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エピソード01 少女と夢と変身と
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普通の女子高生、平ナルミ。彼女にはヒーローに変身し、世界を救いたいという夢があった。この物語は夢を追う一人の少女と、その帰結を描くものである。祝いたまえ、夢見る少女の覚醒を。
「っていう感じのナレーションが冒頭にあって、オープニングが流れてそれでコマーシャルに……最近だとすぐに本編始まるかな。でね、タイトルがしゃかしゃかって感じの効果音と一緒に出てくるの」
――エピソード01 少女と夢と変身と――
「またその話? ナルミがそういうドラマを作りたいっていうのは分かったけどさぁ」
「違うんだって、これが。アキコ……なんで分かってくれないかなぁ。ナゴミなら分かってくれるよね」
「魔法少女の方が好き」
「またそれ……」
私、平ナルミ。高校二年生。多分だけど、転生者。この世界には生身の役者が変身して、スーツをまとって戦うタイプのドラマが存在しない。日曜の朝は報道番組と旅番組に占領されてしまっている。でも私にはそういうドラマが存在することを知っている。だから、異世界じゃない普通の地球しかも日本に転生したんだと思う。そういうことにして自分で理解している。
「いいからタピオカ飲みに行こう、ね?」
流行に敏感な竹内アキコとヲタ気質の瀬戸ナゴミ、そして周囲からは不思議ちゃん扱いの私。ちぐはぐだけどけっこう楽しい友達トリオだ。
三人で駅前の広場を歩いていると、なんだか悲鳴が聞こえた。
「な、なに?」
「ちょっと、ナルミ!」
慌てる二人を置いて悲鳴が聞こえた方へ向かう。何か問題が起きているなら助けたい。それがヒーローの生き方だから。
「う、うそ……」
けれど、そんな子供じみた思いを打ち砕くような光景がそこには広がっていた。包丁を持った男が、若い女性を刺す瞬間だった。生々しい音がやけに大きく聞こえた。一瞬の静けさを割るように、大声を上げながら逃げ出す人たち。その人波に押されて、尻餅をついてしまう私。完全に逃げ遅れてしまった私と、刃物男の視線が合う。包丁が女性の身体から抜かれると、血が噴き出して女性は倒れた。真っ赤に染まった包丁を私に向ける男。死を覚悟した次の瞬間、男が急に苦しみだした。それがますます怖くて立ち上がることも出来ずに、ただただ後退る私。
「なに、何なのよ」
そう呟きつつも、なんとなく思い当たるフシがあった。怪人が宿主の人間から生まれ出る瞬間になんとなく似ていた。ひょっとしたらここはただの日本じゃなくて、特撮ドラマの世界なんじゃないかって、得体の知れない高揚感とともにそんな妄想が脳裏を駆け巡った。そしてその妄想が、現実になった。
『ヴワァアアア!!!!』
現れたのはカマキリのような化物……いや、怪人。相手が怪人なら、変身したい! 戦いたい! 誰かを、護れる人になりたい!!
「不思議な欲望ね」
「え……?」
誰かの声がした。高く透明感のある少女の声。振り下ろされる怪人の腕を前に幻聴を聞いたのだと思った。けれど……。
「それ!」
身体が突如、後ろに引っ張られる。なにがどうなっているのかさっぱりだ。
「変身のイデアルカード。なるほど、これなら」
声はなおもどこからともなく聞こえる。
「これでどう、見えるかしら?」
現れたのは白服に金髪金目の少女。その手にバックルとカードを持っている。手渡されていると思い、私はそれを受け取った。周囲に広がる淡い水色のバリアーが既に現実からかけ離れている。
「貴女にはセイクリライターの資格がある。さぁ、戦って」
バックルとカードを受け取る。バックルを腰にあてるとベルトが射出されセットされる。カードをバックルにかざすと認証され、変身待機音が鳴り響く。それを確認してから右側の差し込み口からカードを挿入し、そのままの手で左上部にあるボタンを押し込む。
「変身!!」
『私変身、いざ前進!!』
この何とも言えない台詞回しが実に変身ヒーローといった感じだ。私にとっては。
「見てて、私の戦いを!!」
変身したけど手元に武器はない。とにかく駆けだして思い切り怪人を殴りつける。変身すると同時に、このヒーローのおおよそのスペックや戦い方が脳内に直接届く。イデアルカードと呼ばれるカードの力を借りて変身しているのだけれど、私が保つカードはメタモルフォーゼ。まさに変身。特殊な能力はないけれど、パンチキックダッシュジャンプ全て高スペックにまとまっている。肉弾戦で敵を翻弄する。カマキリ怪人の刃を腕で防御する。痛い……確かに痛いけれど、負けない!
