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「ヨナハン…!!ヨナハン、よかった…!!」
「っ、兄さん、わかったから、苦しいって!」
「この莫迦が!!なぜ俺の指示に背いて勝手に行動した!!ああ、説教をするのはまだ早いな…良かった、お前が無事で…。」
カインの執務室にて、イズナとヨナハンの感動の再開のシーンを、サジとエルマーを除いた蜘蛛の巣とサディン、そしてミハエルとともに見つめていた。
カインが咳払いをして、ご苦労だったと労をねぎらう。あとから来たジルバもそうだが、皆感動のワンシーンよりも気になることがあり、なかなかに感傷には浸れそうにない。
カインがひくりと口端を震わせた。やはり気になったことは早々に追求すべきだろう。己の心の安寧の為にも。そう思いながら真っ直ぐ見つめたサディンの頬には、赤い紅葉がしっかりとつけられていた。
「…サディン。随分と男ぶりを上げたではないか。」
「ありがとう。」
ありがとう…?皆一様にサディンの返しに戸惑った。イズナは見ないようにしているらしい。ぎゅむりとヨナハンを抱きしめたまま空気に徹しようとしていたのだが、それを許さなかったのはヨナハンであった。
「サディン第一騎士団長が、公衆の面前でミハエルに口付けをしたのですよ。殿下。」
「莫迦者、怖いもの知らずにも程があるだろう…!」
「ほう、サディン。お前もやはりエルマーのように愛に狂うのか。」
「父さんも参加するのはやめてください。」
はぁあぅ…、と、ミハエルのため息なのか泣き声なのか分からない声が細く上がる。顔を下に向けてふるふると居たたまれなさそうにしている、そんな常識人のミハエルとは裏腹に、なぜかありがとうなどと宣ったサディンは、まるで温度を感じさせないような瞳でヨナハンを見る。やめなさい、喧嘩しようとするのは。カインはキリキリと痛む胃を抑えるように、視線で制止を試みたのだが、どうやら無駄なようだった。
「サディン殿。聞けばミハエル殿と随分とお歳が離れているとか。まだ成人もされたばかりのミハエル殿に、無体など働いてはおりませんよね?」
「第3騎士団ヨナハン·ブリュメンタール。お前のことは知っている。どうやら寝取るのが趣味だということもな。」
「部下の性癖まで騎士団長はすべからく網羅されていらっしゃると、しかし語弊がありますね。寝取、などではなく。あくまでも慰めの方法の一つですよ。」
「ミハエルを慰める役割はお前には回ってくることはない。懸想せず、己の職務に邁進しろ。」
「他人の心のあり方まで指図をなさるのですね、団長。懸想が許されぬなら片思いなどという言葉は出来ていない。ミハエル殿の心の行く末など、彼本人にもわからぬことですよ。」
まっすぐに見つめるヨナハンの言葉に、サディンの目元がピクリと跳ねる。ミハエルただならぬ雰囲気に慌てて二人の間に割り込むと、オロオロしながら真ん中に収まった。
「い、いけません!喧嘩はいけません!貴方方はいい大人なのですから、ぼ、僕に窘められるのを恥じなさい!!」
ミハエルの至極真っ当な言葉に、ヨナハンとサディンはぐっと息が詰まった。自分よりも頭一つ分背の高い二人は、ミハエルよりも歳上だ。そんな二人が周りの目を気にせず大人気ない行動を取るのがミハエルは嫌だった。シスやカルマ、ジキルからしてみれば、いや火種はお前だよ。とツッコミを入れたいところであったが、ミハエルは酷く真剣な顔でむすくれているので、それを指摘するのも野暮である。
「僕の知っているサディンは、もっと大人ですよ!」
「…ヨナハン、お前覚えておけよ。」
いや、それ敗者のセリフ。と誰しもが思ったが、サディンは無言でミハエルの腕を握って引き寄せると、ゆっくりとイズナを見た。
「イズナ。ヨナハンには明日話を聞く。それまで見張っていろ。」
「わ、わかりました…」
「もう!サディ、…っ…」
不機嫌なまま、イズナに命令をしたサディンを見て、ミハエルが窘めようとした時だった。
「…ミハエル?」
「…………、」
