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第一話 紅蓮の金色
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俺の名前はジョンス。どこにではいないハンターだ。
ちなみにこの名前の由来はジョンスミスだ。だけどそれじゃあ流石に長いからな。だから略してジョンスって名乗っている。
「それじゃあこいつ頼んだぞ」
「はいっ了解しました! ジョンスさんお疲れ様です! 報酬はいつも通り口座入金で良いですか?」
「おう、それでオッケー」
主な活動拠点にしているここ四方町《しほうちょう》に帰るなりギルド支店に向かった俺たちは、受付娘に助け出した少女を引き渡した。
「あの、ありがとうごさいました!」
「おう、お礼がしたけりゃ五年後に頼むわ」
「五年後、ですか?」
困惑している少女の後ろで、軽蔑の眼差しを向けてくる受付嬢の姿が見えた。俺の思惑が完全にバレてるって事だな。
あー、つまり……うん、まあいつもの事だ。軽蔑されていようと仕事はちゃんとしてくれるから問題はない。問題はないんだ。
公私混同をしない受付娘の鑑だ。本当に良い女だな。
さてはて、ここはハンターズギルド。通常はギルドって略されて呼ばれる組織が管理している支店の一つだ。
ギルドには町に住む住民たちからさまざまな依頼が集まる。それらを任意で受けて達成し、報酬を受け取る事で生活している俺みたいな連中をハンターって呼ぶんだ。
夕飯にするには随分と早く、太陽君はお空でまだまだ現役だ。そんな時間だってのにギルド支店内にある飲食スペースというか、もはや居酒屋エリアになっている一角に足を運ぶとそこには見知った顔がいつも通りにあった。
「お前は今日も働かずに酒呑んでるのか?」
「んー? おやおやジョンス君じゃないかー」
テーブル席に一人で座り、顔をほんのりと赤くして気持ち良さそうに一人酒を楽しんでいるのは、ちょっとした縁で話すようになった友人。
小柄で長い銀髪をした……少年だ。
「おいすー」
「……おいすー」
無邪気な笑顔と共に片手をあげたこいつの名前はフェイ。
童顔で割と可愛らしい顔と声をしているけど、残念な事に息子を有する男なんだ。実際にこの目で見た事はないけど、とりあえず自己申告ではそうだ。
つまりあれだ。定期的に聞く単語である[男の娘]ってやつが適用された存在って事だな。
「いつから呑んでるんだよ」
「んー、太陽が地上を支配するゼロの刻頃からかなー」
「つまり正午って事だな」
酔っているからなのか、いや平常運転で妙な言い回しをするフェイ。
実年齢は知らないけど見た目は随分と若い容姿をしているが、この国じゃ飲酒について年齢制限がない。
俺としてはなんとなく酒は成人してからというか、二十歳になってからって思ってるからなー、徳利とお猪口で酒を楽しんでいるフェイの姿を見るとんー、こう……背徳感が凄い。
「ジョンス君も飲むー?」
「いや、俺は遠慮しとく」
同じテーブルに座ると徳利を持ち上げて誘って来た。
フェイには悪いけど俺が酒を飲むとなると怒られる気がするからな。個人的な考え方通り酒は二十歳になってからにするつもりだ。
誰に怒られるのか? ……世界?
「ジョンス君は相変わらず真面目だねー。んーぷはぁー」
持ち上げた徳利を置く事なく、なんとそのまま中身を一気に飲み干しやがったぞ!?
シュワシュワ系ならまだ良いけどっ、いやそれも本当はダメだけどっ、それでもまだ許せる行為だが、それはアウトだ!
「おい馬鹿! また記憶飛ばすぞ!」
「アッハーッ! その時はその時なのだよーっ」
顔を真っ赤にして気持ち良さそうに叫ぶフェイ。この酔っ払いめ。あれだな、ある意味良い反面教師だな。二十歳になってもこうはならないぞって誓える。
本人との温度差で落ち着いたな。深いため息を一つしてから平常心を取り戻した。
さて、ちょっとツマミを貰うか。
緑色の豆に手を伸ばしぱくり。うむ、丁度良い塩味だ。
「そこのお姉さーん! おかわりー!」
「こーらフェイ君。そのまま飲んじゃダメだって前にも言ったでしょ! メッ!」
「はーい、今日はもうしません!」
「今日じゃなくてこれからでしょ!」
「んー、それはちょっと約束出来ないかなー」
「もう、まったくフェイ君は」
……あれ、俺は目の前で何を見せられているんだ?