「ひっさーつ!!」
イデアルカードをバックルから引き抜いて、右ふくらはぎ辺りにあるスリットに読み込ませ、再びバックルにセットする。
『メタモル! キックストライク!!』
右足にエナジーが集中する。私に突進してくるカマキリ怪人を一蹴。爆殺。
「私の必殺技第一号、蹴破一閃!!」
決まった!! カードを引き抜いてバックルも外すと変身は解除されベルトもいつの間にか消えていた。ヒーローあるあるである。辺りを見渡すと人気はまったくなかった。最初に刺されてしまった人は可哀想だけれど、怪人による被害や戦闘に巻き込まれてケガした人がいなくて良かった。
「見事な初陣だったわね」
「そうだ。貴女は誰? あ、私は――」
「名乗る必要はないわ、平ナルミ。私はイデア……そうね、女神よ。ロゴスという神に奪われたイデアルカードを集めているの」
イデアと名乗った彼女はそう自身の目的を語った。
「ナルミ! 無事っていうかこのパツキン誰!?」
「パツキンって単語久々に聞いた。ザギンくらい聞かないよね」
「あ、アキコ、ナゴミ。無事だった? 良かったぁ。この人……女神? はイデア。私、変身したの」
私の宣言に驚く二人。取り敢えずいつまでもここにいるのも危険な気がして、私はイデアも含めた三人を連れて自宅へ帰った。私は叔母と二人暮らしをしており、叔母は漫画家で今はちょうど編集部へ行っているようだ。
自室は四人だとやや狭いので居間で会話することに。洋間ではなく和室なので椅子の数を気にしなくて済む。
「神様なんか飲む?」
「いや、私は飲食を必要としないのよ」
特殊な果実も口にしないタイプの神様なのだろうか。それはさておき、彼女から諸々の事情を説明してもらった。世界を構築するために必要な108枚のイデアルカードをロゴスという悪い神が奪い、ログレスカードへと変化させてしまったらしい。全てがログレスカードにならないよう、イデアルカードの守護者が必要ということで選ばれたのが私らしい。
「あれ、じゃあこのメタモルフォーゼのカードは元からあったものなの?」
「いいえ。人の思いに反応して姿形を変える8枚のブランクカードの一枚が変化したものよ。バックルとの相性がいいようにね。それと、ログレスカードは人間の負の欲望を引き出す性質があるわ。あの通り魔もそう。このログレスカードに支配されていたようね。カードにも格があるのだけれど、格の高いカードから生まれる怪人ほど強いはずよ」
そう言ってイデアはどこからともなくスラッシュのログレスカードを取り出した。あのカマキリ怪人を生み出したカード、なのだろう。
「回収したログレスカードは私がイデアルカードへと浄化するので確実に回収してください。貴女に回収して欲しいのは残り87枚」
イデアがカードを撫でると黒褐色がメインカラーだったカードが白を基調として青みがかったラインに縁取られたカードへと変化した。
「随分持っていかれたのね。二十枚しか手元に残っていなかったなんて」
アキコが驚いた声音で言う。確かに大半を持って行かれてしまっているのに世界はよく保たれているなと私だって驚いてしまう。
「重要なカードを手元に残せたのは不幸中の幸い。ただ、これはセイクリライターとして使うにもリスクが高すぎるカードなの」
そう、セイクリライター。私はこの単語にとっても引っ掛かっている。気になってしょうがないのだ。
「そう言えばセイクリライターっていうのは?」
「この世界を清く書き換える者という意味ですわ。さしずめ、貴女はセイクリライター・メタモルといったところかしら」
リライターか。私の目指していたものにすごく近い気がする。私はあらかた説明を飲み込んだものの、アキコとナゴミはまだ不服らしい。
「どうしてそんな危なそうな役目をナルミが……」
「心配してくれるの? 嬉しいなぁ」
「ナルミちゃんじゃ敵に負けちゃいそう」
