僕物語 覚醒編

如月 怜

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第4章 ウォータークロック編

第33話(天 昊)

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嵐の中を進む船。
そんな中船の危険性を感じた僕たちは船長の元へ行った。

このままでは持たないと言われ、
ミライとハツカは行動を取った。

水魔法と風魔法でなんとか嵐の中を進むのであった。

すると空から何かが落ちて来たのだった。


----------


ハツカ
「あれって人じゃない!?」

カムイ
「あの高さから落ちたらやばいぞ!!」


「僕が行く!!」

その時咄嗟に身体が動いた。
僕は無意識の状態で水のトンネルの外へ瞬間移動した。
そして落ちてくる人の手を取りもう一度瞬間移動して船に戻った。


「、、、!?
 あれ、
 僕、
 今何して、
 え?」

我に返った僕は驚いた。
気づいたら目の前に女性が倒れているのだ。
そこにハツカたちもやってきた。

カムイ
「怜!
 大丈夫か!?」


「うん、
 僕は大丈夫みたい、
 でもこの人は、」

すると遥矢がその女性を見て崩れ落ちた。

遥矢
「昊、
 やっと会えた、」


「遥矢!?」

ミライ
「大丈夫ですか!?」

遥矢
「あぁ、
 大丈夫、

 この人、
 この人がアマノ ソラ
 Whetherウェザー Ability、
 天操テンソウ能力者。」

そう。
この女性は遥矢が探していた人だった。
荒れる天候の中をミライとハツカの能力で進む船。

船長
「このスピードでも到着にはまだ掛かる、
 船室で休ませるといいだろう。

 君たちは恩人だ。
 必要なモノがあれば言ってくれ!
 あるモノはできる限り提供しよう!」

こうして、
昊を船室で休ませることになった。
その船室内でのことだった。


「この人が昊さんなんだよね?
 なんで空から落ちてきたのかな、」

遥矢
「これは想定でしかないけど、
 もしかしたら昊がグランと遭遇した時
 空に逃げていたのかもしれない。

 一度は地面に飲み込まれそうになった、
 でも昊の能力が発動して天上世界に、」

遥矢の仲間だった天 昊。
彼女の能力は天操能力、
Whether Ability。
その能力は天候や気候、
気温を操ることができるのだ。


「3人ともちょっと話があるんだけど、」

僕はカムイとハツカ、
ミライを呼び出した。


「遥矢は昊さんを見ててあげて!
 目が覚めたら知らせて!」

遥矢
「わかった!」

そう言って僕たちは部屋を出た。

カムイ
「怜も少しは気が効くんだな。」

ミライ
「そうですね!」


「それもあるけど、
 本当に話があるんだ。

 昊さんはどうやってグランの
 世界から脱出したのかな、
 それに遥矢の言ってた通りだとして、
 空に逃げるってどうやったのかな、

 それに天操能力ほどの力を持つのに
 グランが見逃すとも思えない。

 色々と話が合わないと思わない?」

カムイ
「確かにおかしいな、
 それになぜこのタイミングで空から、」

ハツカ
「色々考える必要がありそうだね、」


「何しろ今は昊さんが目を
 覚ますの待つしかないか、

 とりあえず今後のこと船長に
 聞きに行こう、」

僕たちは船長の元へ向かった。


「そういえばハツカとミライ、
 身体は大丈夫なの?」

ハツカ
「え?
 何で??」


「え?
 だってずっと能力発動
 させたままでしょ?
 体力とか大丈夫なの?」

ミライ
「そういえばそうですね、
 なぜ何ともないのでしょうか、」

ハツカ
「そうなんだよね、
 魔力どころか体力も変わらないし、
 むしろさっきよりも回復してる
 様な気がするんだよね、」

するとシルフが反応を見せた。

シルフ
「ハツカの言った通りだよ!」

僕たち
「!?!?」

シルフ
「突然驚かせちゃってごめんね!

 確かに発動した時は体力を使うけど、
 その後は自分の魔力や体力を
 使ってないんだ!」


「どういうこと??」

ウンディーネ
「私たちが発動しているのです。

 精霊にもよりますが、
 あなた方の人を想う気持ち。
 それを知っているからこそです。

 その反対に人を傷付けたりする様な
 想いがある方には発動しません。

 私たち精霊は人の心を
 見ることができるのです。

 今回私たちはあなた方の想いに
 心を打たれました。
 なのでお2人の力を使わず、
 私たちが発動しているのです。」


「そうなのか、
 精霊ってホントにすごいんだね!」

そう話していた頃だ。
遥矢がやってきた。

遥矢
「昊が!
 昊が目を覚ました!!」


「ホント!?
 すぐ行こう!!」

そういうと僕たちは急いで彼女のいる部屋に向かった。

ガシャン

遥矢
「昊!」


「、、遥矢、、?
 遥矢!!
 やっと見つけた!」

遥矢
「昊!
 俺だってずっと探してたんだよ!」


「遥矢、
 その人たちは?」

遥矢
「この人たちは俺の恩人だよ!」

僕たちは自己紹介した。


「昊さん!
 初めまして!
 僕は如月 怜!
 Analysis Abilityの分析能力だよ!」

カムイ
「俺はカムイ。
 Fire Ability、
 火炎能力だ。」

ハツカ
「私は皐月 ハツカ!
 Teleportation Ability!
 瞬間移動能力だよ!」

ミライ
「私はミライと申します!
 Miller Abilityの鏡映能力です!」

遥矢
「俺がグランの世界で彷徨ってる時
 みんな助けてくれたんだ!」

すると昊が口を開いた。


「みなさん、
 ありがとうございます!

 私は天 昊と言います。
 Whether Abilityの天操能力、
 新異覚醒能力者です。」


「昊さんはどうして空から
 落ちてきたの?

 グランの世界から抜け出したの?
 それとも落ちる前に逃げたの?」

昊は答える


「それが私にもわからないんです、
 どうして空にいたのか、
 どうやってあの場所から
 抜け出したのか、
 全然思い出せなくて、」


「ううん!
 無理に思い出さなくてもいいんだよ!
 ゆっくりでいいからね!」

ハツカ
「遥矢と昊さんは
 これからどうするの?」

カムイ
「そうだよな、
 これからも俺たちと一緒に来るなら
 それでもいいんだが、」


「どうする?」

すると遥矢は言った。

遥矢
「もしみんなと昊がいいなら
 一緒に行きたいんだけど、
 ダメかな?」


「僕たちは構わないよ?」

昊は戸惑いながらも答えた。


「私も一緒に行ってもいいですか?」

ミライ
「みなさん一緒に行きましょう!」

こうやってまた1人、
僕たちと共に旅する人ができた。。



---続く---



!次回!

遥矢が探していた昊が見つかった。

そして嵐の中を進む船の上で、
僕たちはこれからの話をしていた。

そして昊が目を覚まし能力を発動させた。
すると嵐はなくなっていった。


-次回-

僕物語 覚醒編

第34話

(天操能力)
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