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本編
僕を、好きになってください
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口づけとは、こんなにも甘いものだったのか。
くちゅくちゅと、くちゅくちゅと、自分の口の中で他者の舌が動き回るという未知の体験に、まともな抵抗ができない。
シーツの上に緩く押さえつけられているだけの手をはね除けられないのは、何か不思議な力を使われているからなのだろうか。上手く力が入らず飲み込みきれなかった、どちらのものともわからない唾液が唇から零れて羞恥に頬が熱くなる。
身体がふわふわと夢見るような感覚は神殿で嗅がされた香の影響を思い出すが、この背中にぞくぞくと走る甘い痺れをアリシアは知らない。
「気持ち、良いですか?」
唇を食みながら淫魔が囁く。
「僕の唾液、甘いワインのような味がするでしょう?
淫魔の血の影響で体液に誘淫効果が有るので、全身が敏感になって酩酊したようになるんです」
「お酒なんて、飲んだことなっ、やっ」
顎に伝う唾液を舐めとられて肩が跳ねた。
「フフフ潤んだ瞳で顔を赤くする貴女は本当に可愛くて食べてしまいたい。このままだとドロドロのぐちゃぐちゃにしてしまうので今のうちに脱ぎましょうね」
そう言って身体に力の入らないアリシアから慣れた様子でドレスを脱がせ、自身もマントや上着を脱ぎ捨てる。
露わになったクライヴェルの上半身は、アリシアが今まで治療のために見てきたどの人のものより白く美しかった。しなやかに引き締まっていてまるで彫刻のようで目が離せない。
「僕の身体が珍しいですか? 人間とほとんど同じ容でしょう?」
でも、貴女に見つめられると幸福で目眩がします。と、ちゅっと目尻に唇が落とされる。
「あっ」
それだけで、アリシアの身体の奥の何かが疼いた。
「最近の人間界の女性用の下着はこういう形なんですね。ビスチェ?は僕の知っているものとあまり変わっていませんが下半身の布の量はだいぶ少なくなりましたね」
そう言いながらアリシアの足の付け根に指を這わせる。
「あぁっ!」
「でもこのビスチェはサイズが合っていませんよ? 随分と胸が苦しそうだ」
「っそれは、神殿で支給され、たもの、だから……っ」
ただ触れられているだけなのにガクガクと足の震えが止まらない。
「じゃあ楽にしてあげましょうね」
紐を解かれてふるりと豊かな膨らみが零れ出る。
「今度僕が貴女にぴったりの物を買って差し上げますね。それとも特注で作らせましょうか?」
淫魔は暢気に尋ねてくるがやわやわと胸を揉まれて何も考えられない。
「こんなに柔らかかったら僕が舐めたら砂糖菓子みたいに溶けちゃいそうだ」
どうかな? とぱくりと胸の頂を口に含まれた。
「きゃぁぁぁぁぁっ」
びりびりと全身に電流が走り目の前がちかちかと白く点滅した。
「もしかして軽く達しました? 僕の唾液とアリシアはよっぽど相性が良いのかもしれませんね」
片方の胸をちろちろと舌でねぶられ、もう片方は指で摘ままれる。
ぬらぬらと液体にまみれる小さな粒は赤い飴玉のようだ。
額に、まぶたに、頬に、首筋に。胸への刺激は続けたまま次々に口づけられた。
その度に足の間から何かが溢れ出て足首にまで伝っていく。
鎖骨に、肩に、胸元に。次々と唇が落とされる。
「貴女の肉体はとても甘い匂いがします」
「薔薇水……! 薔薇で、私じゃ、ないっ」
「そうなんですか? 僕をここまで魅了する香りは薔薇なんかじゃなく、貴女自身だと思いますけど……」
脇腹に。へそに。足の付け根に。そして──
「あぁ、下着びちょびちょになっちゃいましたね。
人間の衣類は職人に製品見本として提供していただくのが基本なんですが……」
「いやぁっ! そんなことしないでぇ……!」
「もちろんそんな勿体ないことはしませんよ。これは僕のコレクションにします。
貴女の素肌を包んだ下着も、貴女が感じてくれた証も、誰にも見せたくはないですから」
するり……と濡れて向こうが透けて見える布を足から抜き取り、クライヴェルはアリシアの無垢な乙女の場所へと顔を寄せた。
「そんなとこ、そんなとこっ汚いからぁっ」
舐めないで。と頭を横に振るいたいけな少女に構わずジュルジュルと音を立てて吸い上げる。
「僕以外の誰かがここに触れたことは?」
「ないっ……!あるわけないっ!」
「じゃあここも?」
後ろの蕾へとまでも舌が伸び、先を尖らせて突つつかれた。
「そんな、とこ、ろっ」
アリシアは涙を流しながら頭を激しく横に振る。
「そうですか……じゃあ今日はこちらを可愛がるのは止めておきましょうか。あまり最初から刺激が強すぎて嫌われてしまったら本末転倒ですから」
今でも充分に頭がどうにかなってしまいそうなのに、これ以上の刺激が有ると言うのか。
繊細な動きで長い指が秘裂をなぞり、淡い茂みに尖り始めた花芯へとたどり着く。
くるくると優しく撫でられながら口に含まれるとそれだけで全身が快感に硬直する。
唇で挟まれて舌で押しつぶされる感覚が堪らない。
「きちゃうっ、なにか、きちゃう!」
いつの間にか秘裂に埋められた指が狭いアリシアの形を確かめるように何度も中を擦りつける。
やがてアリシアの奥にざらりとした部分を探り当てたクライヴェルは執拗にそこを攻め立てた。
