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ミハエルはサディンの部屋に身を寄せるようになってから、もう一月が経っていることに気がついた。相変わらず悪阻は終わらず、サディンが部屋にいないときはトイレで過ごすことも多くなってきた。サリエルはそれを見るたびに、愚か者と嘲笑うが、それでもミハエルは今が幸せだった。
足首の縄は、もっと硬くて頑丈なものにしてくれたらいいのに。形だけの拘束は、サディンの安心に繋がるらしい。もっと鎖とかでもいいのですよと提案したこともあったが、それだとお前の肌が傷つくだろうと抱きしめられて、不覚にも照れた。
「…健診、行かなくては…。」
ペたりと下腹部に触れる。まだ一月しか経っていないから、なんの膨らみもないはずなのに、ミハエルはその薄い腹に触れながら、小さく唇をモゾつかせる。魔力を巡らせて確認をすると、確かにミハエルの腹には何かが息づいている。サリエルから教えてもらった魔力の流れを使ったそれは、エコーのようなものである。
書類になった文字の羅列は確認したが、それでもミハエルはこうして自身で確かめるたびに、胸の奥にほのかに灯る暖かな灯火に胸をとくんと跳ねさせる。嬉しいのだ。嬉しいのに、言えていないから喜びを誰にも伝えられない。そして、伝えられないのは、不安もだった。
「望んでいます、僕はあなたに早く会いたい。」
元気に育って、お願いだから、僕の中で頑張って。腹に触れながら、そう祈る。腹の中の魔力は、どうやら足りていないらしい。その分ミハエルの体から栄養を摂っているようで、ミハエルは本人が気がつかぬうちに随分と痩せこけた。サディンだってそれは気づいている。ミハエルが何かを隠していて、そして具合の悪い日が続いていることも。
サリエルが獅子の姿でサディンのベッドに飛び乗る。ぐるりと身を丸め、ミハエルの背もたれをかって出ると、その赤い眼でミハエルを見据える。
「サディンの魔力が足りていないのだ。経口摂取も限界があるぞ。ハメて中に出してもらえればいいものを。」
「そんなこと…、お腹の子に影響したら…」
サリエルの一言に、ミハエルが顔を赤らめる。だって、サディンのセックスは激しいのだ。ミハエルの腹の奥を突き破るかのように深く穿たれて、気持ちいいのと苦しいのがないまぜになって、訳が分からなくなってしまう。前後不覚で、文字通りはめを外して、赤ちゃんに何かあったらと考えると、最低でも安定期を迎えるまでは挿入はしない方がいいと考えていた。
「なら、精液を飲めばよろしいな。あれは魔力が濃いし。それが一番腹の子には効くでしょうねえ。」
「せっ…、」
ブワリとミハエルの顔が赤く染まる。そんなこと、思いつきもしなかった。行為中にサディンが悪戯にミハエルの性器を口で慰めることはままあった。しかし、それはあくまでも愛撫の延長であり、魔力を目的とした奉仕など、よほど頭がキマっていなければミハエルには難しそうであった。
口元を押さえて目を潤ませる。もし、もしそうしなくてはいけなくなったとして、どう誘えばいいのだ。舐めさせてください、は直球的だろうか。なら、僕もサディンのを舐めたい…いや、それも勇気が出ない。どうしよう、有識者、誰か正しい解を教えてくれ。居た堪れなさすぎて、ベットの上で小さく丸くなると、サリエルのお腹に顔を埋める。
「お前、もしかしてクソ真面目に奉仕のお願いの仕方でも考えているのか。」
「だ、だってなんて言うのですか…、ご挨拶させてくださいとでも…?」
「ブワハハハ!それはいい!サリエルはそういう下品な方が好きだぞ!」
