33 / 34
第34話 デート(8)結末
しおりを挟む
「桜木くんは、私の事が好きなの?」
「好きですよ! だから言ってるじゃないですか。ずっと好きでした。三年離れてましたけど、全然忘れられませんでした。大好きです。超好きです。昔先輩が好き好き言われるのは嫌だって言ってたから、俺言うの我慢してましたけど、会うたびに思ってました」
好きだと言われるのが嫌だと言った覚えはない。が、桜木が言うのなら、きっとどこかで言ったのだろう。
「今日待ち合わせの時に先輩を見たときの俺の気持ち分かります? 心臓を軽く二、三個打ち抜かれましたからね? 今日何でそんなに可愛いんですか! 俺を殺す気なんですか!?」
逆ギレされた。
「私、可愛いってキャラじゃないと思うんだけど」
「可愛いですよ! 仕事ではハキハキしてて超格好いいのに、人と話すのが苦手な所とか、ふとした瞬間に見せる可愛いさのギャップが最高です。親しくなった人にしか心を許さないところも超萌えます。今日はずっと可愛くてそれも最高でした」
桜木が両手で顔を覆う。
「今日は先輩とデートできて一日中マジ幸せで、ずっと気持ちがふわふわしてて天国にいるような気分でした。手繋いでたから、俺たち周りからカップルだと思われてるのかなー、なんて想像して。先輩が俺のスプーンからアイス食べてくれたときは、顔がにやけるの我慢するのが大変でした。あと、白状するとプラネタリウム、半分くらい覚えてないです。調子に乗って恋人繋ぎしたら意識全部持ってかれました。どきどきしててそれどころじゃなかったです」
早苗と同じだった。
「先輩魚見てる時もご飯食べてる時も全部可愛くて、喜んでくれるのめちゃくちゃ嬉しくて、プラン考えた自分グッジョブって思ってました。先輩は可愛いです。超可愛いです」
早苗はその桜木の言う「超可愛い」に聞き覚えがあった。
「桜木くんって、私の寝顔の写真って持ってたりする?」
「も、持ってないですけど……?」
桜木が目を彷徨わせる。
「そっか。じゃあ可愛い彼女の寝顔って、私のことじゃなかったんだ……」
「持ってます! 先輩のです! で、でもっ、一枚だけですし、布団はちゃんとかかってて、エロいヤツではないですよ!? 先輩に会えない時の俺の癒やしで――はい! すみません! 気持ち悪いですよね! 消します!」
桜木は鞄の中に手を伸ばしてスマホを取る。
「消さなくてもいいけど……」
「いいんですか!?」
「うん」
「ホーム画面にしてもいいですか?」
「それは駄目」
ですよね、と桜木がスマホを鞄の中に放り投げた。
「あのね、桜木くん」
早苗が桜木の腕を引っ張って、自分の方へと向ける。
その真剣な様子に桜木は焦った。
「ちょ、ちょっと待ってもらえますか。改めて振られるにしても一旦心の準備をさせてください。俺、今これ以上ダメージ負ったら死ぬかもしれない」
早苗は制止を無視して桜木の顔に手を添え、ちゅっとキスをした。
「え?」
桜木が目を見開いて固まった。
「私もね、桜木くんのことが好きだよ」
「え?」
「だからセフレは嫌だったの」
「え?」
「桜木くんも私のことが好きなら、付き合おうか」
「え? え?」
「だからね、私たち両想いなら――」
「ストーップ!」
桜木が早苗の口を両手で押さえて止める。
「ちょっと待って下さい。脳みその許容量をオーバーしました。CPU使用率が一〇〇パーセントで張り付いてます。少し落ち着きましょう」
「私は落ち着いてるよ?」
胸に手を当てて大きく深呼吸をしたあと、桜木が口を開く。
「先輩が俺のことを好きだって言いました?」
「言った」
「後輩としてとか、人として好きだとかではなく?」
「後輩としても人としても好きだけど、それだけではないかな」
「もう一度先輩からキスしてもらえますか」
「いいよ」
「っ!」
早苗がちゅっと口づけをすると、桜木は顔を真っ赤にしてうつむいた。耳どころか首まで赤くしていた。
「桜木くん?」
「……て下さい」
「ごめん、聞こえなかった。何?」
聞き返すと、桜木がぱっと顔を上げて、早苗の両腕をつかむ。
「俺と結婚して下さい!」
「え!?」
けっ、こん……?
