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卒業したのは 02
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「ふぇっ、えっ」
「大丈夫。大丈夫だから義姉さん。泣かないで」
「ぅえ、え、せっかくオモチャから卒業しようと思ったのに、私、やっぱりダメダメだぁっ。こんなんじゃ、いつまで経っても彼氏できないよぉ……!」
「義姉さんに彼氏なんていらないって、いつも言ってるじゃない。……なんで、オモチャを卒業しようと思ったの?」
「だってぇ、玲央くんモテるのに私が邪魔なせいで彼女できないからっ! だから、私、もっと真剣に彼氏を作るために、オモチャ、捨てようと思ってっ」
「……義姉さんが邪魔だなんて、誰が、そんなこと、言ったの?」
ずっと一緒に暮らしていたはずなのに。初めて聞く玲央くんの低い声と初めて見る冷たい瞳に思わず涙が止まる。
「ひぅ?!」
「あ、違う。違うんだよ義姉さん。義姉さんに怒ったんじゃないんだ。……義姉さんにそんなことを吹き込んだのは、どこの誰?」
「……たぶん玲央くんのファンの子だけど、名前は知らない」
なんてウソ。本当は知ってるけど、なんとなく言わない方が良い気がして、知らないことにした。
「ふぅん……、まぁ、今はいいや。義姉さん、俺は義姉さんのことが誰より大切だよ。義姉さんもオモチャが楽しいなら無理に卒業して彼氏なんか作らなくて良いじゃない」
「でも……」
「でも?」
「義姉弟は、いつか離れなきゃいけない時が来るかもしれないし……」
そう。私が彼氏を欲しいと熱望した理由。
それはいつか玲央くんに恋人ができた時、ちゃんと笑って祝福できるように自分にも彼氏がいた方が良いと思ったからだ。
(きっとそんな自分勝手な理由だから、誰も私のこと好きになってくれなかったんだろうな)
「……そんなに、俺と離れたくない?」
「うん……」
「じゃあさ、義姉さんが俺と恋人になろうよ」
「…………へ?!」
私と玲央くんが恋人に。
「そしたら義姉さんの悩みは全部解決するから。ね?」
「ぇ、え、でも」
「オモチャが無くなっても俺が気持ち良くしてあげられるし」
「は、ぁっ、んっ!」
ズルリとバイブとアナルパールが引き抜かれて、言葉通りに玲央くんの指が入ってくる。
「俺ので前を突きながら、お尻も、クリトリスも、乳首も、全部可愛がってあげるから。ね? 俺のコレ試してみよ?」
そう言って見せられた玲央くんはとても大きくて。思わずゴクリと喉がなった。
──初めて生で見る男性器。あれを挿れたらどんな感じがするんだろう。
しかもその相手が大好きな玲央くんなのだ。
「……私のここ、玲央くんでいっぱいにしてくれる?」
「義姉さん……っ!」
くぱっと指で開いておねだりしたら、玲央くんは感極まったように私をギュッとしてキスをしてくれた。
姉と弟の挨拶のキスなんかじゃなくて、舌を絡めあう恋人のキス。
「ふっ、あ、ぁあ……っん!」
ぴちゃぴちゃと口の粘膜を触れ合わせながら、ゴムを着けた玲央くんのペニスがトロトロに蕩けた私のアソコに入ってくる。
その熱は私が今まで遊んだどんなオモチャよりも熱くて大きくて。すぐに私を気持ちよくしてくれた。
「は、にゃ、ぁあ! 気持ちいい、気持ちいいよぉっ」
「っ、俺、も、義姉さんの中、すごく気持ちいい……っ」
「ぁあーー! そこ、そこイッちゃぅ……!」
「ここ? 義姉さんは、奥が、好きなんだね」
「好き、奥も、玲央くんも、好きぃ……!」
「義姉さんっ!」
動きを早めた玲央くんの腰と私の太ももが当たってパンパンと卑猥な音が鳴る。
グチュグチュとした水音。吐息。体温。私を見つめる、情欲に燃えた瞳。
今まで私が知らなかった世界。
「玲央くん、本当に大好き……!」
