんな簡単に辞められるのか?」
「出来るっしょ。生徒会は一年任期だけど、風紀委員会はぜーぶインチョーの決定次第だし、あの一件があるから認められるっしょ?」
「あの一件?」
「そ、その話はダメですっ」
ギャルっ娘の話に、大人しそうな娘が目に見えて慌てた。元気っ娘も少し気まずそうに見えるな。
「まーでも有名な話だし、人の口に戸は立てられぬって言うし……ねえ?」
迷いながらも話を進めようとする元気っ娘。多分それは俺が知りたいと思っている事だ。
「で、でも勝手に話すのはよくないんじゃ……」
「でもジョンっちは知ってた方が良いんじゃね? 次いつまたバトるかわかんないしー」
「うーん、そうなのかな?」
話す話さないかで相談する三人組。話さない派が劣勢だ。
「……うーん、そうだね。ジョンス君は知ってた方が良いのかな。あのね、ユニちゃんはね、一番上のお姉さんを亡くしてるんだよ」
……姉を亡くしている、か。
「生徒会はうちら生徒の代表として、定期的に国外調査にいくんだよね。それで前回の六月の調査で事件が起きたんだよ。四人いる生徒会役員の内、二人が死亡するって大事件」
「あの時はマジで大変だったし。生徒会の人たちはみんな激強だから、その生徒会が負けるほどのモンスターが国の近くにいるって事っしょ? 結構な混乱が起きたんだよねー」
学院の代表たる生徒会の敗走か。それも四人中二人、半数が死んだのか。
話の流れからして、その犠牲者の中にいるのか。三年生であろうユニの姉。ソラではない西塔家の長女が。
「聞いても良いか?」
「うん、うちが答えられる事なら何でも聞いて?」
「ユニが亡くした姉って、生徒会長だったのか?」
「うん、そうだよ。去年の選挙で選ばれた生徒会長で、西塔三姉妹の長女だよ」
……やっぱりそうか。
ヒントはあった。ロウタが口にしたヒント。
末っ子のユニ。生徒会長代理。救いになる。カユは二年生。
二人姉妹ならわざわざ末っ子と表現する必要はない。妹だと、そう言えば良い。
生徒会長代理。代理という事は本来は生徒会長ではないって事だ。なら本来の生徒会長は?
救いになる。何もないなら救いはいらない。必要だという事は、救われるべき何かがあったって事だ。
カユは二年生。それもまたカユが本来ならば生徒会長であるはずがないって事を示しているのだ。何故なら選挙は去年だ。一年生が生徒会長になれるか?
「殺されたのは三年生の二人。生き残った二年生の二人は生徒会長が身を挺して守ったんだって。でも……その代わりに、戻らなかった」
「そうか……」
ユニは、いやユニだけじゃない。ユニとソラは姉を亡くしているのだ。しかしも今の話じゃソラは姉に庇われて……強過ぎる姉妹愛、そうなるのもこれじゃあ当然だ。喪失を知り、残された者たちなのだから。
「失うのは辛いよな」
「「「あっ」」」
過去の記憶を失くした俺。姉を亡くしたユニとソラ。
俺とユニたちとじゃ失うの意味合いが違うけど、それでも二人の気持ちがわかった。
一人で勝手に救われた、いや、立ち直った、割り切ったと言うべきの俺と違い、ユニはまだ救われていない。姉の死に囚われたままなんだ。
俺が記憶を失っているって話はクラスメイトなら多分知っている。ユニとの会話が聞こえただろうからな。その事で声を失っているのかと思ったけど、何やら視線がおかしいぞ?
俺を見ているというより、背後?
なんとなく、本当になんとなく嫌な予感がして振り返ると、そこには仏頂面をしたユニの姿があった。
「ゆゆゆユニちゃんごめんなさい! 私勝手にっ」
「別に謝る必要なんてないわよ。あたしは気にしないわ」
口ではそう言うユニだが、気にしていない顔には見えないぞ?
