僕物語 覚醒編

如月 怜

文字の大きさ
32 / 37
第4章 ウォータークロック編

第32話(嵐の船上)

しおりを挟む
----------


船の上で能力の特訓をしていた僕たち。
ミライの精霊魔法を相手にしていた僕は、
ミライの技に打つ手がなく焦っていた。
そこにカムイが現れて、
火炎牢でミライの技を蒸発させたのである。
空には虹がか掛かり、
とても幻想的な空間だった。

そしてその後船長にこっ酷く叱られたのであった。


----------



「しかしミライの精霊魔法の上達
 すごいスピードだよ!
 僕ビックリしちゃった!」

ハツカ
「ホントにその通りだよ!
 わたしにもコツを教えて
 ほしいくらいだよ!」

ミライはハツカに答える。

ミライ
「ウンディーネが言うには、
 精霊魔法には決まったモノと
 自身で作り出すモノが
 あるみたいなんです。

 決まった魔法はパートナーの精霊が
 使い方を教えてくれます。
 グリーンウッドでのハツカさんも
 そうだったのではないですか?」

ハツカ
「そう言われるとそうだね!
 シルフが教えてくれたよ!」

ミライ
「その様な感じです。

 そして問題なのは自身で
 生み出す魔法です。
 実は先程使用した霧雨の矢爪は
 私が生み出した魔法なのです。」

そう聞くとみんなは驚いていた。

ミライ
「生み出す。
 一言で言うと簡単な言葉ですが、
 実際に作り出すのはとても難しいのです。

 生み出せるモノと生み出せないモノ。
 それは人により違うと思います。

 私の能力の性質上、
 自身の鏡の世界の様に
 相手を惑わす様な種類を
 得意としています。
 なので霧雨の矢爪を
 生み出すことができました。

 想像力と言うのでしょうか、

 [自信が鮮明に想像できる魔法]

 それが自身で生み出す魔法
 なのかもしれません。」


「なるほど、
 そう言うことなのか、」

精霊魔法について少しずつ理解が深まってきた。

そして事は訪れる。
突如として辺り一面の空に真っ黒な雲が掛かったのだ。

ハツカ
「なんか雲行きが怪しくない?
 これ船大丈夫かな、、?」

カムイ
「今の今まで虹が掛かるくらい
 晴れてたのにな、」

ミライ
「この感じ、
 少し気になります。」


「ミライも感じる?」

僕も同じように違和感を感じていた。


「なんか魔力みたいな、」

そこに遥矢が来て言った。

遥矢
「昊だ、
 この感じ、
 この感覚、
 昊!
 どこにいるんだ!!
 昊ーーーー!!」

次第に気温は下がると大雨が降り、
そして嵐となった。

カムイ
「このままじゃこの船
 もたないんじゃ!?
 とりあえず船長室に行くぞ!」

僕たちは大きく揺れる船の中で、
船長室へ向かった。


「船長さん!
 この船大丈夫なんですか!?」

船長は深刻そうな顔で答える。

船長
「いや!
 このままじゃ危ない!
 だがこの辺りは陸地もないし、
 打つ手がないんだ!!」

するとハツカが口を開いた。

ハツカ
「私たちにやらせて!!」

カムイ
「一体どうする気だ!?」

ハツカはミライと目を合わせ頷いた。

ハツカ
「ミライ!
 やるよ!」

ミライ
「実戦でいきなり本番ですね!
 やりましょう!」

ミライは大きく深呼吸した。

ミライ
「行きますよ!

 水魔法!

 『水界スイカイ円聖エンセイ』!」

ミライがそう言うと、
船の向かう先に水のトンネルが生成された。
続けてハツカも能力を使う。

ハツカ
「次は私ね!

 風魔法!

 『行先ユクサキの追い風』」

ハツカが能力を使うと、
船の進行方向に強い追い風が吹いた。

船長
「おおぉ!!
 これならいけるぞ!!
 君たちすごいじゃないか!
 ありがとう!!」

そんな時だった。
水のトンネルの中で目を凝らしてよく見ると、
空に人の姿があった。。



---続く---



!次回!

空から落ちて来た人、
それは遥矢が探していた人だった。

その人は天 昊。

そして昊は目を覚ます!


-次回-

僕物語 覚醒編

第33話

(天 昊)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

グレート・プロデュース  〜密かに国をコントロールする最強のエージェントは、恋に落ちた王女を大帝王に即位させることができるのか?〜

青波良夜
ファンタジー
魔法と、魔導科学が進んだ強大な国、グランダメリス大帝国。 俺は、この国を陰からコントロールする秘密組織でエージェントとして働いている。 今回の任務は、豪華客船で行われる密売の現場を探ることだった。 その任務の途中、俺は第三継王家の王女『メリーナ・サンダーブロンド』と出会うことになる。 メリーナ王女は婚約しようとしていたのだが、俺の軽はずみな行動が彼女の運命を変えてしまった。 その後、なんやかんやあり、俺はメリーナ王女に惚れられることに……。 こんなことは、エージェントとしては絶対にあってはならないことだ。 というわけで、俺はメリーナ王女と別れ、二度と会わないよう工作をした。 それなのに、まさか再び出会うハメになるなんて……。 しかも次の任務は、メリーナを大帝王に即位させることだって!? ――これは最強のエージェントが、乙女の恋心に翻弄されながら、過去最難関のミッションに挑む物語である。 ※『ノベルアップ+』、『ネオページ』にも投稿してます。 ※『小説家になろう』『カクヨム』に投稿し、一度完結済みとなった作品です。

盾の間違った使い方

KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。 まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。 マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。 しかし、当たった次の瞬間。 気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。 周囲は白骨死体だらけ。 慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。 仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。 ここは―― 多分、ボス部屋。 しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。 与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる 【異世界ショッピング】。 一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。 魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、 水一滴すら買えない。 ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。 そんな中、盾だけが違った。 傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。 両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。 盾で殴り 盾で守り 腹が減れば・・・盾で焼く。 フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。 ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。 ――そんなある日。 聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。 盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。 ​【AIの使用について】 本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。 主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。 ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。

断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた

兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

異世界で魔法が使えない少女は怪力でゴリ押しします!

ninjin
ファンタジー
病弱だった少女は14歳の若さで命を失ってしまった・・・かに思えたが、実は異世界に転移していた。異世界に転移した少女は病弱だった頃になりたかった元気な体を手に入れた。しかし、異世界に転移して手いれた体は想像以上に頑丈で怪力だった。魔法が全ての異世界で、魔法が使えない少女は頑丈な体と超絶な怪力で無双する。

おっさん冒険者のおいしいダンジョン攻略

神崎あら
ファンタジー
冒険者歴20年以上のおっさんは、若い冒険者達のように地位や権威を得るためにダンジョンには行かない。 そう、おっさんは生活のためにダンジョンに行く。 これはそんなおっさんの冒険者ライフを描いた生活記である。

犬の散歩中に異世界召喚されました

おばあ
ファンタジー
そろそろ定年後とか終活とか考えなきゃいけないというくらいの歳になって飼い犬と一緒に異世界とやらへ飛ばされました。 何勝手なことをしてくれてんだいと腹が立ちましたので好き勝手やらせてもらいます。 カミサマの許可はもらいました。

チート魔力を持ったせいで世界を束ねる管理者に目を付けられたが、巻き込まれたくないので金稼ぎします

桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。 交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。 そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。 その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。 だが、それが不幸の始まりだった。 世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。 彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。 さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。 金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。 面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。 本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。 ※小説家になろう・カクヨムでも更新中 ※表紙:あニキさん ※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ ※月、水、金、更新予定!

処理中です...