こうして、オモチャを卒業した私は、人生で初めての彼氏をゲットしたのだった。
fin
「大丈夫。大丈夫だから義姉さん。泣かないで」
「ぅえ、え、せっかくオモチャから卒業しようと思ったのに、私、やっぱりダメダメだぁっ。こんなんじゃ、いつまで経っても彼氏できないよぉ……!」
「義姉さんに彼氏なんていらないって、いつも言ってるじゃない。……なんで、オモチャを卒業しようと思ったの?」
「だってぇ、玲央くんモテるのに私が邪魔なせいで彼女できないからっ! だから、私、もっと真剣に彼氏を作るために、オモチャ、捨てようと思ってっ」
「……義姉さんが邪魔だなんて、誰が、そんなこと、言ったの?」
ずっと一緒に暮らしていたはずなのに。初めて聞く玲央くんの低い声と初めて見る冷たい瞳に思わず涙が止まる。
「ひぅ?!」
「あ、違う。違うんだよ義姉さん。義姉さんに怒ったんじゃないんだ。……義姉さんにそんなことを吹き込んだのは、どこの誰?」
「……たぶん玲央くんのファンの子だけど、名前は知らない」
なんてウソ。本当は知ってるけど、なんとなく言わない方が良い気がして、知らないことにした。
「ふぅん……、まぁ、今はいいや。義姉さん、俺は義姉さんのことが誰より大切だよ。義姉さんもオモチャが楽しいなら無理に卒業して彼氏なんか作らなくて良いじゃない」
「でも……」
「でも?」
「義姉弟は、いつか離れなきゃいけない時が来るかもしれないし……」
そう。私が彼氏を欲しいと熱望した理由。
それはいつか玲央くんに恋人ができた時、ちゃんと笑って祝福できるように自分にも彼氏がいた方が良いと思ったからだ。
(きっとそんな自分勝手な理由だから、誰も私のこと好きになってくれなかったんだろうな)
「……そんなに、俺と離れたくない?」
「うん……」
「じゃあさ、義姉さんが俺と恋人になろうよ」
「…………へ?!」
私と玲央くんが恋人に。
「そしたら義姉さんの悩みは全部解決するから。ね?」
「ぇ、え、でも」
「オモチャが無くなっても俺が気持ち良くしてあげられるし」
「は、ぁっ、んっ!」
ズルリとバイブとアナルパールが引き抜かれて、言葉通りに玲央くんの指が入ってくる。
「俺ので前を突きながら、お尻も、クリトリスも、乳首も、全部可愛がってあげるから。ね? 俺のコレ試してみよ?」
そう言って見せられた玲央くんはとても大きくて。思わずゴクリと喉がなった。
──初めて生で見る男性器。あれを挿れたらどんな感じがするんだろう。
しかもその相手が大好きな玲央くんなのだ。
「……私のここ、玲央くんでいっぱいにしてくれる?」
「義姉さん……っ!」
くぱっと指で開いておねだりしたら、玲央くんは感極まったように私をギュッとしてキスをしてくれた。
姉と弟の挨拶のキスなんかじゃなくて、舌を絡めあう恋人のキス。
「ふっ、あ、ぁあ……っん!」
ぴちゃぴちゃと口の粘膜を触れ合わせながら、ゴムを着けた玲央くんのペニスがトロトロに蕩けた私のアソコに入ってくる。
その熱は私が今まで遊んだどんなオモチャよりも熱くて大きくて。すぐに私を気持ちよくしてくれた。
「は、にゃ、ぁあ! 気持ちいい、気持ちいいよぉっ」
「っ、俺、も、義姉さんの中、すごく気持ちいい……っ」
「ぁあーー! そこ、そこイッちゃぅ……!」
「ここ? 義姉さんは、奥が、好きなんだね」
「好き、奥も、玲央くんも、好きぃ……!」
「義姉さんっ!」
動きを早めた玲央くんの腰と私の太ももが当たってパンパンと卑猥な音が鳴る。
グチュグチュとした水音。吐息。体温。私を見つめる、情欲に燃えた瞳。
今まで私が知らなかった世界。
「玲央くん、本当に大好き……!」
こうして、オモチャを卒業した私は、人生で初めての彼氏をゲットしたのだった。
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