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10話 VSキングフロッグ
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さて、カッコつけたは良いもののどうしたもんか。
ソニアは地面に倒れたまま立ち上がれそうにない様子だ。
というか、俺が来て安心したのか、気絶している。
つまり俺はキングフロッグを一人で倒さなきゃいけない。
……なるほど。
これはだな……。
……ちょっと予想外です。
あれ、ソニア立ち上がれないの?
嘘、マジで?
前衛がいないとき、後衛はどうやって戦えばいいんですか?
キングフロッグの討伐推奨レベル120だけど、俺勝てるの?
「ベロォンッ」
キングフロッグが長い舌を伸ばしてきた。
「おっと、危ねぇ……!」
……やれやれ、一人でやるしかないようだな。
なに、これもカッコつけた代償だ。
これぐらい乗り越えてやるさ。
「ふぅ……」
呼吸を整えて、まずは落ち着こう。
俺のレベルが40に対してキングフロッグの討伐推奨レベルは120。
攻撃を貰ったら致命傷は免れない。
貰ってから戦況を立て直せる自信もない。
つまり、攻撃を貰った瞬間、勝機は途絶える。
常に相手の動きを見て、自分が有利になるように動き続けることを徹底しなければ、まず勝利は見えてこないだろう。
とりあえず、攻撃を仕掛ける。
ここで大事なのは、攻撃を当てることよりも、相手の攻撃を貰わないことだ。
「《火槍》」
「ベロォンッ」
「うおっ!?」
詠唱を中断してキングフロッグの舌を避ける。
そうか、詠唱中は止まっていなきゃいけないのか。
詠唱時間は4秒。
なんとかその時間を稼がなきゃいけない。
「……は? 無理だろ」
俺は自然と声が出た。
「ベロォンッ」
「──くそっ!」
こいつ、ちょっとは空気読んで攻撃やめろよな……!
やっとの思いでキングフロッグの舌を避ける。
攻撃手段がないため、避け続る。
そして俺はその最中に考える。
キングフロッグを倒す方法を。
……そういえば、ある冒険者が言ってたな。
『キングフロッグの体表は弾力性が強くて、攻撃が通りにくい。だから弱点である腹を狙うと良いんだが……これが中々難しくてなぁ』
冒険者ギルドで食事をしているとき、ふと聞こえてきた言葉だった。
それを何故かこの土壇場で思い出すことが出来た。
よし、運には恵まれている。
後はキングフロッグの腹を狙えば良いんだが、何も思いつかん。
一撃もらえば終わりの状況でキングフロッグの攻撃を避け続けるのもいつまで持つか分からない。
……いやいや、考えを止めるな。
思いつかないで済ませたら、全てが終わる。
今、問題となっているのは二つ。
詠唱時間が稼げないこと。
キングフロッグを倒すには弱点である腹を狙わなければいけないこと。
詠唱時間を稼ぐ方法は一度目は有効かもしれないが、二度目はキングフロッグも対策してくる可能性がある。
だから同時にこの問題二つを解決する方法を考えなければいけない。
……くそ、考えがまとまらない。
身体の震えも止まらなければ、嫌な汗もかいている。
……緊張で喉がカラカラだ。
ここに入る前に《飲水》で水でも飲んでおけば良かったな。
……ん?
水……。
そうか、これなら──!
後はキングフロッグをどう騙すか、だな。
「くそ、MPが足りねえ」
そう言って、俺は【アイテムボックス(極小)】から[MP回復薬]を取り出して、飲もうとする。
「ゲコォッ!」
キングフロッグは後脚で飛び跳ねて、突撃してきた。
「おまっ──! そんなはええのかよ!」
しかも見たことなかった攻撃手段ってそんなの無しだろ!
なんとか俺はギリギリで避けることができた。
[MP回復薬]の中身は床にこぼれてしまって、飲むことが出来ない。
俺はその後、何度も[MP回復薬]を飲もうと試みる。
しかし、その度にキングフロッグは突撃してくる。
──この展開でいい。
俺はこれを望んでいた。
「はぁ……はぁ……」
しばらく[MP回復薬]を無駄にしながら、キングフロッグの攻撃を避けていると、息が切れてきた。
スタミナもそろそろ底を尽きる。
避けるのもここらが限界だな。
──だが、もう十分だ。
お前を倒す準備は整った。
俺は再び[MP回復薬]を取り出し、今までと同じように飲むフリをした。
この動作に入るとき、キングフロッグは後脚に力を大きく溜める。
そして俺は[MP回復薬]を持つ手を大きく振りかぶった。
そう、俺はお前がどのタイミングで突進するか見極めていたのさ。
わざと[MP回復薬]を飲むフリをしてな。
このタイミングだろ?
見つけるためにこっちは命懸けだったからな。
間違えないさ。
突進と同時に俺は[MP回復薬]をキングフロッグの目に向けて投げた。
「ゲコォ!?」
よし、キングフロッグの目に[MP回復薬]が直撃して、瓶が割れた。
中に入った液体と瓶の欠片でキングフロッグはしばらくの間、目を開けることが出来ない。
俺は駆け出した。
そして、滑り込む。
地面には、先ほどこぼした[MP回復薬]の液体がばら撒かれていた。
その液体上にキングフロッグがやってくるように誘導させてもらったぜ。
俺は液体の上を滑って詠唱する。
「《火槍》」
液体の上を滑っている間は、勢いだけで動ける。
詠唱している間は動かなければ良いのだから、この状態でも詠唱は継続される。
そして、キングフロッグのちょうど腹の下で4秒が経過する。
「くらえぇっ!」
火槍が弱点である腹に直撃し、そのままキングフロッグを身体を貫いた。
そのまま俺は滑って行き、液体がなくなると、地面を転がった。
振り返ると、キングフロッグは地面に倒れて動かなくなっていた。
……なんとか勝てたみたいだな。
「ハァ~~~、カッコつけるのも楽じゃねーな……」
力が抜けて、俺は地面に崩れて落ちて、仰向けになった。
『自身よりも強い敵を倒ししたため、経験値が加算されました』
『レベルが30上がりました』
『[フォイルのダンジョン踏破者]の称号を獲得しました』
「……は?」
頭の中に流れたメッセージの内容を聞いて、驚いた。
えっ、30もレベル上がったの?
あと称号ってなんだ……?
ステータスを開く。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロア・フォイル 19歳 男
称号:[フォイルのダンジョン踏破者]
レベル:70
HP:370/370 MP:320/320
攻撃力:80
防御力:65
ユニークスキル:【アイテム作成】【魔法創造】
魔法:《生活魔法》《火槍》《アイテムボックス(極小)》
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
マジで30レベル上がってるし、称号も新しく付いてる……。
てか、なんだよこの称号。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
称号[フォイルのダンジョン踏破者]
ランク:E
効果:HP+100
説明:全てのフォイルのダンジョンボスを撃破した者が獲得出来る称号。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
HP+100……?
たしかにHPはかなり高くなっていた。
レベルが上がった際の上昇値だけでは済まされないぐらいに。
ちゃんとプラスされているっぽいな。
しかし、ダンジョンボスを撃破していけば称号を貰えたりすることがあるのか。
なるほど、覚えておこう。
ソニアは地面に倒れたまま立ち上がれそうにない様子だ。
というか、俺が来て安心したのか、気絶している。
つまり俺はキングフロッグを一人で倒さなきゃいけない。
……なるほど。
これはだな……。
……ちょっと予想外です。
あれ、ソニア立ち上がれないの?
嘘、マジで?
前衛がいないとき、後衛はどうやって戦えばいいんですか?
キングフロッグの討伐推奨レベル120だけど、俺勝てるの?
「ベロォンッ」
キングフロッグが長い舌を伸ばしてきた。
「おっと、危ねぇ……!」
……やれやれ、一人でやるしかないようだな。
なに、これもカッコつけた代償だ。
これぐらい乗り越えてやるさ。
「ふぅ……」
呼吸を整えて、まずは落ち着こう。
俺のレベルが40に対してキングフロッグの討伐推奨レベルは120。
攻撃を貰ったら致命傷は免れない。
貰ってから戦況を立て直せる自信もない。
つまり、攻撃を貰った瞬間、勝機は途絶える。
常に相手の動きを見て、自分が有利になるように動き続けることを徹底しなければ、まず勝利は見えてこないだろう。
とりあえず、攻撃を仕掛ける。
ここで大事なのは、攻撃を当てることよりも、相手の攻撃を貰わないことだ。
「《火槍》」
「ベロォンッ」
「うおっ!?」
詠唱を中断してキングフロッグの舌を避ける。
そうか、詠唱中は止まっていなきゃいけないのか。
詠唱時間は4秒。
なんとかその時間を稼がなきゃいけない。
「……は? 無理だろ」
俺は自然と声が出た。
「ベロォンッ」
「──くそっ!」
こいつ、ちょっとは空気読んで攻撃やめろよな……!