「あ、すみません、つい本音が……。えーっと、結婚を前提に俺とお付き合いして下さい。いや、これも贅沢か? 俺を彼氏にして下さい、かな……?」
大混乱している桜木を見て、早苗はくすくすと笑った。
「結婚はすぐには考えられないから、まずはお付き合いからね。それでよければ、よろしくお願いします」
「本当に俺の彼女になってくれるんですか?」
「はい」
「セフレじゃなくて?」
「セフレがいい?」
ぶんぶん、と桜木が首を振る。
そして、早苗をぎゅーっと抱きしめた。
「俺、超嬉しいです。感動して泣きそう」
そう言う桜木の声は、すでに涙声だった。
「でも今までも付き合ってると思ってたんでしょ?」
「そうだけど、先輩……じゃなかった、早苗さんから好きだって言ってもらったことなかったし、キスしてもらったのも初めてで」
「先輩でもいいよ」
「いいえ。早苗さんは俺の彼女なんで」
そういうものなのか。
「じゃあ、私も名前で呼ぼうかな」
さっき、俺の名前を呼んでくれない、としょんぼりしていたので、桜木は名前で呼んで欲しいのだろう。
パッと桜木が顔を上げる。
「呼び捨てでお願いします!」
何かこだわりがあるのだろうか。
「遙人?」
「っ!」
桜木が両手で顔を覆った。
「また心臓が一個破裂しました……」
「何言ってるの」
「ちなみに、さっきの早苗さんのキスでも一個ずつ破裂してます」
早苗が笑うと、桜木が眉を下げた。
「俺超カッコ悪い。こんなところ見せるつもりじゃなかったのに」
「でもなんか、完璧すぎなくて、ちょっと安心する」
「早苗さんの前ではかっこつけてたかったです……」
「大丈夫。ちゃんとかっこいいから。言われ慣れてると思うけど」
「早苗さんにそう思ってもらうのが大事なんです。すげぇ嬉しいです。俺、早苗さんにだけかっこいいって思ってもらえたらそれでいい」
桜木が早苗を抱きしめた。
「もしかして、バーでウィスキー飲んでたらかっこいいからって言ってたのもそれなの?」
「そうです。早苗さんにかっこいいって思われたかったんです」
拗ねたように言って、早苗の首にちゅっと口づける。そのまま顔や首にキスの雨を降らせた。
そして、早苗に熱い視線を向ける。
「早苗さん、さっきの続き、いいですか?」
「さっきのって?」
その問いには答えずに、桜木は早苗の口にキスをした。
「ん……」
すぐに舌が侵入してくる。
「ん……んんっ」
「早苗さん……はぁっ、早苗さん……んっ、んっ」
桜木が早苗の名前を呼びながら、何度も角度を変えてキスをする。
ぴちゃぴちゃと互いの唾液が混ざる音がした。
「やばい……両想いだって分かったらっ、興奮が止まらない……っ。早苗さんっ、もっと舌出して……」
「んんっ、桜木く、ん……も、ちょっとっ、ゆっくり……っ」
「名前で呼んで」
「遙人っ……んっ」
「……駄目だ、もう我慢できないっ」
桜木は早苗をベッドに押し倒した。その手がスカートの裾から中に侵入する。
「え、やっ、そんないきなり……っ」
「すみません。今日、優しくできないかもしれないです」
「待って――」
早苗の口は、桜木の口に塞がれた。
「好きですよ! だから言ってるじゃないですか。ずっと好きでした。三年離れてましたけど、全然忘れられませんでした。大好きです。超好きです。昔先輩が好き好き言われるのは嫌だって言ってたから、俺言うの我慢してましたけど、会うたびに思ってました」
好きだと言われるのが嫌だと言った覚えはない。が、桜木が言うのなら、きっとどこかで言ったのだろう。