「お、お伺いは下品なのですか…!」
驚愕した、一番まともかもしれないと思ったのに。そんな具合にウンウンと唸っているうちに、部屋の扉の鍵が開く。ミハエルはひょこりと起き上がると、ヨタヨタとした歩みでお迎えに行く。カチャンと音を立てて、なんだかいつもよりゆっくりとした動きでドアノブが回る。いつもならこんな慎重じゃないのに、と思い時計を見やる。サディンが帰ってくるよりも少し早い気がした。
「サディン、…へ、」
「っ…、子犬ちゃん!」
「ひゃ、っ…!」
ゆっくりと扉が開いたかと思えば、ミハエルの目の前に現れたのはシスであった。どうやら鍵開けはヨナハンの仕業らしい。シスの背後から顔をのぞかせるように室内を覗き込むと、ミハエルの姿を見てサッと顔を青褪めさせる。シスはいの一番に中に入ると、そのままがばりと細い身体を抱きしめた。ベットからのびた紐が、ミハエルの足に括られているのを見て、次いで乗り込んできたカルマが頭を抱えた。
「な、なんでここに…っ」
「話は後、今はここから出よう、ああ、もう、嫌な予感は当たっちゃうんだよなあ。」
「っゃ、やです…!ここにいる!」
「大丈夫、なんも怖いことないし。サディンが殿下に呼び出されてる今しかチャンスないんだから、大人しくし、っ」
シスの目の前にサリエルが姿を表すと、その赤い瞳孔で威圧を与えるかのように見下ろす。ミハエルを抱き上げる腕をがしりと掴むと、まるで守るかのように前に出てきたヨナハンとカルマを見て、面倒臭そうな顔をする。
「おい、やめておけ。ミハエルはここに置いておくのだ。」
「出たなサリエル。こんな痩せこけた子犬ちゃんを監禁させたままでいられる訳ないでしょ。」
「ミハエル、あなたは洗脳されているだけです。今はどうか俺たちに、騎士としての務めをさせてください。」
違うのに!ミハエルはシスに横抱きにされると、ゆるゆると首を振って否定する。サリエルが手を出すと、三人は怪我をしてしまう。だからこそ強くお願いもできない。ああ、嫌だな。ここにいてサディンの帰りを待ちたいのに、サディンは監禁なんかしていないのだと伝えたい。なんで油断したのだろう、自分の迂闊な行動が大好きなサディンを貶めるような結果につながってしまうのは、ひどく嫌だ。
「ひ、っく…っ、ち、ちが…っゃだ…シスさん…おろして…っ」
「泣くくらい嫌なら、なんでもっと早く助けを呼ばないの。」
「ちが…っ!」
シスは腕の中のミハエルの軽くなってしまった体重に顔を顰める。ヨナハンによって切断された紐を見ると、ミハエルはもう悲しくて仕方がなかった。きっと彼らは善意だ、それはわかっている。よくよく考えてみたら、この事態は全部自分のせいじゃないか。それに思い至ると、悲しくて、ミハエルは涙が止まらない。妊娠して、それを隠しているというストレスもある。ままならない中で、真綿で締め上げるかのようなサディンの甘い毒にも似た愛情が幸せだったのに。
まるで周りを固めるかのようにシスの前後にヨナハンとカルマがつく。サリエルはもう諦めたらしい、どうせ怒られるのは俺ではないしなと突き放したかのようにいうと、早々に姿を消してしまった。
「とりあえず、医術局?」
「やだ…帰る…サディンの部屋、に…っ…」
「子犬ちゃん?」
駄々をこねるかのようなミハエルの意見など聞いてももらえなかった。しかし、精神的なストレスは正しく弱ったミハエルの体に影響を及ぼした。めまいのような感覚が再び訪れる。これは知っている、ミハエルの情緒に反応して、腹の子が魔力を取り込んでいるのだ。ああ、なんて最悪のタイミング。ミハエルに触れたのが父親であるサディン以外というのも良くはなかった。皮膚を通して微かに感じるシスの魔力に、体が驚いたらしい。
「ぅ…、っ…」
「ちょ、やばい早く医術局!」
腕の中のミハエルがぐったりとした様子でおとなしくなると、流石のシスも焦った。カルマがジャケットを脱いで体にかければ、ヨナハンは事態の連絡のために鳥型の伝達魔術を行使しようとした。
「その必要はない。」
「げっ…!」
通路の奥から、ひどく苛立った顔のサディンが姿を現した。シスの腕の中で顔色を無くしているミハエルの様子を見ると、眉間に皺を寄せながら足音を荒げて近づく。しかし、その行手を阻んだのはヨナハンであった。
「なんのつもりだ。邪魔だ、どけ。」
「仮にも騎士団長である貴方がミハエルを監禁などと、許されるはずはありません。」
ヨナハンの言葉に、サディンの目元がピクリとはねる。その肩を掴み、まるで相手にはせぬと言わんばかりに横に押しやると、再び守るかのようにして前に出てくる。サディンの顳顬に青筋が走る。一触即発になりそうな状況を覆したのは、弱っていたミハエルであった。
「サディン…っ、…き、て…」
「子犬ちゃん!?」
「ミハエル…!どけ、ヨナハン!」
「なぜ…っ」
弱々しいミハエルが読んだサディンの名に、シスもヨナハンもひどく驚いた。カルマは渋い顔をしたが、サディンが苦しそうな顔で駆け寄ってくるのを見ると、この人もこんな顔をするのだなあと傍観する。シスから奪うようにミハエルを抱きしめると、サディンの首にゆるゆると腕を回して縋りついた。
「ミハエル…!!具合悪いな、早く帰ってやれなくてすまなかった。」
「ひぅ…っ…」
グスグスと泣きながら縋り付く様子に、どうやら自分達が思っているのと状況は違うらしいとわかったのか、シスもヨナハンも呆気にとられた様子で二人を見る。あんなに具合が悪そうだったミハエルが、サディンの腕の中だと息がしやすそうだったのだ。シスはもしかして妊娠と関係があるのかと思い至ると、やらかしたかもしれんと顔色を悪くした。
足首の縄は、もっと硬くて頑丈なものにしてくれたらいいのに。形だけの拘束は、サディンの安心に繋がるらしい。もっと鎖とかでもいいのですよと提案したこともあったが、それだとお前の肌が傷つくだろうと抱きしめられて、不覚にも照れた。
「…健診、行かなくては…。」
ペたりと下腹部に触れる。まだ一月しか経っていないから、なんの膨らみもないはずなのに、ミハエルはその薄い腹に触れながら、小さく唇をモゾつかせる。魔力を巡らせて確認をすると、確かにミハエルの腹には何かが息づいている。サリエルから教えてもらった魔力の流れを使ったそれは、エコーのようなものである。
書類になった文字の羅列は確認したが、それでもミハエルはこうして自身で確かめるたびに、胸の奥にほのかに灯る暖かな灯火に胸をとくんと跳ねさせる。嬉しいのだ。嬉しいのに、言えていないから喜びを誰にも伝えられない。そして、伝えられないのは、不安もだった。
「望んでいます、僕はあなたに早く会いたい。」
元気に育って、お願いだから、僕の中で頑張って。腹に触れながら、そう祈る。腹の中の魔力は、どうやら足りていないらしい。その分ミハエルの体から栄養を摂っているようで、ミハエルは本人が気がつかぬうちに随分と痩せこけた。サディンだってそれは気づいている。ミハエルが何かを隠していて、そして具合の悪い日が続いていることも。
サリエルが獅子の姿でサディンのベッドに飛び乗る。ぐるりと身を丸め、ミハエルの背もたれをかって出ると、その赤い眼でミハエルを見据える。
「サディンの魔力が足りていないのだ。経口摂取も限界があるぞ。ハメて中に出してもらえればいいものを。」
「そんなこと…、お腹の子に影響したら…」
サリエルの一言に、ミハエルが顔を赤らめる。だって、サディンのセックスは激しいのだ。ミハエルの腹の奥を突き破るかのように深く穿たれて、気持ちいいのと苦しいのがないまぜになって、訳が分からなくなってしまう。前後不覚で、文字通りはめを外して、赤ちゃんに何かあったらと考えると、最低でも安定期を迎えるまでは挿入はしない方がいいと考えていた。
「なら、精液を飲めばよろしいな。あれは魔力が濃いし。それが一番腹の子には効くでしょうねえ。」
「せっ…、」
ブワリとミハエルの顔が赤く染まる。そんなこと、思いつきもしなかった。行為中にサディンが悪戯にミハエルの性器を口で慰めることはままあった。しかし、それはあくまでも愛撫の延長であり、魔力を目的とした奉仕など、よほど頭がキマっていなければミハエルには難しそうであった。
口元を押さえて目を潤ませる。もし、もしそうしなくてはいけなくなったとして、どう誘えばいいのだ。舐めさせてください、は直球的だろうか。なら、僕もサディンのを舐めたい…いや、それも勇気が出ない。どうしよう、有識者、誰か正しい解を教えてくれ。居た堪れなさすぎて、ベットの上で小さく丸くなると、サリエルのお腹に顔を埋める。
「お前、もしかしてクソ真面目に奉仕のお願いの仕方でも考えているのか。」
「だ、だってなんて言うのですか…、ご挨拶させてくださいとでも…?」
「ブワハハハ!それはいい!サリエルはそういう下品な方が好きだぞ!」
「お、お伺いは下品なのですか…!」
驚愕した、一番まともかもしれないと思ったのに。そんな具合にウンウンと唸っているうちに、部屋の扉の鍵が開く。ミハエルはひょこりと起き上がると、ヨタヨタとした歩みでお迎えに行く。カチャンと音を立てて、なんだかいつもよりゆっくりとした動きでドアノブが回る。いつもならこんな慎重じゃないのに、と思い時計を見やる。サディンが帰ってくるよりも少し早い気がした。
「サディン、…へ、」
「っ…、子犬ちゃん!」
「ひゃ、っ…!」
ゆっくりと扉が開いたかと思えば、ミハエルの目の前に現れたのはシスであった。どうやら鍵開けはヨナハンの仕業らしい。シスの背後から顔をのぞかせるように室内を覗き込むと、ミハエルの姿を見てサッと顔を青褪めさせる。シスはいの一番に中に入ると、そのままがばりと細い身体を抱きしめた。ベットからのびた紐が、ミハエルの足に括られているのを見て、次いで乗り込んできたカルマが頭を抱えた。
「な、なんでここに…っ」
「話は後、今はここから出よう、ああ、もう、嫌な予感は当たっちゃうんだよなあ。」
「っゃ、やです…!ここにいる!」
「大丈夫、なんも怖いことないし。サディンが殿下に呼び出されてる今しかチャンスないんだから、大人しくし、っ」
シスの目の前にサリエルが姿を表すと、その赤い瞳孔で威圧を与えるかのように見下ろす。ミハエルを抱き上げる腕をがしりと掴むと、まるで守るかのように前に出てきたヨナハンとカルマを見て、面倒臭そうな顔をする。
「おい、やめておけ。ミハエルはここに置いておくのだ。」
「出たなサリエル。こんな痩せこけた子犬ちゃんを監禁させたままでいられる訳ないでしょ。」
「ミハエル、あなたは洗脳されているだけです。今はどうか俺たちに、騎士としての務めをさせてください。」
違うのに!ミハエルはシスに横抱きにされると、ゆるゆると首を振って否定する。サリエルが手を出すと、三人は怪我をしてしまう。だからこそ強くお願いもできない。ああ、嫌だな。ここにいてサディンの帰りを待ちたいのに、サディンは監禁なんかしていないのだと伝えたい。なんで油断したのだろう、自分の迂闊な行動が大好きなサディンを貶めるような結果につながってしまうのは、ひどく嫌だ。
「ひ、っく…っ、ち、ちが…っゃだ…シスさん…おろして…っ」
「泣くくらい嫌なら、なんでもっと早く助けを呼ばないの。」
「ちが…っ!」
シスは腕の中のミハエルの軽くなってしまった体重に顔を顰める。ヨナハンによって切断された紐を見ると、ミハエルはもう悲しくて仕方がなかった。きっと彼らは善意だ、それはわかっている。よくよく考えてみたら、この事態は全部自分のせいじゃないか。それに思い至ると、悲しくて、ミハエルは涙が止まらない。妊娠して、それを隠しているというストレスもある。ままならない中で、真綿で締め上げるかのようなサディンの甘い毒にも似た愛情が幸せだったのに。
まるで周りを固めるかのようにシスの前後にヨナハンとカルマがつく。サリエルはもう諦めたらしい、どうせ怒られるのは俺ではないしなと突き放したかのようにいうと、早々に姿を消してしまった。
「とりあえず、医術局?」
「やだ…帰る…サディンの部屋、に…っ…」
「子犬ちゃん?」
駄々をこねるかのようなミハエルの意見など聞いてももらえなかった。しかし、精神的なストレスは正しく弱ったミハエルの体に影響を及ぼした。めまいのような感覚が再び訪れる。これは知っている、ミハエルの情緒に反応して、腹の子が魔力を取り込んでいるのだ。ああ、なんて最悪のタイミング。ミハエルに触れたのが父親であるサディン以外というのも良くはなかった。皮膚を通して微かに感じるシスの魔力に、体が驚いたらしい。
「ぅ…、っ…」
「ちょ、やばい早く医術局!」
腕の中のミハエルがぐったりとした様子でおとなしくなると、流石のシスも焦った。カルマがジャケットを脱いで体にかければ、ヨナハンは事態の連絡のために鳥型の伝達魔術を行使しようとした。
「その必要はない。」
「げっ…!」
通路の奥から、ひどく苛立った顔のサディンが姿を現した。シスの腕の中で顔色を無くしているミハエルの様子を見ると、眉間に皺を寄せながら足音を荒げて近づく。しかし、その行手を阻んだのはヨナハンであった。
「なんのつもりだ。邪魔だ、どけ。」
「仮にも騎士団長である貴方がミハエルを監禁などと、許されるはずはありません。」
ヨナハンの言葉に、サディンの目元がピクリとはねる。その肩を掴み、まるで相手にはせぬと言わんばかりに横に押しやると、再び守るかのようにして前に出てくる。サディンの顳顬に青筋が走る。一触即発になりそうな状況を覆したのは、弱っていたミハエルであった。
「サディン…っ、…き、て…」
「子犬ちゃん!?」
「ミハエル…!どけ、ヨナハン!」
「なぜ…っ」
弱々しいミハエルが読んだサディンの名に、シスもヨナハンもひどく驚いた。カルマは渋い顔をしたが、サディンが苦しそうな顔で駆け寄ってくるのを見ると、この人もこんな顔をするのだなあと傍観する。シスから奪うようにミハエルを抱きしめると、サディンの首にゆるゆると腕を回して縋りついた。
「ミハエル…!!具合悪いな、早く帰ってやれなくてすまなかった。」
「ひぅ…っ…」
グスグスと泣きながら縋り付く様子に、どうやら自分達が思っているのと状況は違うらしいとわかったのか、シスもヨナハンも呆気にとられた様子で二人を見る。あんなに具合が悪そうだったミハエルが、サディンの腕の中だと息がしやすそうだったのだ。シスはもしかして妊娠と関係があるのかと思い至ると、やらかしたかもしれんと顔色を悪くした。
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