15 / 45
第十三話 西塔ユニ
しおりを挟む
学院生活一日目は予想外の事が起こり続け、ため息の多い日になったな。
二日目となる今日はどうなるだろうか。
……正直不安しかない。
「よっこいしょっと」
我ながら年寄りくさい台詞が出たけど、そんな細けえ事は気にする事なく、憂鬱な思いも丸めてどこぞに放り投げ、玄関前に積み重なった山を乗り越えると学校へと向かった。
何も気にする事なく学校に向かったと言ったが、男子寮も学校の敷地内なわけで、既に学校内なのに学校に行くってのはおかしいのでは? とか、そんなくだらなくも思考遊び的には有意義なのかわからない、ただ一つわかるとすれば……俺、疲れてるなー。
身体が疲れている時って無駄に頭の回転だけが早くなるというか、無駄に思考速度がぐるんぐるんと制御不能になるのだが……俺だけ?
共感してくれる奴がいたら嬉しいなーとかは別に思わんけど、そんな事を考えているうちに学校に……そう、校舎に到着した。
俺は今日も私服のまま登校だ。
えっ、視線? そりゃー集まっていますとも、数多の女子生徒から誰あいつみたいな視線がグサグサと深く突き刺さっておりますとも。
別に何も思わないけどな!
己が配属された教室に到着し、引き戸タイプの入り口君を開けて一歩。
クラスメイトたちの視線が突き刺さる。
二日目。自己紹介を終わらせているはずなんだが……なんで?
やや目元が険しくなっている自覚はあるけど、それ以外は平静を装って自身の席へと向かった。
今日からは通常授業が始まると聞いている。……実のところ、ちょこっと楽しみだったりするんだ。
なんせ目覚めてからずっと戦う日々が長かったからな。朧気な記憶に浸りたいと、そう思う事も遠い過去にしか感じないけど、確かにあったからな。
……とか、思っていたら今となった。
これ、どういう状況?
「昨晩の件について確認したい事があるわ。同行してもらうわよ」
やけに殺意を向けて来る女子生徒がそこにいた。
「誰だお前」
そんな誰もが思うであろう常識人寄りの返しをしたところ、殺気を更に高めて己の左腕を、正確に言うなら二の腕を指差す女子生徒。
「は?」
女子生徒の反応にそんな返しをしつつも、一体彼女がなんなのか、その正体におおよその見当がついた。
彼女が指差したところにあるのは腕章だ。そこに書かれているのは漢字が二文字。
それはズバリ、[風紀]だ。
(絶対面倒な奴だ。だから周囲のこれなのか)
クラスメイトの女子たちから集まる意味深な眼差し。そこに込められた感情はいまいちわからないけど、多分……そういう事だよな。
風紀の二文字から容易く連想出来る事、風紀委員会。
……うむ、この時点で結構な……結構だよな。
しかも、そこに武力肯定の学校って情報を加えると更に結構度が上がるというか、爆上がりするんだよなー。
戦闘能力を競う場所。その治安を維持する組織となれば当然、強いはずだ。
ここで改めて彼女について語るとしようか。
語ると言っても内面は今のところ全くわからないに等しい状況だし、それは今後の追加情報を期待してもらうって事で当然のスルー。
となれば献上出来るデータは外面しかないってわけだ。
髪の色は深く燃えるような紅色。それを二つに分けて結んだ所謂ツインテールってやつだ。
身長は当然と言うとどこかからか怒られそうだけど、男である俺より低く、同性で比較対象にしやすい例を用いるなら、カユとソラよりも小柄だ。
ちなみにどことは明確に言わないものの、母性の象徴たる部分も同じくだ。いやいや、別に小さいのが悪いとは言わないぞ? それもそれでステータスだという文化がある事も知っているし、むしろそういう派閥からすると彼女のそれは大きいと思うんだ。
決して小さくはない。ただ、カユとソラが大きいのだよ。……って事。
外見についてはこれくらいで良いかな。どうせ何かしらの補足というか、今後のあれでわかるだろうし。今はこれで。
「なんとなくは理解したけど、俺は昨日ここに来たばかりでな、そういう暗黙のなんちゃらは知らないんだ。という事で自己紹介してくれるか?」
「……いいわ。あたしは西塔ユニ。風紀委員会所属の一年生よ」
一瞬不愉快そうにムスッとした表情を見せるものの、すぐに目を閉じて感情を隠したユニ。
それにしても、随分と気になる事を言わなかったか?
「西塔? もしかしてソラの妹か親戚か?」
苗字が同じ西塔ならその可能性は大いにある。それに顔付きも似てるような気がするしな。高確率で血縁者なんじゃないか?