「ちょ、ナゴミに言われたくないかも!」
私としては二人が一緒に戦ってくれたら嬉しいなぁって思うけど。確かに危ない役目なわけで、巻き込むのには少し抵抗がある面もある。
「ブランクのカードは残り7枚。もし貴女たちが望むなら、カードが反応するでしょう。是も何か縁かもしれません。持っていてください」
そう言ってイデアはアキコとナゴミにカードを渡す。バックルも必要なのでは? と問うと、バックルを生み出すには力を大量に消費するからすぐには出来ないと返された。なるほど……。神様も力を使いすぎると弱ってしまうのか。
「神様はこの家で暮らすの?」
ナゴミが問いかける。食事が要らないなら別に居着いてくれても構わないけれど。
「そうね。ここを拠点にさせてもらおうかしら。一応、イデアルカードを通せば楽に念が届くから」
イデアはそこで言葉を句切ると、直接脳内に声を届けてきた。
(これって、アキコやナゴミにも聞こえているの?)
(聞こえるぞ。これは凄いな)
(魔法少女っぽい)
(イデアルカードの持ち主を対象に念を繋いでいます。これでログレスカードの怪人が現われた時はすぐに伝えますね)
「それは助かる」
こうして、私は憧れていたヒーローになり戦いの日々に足を踏み入れることになった。集めなければならないカードは残り87枚。
「っていう感じのナレーションが冒頭にあって、オープニングが流れてそれでコマーシャルに……最近だとすぐに本編始まるかな。でね、タイトルがしゃかしゃかって感じの効果音と一緒に出てくるの」
――エピソード01 少女と夢と変身と――
「またその話? ナルミがそういうドラマを作りたいっていうのは分かったけどさぁ」
「違うんだって、これが。アキコ……なんで分かってくれないかなぁ。ナゴミなら分かってくれるよね」
「魔法少女の方が好き」
「またそれ……」
私、平ナルミ。高校二年生。多分だけど、転生者。この世界には生身の役者が変身して、スーツをまとって戦うタイプのドラマが存在しない。日曜の朝は報道番組と旅番組に占領されてしまっている。でも私にはそういうドラマが存在することを知っている。だから、異世界じゃない普通の地球しかも日本に転生したんだと思う。そういうことにして自分で理解している。
「いいからタピオカ飲みに行こう、ね?」
流行に敏感な竹内アキコとヲタ気質の瀬戸ナゴミ、そして周囲からは不思議ちゃん扱いの私。ちぐはぐだけどけっこう楽しい友達トリオだ。
三人で駅前の広場を歩いていると、なんだか悲鳴が聞こえた。
「な、なに?」
「ちょっと、ナルミ!」
慌てる二人を置いて悲鳴が聞こえた方へ向かう。何か問題が起きているなら助けたい。それがヒーローの生き方だから。
「う、うそ……」
けれど、そんな子供じみた思いを打ち砕くような光景がそこには広がっていた。包丁を持った男が、若い女性を刺す瞬間だった。生々しい音がやけに大きく聞こえた。一瞬の静けさを割るように、大声を上げながら逃げ出す人たち。その人波に押されて、尻餅をついてしまう私。完全に逃げ遅れてしまった私と、刃物男の視線が合う。包丁が女性の身体から抜かれると、血が噴き出して女性は倒れた。真っ赤に染まった包丁を私に向ける男。死を覚悟した次の瞬間、男が急に苦しみだした。それがますます怖くて立ち上がることも出来ずに、ただただ後退る私。
「なに、何なのよ」
そう呟きつつも、なんとなく思い当たるフシがあった。怪人が宿主の人間から生まれ出る瞬間になんとなく似ていた。ひょっとしたらここはただの日本じゃなくて、特撮ドラマの世界なんじゃないかって、得体の知れない高揚感とともにそんな妄想が脳裏を駆け巡った。そしてその妄想が、現実になった。
『ヴワァアアア!!!!』
現れたのはカマキリのような化物……いや、怪人。相手が怪人なら、変身したい! 戦いたい! 誰かを、護れる人になりたい!!