「今日待ち合わせの時に先輩を見たときの俺の気持ち分かります? 心臓を軽く二、三個打ち抜かれましたからね? 今日何でそんなに可愛いんですか! 俺を殺す気なんですか!?」
逆ギレされた。
「私、可愛いってキャラじゃないと思うんだけど」
「可愛いですよ! 仕事ではハキハキしてて超格好いいのに、人と話すのが苦手な所とか、ふとした瞬間に見せる可愛いさのギャップが最高です。親しくなった人にしか心を許さないところも超萌えます。今日はずっと可愛くてそれも最高でした」
桜木が両手で顔を覆う。
「今日は先輩とデートできて一日中マジ幸せで、ずっと気持ちがふわふわしてて天国にいるような気分でした。手繋いでたから、俺たち周りからカップルだと思われてるのかなー、なんて想像して。先輩が俺のスプーンからアイス食べてくれたときは、顔がにやけるの我慢するのが大変でした。あと、白状するとプラネタリウム、半分くらい覚えてないです。調子に乗って恋人繋ぎしたら意識全部持ってかれました。どきどきしててそれどころじゃなかったです」
早苗と同じだった。
「先輩魚見てる時もご飯食べてる時も全部可愛くて、喜んでくれるのめちゃくちゃ嬉しくて、プラン考えた自分グッジョブって思ってました。先輩は可愛いです。超可愛いです」
早苗はその桜木の言う「超可愛い」に聞き覚えがあった。
「桜木くんって、私の寝顔の写真って持ってたりする?」
「も、持ってないですけど……?」
桜木が目を彷徨わせる。
「そっか。じゃあ可愛い彼女の寝顔って、私のことじゃなかったんだ……」
「持ってます! 先輩のです! で、でもっ、一枚だけですし、布団はちゃんとかかってて、エロいヤツではないですよ!? 先輩に会えない時の俺の癒やしで――はい! すみません! 気持ち悪いですよね! 消します!」
桜木は鞄の中に手を伸ばしてスマホを取る。
「消さなくてもいいけど……」
「いいんですか!?」
「うん」
「ホーム画面にしてもいいですか?」
「それは駄目」
ですよね、と桜木がスマホを鞄の中に放り投げた。
「あのね、桜木くん」
早苗が桜木の腕を引っ張って、自分の方へと向ける。
その真剣な様子に桜木は焦った。
「ちょ、ちょっと待ってもらえますか。改めて振られるにしても一旦心の準備をさせてください。俺、今これ以上ダメージ負ったら死ぬかもしれない」
早苗は制止を無視して桜木の顔に手を添え、ちゅっとキスをした。
「え?」
桜木が目を見開いて固まった。
「私もね、桜木くんのことが好きだよ」
「え?」
「だからセフレは嫌だったの」
「え?」
「桜木くんも私のことが好きなら、付き合おうか」
「え? え?」
「だからね、私たち両想いなら――」
「ストーップ!」
桜木が早苗の口を両手で押さえて止める。
「ちょっと待って下さい。脳みその許容量をオーバーしました。CPU使用率が一〇〇パーセントで張り付いてます。少し落ち着きましょう」
「私は落ち着いてるよ?」
胸に手を当てて大きく深呼吸をしたあと、桜木が口を開く。
「先輩が俺のことを好きだって言いました?」
「言った」
「後輩としてとか、人として好きだとかではなく?」
「後輩としても人としても好きだけど、それだけではないかな」
「もう一度先輩からキスしてもらえますか」
「いいよ」
「っ!」
早苗がちゅっと口づけをすると、桜木は顔を真っ赤にしてうつむいた。耳どころか首まで赤くしていた。
「桜木くん?」
「……て下さい」
「ごめん、聞こえなかった。何?」
聞き返すと、桜木がぱっと顔を上げて、早苗の両腕をつかむ。
「俺と結婚して下さい!」
「え!?」
けっ、こん……?
