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最期の思い出作り
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真琴くんと
暮らすようになってから
もうすぐ3ヶ月になる。
真琴くんはあれから
すっかり笑顔を取り戻していた。
正直、思い残す事なんてなかったけど
折角だし、最期の思い出作りしようかな…
私は最期の思い出作りをするため、
私が消える前日に行われる夏祭りに
真琴くんを誘って行くことにした。
そしてその当日…
「真琴くん!これ、似合う?」
私は浴衣を身に纏い、
くるりと真琴くんの前で一回転した。
「うん、似合ってるよ」
「本当!?嬉しい~♪」
私は跳び跳ねて喜んだ。
「そうだ!真琴くん、これプレゼント!」
私は男性用の浴衣を真琴くんに渡した。
これは浴衣デートみたいな事がしたくて
こっそり用意していたものだ。
まあ、付き合う気は無いけど…
最期くらい良いよね…?
「え…これ、どうしたの?」
「実は自分の買うときに
こっそり一緒に買ったんだ~♪」
「真琴くん、浴衣は
子供の時以来だって言ってたから」
「ありがとう」
真琴くんは早速浴衣に着替えた。
「どうかな?」
浴衣を見た時から似合うと思っていたけど
私の想像以上に似合っていた。
「うん、凄く似合ってるよ!」
「ふふっ、ありがとう」
そして私達は祭りが
行われる会場に向かった。
「わ~!いろんなお店がある~!」
私は周りを見渡して
楽しそうにぴょんぴょんと跳び跳ねた。
「ねえ!あっち行ってみようよ!」
「アクリちゃん、待って!」
真琴くんは私の手を握った。
「あ、ごめん…」
結構、人いるのに走っていったら
はぐれちゃうよね…
危ない…危ない…
「手を繋いでいこう?」
「うん…」
私達はいろんな屋台を回り、
ほぼ全ての屋台を制覇した。
それにしても射的全部命中って
真琴くん凄いな~…
「そろそろ帰ろっか」
「そうだね、あっ!」
私はあるものを見つけて走り出した。
「おじさん、これくださ~い!」
私はそれを購入した。
「どうしたの?」
「真琴くん、今までありがとう!
これお礼のプレゼント!」
私は真琴くんにハンカチを渡した。
「え、あ…ありがとう…」
真琴くんは少し困惑していた。
「じゃあ、帰ろっか!」
「うん、そうだね!」
僕達は家に帰った。
その後、私はこっそり部屋の
片付けを始めた。
見送りの時に
行き先とか聞かれたら困るから。
「これでいいよね…」
私は鞄に荷物を全て詰め込んだ。
正直、消えるだけだから
荷物なんていらないけど、
持っていかないと怪しまれるし…。
そして私は手紙を書いて
それを机に置き、部屋を出た。
この時の私は気付かなかった…
荷物を全ての鞄に詰め込んだと思っていた…
だけど私は大切なものを入れ忘れていた…
幼い頃から書き続けていた日記を…
💧end💧
暮らすようになってから
もうすぐ3ヶ月になる。
真琴くんはあれから
すっかり笑顔を取り戻していた。
正直、思い残す事なんてなかったけど
折角だし、最期の思い出作りしようかな…
私は最期の思い出作りをするため、
私が消える前日に行われる夏祭りに
真琴くんを誘って行くことにした。
そしてその当日…
「真琴くん!これ、似合う?」
私は浴衣を身に纏い、
くるりと真琴くんの前で一回転した。
「うん、似合ってるよ」
「本当!?嬉しい~♪」
私は跳び跳ねて喜んだ。
「そうだ!真琴くん、これプレゼント!」
私は男性用の浴衣を真琴くんに渡した。
これは浴衣デートみたいな事がしたくて
こっそり用意していたものだ。
まあ、付き合う気は無いけど…
最期くらい良いよね…?
「え…これ、どうしたの?」
「実は自分の買うときに
こっそり一緒に買ったんだ~♪」
「真琴くん、浴衣は
子供の時以来だって言ってたから」
「ありがとう」
真琴くんは早速浴衣に着替えた。
「どうかな?」
浴衣を見た時から似合うと思っていたけど
私の想像以上に似合っていた。
「うん、凄く似合ってるよ!」
「ふふっ、ありがとう」
そして私達は祭りが
行われる会場に向かった。
「わ~!いろんなお店がある~!」
私は周りを見渡して
楽しそうにぴょんぴょんと跳び跳ねた。
「ねえ!あっち行ってみようよ!」
「アクリちゃん、待って!」
真琴くんは私の手を握った。
「あ、ごめん…」
結構、人いるのに走っていったら
はぐれちゃうよね…
危ない…危ない…
「手を繋いでいこう?」
「うん…」
私達はいろんな屋台を回り、
ほぼ全ての屋台を制覇した。
それにしても射的全部命中って
真琴くん凄いな~…
「そろそろ帰ろっか」
「そうだね、あっ!」
私はあるものを見つけて走り出した。
「おじさん、これくださ~い!」
私はそれを購入した。
「どうしたの?」
「真琴くん、今までありがとう!
これお礼のプレゼント!」
私は真琴くんにハンカチを渡した。
「え、あ…ありがとう…」
真琴くんは少し困惑していた。
「じゃあ、帰ろっか!」
「うん、そうだね!」
僕達は家に帰った。
その後、私はこっそり部屋の
片付けを始めた。
見送りの時に
行き先とか聞かれたら困るから。
「これでいいよね…」
私は鞄に荷物を全て詰め込んだ。
正直、消えるだけだから
荷物なんていらないけど、
持っていかないと怪しまれるし…。
そして私は手紙を書いて
それを机に置き、部屋を出た。
この時の私は気付かなかった…
荷物を全ての鞄に詰め込んだと思っていた…
だけど私は大切なものを入れ忘れていた…
幼い頃から書き続けていた日記を…
💧end💧
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