「不思議な欲望ね」
「え……?」
誰かの声がした。高く透明感のある少女の声。振り下ろされる怪人の腕を前に幻聴を聞いたのだと思った。けれど……。
「それ!」
身体が突如、後ろに引っ張られる。なにがどうなっているのかさっぱりだ。
「変身のイデアルカード。なるほど、これなら」
声はなおもどこからともなく聞こえる。
「これでどう、見えるかしら?」
現れたのは白服に金髪金目の少女。その手にバックルとカードを持っている。手渡されていると思い、私はそれを受け取った。周囲に広がる淡い水色のバリアーが既に現実からかけ離れている。
「貴女にはセイクリライターの資格がある。さぁ、戦って」
バックルとカードを受け取る。バックルを腰にあてるとベルトが射出されセットされる。カードをバックルにかざすと認証され、変身待機音が鳴り響く。それを確認してから右側の差し込み口からカードを挿入し、そのままの手で左上部にあるボタンを押し込む。
「変身!!」
『私変身、いざ前進!!』
この何とも言えない台詞回しが実に変身ヒーローといった感じだ。私にとっては。
「見てて、私の戦いを!!」
変身したけど手元に武器はない。とにかく駆けだして思い切り怪人を殴りつける。変身すると同時に、このヒーローのおおよそのスペックや戦い方が脳内に直接届く。イデアルカードと呼ばれるカードの力を借りて変身しているのだけれど、私が保つカードはメタモルフォーゼ。まさに変身。特殊な能力はないけれど、パンチキックダッシュジャンプ全て高スペックにまとまっている。肉弾戦で敵を翻弄する。カマキリ怪人の刃を腕で防御する。痛い……確かに痛いけれど、負けない!
「ひっさーつ!!」
イデアルカードをバックルから引き抜いて、右ふくらはぎ辺りにあるスリットに読み込ませ、再びバックルにセットする。
『メタモル! キックストライク!!』
右足にエナジーが集中する。私に突進してくるカマキリ怪人を一蹴。爆殺。
「私の必殺技第一号、蹴破一閃!!」
決まった!! カードを引き抜いてバックルも外すと変身は解除されベルトもいつの間にか消えていた。ヒーローあるあるである。辺りを見渡すと人気はまったくなかった。最初に刺されてしまった人は可哀想だけれど、怪人による被害や戦闘に巻き込まれてケガした人がいなくて良かった。
「見事な初陣だったわね」
「そうだ。貴女は誰? あ、私は――」
「名乗る必要はないわ、平ナルミ。私はイデア……そうね、女神よ。ロゴスという神に奪われたイデアルカードを集めているの」
イデアと名乗った彼女はそう自身の目的を語った。
「ナルミ! 無事っていうかこのパツキン誰!?」
「パツキンって単語久々に聞いた。ザギンくらい聞かないよね」
「あ、アキコ、ナゴミ。無事だった? 良かったぁ。この人……女神? はイデア。私、変身したの」
私の宣言に驚く二人。取り敢えずいつまでもここにいるのも危険な気がして、私はイデアも含めた三人を連れて自宅へ帰った。私は叔母と二人暮らしをしており、叔母は漫画家で今はちょうど編集部へ行っているようだ。
自室は四人だとやや狭いので居間で会話することに。洋間ではなく和室なので椅子の数を気にしなくて済む。
「神様なんか飲む?」
「いや、私は飲食を必要としないのよ」
特殊な果実も口にしないタイプの神様なのだろうか。それはさておき、彼女から諸々の事情を説明してもらった。世界を構築するために必要な108枚のイデアルカードをロゴスという悪い神が奪い、ログレスカードへと変化させてしまったらしい。全てがログレスカードにならないよう、イデアルカードの守護者が必要ということで選ばれたのが私らしい。