中途半端に名前を切ったミハエルが、まるで支えを得るかのようにサディンの腕に両手でしがみついた。ゆるゆると額をくっつけて俯いたまま黙りこくったミハエルの突然の行動に、執務室の中は静まり返った。唐突な変化に動揺したという方が正しい。
「おい、」
「っ、だ、大丈夫…です、なんか…ちょっと、」
心配そうにサディンが覗き込むと、ミハエルは慌てて顔を上げた。大丈夫と言う割には周りが見てもわかるくらいに顔色が真っ白である。ミハエルの強がりを嗜めるかのように、シスが口を開く。
「いや、子犬ちゃんまじで顔色やばいよ、もう遅いし、今日はかえんなよ!」
「だ、だってまだ、日報が…」
「そんなもん暇な爺ともに書かせりゃいいだろう。たまには仕事回してやんな。」
「でも、」
「でもじゃない。」
顔色が悪いまま仕事の心配をするミハエルを、サディンがひょいと抱き上げる。その様子をみたヨナハンが出遅れたと言わんばかりに渋い顔をすると、すぐさまその表情を変えて心配げな声色でミハエルに言う。
「ミハエル、貴方はリンドウの時からそう言ったきらいがある、今は皆の言うとおり養生するべきだ。」
「ヨナハンさん、」
ミハエルの細い体を支えるサディンの手に力が入る。カインは頭が痛そうにため息を吐くと、まるで埃を払うかのように手をひらつかせた。
「わかったわかった、もうミハエル連れてさっさと帰れ。この件はまた明日で構わん。そんな不機嫌な顔を見ているほうが気がめいる。ミハエル、お前がご機嫌取りをしろよ。」
カインの言葉にサディンの眉間にシワが寄る。慌ててイズナが間に入ると、宥めるようにサディンに言う。
「殿下は今は心置きなく休めとおっしゃっている。どうか今は御心に添う行動を。」
「兄さん…」
すっかり出来る侍従が板についた兄に驚いた顔をしたヨナハンの後ろで、シスが着ていたジャケットをミハエルの肩にかけた。申し訳無さそうな顔で小さく謝るミハエルの頭を撫でると、ひらひらと手を振りながらサディンに連れ去られていく姿を見送った。
「大丈夫かなあ、子犬ちゃん。」
「まあ、団長がいるなら平気だろ…」
「だから、余計にさ…」
「…ああ、なるほど。」
サディンの過保護が発動して囲われなければいいが。シスの言葉をなんとなく察したジキルとカルマが引きつり笑みを浮かべた。
「っ、兄さん、わかったから、苦しいって!」
「この莫迦が!!なぜ俺の指示に背いて勝手に行動した!!ああ、説教をするのはまだ早いな…良かった、お前が無事で…。」
カインの執務室にて、イズナとヨナハンの感動の再開のシーンを、サジとエルマーを除いた蜘蛛の巣とサディン、そしてミハエルとともに見つめていた。
カインが咳払いをして、ご苦労だったと労をねぎらう。あとから来たジルバもそうだが、皆感動のワンシーンよりも気になることがあり、なかなかに感傷には浸れそうにない。
カインがひくりと口端を震わせた。やはり気になったことは早々に追求すべきだろう。己の心の安寧の為にも。そう思いながら真っ直ぐ見つめたサディンの頬には、赤い紅葉がしっかりとつけられていた。
「…サディン。随分と男ぶりを上げたではないか。」
「ありがとう。」
ありがとう…?皆一様にサディンの返しに戸惑った。イズナは見ないようにしているらしい。ぎゅむりとヨナハンを抱きしめたまま空気に徹しようとしていたのだが、それを許さなかったのはヨナハンであった。
「サディン第一騎士団長が、公衆の面前でミハエルに口付けをしたのですよ。殿下。」
「莫迦者、怖いもの知らずにも程があるだろう…!」
「ほう、サディン。お前もやはりエルマーのように愛に狂うのか。」
「父さんも参加するのはやめてください。」
はぁあぅ…、と、ミハエルのため息なのか泣き声なのか分からない声が細く上がる。顔を下に向けてふるふると居たたまれなさそうにしている、そんな常識人のミハエルとは裏腹に、なぜかありがとうなどと宣ったサディンは、まるで温度を感じさせないような瞳でヨナハンを見る。やめなさい、喧嘩しようとするのは。カインはキリキリと痛む胃を抑えるように、視線で制止を試みたのだが、どうやら無駄なようだった。
「サディン殿。聞けばミハエル殿と随分とお歳が離れているとか。まだ成人もされたばかりのミハエル殿に、無体など働いてはおりませんよね?」
