日本列島、時震により転移す!

黄昏人

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第3章 時震後1年が経過した

63.2028年4月、石山・京都

 仁科良太は、絡まれていた。彼は14歳の元人であり、京の下級公卿の家に生まれたが、父の死後母の実家に帰り、その後母に連れられて石山ベースにやって来たのだ。良太も、廻りの人と同様に大柄ですらりとして、顔の彫りが深く目がぱっちりしている母は、少なくとも美人ではないと思っていた。

 なぜなら、廻りの大人も子供も“大女”でおかめ顔でない母はブスだと言っていたから、良太もそのように思うしかなかったのだ。しかし、良太はさっぱりした性格の優しい母が大好きだったから、本当はそんなことはどうでもよかった。

 その母が、彼に今人の仁科義男と結婚すると言い出した時はびっくりしたが、仁科は剣道を教えてくれる指導者だったし、稽古の時は厳しいが優しさも見せる彼を慕っていた。しかし、2人きりで暮らしている母が、他の男と結婚するというのは複雑なものがあった。この点は、義男本人から『良太君のお母さんが好きだから結婚したい。お母さんも良太も大事にする』という言葉で、納得するというより『仕方がない』と思って頷いた。

 良太も、自分達が住んでいる日本というこの世界が、500年という時を超えて跳んでしまったということは知っている。そして、義父がその時の彼方に妻子を失ったことに関しては深く気の毒に思ってはいたが、その時震から半年ほどで、自分の母を口説くのはどうなんだろうと思ってしまう。

 一方で、テレビでドラマなどを見て、今人の美人の標準が自分たちと大いに違うことに気が付いてくる。更に、廻りの今人の大人の母を見る目を意識すると、自分の母がまさに今人の言う美人であること気が付いた。だから、義父も“美人”の母に惹かれたのだろうと思うと悪い気はしなかった。

 良太の成績は良い方であり、14歳の今は今人向けの中学過程の学習をしている。普通の元人の子供の場合には勉強をしながら半日は働いているが、彼は基本的に昼間は中学校で学習している。彼は9歳から21世紀の勉強を始めたわけであるが、実際のところ6年でやる小学校の学習を3年でやるわけで、ある程度の内容は抜けているものの、楽なものではなかった。

 その後の中学校の学習は、今人のカリキュラム通りなので、普通であれば小学校のようにきつくはない。だが、彼は最終的に大学まで16歳での飛び級を目指しているために、高校教育の中身も学習しているので決して楽なものではない。このような学校のコースを取れるのは稼ぎの良い義父のお陰である。母も今人に負けないようにということで、結婚当初は続けて働いていたが、3年前に妹の由紀が生まれて今は専業主婦である。

 良太は、義父が石山ベース剣道会で剣道を教えていることもあって、毎日学校と剣道会で剣道の練習をしている。彼は剣道会は基本的に土曜日を含めて週2回通っているが、これは大人に混じって習うという形であり、その日を除いた平日は部活である。

 剣道については、大部分のメンバー組織が消えてしまったとめに、日本剣道連盟北海道・沖縄支部が中心になって、2年前から昇段試験を開始した。義父の義男は段位が5段であったために、石山支部の幹部となっており、試験官を務めており、良太も昨年初段を取得した。

 義父は、良太から言えば雲の上の高段者であるが常々言っている。
「俺なんかは、長い事剣道をやって来たんで段はとったが、実力は大ことがない。とは言っても、一応5段までいったから、竹刀ではそこそこだけど、一度真剣で迫られた時は逃げ出したかったよ。
 前に、この石山ベースに居て日本選手権を取った山名小太夫の話はしたろう?あいつには、最初はほぼ互角だったけど、あいつが竹刀の試合に慣れたら、まったく刃がたたなかった。俺より良太のほうが才能はあるような気がする。運動として剣道に打ち込むのは悪い事ではないから、がんばれよ」

 だから、良太も剣で身を立てようとは思っていない。あくまで勉強して、世の中で役にたつ知識と技能を身に付けようと思っている。今は、義父のようにそれなりの会社の幹部になって、家族が安楽に暮らせるように勉強しようと思っているところだ。いささか夢がないと言えばないが、15世紀に育って21世紀の常識を学んで来た少年としては無理もないであろう。

 良太が絡まれている相手は、石山第二中学校の生徒3人で、全員が元人であり両親ともに元人である。ちなみに、石山ベースの周辺のベースの管理地では、人口はすでに5万人を超えているので、中学校は石山第一から第五まで5つある。良太が通っているのはベース内にある第一中学校である。

 また、石山は現在市制を敷く準備中であり、来年には石山市になる予定になっている。その中期計画では5年以内には人口は10万を超えるとされている。その活力の中心は港であり、10万トンクラスの船が停泊できるふ頭が数多く備えられ、ガントリークレーンが林立している。

 そのため、様々な建物が立ち並ぶベースを中心に大小多くの工場が立ち並び、アパート群、近代住宅の団地も広がっている。その外側には開発され改良整備された田んぼや畑が広がっており、数年前までのあちこちにあった林は今では殆ど残っていない。

 さらには、石山から西に5kmのところには、石油精製工場が完成してその複雑なプラント群を見せつけ、原油と精製油のために10万kLのタンクが10基並んでいる。この時期の日本の人口の中心は関西であり、当分の間は京から石山付近を中心とした開発が集中的に行われることになる。

 さて、良太はベースの直近に住んでいるので石山第一中学校に通っているため、絡んでいる連中の学校とは別である。彼らは第二中学校の剣道部の者たちであり、何度か大会や練習試合で顔を合わせている。その一人とは実際に試合をして良太が勝ったものの、何しろ彼らの剣道は荒々しく戸惑ったことを覚えている。

 良太が属する第一中学校の部活の師範は、ベースの自衛隊の駐在所の土屋と言う人で、21世紀の剣道の有段者だが、第二中学校の師範は武田という元人の道場経営者である。この時代は、日本刀そのものは作られているが、剣道の様々な流派が体系化される前であり、基本的は人を殺す技術に長けたものが自己流で教えている。

 武田は、石山ベース剣道会に暫く通っていたので、義父が教えた一人でもある。30歳台後半の彼は、何度も戦場働きをして数多くの人を殺していることは間違いないが、竹刀を使って防具をつけての稽古では、剣道の有段者にいいようにやられていたと言う。

 彼も稽古する内に竹刀での戦いに慣れてはいったが、今は北海道の自衛隊にいる山名小太夫のように、剣道のテクニックを取り入れる努力はしなかったようだ。ために、竹刀での試合に慣れた結果、2~3段の連中には勝てるようになったが、結局義父のレベルには勝てなかった。

 それが人切りとしての彼には許せず、剣道会を止めて1年程山に籠って修行したという。その後、武田流を名乗って後援者を見つけて道場を建てて教えるようになったのだ。彼の流派の試合は、基本的に木剣によるもので、一撃必殺を謳って荒々しいものである。そして、彼のその荒々しさは、人切りとしての名声と共に、一部の人々から受けいれられ、彼自身が名門の出であることも手伝い、それなりに弟子を集めている。

 彼は、石山ベース剣道会にも乗り込んで木剣の試合を挑んだが、誰にも相手にされなかったということだ。その時に応対した父が良太に言った言葉である。
「まあ、怖いから断ったのだけどね。何しろ、武田さんと木剣でやったら、実質真剣でやるとのと変わらないからね。俺も剣道には打ち込んでやってはきたが、その試合のために命まで賭ける気はない。なにしろ、俺にはお前の母さん、お前それに由紀がいるからね。
 武田さんは妻子がいないこともあるが、命を賭けてくるからいくら臆病者と言われても相手にできないよ」

 良太も武田と竹刀を交えたことがあるが、竹刀を構えた彼は怖い。その技術そのものはまったく歯が立たない義父ほどではないが、その迫力に負けて十分に竹刀が伸びない。
 それに、手加減はしているのだろうが、彼に打ち据えられると非常に痛い。だから、彼は稽古相手として敬遠されていたし、本人も年少者相手の稽古は余りやりたがらなかった。その意味では、良太も義父が武田との木剣の試合をすることを嫌がる気持ちが良く分かったし、そんなことで義父が傷ついて欲しくはなかった。

 目の前の3人はその武田の弟子であり、“剣道”を学んでいる者達を“竹刀おどり”、臆病者達と揶揄していると言われている。しかし、基本的に“剣道”と銘うっての試合では、竹刀を使って防具をつけての試合しか許されておらず、武田の流派の者達が好成績をあげられないことも確かである。

 ちなみに、石山第一から第五中学校で武田の教えを受けているのは第二中学校のみである。それはそうで、そのような危険な“剣術”を学ばせることは普通の父兄は嫌がるのだが、第二中学校は父兄の有力者に武田の庇護者がいるのだ。絡んできた3人は、多分少し年上だろうが、身長が170cm近い良太に比べると、いずれも5cm以上背が低いが、体重は50kg台で細い良太よりはありそうだ。

 3人は良太と同様5cm以下の短髪で、Tシャツに学生服と呼ばれる前をボタンで留める茶色のジャケットを着て、下は長スボンである。Tシャツは何しろ作るのが簡単なので安いし下着代わりになるので、学校の制服の下に着るものとして標準になっている。制服の上下は化繊のもので厚く丈夫なので少々乱暴に使っても破れにくいものである。

 女の子は、流石に下はスカートであるが、上は少しスマートであるものの、下はTシャツである。学生の内は、基本的にこのような服装なのであるが、貧しい大人も似たような服である。だから、アパレル部門も受け持っている義父はそのような風潮を常々嘆いている。

「おい、“竹刀踊り”め。良くのうのうと歩いていられるな!」
 中学生のくせに、眼が細く三白眼の細身の一人が叫ぶ。3人は半ば良太を取り囲んでおり、叫んだ一人は木刀を片手で持って良太に向けて突き出している。他の2人も口々に「「竹刀踊り」」と良太に向かって叫んでいるが、片手に持っている木刀は下している。

 良太は心臓がバクバクするのを意識した。彼には、武田流の者と木刀で争うという気はないし、万が一ということで、学んでいる道場では決して木刀の勝負には応じてはならないということは常々言われている。この連中は何を思って自分に絡んで来るのか理解できないが、良太の仲間内では“嫉妬”と言われている。

 彼らは最強を謳っているが、竹刀での試合では平凡な成績であるところを見ると、技術は大したことはなく、人を傷つけるのを厭わない気迫というか、乱暴さが優っているのだろう。だから防具無しで、木刀という場合によっては相手を殺す可能性のある試合を挑んで、相手を怯ませようとしているのだ。

 そのようには思うが、殺されるかもしれないという恐怖感は消せない。良太はポケットに入っている“それ”を握りしめて叫んだ。
「お前らは、3人で1人を囲んで、何をいい気になっているんだ。俺はお前らと木刀で喧嘩をする気はないぞ。人を平気で傷つけようというお前らはキチガイだ。さぞかし、お前らの師匠の武田様も誇りに思うだろうな!」

「この野郎、お師匠様を侮辱しやがって!」
「侮辱しているのはお前らの行動だ!1人を3人で木刀という凶器を持って取り囲んで、恥ずかしくはないのか!」

 良太はそのように思い切り叫ぶと、心臓のドキドキが治まって少し落ち着いた。正面の三白眼は目が血走っていて、そのまま打ちかかってきそうだが、流石に頭に打ちかかるのはまずいと思ったか、「このー」と叫んで突いてきた。良太は、必死でそれを避けて突っ込んでくる相手に抱き着き、ポケットから出したスタンガンを相手の首筋に突きつけた。

 汗ばんでいる首筋に高電圧はもろに効いて、相手は一瞬硬直して痙攣したちまち力を失う。良太はその時はすでに、慌てて木刀を構える隣の色黒の少年の方を見ており、すぐに力を失った体を離して、必死に飛びかかる。その少年は木刀を振り下ろすが、背中を打った木刀に力は無く、容易に良太は組み付き、Tシャツの腹をまくり上げる。

 そして、スタンガンをその素肌の腹に押し付け、ビクンとする体を持ったままその裏に回り込む。力を失った体を盾に、残った太り気味の一人を見ると、良太と盾になった少年に向かって木刀を構えてはいるが、パニック状態であわあわしている。

 良太は『これなら!』と思い、スタンガンをポケットに入れて、盾にした少年の木刀をもぎ取り、その体を突き飛ばして相手に向かって木刀を構える。相手は、すでに戦意は無く怯えており、木刀を持った手はぶるぶる震えている。殺気の無いこの連中などは怖くない。

「まだやるのか!撃ち殺すぞ!おらーーーー!」
 木刀を振りあげて、わざとゆっくり飛びかかると相手はガクガクしながら退いて、「うわー」と叫んで、木刀を放り出して、振り向いて走り去る。

「おい!友達を置いていくのか」
 良太は叫んだが、少年はよたよたする感じだが振り向きもせず去っていく。良太も緊張から解放されて気が抜け、そこにへたへたと座り込んだ。その状態でボーとしていると、「うーん」という声と共に一人の少年が、次いでもう一人が動き始めて座り込む。

 彼らもしばらくは目の焦点があっておらず、スタンガンを押し付けたところを押さえて茫然としていたが、三白眼の少年が先にハッとしてスタンガンを押し付けたところを押さえて叫ぶ。
「あ!この野郎、お前なにをした!まだここが痛えぞ!」

 その声にもう一人も良太を向いて叫ぼうとするが、その前に良太が立ち上がって、スタンガンを出して2人を怒鳴りつける。
「何をすると言うのは俺の方だ!またやられたいのか!」

 そう言ってスイッチを入れて電流を流して光らせ、その状態で彼らの顔に近づける。怯えて彼らがおとなしくなったところで、良太は言った。
「これは、スタンガンと言って、高電圧でショックを与えるものだ。その威力はお前らが味わった通りだ。お前ら、木刀は危ないからああいうことは止めろよな。木刀で人の頭を叩けば死ぬよ。今の日本では殺人罪だぞ」

「お前だって、そのスタンガンか、それで俺らをひどい目に会わせたろう!」
 色黒少年が叫ぶ。
「これで人が死ぬことはないんだ。お前らのような馬鹿がいるからって、親父が持たせてくれたんだ」

「大体、お前はずるいぞ。俺らと同じ元人のくせに、今人の親父を持って働かずに学校にずっと行きやがって。俺らは半日は働いているんだぞ」
 三白眼が言うのに良太はかっとした。

「馬鹿野郎!俺は学校に行っているが、ちゃんと勉強しているぞ。お前らと習っている内容がずっと多いんだ。それに剣道は毎日やっているし、遊ぶ暇なんかないぞ!」

 そうやって、良太はしばらく彼らと怒鳴りあって、なんとなく普通に話すようになった。隔意がなくなったわけではないが、逃げた一人も含めて彼らが石山ベース剣道会の道場に来たり、良太も仲間と武田流の道場に行ったりもして、『武道』というものに理解を深めることになった。

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