やっとの思いでキングフロッグの舌を避ける。
攻撃手段がないため、避け続る。
そして俺はその最中に考える。
キングフロッグを倒す方法を。
……そういえば、ある冒険者が言ってたな。
『キングフロッグの体表は弾力性が強くて、攻撃が通りにくい。だから弱点である腹を狙うと良いんだが……これが中々難しくてなぁ』
冒険者ギルドで食事をしているとき、ふと聞こえてきた言葉だった。
それを何故かこの土壇場で思い出すことが出来た。
よし、運には恵まれている。
後はキングフロッグの腹を狙えば良いんだが、何も思いつかん。
一撃もらえば終わりの状況でキングフロッグの攻撃を避け続けるのもいつまで持つか分からない。
……いやいや、考えを止めるな。
思いつかないで済ませたら、全てが終わる。
今、問題となっているのは二つ。
詠唱時間が稼げないこと。
キングフロッグを倒すには弱点である腹を狙わなければいけないこと。
詠唱時間を稼ぐ方法は一度目は有効かもしれないが、二度目はキングフロッグも対策してくる可能性がある。
だから同時にこの問題二つを解決する方法を考えなければいけない。
……くそ、考えがまとまらない。
身体の震えも止まらなければ、嫌な汗もかいている。
……緊張で喉がカラカラだ。
ここに入る前に《飲水》で水でも飲んでおけば良かったな。
……ん?
水……。
そうか、これなら──!
後はキングフロッグをどう騙すか、だな。
「くそ、MPが足りねえ」
そう言って、俺は【アイテムボックス(極小)】から[MP回復薬]を取り出して、飲もうとする。
「ゲコォッ!」
キングフロッグは後脚で飛び跳ねて、突撃してきた。
「おまっ──! そんなはええのかよ!」
しかも見たことなかった攻撃手段ってそんなの無しだろ!
なんとか俺はギリギリで避けることができた。
[MP回復薬]の中身は床にこぼれてしまって、飲むことが出来ない。
俺はその後、何度も[MP回復薬]を飲もうと試みる。
しかし、その度にキングフロッグは突撃してくる。
──この展開でいい。
俺はこれを望んでいた。
「はぁ……はぁ……」
しばらく[MP回復薬]を無駄にしながら、キングフロッグの攻撃を避けていると、息が切れてきた。
スタミナもそろそろ底を尽きる。
避けるのもここらが限界だな。
──だが、もう十分だ。
お前を倒す準備は整った。
俺は再び[MP回復薬]を取り出し、今までと同じように飲むフリをした。
この動作に入るとき、キングフロッグは後脚に力を大きく溜める。
そして俺は[MP回復薬]を持つ手を大きく振りかぶった。
そう、俺はお前がどのタイミングで突進するか見極めていたのさ。
わざと[MP回復薬]を飲むフリをしてな。
このタイミングだろ?
見つけるためにこっちは命懸けだったからな。
間違えないさ。
突進と同時に俺は[MP回復薬]をキングフロッグの目に向けて投げた。
「ゲコォ!?」
よし、キングフロッグの目に[MP回復薬]が直撃して、瓶が割れた。
中に入った液体と瓶の欠片でキングフロッグはしばらくの間、目を開けることが出来ない。
俺は駆け出した。
そして、滑り込む。
地面には、先ほどこぼした[MP回復薬]の液体がばら撒かれていた。
その液体上にキングフロッグがやってくるように誘導させてもらったぜ。
俺は液体の上を滑って詠唱する。
「《火槍》」
液体の上を滑っている間は、勢いだけで動ける。
詠唱している間は動かなければ良いのだから、この状態でも詠唱は継続される。
そして、キングフロッグのちょうど腹の下で4秒が経過する。
「くらえぇっ!」
火槍が弱点である腹に直撃し、そのままキングフロッグを身体を貫いた。
そのまま俺は滑って行き、液体がなくなると、地面を転がった。
振り返ると、キングフロッグは地面に倒れて動かなくなっていた。
……なんとか勝てたみたいだな。
「ハァ~~~、カッコつけるのも楽じゃねーな……」
力が抜けて、俺は地面に崩れて落ちて、仰向けになった。
『自身よりも強い敵を倒ししたため、経験値が加算されました』
『レベルが30上がりました』
『[フォイルのダンジョン踏破者]の称号を獲得しました』
「……は?」
頭の中に流れたメッセージの内容を聞いて、驚いた。
えっ、30もレベル上がったの?
あと称号ってなんだ……?
ステータスを開く。
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ロア・フォイル 19歳 男
称号:[フォイルのダンジョン踏破者]
レベル:70
HP:370/370 MP:320/320
攻撃力:80
防御力:65
ユニークスキル:【アイテム作成】【魔法創造】
魔法:《生活魔法》《火槍》《アイテムボックス(極小)》
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マジで30レベル上がってるし、称号も新しく付いてる……。
てか、なんだよこの称号。
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称号[フォイルのダンジョン踏破者]
ランク:E
効果:HP+100
説明:全てのフォイルのダンジョンボスを撃破した者が獲得出来る称号。
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HP+100……?
たしかにHPはかなり高くなっていた。
レベルが上がった際の上昇値だけでは済まされないぐらいに。
ちゃんとプラスされているっぽいな。
しかし、ダンジョンボスを撃破していけば称号を貰えたりすることがあるのか。
なるほど、覚えておこう。
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