「第3騎士団ヨナハン·ブリュメンタール。お前のことは知っている。どうやら寝取るのが趣味だということもな。」
「部下の性癖まで騎士団長はすべからく網羅されていらっしゃると、しかし語弊がありますね。寝取、などではなく。あくまでも慰めの方法の一つですよ。」
「ミハエルを慰める役割はお前には回ってくることはない。懸想せず、己の職務に邁進しろ。」
「他人の心のあり方まで指図をなさるのですね、団長。懸想が許されぬなら片思いなどという言葉は出来ていない。ミハエル殿の心の行く末など、彼本人にもわからぬことですよ。」
まっすぐに見つめるヨナハンの言葉に、サディンの目元がピクリと跳ねる。ミハエルただならぬ雰囲気に慌てて二人の間に割り込むと、オロオロしながら真ん中に収まった。
「い、いけません!喧嘩はいけません!貴方方はいい大人なのですから、ぼ、僕に窘められるのを恥じなさい!!」
ミハエルの至極真っ当な言葉に、ヨナハンとサディンはぐっと息が詰まった。自分よりも頭一つ分背の高い二人は、ミハエルよりも歳上だ。そんな二人が周りの目を気にせず大人気ない行動を取るのがミハエルは嫌だった。シスやカルマ、ジキルからしてみれば、いや火種はお前だよ。とツッコミを入れたいところであったが、ミハエルは酷く真剣な顔でむすくれているので、それを指摘するのも野暮である。
「僕の知っているサディンは、もっと大人ですよ!」
「…ヨナハン、お前覚えておけよ。」
いや、それ敗者のセリフ。と誰しもが思ったが、サディンは無言でミハエルの腕を握って引き寄せると、ゆっくりとイズナを見た。
「イズナ。ヨナハンには明日話を聞く。それまで見張っていろ。」
「わ、わかりました…」
「もう!サディ、…っ…」
不機嫌なまま、イズナに命令をしたサディンを見て、ミハエルが窘めようとした時だった。
「…ミハエル?」
「…………、」
中途半端に名前を切ったミハエルが、まるで支えを得るかのようにサディンの腕に両手でしがみついた。ゆるゆると額をくっつけて俯いたまま黙りこくったミハエルの突然の行動に、執務室の中は静まり返った。唐突な変化に動揺したという方が正しい。
「おい、」
「っ、だ、大丈夫…です、なんか…ちょっと、」
心配そうにサディンが覗き込むと、ミハエルは慌てて顔を上げた。大丈夫と言う割には周りが見てもわかるくらいに顔色が真っ白である。ミハエルの強がりを嗜めるかのように、シスが口を開く。
「いや、子犬ちゃんまじで顔色やばいよ、もう遅いし、今日はかえんなよ!」
「だ、だってまだ、日報が…」
「そんなもん暇な爺ともに書かせりゃいいだろう。たまには仕事回してやんな。」
「でも、」
「でもじゃない。」
顔色が悪いまま仕事の心配をするミハエルを、サディンがひょいと抱き上げる。その様子をみたヨナハンが出遅れたと言わんばかりに渋い顔をすると、すぐさまその表情を変えて心配げな声色でミハエルに言う。
「ミハエル、貴方はリンドウの時からそう言ったきらいがある、今は皆の言うとおり養生するべきだ。」
「ヨナハンさん、」
ミハエルの細い体を支えるサディンの手に力が入る。カインは頭が痛そうにため息を吐くと、まるで埃を払うかのように手をひらつかせた。
「わかったわかった、もうミハエル連れてさっさと帰れ。この件はまた明日で構わん。そんな不機嫌な顔を見ているほうが気がめいる。ミハエル、お前がご機嫌取りをしろよ。」
カインの言葉にサディンの眉間にシワが寄る。慌ててイズナが間に入ると、宥めるようにサディンに言う。
「殿下は今は心置きなく休めとおっしゃっている。どうか今は御心に添う行動を。」
「兄さん…」
すっかり出来る侍従が板についた兄に驚いた顔をしたヨナハンの後ろで、シスが着ていたジャケットをミハエルの肩にかけた。申し訳無さそうな顔で小さく謝るミハエルの頭を撫でると、ひらひらと手を振りながらサディンに連れ去られていく姿を見送った。
「大丈夫かなあ、子犬ちゃん。」
「まあ、団長がいるなら平気だろ…」
「だから、余計にさ…」
「…ああ、なるほど。」
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