僕物語 覚醒編

如月 怜

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第3章 グリーンウッド編

第21話(深緑の神殿:古代魔法 深部散策編)

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ドラゴンとの戦闘を終え、
カムイとミライは部屋の散策を始めた。

2人になった僕とハツカ。

ハツカは不安にを抱えながらも僕たちと一緒にここまできた。

そんな不安を打ち明けたハツカに僕は心の底から応えた。

これからもずっと一緒だと、

そして少し戸惑いながらも、
僕たちも部屋の散策を開始した。


----------


散策を開始した僕たちは部屋の奥へと歩みを進めた。

奥に進むにつれて薄暗くなり、
ある扉の前にたどり着いた。

その扉の前にはカムイとミライがいた。

カムイ
「おう、
 2人とももういいのか?」


「うん、
 ありがとう!
 んでどうかした?」

ミライ
「この扉、
 魔法がかけられていて
 開かないんです、
 恐らくは昔の方が高度な封印魔法を
 かけてこの部屋を閉ざしたのでしょう、」

ミライの言葉通り、
扉には鍵が見当たらず、
魔力も感じていた。

ハツカ
「怜の能力で開けられないかな、?」

僕は能力を意識した。


「さすがに見たこともないし
 知識すらない魔法を消すのは
 僕にだってできないよ、、」

カムイ
「燃やしちまうか、」

そう言ってカムイは扉に火を放った。
だが、
扉に火がつくことはなく、
それどころか扉はカムイの火を弾いた。

するとミライが言った。

ミライ
「ハツカさん、
 ハツカさんの瞬間移動は魔法を
 超えて飛ばすことができますか?」

ハツカ
「できるけどなんで??」

ミライ
「魔法を貫通してモノを飛ばせるのなら
 この鏡を扉の中へ飛ばしてください。」


「これはどんな鏡なの?」

ミライ
「こちらは双移鏡ソウイキョウです。
 この魔法は2枚のこの鏡を使うのです。
 1枚をどこか別の場所において
 もう1枚の鏡を手元に置きます。
 そして手元の鏡に映したモノを
 もう1枚の鏡がある場所へ
 飛ばすことができるのです。

 そして手元の鏡に映るのは
 もう片方の鏡が映しているモノです。

 なのでこの鏡で部屋の中の状況は
 確認することができます。」

ハツカ
「わかった!
 やってみる、」

ハツカは能力を発動させ鏡を扉の向こうへ飛ばした。

そして僕たちは鏡を覗いた。
そこには台が一つ立っていた。


「大丈夫そうだね、」

ミライ
「それではみなさん、
 こちらの鏡をじっと見てください、」

ミライ
「いいよ!」

カムイ
「ああ!」


「行こう!」

ミライが深呼吸をした瞬間だった。
目の前の景色が一転し、
部屋の中に入ることに成功した。


「すごい、
 ほんとに入れるなんて、」

ハツカ
「すごいよミライ!」

ミライ
「あ、
 ありがとうございます!」

僕たちは台に近づき、
正面に立った。
その台には一つの石板が置かれていた。
石板にはみたことのない文字と不思議な模様が刻まれていた。


「この石板、
 異様な魔力を感じる、」

カムイ
「ホントだ、」

その時だった。
突然石板が輝きを放った。

ハツカ
「!?
 なにっ!?」

その輝きと同時にハツカの身体も輝き始めた。
あたりは光に包まれた。

カムイ
「どうなってるんだ!?」

ミライ
「ハツカさん!!!」

数秒たち光は消えた。
目の前にある光景に驚きを隠せなかった。

カムイ
「!?」

ミライ
「石板の文字が、」


「消えた!?

 ハツカ!
 なんともないの!?」

そう言ってハツカの方を振り向いた時だった。

ハツカ
「これ、
 この手首の模様、
 なんなんだろう、」

カムイ
「身体は大丈夫なのか?」

ハツカ
「うん、
 この模様以外はなんともないみたい、」

僕たちが安心していた時、
部屋に中に微風が吹いた。


「うっ、

 でもハツカが無事でよかった!
 なんかあったらどうしようかと
 思ったよ、」

カムイ
「何にもなかったな、
 とりあえず戻ろうぜ?」

ハツカ
「そうだね!
 ミライ行こっ!」

ミライ
「はい、、、」

僕たちは扉前の鏡の前に向かった。

ミライ
「今の風、、、」


「ミライ~?」

ミライ
「は、はい!!」

ミライも鏡の前にきた時、
ふとハツカが扉に手をかけた。

ハツカ
「この扉、
 不思議な力を感じる。」

ミライ
「不思議な力?
 何も感じませんが、」


「うん、」

ハツカ
「もしかして、」

ハツカが扉に手をかけた時だ、
部屋の中を突風が襲った。

カムイ
「う!!
 なんなんだよ!!」

ギィィィィギィィィィ

すると古びた音を立てながら
扉が開いていった。


「なんで開いたんだ??、」

ハツカ
「まぁ結果オーライだよ!
 早くグリーンウッドに行こう!」

カムイ
「そうだな!」


「うん!」

ミライ
「今の風、
 魔法、」

僕たちはグリーンウッドに向け
再び歩き始めた。。



---続く---



!次回!

ハツカ
「ココがグリーンウッド!!」

そこは大自然の中にある都市だった。

まるでこの世のモノではないほどの澄み切った空気や水、
緑溢れたこの街には四季がなく、
1年中春の気候だった。

ここに平和が訪れるはずだった。


-次回-

僕物語 覚醒編

第22話

(春の終わらない街)
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