台詞では注意している店員だけど、表情が全くと言って良いほどに怒っていない。こんなのもはやイチャイチャだろ。
「ジョンス君は何飲むー? ボクが奢ってあげるよー」
「おっ、良いのか?」
「良いさ良いさー」
いつも呑んでいてハンター業をしている姿なんて滅多に見ないけど、フェイは毎度ながら羽振りが良い。奢ってもらった回数なんてもはや数え切れないからな。……楽園の創造が軌道に乗ったらお前だけは特別に招待してやるからな!
「ジョンス君は今日もお仕事ー?」
「ああ、攫われた子供を助けてくれって依頼だったぞ。そしたらとんでもなく将来が楽しみな娘でさ」
「アッハーッ! 流石ーっ!」
楽しそうに笑うとさっきの店員が持って来た泡麦酒、ビールを勢い良く飲むフェイ。
「おいっ、一気飲みはやめろって」
「一気じゃないよーだっ」
とか言いつつ今の一口で大ジョッキの半分以上が無くなっているのだが? この呑兵衛め。
「本当に[紅蓮の金色]は相変わらずエッチな脳内ですなーっ」
ある程度の知名度を得たハンターには二つ名が付く事が多い。俺もこの町じゃそこそこ名の知られたハンターだからな。二つ名持ちだ。
人呼んで[紅蓮《ぐれん》の金色《こんじき》]それが俺の二つ名だ。
紅蓮の部分は戦闘時に身に纏う赤のロングコートが由来になっていて、金色の部分は髪色由来とかじゃない。俺は金髪じゃなくて一般的な黒髪だからな。
金色は金と色、二つの文字が合わさってるだけなんだ。だから正確には[紅蓮の金と色]って呼ばれるべきなんだろうな。
金とはシンプルに俺の金一番思考が由来になっていて、色の部分はズバリ色欲だ。
そう、俺は女の子が大好きなんだ。
溢れんばかりの金と女に満ちた楽園。それが俺の最終目標だ!
ハーレムエンド。男の夢だよなーっ!
「仕方ないだろー。男として生まれたからには数多の美女に囲まれた生活がしたいじゃん? 勿論苦労なんてさせたくねえし、そのためには金も必要だ」
「ジョンス君はちゃんと貯金してるんだねー。ボクはハンター業で稼いだお金、すぐにお酒に変えちゃうからなー」
酒を飲むために働く。若いのにフェイっておっさんみたいな思考回路してるよな。
若さの無駄遣いというか、勿体ないって思うけど……まあ、そういうのは周りがあーだこうだいう事じゃないもんな。
少なくともフェイは幸せそうに見えるからな。幸せの形は十人十色ってね。
ちなみにこの名前の由来はジョンスミスだ。だけどそれじゃあ流石に長いからな。だから略してジョンスって名乗っている。
「それじゃあこいつ頼んだぞ」
「はいっ了解しました! ジョンスさんお疲れ様です! 報酬はいつも通り口座入金で良いですか?」
「おう、それでオッケー」
主な活動拠点にしているここ四方町《しほうちょう》に帰るなりギルド支店に向かった俺たちは、受付娘に助け出した少女を引き渡した。
「あの、ありがとうごさいました!」
「おう、お礼がしたけりゃ五年後に頼むわ」
「五年後、ですか?」
困惑している少女の後ろで、軽蔑の眼差しを向けてくる受付嬢の姿が見えた。俺の思惑が完全にバレてるって事だな。
あー、つまり……うん、まあいつもの事だ。軽蔑されていようと仕事はちゃんとしてくれるから問題はない。問題はないんだ。
公私混同をしない受付娘の鑑だ。本当に良い女だな。
さてはて、ここはハンターズギルド。通常はギルドって略されて呼ばれる組織が管理している支店の一つだ。
ギルドには町に住む住民たちからさまざまな依頼が集まる。それらを任意で受けて達成し、報酬を受け取る事で生活している俺みたいな連中をハンターって呼ぶんだ。
夕飯にするには随分と早く、太陽君はお空でまだまだ現役だ。そんな時間だってのにギルド支店内にある飲食スペースというか、もはや居酒屋エリアになっている一角に足を運ぶとそこには見知った顔がいつも通りにあった。
「お前は今日も働かずに酒呑んでるのか?」
「んー? おやおやジョンス君じゃないかー」
テーブル席に一人で座り、顔をほんのりと赤くして気持ち良さそうに一人酒を楽しんでいるのは、ちょっとした縁で話すようになった友人。
小柄で長い銀髪をした……少年だ。
「おいすー」
「……おいすー」
無邪気な笑顔と共に片手をあげたこいつの名前はフェイ。
童顔で割と可愛らしい顔と声をしているけど、残念な事に息子を有する男なんだ。実際にこの目で見た事はないけど、とりあえず自己申告ではそうだ。
つまりあれだ。定期的に聞く単語である[男の娘]ってやつが適用された存在って事だな。
「いつから呑んでるんだよ」
「んー、太陽が地上を支配するゼロの刻頃からかなー」
「つまり正午って事だな」
酔っているからなのか、いや平常運転で妙な言い回しをするフェイ。
実年齢は知らないけど見た目は随分と若い容姿をしているが、この国じゃ飲酒について年齢制限がない。
俺としてはなんとなく酒は成人してからというか、二十歳になってからって思ってるからなー、徳利とお猪口で酒を楽しんでいるフェイの姿を見るとんー、こう……背徳感が凄い。
「ジョンス君も飲むー?」
「いや、俺は遠慮しとく」
同じテーブルに座ると徳利を持ち上げて誘って来た。
フェイには悪いけど俺が酒を飲むとなると怒られる気がするからな。個人的な考え方通り酒は二十歳になってからにするつもりだ。
誰に怒られるのか? ……世界?