「ああーっ!」
突然知らない声、いや、僅かながら記憶に引っ掛かる声色による絶叫が響き渡った。
その結果多くの視線が集まったのだが、そんな事はどうでも良い。それよりも、声の主に俺は目を見開いた。
「お前——」
ここで再会するとは思っていなかった茶髪の少女は、俺を指差しながら更に叫んだ。
「——孕ませ王子だっ!」
その少女は、一つ前の依頼で人攫い共から助けた彼女は満面の笑みでそう叫びやがった。
……視線、どうでも良くなかったなー。
昼は弁当なんて持ってきていないため、敷地内にある食堂へと使った。
生徒手帳を見せれば通常ランチは無料提供という、中々に費用が掛かっていそうなシステムがある。
通常ランチ以外にも料金を払えば別のメニューを頼む事も出来るようだ。
俺はハンターだ。それも、結構稼いでいる方だ。だから当然頼むのは——
「日替わりランチを大盛りで一つ」
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配膳はセルフ形式らしく少し待っているとすぐに長方形のワンプレートに盛られた料理が出て来た。
大勢の生徒が同時に使うのが前提になっているため、飲食スペースは広くテーブルも大小様々に沢山置かれている。
俺が使うのは勿論小テーブルだ。だってソロだもん。相席とか嫌だからな。
と、さっきまでは思っていたさ。
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女子からのお誘いだ。断る理由はない。同じテーブルを囲う事になった。
ただ四人席だと誰が俺の隣になるんだ問題が発生する可能性が僅かにあるため、俺の精神を考慮した結果、六人席の片側の真ん中に一人で座る事にした。
「ねえねえ、中本君と話しているのがちょっとだけ聞こえちゃったんだけど、ジョンス君ってハンターだって本当!?」
「それそれうちも聞こえた! マジなの!?」
「ああ、本当だぞ。今はギルカ持ってないから証明は無理だけど」
ギルドカード、通常ギルカ。所謂ギルド版生徒手帳だな。
三人の女子グループに捕まったわけだが、一人は大人しそうな娘、一人は元気が有り余っているような娘、一人はロウタと同じ金髪……ギャルかな?
「マジィーっ!? ヤバ過ぎ!」
「わーっハンターさんと話すの初めてです!」
「ねっ! なんかハンターって怖いイメージあるし、話し掛けるのには勇気が必要なんだよねー、でもジョンス君は気軽というか、なんでだろー」
「同い年だからじゃないか? ハンターって大人が多いし」
年上に話し掛けるのは勇気がいるだろうからな。それもこの子達からすれば異性の大人で、何のきっかけもなければ尚更だ。
「にしてもジョンっちてばマジ強過ぎるじゃない!?」
「それうちも思った! ユニちゃんって入学してすぐに風紀委員会に入れるほどなんだよ!」
「一度授業で手合わせさせてもらったけど、強くて全然敵わなかったです」
「へー、風紀委員会は入るのに条件とかあるのか?」
予測は付く。
風紀委員全員がユニと同じとは限らないけど、風紀委員は各自が戦闘能力を有する学院において、治安維持が役割なはずだ。
力にはより強い力。抑止力が必要だ。
となれば必要とされるのは、高い戦闘能力か。
「えー、どうだろ? うちは知らないかな」
元気っ娘は知らないらしい。……まあ、入る気がなかったら必要項目なんて確認しないか。
「わ、私は知っていますよ! 風紀委員会は十月の選挙で選ばれる必要がある生徒会とは違って、一年生でも申請して委員長に認められれば入会出来るんです!」
「へえ、十月《・・》ねえ」
「うん?」
不思議そうに首を傾げる女子生徒。
生徒会は十月の選挙で選ばれる必要がある。風紀委員会は委員長次第で四月からでも入会する事が可能って事だな。
となれば……やっぱりその線が濃厚だな。
「でもうち、ユニちゃんは辞めると思ったんだよね」
