日本列島、時震により転移す!

黄昏人

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第2章 過去の文明への干渉開始

37. 2023年10月、薩摩・大隅

 しかしながら、薩摩における獰猛な武士たちが簡単にその支配権を手放す訳はなかった。それは全国で繰り広げられた物語と同様なものであったが、やはりそれなりの抗争は避けられなかったのだ。

 その日は国守である27歳の島津忠昌と、いとこで侍大将の島津直成及び家老の越智源吾に加え、ブレインとして桂庵玄樹が薩摩ベースに来ている。相手をしているのは場長の瀬川英二に農業主任の岸間美奈、工業・商業主任黒木満に警備主任の村田省吾である。

 島津忠昌達が訪れたのは、姶良領からの2500人の領民が城塞に逃散したことの影響と、今後について話し合うためであり、当然そ逃散の知らせを受けてのことである。このような話し合いはしばしば持たれているが、通常はべースがその会場になっている。

 これは、何といっても映像等の利用が自由であることであるが、隠れた理由は元人側がベースのマーケットを利用したいということがある。さらに21世紀人側にも畳の間で座りたくないということもある。ちなみに、マーケットの利用には日本円が必要であるが、ベースと港の建設のための土地取得に際して、日本政府から島津家に数千万円の金を支払ったものの他に、島津家が持っていた金銀を円に交換したものを使っている。

「今般訪問したのは、先日姶良領から2千以上の領民をこの城塞に受け入れたと聞いてのことである。つまり、そのように領民をこちらに間引いていれば、その土地を耕すものがいなくなること、さらにはこの城塞とてそれほど野放図に人の受け入れは出来んと思うのだ。また、国人共、ひいては我らについて、最終的にどのようにするか、日本政府の存念をお聞きしたい」
 まずは挨拶の交換の後に家老の越智からの言葉であった。

 少しの沈黙の後に、時震の前に沖縄の内閣府沖縄総合事務所の幹部職員であった瀬川が答える。
「はい、まずは常々お話ししているように、日本政府の考えは、この500年前から転移してきた日本人の方々を21世紀の世界と同等の生活ができるようにすることです。無論、21世紀の社会とて、問題は山積しており、人々もただ幸せという訳ではありません。いや、むしろ不幸と思っている人も多くおります。
 しかし、間違いなく言えることは、生活はより快適であることは確かですし、人が不当に何かを強制されることはない世界ではあります。それで、皆さんにもその基本的な考えに賛成頂きましたね?」

 その言葉に元人一同はお互いに顔を見合わせ頷く。
「しかし、100年の単位で徐々にそれを成し遂げていくならともかく、我々が目論んでいるように20年程度でそれを達成するためには、例えば農地だけをとっても大きくその形を変える必要があります。そして、21世紀の日本において、農業による生産高は僅かで、さらに様々なものを作る工業生産もそれほど大きくはなく、多くは商売と様々な取引など、さらに人同士の奉仕によるものです。
 とは言いながら、食うものがないと人は生きていけませんから、農業は大事です。これは、もっと効率を上げるように農地を機械化できるように形を整え、栽培品種を増やし、家畜の飼育を大規模に導入します。そのことで、ほぼ国内1700万人が食料を自給できるようにします。

 さらに、我々は使ういろいろなもの、例えば、服、金属など素材、陶器、金物、紙、樹脂類など極めて多様なものがありますが、これらの生産を担っていた国の大部分が失われました。ですから、これらを作る工場を再建する必要があります。これらの工場は、この薩摩を始めとしてこの時代の日本に積極的に作るつもりです。
 実は、食料もそうですが、さっき言ったような生活に必要なものも海外から買ってきたほうが安いのです。しかし、国というものは国の外と交易している場合には、収支を均衡させなくてはなりません。そうでないと、その国は外に売るものが無くなって、最後は人を働きに出さなくてはなりません。

 消えてしまった日本には、世界一流の工業製品を作る工場がありましたから、それらの輸出で原料や様々なものを買っても赤字になりませんでした。しかし、その工業の大部分が失われてしまい、当分は取り返せないでしょう。
その対策の一つとして、この時代の日本について、観光業というものを大きな柱にしようと思っております。つまりは、わが日本は火山国であることもあって、その自然はまれにみる美しさが保たれております」

 そこに、咳ばらいをして割り込んできたのは忠昌であった。
「観光?観光とは前にちらとは聞いたが、それが“産業”になりうるのか?」
「ええ、観光業が国の生産高の2割を超えるところも数多くあります。わが国に海外の人々が例えば2千万人位来れば、その程度はすぐに達成できます」

「海外!異人がくるのか?2千万人も!」
「ええ、もちろんその為には空港と言って、海外からの飛行機が着ける空の港を作らなくてはいけませんし、宿も必要ですし、さらに見たいところに行く立派な道路も必要です。そして、そのような物を作ることも産業ですし、それでまた人々が雇われる場が出来ます」
 瀬川は一旦言葉を切って、島津らを見回す。