「あれ、じゃあこのメタモルフォーゼのカードは元からあったものなの?」
「いいえ。人の思いに反応して姿形を変える8枚のブランクカードの一枚が変化したものよ。バックルとの相性がいいようにね。それと、ログレスカードは人間の負の欲望を引き出す性質があるわ。あの通り魔もそう。このログレスカードに支配されていたようね。カードにも格があるのだけれど、格の高いカードから生まれる怪人ほど強いはずよ」
そう言ってイデアはどこからともなくスラッシュのログレスカードを取り出した。あのカマキリ怪人を生み出したカード、なのだろう。
「回収したログレスカードは私がイデアルカードへと浄化するので確実に回収してください。貴女に回収して欲しいのは残り87枚」
イデアがカードを撫でると黒褐色がメインカラーだったカードが白を基調として青みがかったラインに縁取られたカードへと変化した。
「随分持っていかれたのね。二十枚しか手元に残っていなかったなんて」
アキコが驚いた声音で言う。確かに大半を持って行かれてしまっているのに世界はよく保たれているなと私だって驚いてしまう。
「重要なカードを手元に残せたのは不幸中の幸い。ただ、これはセイクリライターとして使うにもリスクが高すぎるカードなの」
そう、セイクリライター。私はこの単語にとっても引っ掛かっている。気になってしょうがないのだ。
「そう言えばセイクリライターっていうのは?」
「この世界を清く書き換える者という意味ですわ。さしずめ、貴女はセイクリライター・メタモルといったところかしら」
リライターか。私の目指していたものにすごく近い気がする。私はあらかた説明を飲み込んだものの、アキコとナゴミはまだ不服らしい。
「どうしてそんな危なそうな役目をナルミが……」
「心配してくれるの? 嬉しいなぁ」
「ナルミちゃんじゃ敵に負けちゃいそう」
「ちょ、ナゴミに言われたくないかも!」
私としては二人が一緒に戦ってくれたら嬉しいなぁって思うけど。確かに危ない役目なわけで、巻き込むのには少し抵抗がある面もある。
「ブランクのカードは残り7枚。もし貴女たちが望むなら、カードが反応するでしょう。是も何か縁かもしれません。持っていてください」
そう言ってイデアはアキコとナゴミにカードを渡す。バックルも必要なのでは? と問うと、バックルを生み出すには力を大量に消費するからすぐには出来ないと返された。なるほど……。神様も力を使いすぎると弱ってしまうのか。
「神様はこの家で暮らすの?」
ナゴミが問いかける。食事が要らないなら別に居着いてくれても構わないけれど。
「そうね。ここを拠点にさせてもらおうかしら。一応、イデアルカードを通せば楽に念が届くから」
イデアはそこで言葉を句切ると、直接脳内に声を届けてきた。
(これって、アキコやナゴミにも聞こえているの?)
(聞こえるぞ。これは凄いな)
(魔法少女っぽい)
(イデアルカードの持ち主を対象に念を繋いでいます。これでログレスカードの怪人が現われた時はすぐに伝えますね)
「それは助かる」
こうして、私は憧れていたヒーローになり戦いの日々に足を踏み入れることになった。集めなければならないカードは残り87枚。
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