僕物語 覚醒編

如月 怜

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第3章 グリーンウッド編

第23話(大地の悲鳴)

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グリーンウッドにたどり着いた僕たち。
そこは緑いっぱいの街だった。

能力研究施設に向かっている時、
一枚の枯葉が目の前を散っていった。

振り返った僕たちが目の当たりにしたものは枯れ果てた大自然の姿だった。

そして1人の男が施設へと駆け込んで言った。


「奴が来たぞ!!」

奴とは闇の覚醒者の1人、
グランだった。


----------



「グランを探そう!!」

僕がそう言った時だった。
施設内に1人の男が入ってきた。
この場の空気が凍りついた。
その男の威圧感はドラゴンと対面した時以上だった。
恐怖からか身体が竦み出す。

カムイ
「もしかしてこいつが、」


「お前が闇の覚醒者、
 グランだな!!」

グラン
「そう!
 我こそが地を無限に操る
 地操能力者グラン!

 そう言うお前は分析能力者、
 怜だな?」

グランは僕のことを知っていた。


「僕を知ってるのか!?」

グラン
「当然だ。
 我はお前を消しに来た。」

グランがそう言った時だった。
グランの身体から膨大な魔力が放出されたのだ。
威圧感で揺れる空間は薄紫に染まり、
ここにいるみんなの心を闇の奥深くへと沈めた。

ハツカ
「こんなの、
 勝てるの!?」

ミライ
「どうすれば、、」

だが僕とカムイは立ち向かった。

カムイ
「やるしかねーだろ!!

 火炎牢!!!」


(集中、
 やらなきゃやられるだけだ、
 どうしてでもやるしかないんだ!)

僕もカムイと同じ炎を出した。


「多弾火炎砲!!」

だが僕たちの攻撃がグランに当たることはなかった。
身体の周りの魔力がまるでバリアの役目を果たしていた。

カムイ
「くそ!!
 当たらないぞ!!」

そしてミライとハツカも加戦した。

ハツカ
「怜の火の弾こっちに飛ばして!!」

僕は言われた通りにした。


「ハツカ行くよ!!

 多弾火炎砲!!」

ハツカの方へ飛んで行った炎の弾はハツカの前で消えた。
そのすぐ後、
グランの身体に炎が上がった。

カムイ
「やった!!」

ハツカ
「ミライ!
 今のうちに鏡に閉じ込めて!!」

ミライ
「わかりました!!

 牢鏡!!」

辺りは光に包まれた。
光が消えると目の前にいたグランはいなくなっていた。


「閉じ込めた、、」

ハツカ
「やったの、、、?」

僕たちがやったと思った瞬間だった。
大地が唸りだしたのだ。

ゴゴゴゴゴォォォォォォォォ

カムイ
「なんだ!?」

地鳴りの中、
ミライの鏡が光を放つ。

グラン
「お前らの力はその程度か!」


「どこだ!!
 やつはどこにいる!?」

頭の中に直接話しかけられている、
そんな感覚だった。

地鳴りと共に大地が割れ始めた。

カムイ
「地割れだ!!!
 みんな逃げろ!!!」

グラン
「もう遅い!!」

鏡の光が消え、
やがて鏡が砕けた。
それと同時にグランが鏡の牢を破り僕たちの前に再度立ちはだかった。

ハツカ
「うそ!?
 出てこられるなんて!?」

グラン
「甘いわ!!

 これ以上やるのも時間の無駄だ。
 一瞬で終わらせよう!」

その言葉の後、
グランの魔力が格段に上がった。


「これはやばいんじゃない!?
 逃げないとっ!!」

ハツカ
「みんな一回離れよう!!
 一箇所にいると的が絞られちゃう!!」

カムイ
「神殿で落ち合おう!!」

だが僕たちの行動は止まった。
ミライがグランに捕まったのだ。

ミライ
「きゃーー!!
 離してください!!」

それを見た僕は咄嗟にミライの方へと走っていた。

カムイ
「怜!!
 待て!!
 1人じゃ無理だ!!」


「1人じゃない!!
 ハツカ!!!」

僕がそう叫んだ時だった。
ハツカの瞳が緑色に変わった。
そして腕を振り下ろした瞬間凄まじい風が僕の背中を押した。
僕はその風に乗り物凄い勢いでミライを抱きとめた。
ミライを抱きとめた僕はその場から離れるために瞬間移動を使った。

グラン
「ほぉ、
 中々面白いお嬢さんだな!

 だがもう遅い。

 闇宝玉魔導マドウ!!

 《異次元世界パラレルワールド》」

グランが大魔法を使用した直後、
硬い地面がまるで砂のように粉砕し、
僕たちは大地の底へと飲み込まれるように落ちていった。

ハツカは瞬間移動をした。
だが間に合わなかった。

ハツカ
「だめ!!
 間に合わない!!」

僕たちは落ち続けた。
次第に辺りは黒い霧に飲み込まれた。。



---続く---



!次回!


「みんな手を取って!!」

僕たち4人は落下しながらも僕とハツカの瞬間移動を使ってなんとか手を取り合った。

カムイ
「どこまで落ちるんだ!!??」

やがて霧が晴れ、
僕たちは底らしき場所に落ちた。

だが、
誰一人として死んではいなかった。

そして周りを見回すとそこには驚きの景色が広がっていた。


-次回-

僕物語 覚醒編

第24話

(異次元世界の射術家)
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