「やめる? 風紀委員会ってそんな簡単に辞められるのか?」
「出来るっしょ。生徒会は一年任期だけど、風紀委員会はぜーぶインチョーの決定次第だし、あの一件があるから認められるっしょ?」
「あの一件?」
「そ、その話はダメですっ」
ギャルっ娘の話に、大人しそうな娘が目に見えて慌てた。元気っ娘も少し気まずそうに見えるな。
「まーでも有名な話だし、人の口に戸は立てられぬって言うし……ねえ?」
迷いながらも話を進めようとする元気っ娘。多分それは俺が知りたいと思っている事だ。
「で、でも勝手に話すのはよくないんじゃ……」
「でもジョンっちは知ってた方が良いんじゃね? 次いつまたバトるかわかんないしー」
「うーん、そうなのかな?」
話す話さないかで相談する三人組。話さない派が劣勢だ。
「……うーん、そうだね。ジョンス君は知ってた方が良いのかな。あのね、ユニちゃんはね、一番上のお姉さんを亡くしてるんだよ」
……姉を亡くしている、か。
「生徒会はうちら生徒の代表として、定期的に国外調査にいくんだよね。それで前回の六月の調査で事件が起きたんだよ。四人いる生徒会役員の内、二人が死亡するって大事件」
「あの時はマジで大変だったし。生徒会の人たちはみんな激強だから、その生徒会が負けるほどのモンスターが国の近くにいるって事っしょ? 結構な混乱が起きたんだよねー」
学院の代表たる生徒会の敗走か。それも四人中二人、半数が死んだのか。
話の流れからして、その犠牲者の中にいるのか。三年生であろうユニの姉。ソラではない西塔家の長女が。
「聞いても良いか?」
「うん、うちが答えられる事なら何でも聞いて?」
「ユニが亡くした姉って、生徒会長だったのか?」
「うん、そうだよ。去年の選挙で選ばれた生徒会長で、西塔三姉妹の長女だよ」
……やっぱりそうか。
ヒントはあった。ロウタが口にしたヒント。
末っ子のユニ。生徒会長代理。救いになる。カユは二年生。
二人姉妹ならわざわざ末っ子と表現する必要はない。妹だと、そう言えば良い。
生徒会長代理。代理という事は本来は生徒会長ではないって事だ。なら本来の生徒会長は?
救いになる。何もないなら救いはいらない。必要だという事は、救われるべき何かがあったって事だ。
カユは二年生。それもまたカユが本来ならば生徒会長であるはずがないって事を示しているのだ。何故なら選挙は去年だ。一年生が生徒会長になれるか?
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「そうか……」
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「失うのは辛いよな」
「「「あっ」」」
過去の記憶を失くした俺。姉を亡くしたユニとソラ。
俺とユニたちとじゃ失うの意味合いが違うけど、それでも二人の気持ちがわかった。
一人で勝手に救われた、いや、立ち直った、割り切ったと言うべきの俺と違い、ユニはまだ救われていない。姉の死に囚われたままなんだ。
俺が記憶を失っているって話はクラスメイトなら多分知っている。ユニとの会話が聞こえただろうからな。その事で声を失っているのかと思ったけど、何やら視線がおかしいぞ?
俺を見ているというより、背後?
なんとなく、本当になんとなく嫌な予感がして振り返ると、そこには仏頂面をしたユニの姿があった。
「ゆゆゆユニちゃんごめんなさい! 私勝手にっ」
「別に謝る必要なんてないわよ。あたしは気にしないわ」
口ではそう言うユニだが、気にしていない顔には見えないぞ?
「ああーっ!」
突然知らない声、いや、僅かながら記憶に引っ掛かる声色による絶叫が響き渡った。
その結果多くの視線が集まったのだが、そんな事はどうでも良い。それよりも、声の主に俺は目を見開いた。
「お前——」
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