「あ、すみません、つい本音が……。えーっと、結婚を前提に俺とお付き合いして下さい。いや、これも贅沢か? 俺を彼氏にして下さい、かな……?」
大混乱している桜木を見て、早苗はくすくすと笑った。
「結婚はすぐには考えられないから、まずはお付き合いからね。それでよければ、よろしくお願いします」
「本当に俺の彼女になってくれるんですか?」
「はい」
「セフレじゃなくて?」
「セフレがいい?」
ぶんぶん、と桜木が首を振る。
そして、早苗をぎゅーっと抱きしめた。
「俺、超嬉しいです。感動して泣きそう」
そう言う桜木の声は、すでに涙声だった。
「でも今までも付き合ってると思ってたんでしょ?」
「そうだけど、先輩……じゃなかった、早苗さんから好きだって言ってもらったことなかったし、キスしてもらったのも初めてで」
「先輩でもいいよ」
「いいえ。早苗さんは俺の彼女なんで」
そういうものなのか。
「じゃあ、私も名前で呼ぼうかな」
さっき、俺の名前を呼んでくれない、としょんぼりしていたので、桜木は名前で呼んで欲しいのだろう。
パッと桜木が顔を上げる。
「呼び捨てでお願いします!」
何かこだわりがあるのだろうか。
「遙人?」
「っ!」
桜木が両手で顔を覆った。
「また心臓が一個破裂しました……」
「何言ってるの」
「ちなみに、さっきの早苗さんのキスでも一個ずつ破裂してます」
早苗が笑うと、桜木が眉を下げた。
「俺超カッコ悪い。こんなところ見せるつもりじゃなかったのに」
「でもなんか、完璧すぎなくて、ちょっと安心する」
「早苗さんの前ではかっこつけてたかったです……」
「大丈夫。ちゃんとかっこいいから。言われ慣れてると思うけど」
「早苗さんにそう思ってもらうのが大事なんです。すげぇ嬉しいです。俺、早苗さんにだけかっこいいって思ってもらえたらそれでいい」
桜木が早苗を抱きしめた。
「もしかして、バーでウィスキー飲んでたらかっこいいからって言ってたのもそれなの?」
「そうです。早苗さんにかっこいいって思われたかったんです」
拗ねたように言って、早苗の首にちゅっと口づける。そのまま顔や首にキスの雨を降らせた。
そして、早苗に熱い視線を向ける。
「早苗さん、さっきの続き、いいですか?」
「さっきのって?」
その問いには答えずに、桜木は早苗の口にキスをした。
「ん……」
すぐに舌が侵入してくる。
「ん……んんっ」
「早苗さん……はぁっ、早苗さん……んっ、んっ」
桜木が早苗の名前を呼びながら、何度も角度を変えてキスをする。
ぴちゃぴちゃと互いの唾液が混ざる音がした。
「やばい……両想いだって分かったらっ、興奮が止まらない……っ。早苗さんっ、もっと舌出して……」
「んんっ、桜木く、ん……も、ちょっとっ、ゆっくり……っ」
「名前で呼んで」
「遙人っ……んっ」
「……駄目だ、もう我慢できないっ」
桜木は早苗をベッドに押し倒した。その手がスカートの裾から中に侵入する。
「え、やっ、そんないきなり……っ」
「すみません。今日、優しくできないかもしれないです」
「待って――」
早苗の口は、桜木の口に塞がれた。
40
あなたにおすすめの小説
それは、ホントに不可抗力で。
樹沙都
恋愛
これ以上他人に振り回されるのはまっぴらごめんと一大決意。人生における全ての無駄を排除し、おひとりさまを謳歌する歩夢の前に、ひとりの男が立ちはだかった。
「まさか、夫の顔……を、忘れたとは言わないだろうな? 奥さん」
その婚姻は、天の啓示か、はたまた……ついうっかり、か。
恋に仕事に人間関係にと翻弄されるお人好しオンナ関口歩夢と腹黒大魔王小林尊の攻防戦。
まさにいま、開始のゴングが鳴った。
まあね、所詮、人生は不可抗力でできている。わけよ。とほほっ。
ある日、憧れブランドの社長が溺愛求婚してきました
蓮恭
恋愛
恋人に裏切られ、傷心のヒロイン杏子は勤め先の美容室を去り、人気の老舗美容室に転職する。
そこで真面目に培ってきた技術を買われ、憧れのヘアケアブランドの社長である統一郎の自宅を訪問して施術をする事に……。
しかも統一郎からどうしてもと頼まれたのは、その後の杏子の人生を大きく変えてしまうような事で……⁉︎
杏子は過去の臆病な自分と決別し、統一郎との新しい一歩を踏み出せるのか?
【サクサク読める現代物溺愛系恋愛ストーリーです】
婚活をがんばる枯葉令嬢は薔薇狼の執着にきづかない~なんで溺愛されてるの!?~
白井
恋愛
「我が伯爵家に貴様は相応しくない! 婚約は解消させてもらう」
枯葉のような地味な容姿が原因で家族から疎まれ、婚約者を姉に奪われたステラ。
土下座を強要され自分が悪いと納得しようとしたその時、謎の美形が跪いて手に口づけをする。
「美しき我が光……。やっと、お会いできましたね」
あなた誰!?