「ジョンス君は相変わらず真面目だねー。んーぷはぁー」
持ち上げた徳利を置く事なく、なんとそのまま中身を一気に飲み干しやがったぞ!?
シュワシュワ系ならまだ良いけどっ、いやそれも本当はダメだけどっ、それでもまだ許せる行為だが、それはアウトだ!
「おい馬鹿! また記憶飛ばすぞ!」
「アッハーッ! その時はその時なのだよーっ」
顔を真っ赤にして気持ち良さそうに叫ぶフェイ。この酔っ払いめ。あれだな、ある意味良い反面教師だな。二十歳になってもこうはならないぞって誓える。
本人との温度差で落ち着いたな。深いため息を一つしてから平常心を取り戻した。
さて、ちょっとツマミを貰うか。
緑色の豆に手を伸ばしぱくり。うむ、丁度良い塩味だ。
「そこのお姉さーん! おかわりー!」
「こーらフェイ君。そのまま飲んじゃダメだって前にも言ったでしょ! メッ!」
「はーい、今日はもうしません!」
「今日じゃなくてこれからでしょ!」
「んー、それはちょっと約束出来ないかなー」
「もう、まったくフェイ君は」
……あれ、俺は目の前で何を見せられているんだ?
台詞では注意している店員だけど、表情が全くと言って良いほどに怒っていない。こんなのもはやイチャイチャだろ。
「ジョンス君は何飲むー? ボクが奢ってあげるよー」
「おっ、良いのか?」
「良いさ良いさー」
いつも呑んでいてハンター業をしている姿なんて滅多に見ないけど、フェイは毎度ながら羽振りが良い。奢ってもらった回数なんてもはや数え切れないからな。……楽園の創造が軌道に乗ったらお前だけは特別に招待してやるからな!
「ジョンス君は今日もお仕事ー?」
「ああ、攫われた子供を助けてくれって依頼だったぞ。そしたらとんでもなく将来が楽しみな娘でさ」
「アッハーッ! 流石ーっ!」
楽しそうに笑うとさっきの店員が持って来た泡麦酒、ビールを勢い良く飲むフェイ。
「おいっ、一気飲みはやめろって」
「一気じゃないよーだっ」
とか言いつつ今の一口で大ジョッキの半分以上が無くなっているのだが? この呑兵衛め。
「本当に[紅蓮の金色]は相変わらずエッチな脳内ですなーっ」
ある程度の知名度を得たハンターには二つ名が付く事が多い。俺もこの町じゃそこそこ名の知られたハンターだからな。二つ名持ちだ。
人呼んで[紅蓮《ぐれん》の金色《こんじき》]それが俺の二つ名だ。
紅蓮の部分は戦闘時に身に纏う赤のロングコートが由来になっていて、金色の部分は髪色由来とかじゃない。俺は金髪じゃなくて一般的な黒髪だからな。
金色は金と色、二つの文字が合わさってるだけなんだ。だから正確には[紅蓮の金と色]って呼ばれるべきなんだろうな。
金とはシンプルに俺の金一番思考が由来になっていて、色の部分はズバリ色欲だ。
そう、俺は女の子が大好きなんだ。
溢れんばかりの金と女に満ちた楽園。それが俺の最終目標だ!
ハーレムエンド。男の夢だよなーっ!
「仕方ないだろー。男として生まれたからには数多の美女に囲まれた生活がしたいじゃん? 勿論苦労なんてさせたくねえし、そのためには金も必要だ」
「ジョンス君はちゃんと貯金してるんだねー。ボクはハンター業で稼いだお金、すぐにお酒に変えちゃうからなー」
酒を飲むために働く。若いのにフェイっておっさんみたいな思考回路してるよな。
若さの無駄遣いというか、勿体ないって思うけど……まあ、そういうのは周りがあーだこうだいう事じゃないもんな。
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