そう思ってのごく普通で自然な質問だったのだが……なんだ? 明らかに周囲の空気が変わった。
例えるならそう、あっあいつやったな、みたいな。そう、暗黙の禁句を口にしてしまったかのような……。
「気安くお姉様の名前を口にするんじゃないわよ!」
あっ、全てを理解。はい、実にわかりやすいですね。こいつ、ソラ大好きっ子だ。それも結構なレベルのシスコンなんだ。
こういう感情の起伏がヤバい奴の相手は真っ向からしちゃいけない、と思うのだけど、こちとら一種の興奮状態でな。
つまり、真っ向入りまーす。
「断る。それをお前にとやかく言われる筋合いはない。妹だか従姉妹だか知らんけど、俺とソラの関係性は俺たちだけで完結してんだ」
「な、なんですってっ!?」
わかりやすいくらい顔を赤く染め上げて怒気を放つユニ。こりゃ拗らせてますわ。
「家族だとしても友好関係に口出しするのはダメだろ。常識的に考えてさ」
「な、何よ偉そうに!」
「別に偉ぶっちゃいねえよ。ただの正論パンチだ」
「うっ」
おや、怯んだのか? 完全に思考回路がバツになっていると思っていたけど、意外と冷静な部分が残っていたのか?
「ぐぬぬ……」
おっ、まさかリアルでそれを聞くとは。ソラもそうだったけど西塔家って電波系とは言わないけど、そういう傾向にある一族なのか? これが血の定めか。
「少しは落ち着いたか?」
「むうー」
「はぁー。それよりも本題に戻ってくれるか? 風紀委員殿」
やや涙目になって頬を膨らませている姿は結構可愛い。暫定姉であるソラは美人系だったけど、ユニは幼さも相まって可愛い系だな。数年経ったらソラみたいに成長するかもしれないけどさ。
美しい姉と可愛い妹。これもまた血の定めか。
二日目となる今日はどうなるだろうか。
……正直不安しかない。
「よっこいしょっと」
我ながら年寄りくさい台詞が出たけど、そんな細けえ事は気にする事なく、憂鬱な思いも丸めてどこぞに放り投げ、玄関前に積み重なった山を乗り越えると学校へと向かった。
何も気にする事なく学校に向かったと言ったが、男子寮も学校の敷地内なわけで、既に学校内なのに学校に行くってのはおかしいのでは? とか、そんなくだらなくも思考遊び的には有意義なのかわからない、ただ一つわかるとすれば……俺、疲れてるなー。
身体が疲れている時って無駄に頭の回転だけが早くなるというか、無駄に思考速度がぐるんぐるんと制御不能になるのだが……俺だけ?
共感してくれる奴がいたら嬉しいなーとかは別に思わんけど、そんな事を考えているうちに学校に……そう、校舎に到着した。
俺は今日も私服のまま登校だ。
えっ、視線? そりゃー集まっていますとも、数多の女子生徒から誰あいつみたいな視線がグサグサと深く突き刺さっておりますとも。
別に何も思わないけどな!
己が配属された教室に到着し、引き戸タイプの入り口君を開けて一歩。
クラスメイトたちの視線が突き刺さる。
二日目。自己紹介を終わらせているはずなんだが……なんで?
やや目元が険しくなっている自覚はあるけど、それ以外は平静を装って自身の席へと向かった。
今日からは通常授業が始まると聞いている。……実のところ、ちょこっと楽しみだったりするんだ。
なんせ目覚めてからずっと戦う日々が長かったからな。朧気な記憶に浸りたいと、そう思う事も遠い過去にしか感じないけど、確かにあったからな。
……とか、思っていたら今となった。
これ、どういう状況?
「昨晩の件について確認したい事があるわ。同行してもらうわよ」
やけに殺意を向けて来る女子生徒がそこにいた。
「誰だお前」
そんな誰もが思うであろう常識人寄りの返しをしたところ、殺気を更に高めて己の左腕を、正確に言うなら二の腕を指差す女子生徒。
「は?」
女子生徒の反応にそんな返しをしつつも、一体彼女がなんなのか、その正体におおよその見当がついた。
彼女が指差したところにあるのは腕章だ。そこに書かれているのは漢字が二文字。
それはズバリ、[風紀]だ。
(絶対面倒な奴だ。だから周囲のこれなのか)
クラスメイトの女子たちから集まる意味深な眼差し。そこに込められた感情はいまいちわからないけど、多分……そういう事だよな。
風紀の二文字から容易く連想出来る事、風紀委員会。
……うむ、この時点で結構な……結構だよな。
しかも、そこに武力肯定の学校って情報を加えると更に結構度が上がるというか、爆上がりするんだよなー。
戦闘能力を競う場所。その治安を維持する組織となれば当然、強いはずだ。
ここで改めて彼女について語るとしようか。
語ると言っても内面は今のところ全くわからないに等しい状況だし、それは今後の追加情報を期待してもらうって事で当然のスルー。
となれば献上出来るデータは外面しかないってわけだ。
髪の色は深く燃えるような紅色。それを二つに分けて結んだ所謂ツインテールってやつだ。
身長は当然と言うとどこかからか怒られそうだけど、男である俺より低く、同性で比較対象にしやすい例を用いるなら、カユとソラよりも小柄だ。
ちなみにどことは明確に言わないものの、母性の象徴たる部分も同じくだ。いやいや、別に小さいのが悪いとは言わないぞ? それもそれでステータスだという文化がある事も知っているし、むしろそういう派閥からすると彼女のそれは大きいと思うんだ。
決して小さくはない。ただ、カユとソラが大きいのだよ。……って事。
外見についてはこれくらいで良いかな。どうせ何かしらの補足というか、今後のあれでわかるだろうし。今はこれで。
「なんとなくは理解したけど、俺は昨日ここに来たばかりでな、そういう暗黙のなんちゃらは知らないんだ。という事で自己紹介してくれるか?」
「……いいわ。あたしは西塔ユニ。風紀委員会所属の一年生よ」
一瞬不愉快そうにムスッとした表情を見せるものの、すぐに目を閉じて感情を隠したユニ。
それにしても、随分と気になる事を言わなかったか?