やたら綺麗な怪しい男から逃げようとするが、彼の執着は枯葉令嬢ステラの想像以上だった!
虐げられていた令嬢が男の正体を知り、幸せになる話。
再会したスパダリ社長は強引なプロポーズで私を離す気はないようです
星空永遠
恋愛
6年前、ホームレスだった藤堂樹と出会い、一緒に暮らしていた。しかし、ある日突然、藤堂は桜井千夏の前から姿を消した。それから6年ぶりに再会した藤堂は藤堂ブランド化粧品の社長になっていた!?結婚を前提に交際した二人は45階建てのタマワン最上階で再び同棲を始める。千夏が知らない世界を藤堂は教え、藤堂のスパダリ加減に沼っていく千夏。藤堂は千夏が好きすぎる故に溺愛を超える執着愛で毎日のように愛を囁き続けた。
2024年4月21日 公開
2024年4月21日 完結
☆ベリーズカフェ、魔法のiらんどにて同作品掲載中。
【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!
satomi
恋愛
昼夜問わずに働く18才の主人公南ユキ。
働けども働けどもその収入は両親に搾取されるだけ…。睡眠時間だって2時間程度しかないのに、それでもまだ働き口を増やせと言う両親。
早朝のバイトで頭は朦朧としていたけれど、そんな時にうちにやってきたのは白虎商事CEOの白川大雄さん。ポーンっと25億で私を買っていった。
そんな大雄さん、白虎商事のCEOとは別に白虎組組長の顔を持っていて、私に『姐』になれとのこと。
大丈夫なのかなぁ?
羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。
泉野あおい
恋愛
人の気持ちに重い軽いがあるなんて変だと思ってた。
でも今、確かに思ってる。
―――この愛は、重い。
------------------------------------------
羽柴健人(30)
羽柴法律事務所所長 鳳凰グループ法律顧問
座右の銘『危ない橋ほど渡りたい。』
好き:柊みゆ
嫌い:褒められること
×
柊 みゆ(28)
弱小飲料メーカー→鳳凰グループ・ホウオウ総務部
座右の銘『石橋は叩いて渡りたい。』
好き:走ること
苦手:羽柴健人
------------------------------------------
幸せのありか
神室さち
恋愛
兄の解雇に伴って、本社に呼び戻された氷川哉(ひかわさい)は兄の仕事の後始末とも言える関係企業の整理合理化を進めていた。
決定を下した日、彼のもとに行野樹理(ゆきのじゅり)と名乗る高校生の少女がやってくる。父親の会社との取引を継続してくれるようにと。
哉は、人生というゲームの余興に、一年以内に哉の提示する再建計画をやり遂げれば、以降も取引を続行することを決める。
担保として、樹理を差し出すのならと。止める両親を振りきり、樹理は彼のもとへ行くことを決意した。
とかなんとか書きつつ、幸せのありかを探すお話。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
自サイトに掲載していた作品を、閉鎖により移行。
視点がちょいちょい変わるので、タイトルに記載。
キリのいいところで切るので各話の文字数は一定ではありません。
ものすごく短いページもあります。サクサク更新する予定。
本日何話目、とかの注意は特に入りません。しおりで対応していただけるとありがたいです。
別小説「やさしいキスの見つけ方」のスピンオフとして生まれた作品ですが、メインは単独でも読めます。
直接的な表現はないので全年齢で公開します。
10年引きこもりの私が外に出たら、御曹司の妻になりました
専業プウタ
恋愛
25歳の桜田未来は中学生から10年以上引きこもりだったが、2人暮らしの母親の死により外に出なくてはならなくなる。城ヶ崎冬馬は女遊びの激しい大手アパレルブランドの副社長。彼をストーカーから身を張って助けた事で未来は一時的に記憶喪失に陥る。冬馬はちょっとした興味から、未来は自分の恋人だったと偽る。冬馬は未来の純粋さと直向きさに惹かれていき、嘘が明らかになる日を恐れながらも未来の為に自分を変えていく。そして、未来は恐れもなくし、愛する人の胸に飛び込み夢を叶える扉を自ら開くのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる