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第3話
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取り敢えず太陽に向かって進む。今が午前なのか午後なのかすら分からないから進んでいるのは西なのか東なのか。そもそも太陽と月の挙動は地球と同じなのか、この世界において惑星は球状なのか。どうでもいいようなことを考えながら歩いていると土気色の身体をした小鬼が闊歩しているのが見えた。
「いわゆる……ゴブリン?」
そう思って鑑定してみると、案の定だった。
種族:ゴブリン
レベル:2
HP:80/80
MP:0/0
状態:正常
攻撃力:3
防御力:2
素早さ:2
魔法力:2
精神力:1
器用さ:4
レベルは上だけど、ステータスは私の方が上回っている。どうしても戦わなければならないってわけじゃないけど、レベルを上げた時のことを知りたい。
「せりゃあ!!」
思い切り振り上げたナイフをゴブリンの頭に叩き込む。
鑑定で見ているHPがみるみる減っていって0になる。血しぶきを上げてゴブリンが息絶えた。この世界では魔物を倒しても死体が残るようだ。……うぅ、できれば魔力の粒になって消えてほしかった。大分気持ち悪いし、返り血も浴びてしまった。
ひとまず水を生成して返り血を流す。全身びしょびしょだが何か燃やすものもないので、ぬれねずみのまま歩く。ちなみに一匹ゴブリンを倒しただけじゃレベルは上がらなかった。
そもそもどうしてナイフで戦おうと思ったのか。魔法をつけば返り血なんて浴びずに倒せたはずなのに。利き手にナイフを持つとよくないかなぁ。
「次、次は魔法で倒そう」
そう思ってナイフをしまって右手に杖を構えて進む。ほどなくして2匹のゴブリンを見つけた。
「落ち着け……私。すぅ……はぁ、よし! 水よ、礫となりて疾く撃ちだされよ――アクアバレット!!」
油断してこちらに見向きもしないゴブリンの頭に水の弾丸を打ち込む。やっぱりけっこうな量の血が出る。胃酸がこみあげるのをさっき食べたワイルドエプレのせいにしつつ、こちらに駆け寄ってくるゴブリンに再びアクアバレットを叩き込む。
「……よし」
もっとのんびりとした異世界生活を期待していたのに、あの女神様はどうしてこんな森に私をぽんと放り出したのか……。
「あ、レベル上がった」
名前:シズク
年齢:16
レベル:2
HP:100/110
MP:17/35
状態:正常
攻撃力:6(+2)
防御力:7(+2)
素早さ:7
魔法力:8(+2)
精神力:6
器用さ:6
スキル:水魔術 鑑定 言語の加護
ユニークスキル:液体生成
称号:転移者
装備:粗末なナイフ、簡素な短杖、麻布の服、レザーサンダル
ステータスは微増って感じ。出せる液体の情報にも変化はない。あとレベルが上がってもHPとMPは回復しない仕様らしい。MPは時間経過で多少は回復するけど。HPも少しは増える……のかな。幸い二戦とも身体にダメージはない。命を奪うことの精神的負担についてはぐっと堪える。
「誰か、誰かいませんかー」
大きな声を出すと魔物が集まってきそうなので、小さく呟いて私はまた太陽の方向へ歩き出した。
「いわゆる……ゴブリン?」
そう思って鑑定してみると、案の定だった。
種族:ゴブリン
レベル:2
HP:80/80
MP:0/0
状態:正常
攻撃力:3
防御力:2
素早さ:2
魔法力:2
精神力:1
器用さ:4
レベルは上だけど、ステータスは私の方が上回っている。どうしても戦わなければならないってわけじゃないけど、レベルを上げた時のことを知りたい。
「せりゃあ!!」
思い切り振り上げたナイフをゴブリンの頭に叩き込む。
鑑定で見ているHPがみるみる減っていって0になる。血しぶきを上げてゴブリンが息絶えた。この世界では魔物を倒しても死体が残るようだ。……うぅ、できれば魔力の粒になって消えてほしかった。大分気持ち悪いし、返り血も浴びてしまった。
ひとまず水を生成して返り血を流す。全身びしょびしょだが何か燃やすものもないので、ぬれねずみのまま歩く。ちなみに一匹ゴブリンを倒しただけじゃレベルは上がらなかった。
そもそもどうしてナイフで戦おうと思ったのか。魔法をつけば返り血なんて浴びずに倒せたはずなのに。利き手にナイフを持つとよくないかなぁ。
「次、次は魔法で倒そう」
そう思ってナイフをしまって右手に杖を構えて進む。ほどなくして2匹のゴブリンを見つけた。
「落ち着け……私。すぅ……はぁ、よし! 水よ、礫となりて疾く撃ちだされよ――アクアバレット!!」
油断してこちらに見向きもしないゴブリンの頭に水の弾丸を打ち込む。やっぱりけっこうな量の血が出る。胃酸がこみあげるのをさっき食べたワイルドエプレのせいにしつつ、こちらに駆け寄ってくるゴブリンに再びアクアバレットを叩き込む。
「……よし」
もっとのんびりとした異世界生活を期待していたのに、あの女神様はどうしてこんな森に私をぽんと放り出したのか……。
「あ、レベル上がった」
名前:シズク
年齢:16
レベル:2
HP:100/110
MP:17/35
状態:正常
攻撃力:6(+2)
防御力:7(+2)
素早さ:7
魔法力:8(+2)
精神力:6
器用さ:6
スキル:水魔術 鑑定 言語の加護
ユニークスキル:液体生成
称号:転移者
装備:粗末なナイフ、簡素な短杖、麻布の服、レザーサンダル
ステータスは微増って感じ。出せる液体の情報にも変化はない。あとレベルが上がってもHPとMPは回復しない仕様らしい。MPは時間経過で多少は回復するけど。HPも少しは増える……のかな。幸い二戦とも身体にダメージはない。命を奪うことの精神的負担についてはぐっと堪える。
「誰か、誰かいませんかー」
大きな声を出すと魔物が集まってきそうなので、小さく呟いて私はまた太陽の方向へ歩き出した。
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