「西塔? もしかしてソラの妹か親戚か?」
苗字が同じ西塔ならその可能性は大いにある。それに顔付きも似てるような気がするしな。高確率で血縁者なんじゃないか?
そう思ってのごく普通で自然な質問だったのだが……なんだ? 明らかに周囲の空気が変わった。
例えるならそう、あっあいつやったな、みたいな。そう、暗黙の禁句を口にしてしまったかのような……。
「気安くお姉様の名前を口にするんじゃないわよ!」
あっ、全てを理解。はい、実にわかりやすいですね。こいつ、ソラ大好きっ子だ。それも結構なレベルのシスコンなんだ。
こういう感情の起伏がヤバい奴の相手は真っ向からしちゃいけない、と思うのだけど、こちとら一種の興奮状態でな。
つまり、真っ向入りまーす。
「断る。それをお前にとやかく言われる筋合いはない。妹だか従姉妹だか知らんけど、俺とソラの関係性は俺たちだけで完結してんだ」
「な、なんですってっ!?」
わかりやすいくらい顔を赤く染め上げて怒気を放つユニ。こりゃ拗らせてますわ。
「家族だとしても友好関係に口出しするのはダメだろ。常識的に考えてさ」
「な、何よ偉そうに!」
「別に偉ぶっちゃいねえよ。ただの正論パンチだ」
「うっ」
おや、怯んだのか? 完全に思考回路がバツになっていると思っていたけど、意外と冷静な部分が残っていたのか?
「ぐぬぬ……」
おっ、まさかリアルでそれを聞くとは。ソラもそうだったけど西塔家って電波系とは言わないけど、そういう傾向にある一族なのか? これが血の定めか。
「少しは落ち着いたか?」
「むうー」
「はぁー。それよりも本題に戻ってくれるか? 風紀委員殿」
やや涙目になって頬を膨らませている姿は結構可愛い。暫定姉であるソラは美人系だったけど、ユニは幼さも相まって可愛い系だな。数年経ったらソラみたいに成長するかもしれないけどさ。
美しい姉と可愛い妹。これもまた血の定めか。
0
あなたにおすすめの小説
妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。
彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。
公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。
しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。
だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。
二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。
彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。
※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
異世界国盗り物語 ~戦国日本のサムライ達が剣と魔法の世界で無双する~
和田真尚
ファンタジー
戦国大名の若君・斎藤新九郎は大地震にあって崖から転落――――気付いた時には、剣と魔法が物を言い、魔物がはびこる異世界に飛ばされていた。
「これは神隠しか?」
戸惑いつつも日本へ帰る方法を探そうとする新九郎
ところが、今度は自分を追うように領地までが異世界転移してしまう。
家臣や領民を守るため、新九郎は異世界での生き残りを目指すが周囲は問題だらけ。
領地は魔物溢れる荒れ地のど真ん中に転移。
唯一頼れた貴族はお家騒動で没落寸前。
敵対勢力は圧倒的な戦力。
果たして苦境を脱する術はあるのか?
かつて、日本から様々なものが異世界転移した。
侍 = 刀一本で無双した。
自衛隊 = 現代兵器で無双した。
日本国 = 国力をあげて無双した。
では、戦国大名が家臣を引き連れ、領地丸ごと、剣と魔法の異世界へ転移したら――――?
【新九郎の解答】
国を盗って生き残るしかない!(必死)
【ちなみに異世界の人々の感想】
何なのこの狂戦士!? もう帰れよ!
戦国日本の侍達が生き残りを掛けて本気で戦った時、剣と魔法の異世界は勝てるのか?
これは、その疑問に答える物語。
異世界よ、戦国武士の本気を思い知れ――――。
※「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも投稿しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる