僕物語 覚醒編

如月 怜

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第2章 トランバース編

第6話(トランバース)

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戦いを仕掛けてきた女性は僕の親友だった人だ。
その人の名前は皐月 ハツカ。

お互いの真意を知った僕たちは一緒に旅に出ることになった。


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「でもなんで僕がここにいるって
 わかったの?」

ハツカ
「瞬間移動だよ?
 私はまだ見たことがある場所の
 周辺にしかできないけど
 高レベルの瞬間移動能力者になると
 思い描いた場所にズレなく
 移動することができるんだよ!」

僕は一つ質問を返した。


「高レベル?」

するとハツカとカムイは驚いた顔をしていた。

カムイ
「おまえもしかして能力に
 レベルがあることを知らないのか?

 能力には下位能力と上位能力、
 最上位能力と特別能力がある。
 それは知ってるだろ?

 更にその中にもレベルがあって、
 下位能力はLv.1~Lv.5まで、
 上位能力はLv.1~Lv.10まで、
 最上位能力はLv.1~その人の限界まで。

 例えば電気使いの下位能力者が
 Lv.5になったとしよう。
 その人が日々の努力を続けて
 またひとつLvがあがる。
 その場合は下位能力Lv.6ではなく
 上位能力Lv.1に昇級するんだ。

 だけど特別能力だけは別。
 特化型異覚醒能力はLv.1~Lv.5まで。

 その区別は打ち消せる能力の
 Lvで判断される。
 下位の全Lvを打ち消せたらLv.1、
 下位から上位Lv.5の打ち消しでLv.2、
 下位から上位Lv.10打ち消しでLv.3、
 下位から最上位の打ち消しでLv.4、
 そして新異覚醒能力の
 打ち消しができればLv.5だ。

 この2つの規則性にはまらないのが
 怜と同じ種の能力である新異覚醒能力。

 新異覚醒能力だけはレベルがない。
 それはなぜか。
 能力自体が希少な上に覚醒者も少ない。
 そのためかデータが取れないんだ。
 施設長が言ってただろ?
 お前は貴重な研究資料だって。

 これで大体はわかったか?」


「うん。」

僕はその説明をされた時に思った。
自分で強くなって自分も友達も全てを僕が守ってみせると。

僕たちはまた歩き出した。

そして森を抜けたところだった。
そこは少し小さな街だった。
この街の名は

『トランバース』


「ここが最初の街、」

カムイ
「これでやっと休めるってわけか!」


「そうだね!
 じゃ今日はもう休もうか、
 クエストは明日のお楽しみ!」

そして僕たちは宿を探し今日は休息をとることにした。

次の日の朝、
僕たちはこの街にある能力研究所に行った。

僕たちが入るのは一般ゲートではなく関係者入り口だった。
その入り口を入ってすぐに掲示板があった。
そこにはクエスト用紙がびっしりと張り出されていた。


「最初だからなるべく簡単なので
 慣らして行こうよ!」

その提案には2人とも納得してくれた。

カムイ
「これなんかどうだ?

 『ミライの人形』

 人形探しの仕事らしいぞ?」

確かに依頼書には人形探しと書いてあった。
だがどう見ても報酬金が高すぎる。

【報酬金:80,000G】
(1G = \1)


「依頼者は金持ちさんのようだね、
 いい仕事だと思うしいいんじゃない?」

そして僕たちはクエストを引き受けた。
場所はこの街の一番高いところにある大きな屋敷だった。
そこは見渡せばすぐに見つかった。

ハツカ
「もしかしてあの山の
 頂上にあるお城のこと?」


「地図は確かにそこを指してるけど、」

カムイ
「悩んでても仕方ないし
 行ってみるか!」

僕たちはお城へと歩き出した。
すると山道の途中に女の子が立っていた。。



---続く---



!次回!

女の子
「あなた方は依頼書をご覧になって
 こちらへお越しくださったのですか?」

そこにいたのはまだ幼さ残る一人の女の子だった。

女の子
「私の依頼を本当に引き受けて
 くださいますか??」


-次回-

僕物語 覚醒編

第7話

(鏡の中の探し物)
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