「うむ、日本政府の意向、と描いている大きな絵は解った。それで、その絵の中で島津家そして国人領主の位置はどこにあるのだろうかな?それをお聞きしたい」
 桂庵が禿げも目立つ大きな坊主頭を傾けて尋ねる。

「はい、先ほど申しました方策を実施していくに当たっては、大名と国人領主と利害を一つ一つ調整する余裕はありません。島津家もそうですが、彼等は領民、特に農家から5割から7割の税を取っております。そして、その役割は基本的に他勢力からの侵入を防ぐことであり、これは言ってみれば自分の領地を守っているだけです」

「なにを言うか。我らは領民のことを思い、道路や水路の整備など様々なことをしておる!」
 家老の越智が激高して叫ぶが、農業主任の岸間美奈が冷静に返す。

「農民の苦役によってですよね。結局は村長の要望に応じて自分達でやれと命じているだけでしょう?」
「う、うむ。しかし、我らは民のことを思っておる」
 苦しい越智に対して岸間は更に言う。

「確かに新しい産業を持ち込むなど、領内の経営を懸命にやっている領主はいますよ、でも、結局大名とか領主は自分の領土を大きくするか、侵略されないことしか考えていません。そして、その為の戦費がかかり過ぎです」
 更に言い返そうとする越智を抑えて忠昌が言う。

「うむ、そのおなごの言うことは、確かに事実関係を見れば当たっておる面も多い。では、我ら守護大名、さらに国人領主はいかがすればよいというのか?」

「率直に申しますよ。最終的には、この日本列島は政府が統治します。そこにおいて、税は日本政府が一本化して徴収しますから、島津家が薩摩領を治めるということはありません。その場合の農家の方の税率は概ね1割程度となります」
 瀬川がそう言うと、越智と島津直成が叫ぼうとするが、忠昌がさらに抑えて瀬川を促す。

「そして、その場合にはあなた方、そして国人領主とその家来たちは国の機関または地方自治体の職員または、農業団体の職員、様々な工場の職員、あるいは観光業に係わる様々な職に就きます。地方自治体というのは、まずこの薩摩と大隅を合わせて鹿児島県という大きなくくりの自治体ができ、さらにもっと地元に三着した自治体が出来ます。
 これらで働く人は地元のことを良く知っている人が望ましいので、国人領主の家来衆などが適しているでしょう。ただ、その場合は、百姓と御侍の関係ではありませんので意識を改めてもらう必要がありますが。
 いずれにしても、皆さんも国人領主もその家来衆も何らかの職に就くことができますし、そこで間が空くときは政府が生活を援助します。

 また、その場合には国もそうですが、自治体の首長は基本的に選挙で選ばれます。ただ、最初の2~3年は国が選んだものがその職に就くと聞いています。忠昌様が鹿児島県の首長である知事に選ばれるということは十分あり得ると思いますよ。別の歴史で知事に元の殿様が選ばれるということは普通でしたから」
 瀬川は一旦言葉を切って続ける。

「少なくとも、近い将来日本列島における戦はなくなります。今言ったような形になるのは多分数年は要すると思いますが、多分来年くらいには、日本政府は列島で起きる戦に介入して、それをできなくします。自衛隊員の数はそれほど多くはありませんが、この世界の大名とは戦力が全く違うことはよくご存じだと思います」

「うむ、自衛隊のあの巨大な戦力に勝てる大名はおるまい。時間がかかっておるのは、単に日本政府が人を殺すのを嫌がっているからだの。時間を置いて、それが判らぬものには、多少の犠牲はやむをえんという訳だの。
儂も戦はいやじゃ。日本が現れたのは神の思し召しだと思う。ならば、我らはこの流れに素直に乗るべきだと儂は思う。のう、越智よ、直成よ、曲げても承知せよ」

 忠昌が最初は静かにそれから2人の臣下に言い聞かした結果、彼等がうつむくのを見て、警備主任の村田省吾の方を向き直って苦笑して言う。
「実は、親戚になるのじゃが、島津頼道という大隅の半分ほどを領しているものがおる。これが、この薩摩城塞に攻めかける構えを見せておる。騎馬が300騎に5千程も兵を集めるかというところじゃ。村田殿の戦力であれば、蹴散らすのに訳はなかろうが、何しろ貴殿は殺してはならんという枷があるようなのでな」

「いや、忠昌様、情報を感謝します。その情報そのものは掴んでおりました。おっしゃる通りで、我々としては自分たちも無論ですが、相手も出来るだけ犠牲が出ないようにしたいので、情報は多い方が良いのです。それと、なにより忠昌様が敵対しないということが有難いことです」

 村田が笑顔で応じるが、彼は当然周辺の大名、国人には地元民の諜報員を潜らせて、自衛隊の戦力の宣伝と情報収集に努めている。戦国末期はともかく、この時期の薩摩あたりの国人・大名に情報戦の意味が解っているものはおらず、工作は難しくはなかった。さらに、彼はドローンを偵察に使えるので、戦闘という意味では武器の差以上のアドバンテージがあった。

         ―*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 島津頼道は、自ら騎馬を駆って200騎を率い、その後に兵1200を従えて、左手に錦江湾と噴煙を吐く桜島を見ながらゆったりと進んでいたが、不満そうな顔を隠せなかった。彼は国守島津忠昌の叔父にあたるが、年はそれほど離れたてはおらず、まだ38歳であった。

 頼道は線が細く本を読むことが好きな忠昌を、武将としての島津宗家にふさわしくないと思っており、常々口にも出していた。そういう彼だから、戦場では無類の強さを発揮するが、工夫が必要な場面では精彩を欠くことは衆目の一致するところであった。つまり脳筋であり、幼いころから徹底的に鍛え上がられて猛将と呼ばれるようになった。
 
 今回彼が大きく不満であるのは、当初の思惑より兵力が大幅に少なくなったことである。騎馬にしても、協力を約束した武将の動員可能な数を計算すると、少なくとも400騎は確実であったのだ。さらに歩兵に関してはもっとひどく、8000人は確実であったはずのものが、僅か1200人である。

 これには、実は村田の使った諜報員の暗躍があったし、猛将と言われた新納信孝が実質2人の兵に蹴散らされたということがあった。新納の戦いの様子は、村田の諜報員によって詳しく広く伝播された。その中に城塞側が銃という遠くまで鉄の弾を撃ちだすものを使っており、その者がその気になれば、一人では百人でも殺せるというものがあった。だから、新納信孝は生きてはいるが見逃されただけであると見做されている。

 また、城塞側は新納相手には出してこなかったが、人を乗せて空を飛ぶ兵器を持っており、弓も届かない高さからその銃を発射できるとも喧伝されている。しかも、そのような兵器の写真がばらまかれており、その中に戦闘ヘリ、戦闘機、護衛艦や10式戦車のものもあって、このようなものを相手取ることは無理と思わせるに十分なものであった。

 だから、協力を約束した領主たちも、頼道が音頭をとった薩摩城塞の略奪を目的とした挙兵が極めてリスキーなものであることを認識して、多くが騎馬と兵を送らない決断をしたことも当然であった。
 また、諜報員は農民上りが多かったので、百姓衆には自衛隊の怖さを十分伝え、さらに近い将来には国人領主はすべてその力を失うことを喧伝している。そのため、頼道の家臣が農民兵を動員しようとしても、農民側も頑なに応じようとしないという状況であった。

 だから、その状況でそれだけの兵を揃えた島津頼道は、それなりに人望があると言えるのかも知れない。しかし、彼にも諜報員が撒いた情報は入っていたが、それでも攻め込む決意をしたのは、猪武者と言われてもやむをえない。
 彼等の上空200mほどには、ブーンという音を立ててドローンが舞っており、それも頼道のイライラを募らせる一因になっている。さらには、湾には彼等の進軍に合わせて、小型の輸送艇が進んでいる。しかし、ドローンも船も、弓も届かず対処のしようがない。

 ドローンについても諜報員が撒いた写真に含まれており、それから映像が撮られ監視する者に送られるということが説明されている。つまり、自分たちの勢力と位置が敵に完全に掴まれているわけであって、それでも進軍している頼道の神経を不思議に思っている者もいる。その一人である、隣接した領主の若い畑山慎太郎は頼道に進言した。

「頼道どん。あれは空からおれらを監視しちょるぞ。俺らの数から位置まで敵に筒抜けじゃ。そもそも昼間に攻め込もうというのは無茶じゃ。城塞の兵共は遠くまで届く銃ちゅうものをもっておると言う。もう引き返そうぞ。わしも犬死はしとうない」

「ふん、慎太郎どん、おぬしおじけづいたな。もうすこし真面なものと思ったが、そんなもんか」
 さげすむような頼道の言葉に畑山は激高して言い返す。

「なにを!この愚か者が。お前のような馬鹿な大将だと、勝てる戦も負けるわ。部下は犬死じゃ」
 それに、頼道が言い返そうとしたとき、輸送艇から、ポン、ポン、ポンという音がして白煙が薄く立ち上って、何かが飛んでくる。

 畑山はそれを見て、とっさに叫んで、馬の拍車をかけて跳び出す。
「皆、逃げい!破裂するぞ!逃げい、逃げい!」

 そう叫んで、じゃまになる隊列の馬を避けて全力で逃げ出すと、彼の領から連れて来た25騎もそれに続く。
 その直後に、10発位の弾が次々に着弾して、ボン、ボン、ボンと音を立てて白煙を吐き出す。いち早く逃げ出した畑山一行はそれに巻き込まれなかったが、他の騎馬と兵たちはその煙に「ゴホ、ゴホ、ゴホ」とせき込み涙が止まらなくなった。

 結局それは催涙弾であり、まともに食らった集団はもはや兵団としては機能しなくなった。流石の島津頼道も、重臣の強い提言でそれ以上の意地は張れず領地に引き上げた。
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