尿意にも似た強烈な悦よろこびに頭の中が真っ白になる。
「あっあああっああああっっ!!」
今まで経験したことのない快楽の波がアリシアを攫った。
「凄い……僕の指に絡みつくように動いていますよ。貴女が感じてくださって嬉しい……」
その顔は、本当に、本当に嬉しそうで。
この顔をずっと眺めていたいとぼんやりとした頭で考える。
「これぐらい解れていれば大丈夫かな。思ったより、僕も余裕が無くてすみません」
そう言いながら取り出されたクライヴェルの猛りを、ぐっと蜜口に押し付けられる。
「唾液の効果のおかげで初めてでも痛くはないと思うんですが……」
突き立てられた存在の圧迫感に息が止まるかと思った。
はぁはぁと息を吐いて感覚をやり過ごそうとするアリシアの口をクライヴェルの口が塞ぐ。
「飲んでください。少しでも楽になるかもしれないから」
差し込まれた舌に、自分からそれを絡めて応えた。
「っあ、おっきぃ……のはっ魔族、だから、なのっ?」
「あぁアリシアッ! そんな可愛いことを言って煽らないでください。本当に余裕が無くなってしまうっ」
パンパンと腰を打ちつける卑猥な音が響く。
苦しいだけだった感覚が快感に塗り替えられていく。
「アリシアどうですか? 気持ち良い? この感覚は好き?」
抱えられ、体勢を変えて腰かけたクライヴェルの膝の上で、向かい合いながら揺さぶられる。
気持ちいい気持ちいい気持ちいい。
もっともっともっともっと。
原始的な欲望に頭を占められてもうそれしか考えられない。
「気持ち、いっ、ヴェル、気持ちいいっ……!」
「アリシア言って。どうか、好きだと言ってっ」
「好き、好き…っ気持ちいい好き! ヴェルぅ」
無我夢中で目の前のクライヴェルの首にしがみつく。
瞬間、体内で熱いものが爆ぜた気がした。
「アリシア、どうか次は僕自身を好きになってください」
そう切なげに青い瞳を揺らす魔族はなんだかとても愛しく見えて。
込み上げる感情に動かされるままにその唇の傷へと口づけて、アリシアは自分の意識を手放した。
くちゅくちゅと、くちゅくちゅと、自分の口の中で他者の舌が動き回るという未知の体験に、まともな抵抗ができない。
シーツの上に緩く押さえつけられているだけの手をはね除けられないのは、何か不思議な力を使われているからなのだろうか。上手く力が入らず飲み込みきれなかった、どちらのものともわからない唾液が唇から零れて羞恥に頬が熱くなる。
身体がふわふわと夢見るような感覚は神殿で嗅がされた香の影響を思い出すが、この背中にぞくぞくと走る甘い痺れをアリシアは知らない。
「気持ち、良いですか?」
唇を食みながら淫魔が囁く。
「僕の唾液、甘いワインのような味がするでしょう?
淫魔の血の影響で体液に誘淫効果が有るので、全身が敏感になって酩酊したようになるんです」
「お酒なんて、飲んだことなっ、やっ」
顎に伝う唾液を舐めとられて肩が跳ねた。
「フフフ潤んだ瞳で顔を赤くする貴女は本当に可愛くて食べてしまいたい。このままだとドロドロのぐちゃぐちゃにしてしまうので今のうちに脱ぎましょうね」
そう言って身体に力の入らないアリシアから慣れた様子でドレスを脱がせ、自身もマントや上着を脱ぎ捨てる。
露わになったクライヴェルの上半身は、アリシアが今まで治療のために見てきたどの人のものより白く美しかった。しなやかに引き締まっていてまるで彫刻のようで目が離せない。
「僕の身体が珍しいですか? 人間とほとんど同じ容でしょう?」
でも、貴女に見つめられると幸福で目眩がします。と、ちゅっと目尻に唇が落とされる。
「あっ」
それだけで、アリシアの身体の奥の何かが疼いた。
「最近の人間界の女性用の下着はこういう形なんですね。ビスチェ?は僕の知っているものとあまり変わっていませんが下半身の布の量はだいぶ少なくなりましたね」
そう言いながらアリシアの足の付け根に指を這わせる。
「あぁっ!」
「でもこのビスチェはサイズが合っていませんよ? 随分と胸が苦しそうだ」
「っそれは、神殿で支給され、たもの、だから……っ」
ただ触れられているだけなのにガクガクと足の震えが止まらない。
「じゃあ楽にしてあげましょうね」
紐を解かれてふるりと豊かな膨らみが零れ出る。
「今度僕が貴女にぴったりの物を買って差し上げますね。それとも特注で作らせましょうか?」
淫魔は暢気に尋ねてくるがやわやわと胸を揉まれて何も考えられない。
「こんなに柔らかかったら僕が舐めたら砂糖菓子みたいに溶けちゃいそうだ」
どうかな? とぱくりと胸の頂を口に含まれた。
「きゃぁぁぁぁぁっ」
びりびりと全身に電流が走り目の前がちかちかと白く点滅した。
「もしかして軽く達しました? 僕の唾液とアリシアはよっぽど相性が良いのかもしれませんね」
片方の胸をちろちろと舌でねぶられ、もう片方は指で摘ままれる。
ぬらぬらと液体にまみれる小さな粒は赤い飴玉のようだ。
額に、まぶたに、頬に、首筋に。胸への刺激は続けたまま次々に口づけられた。
その度に足の間から何かが溢れ出て足首にまで伝っていく。
鎖骨に、肩に、胸元に。次々と唇が落とされる。
「貴女の肉体はとても甘い匂いがします」
「薔薇水……! 薔薇で、私じゃ、ないっ」
「そうなんですか? 僕をここまで魅了する香りは薔薇なんかじゃなく、貴女自身だと思いますけど……」
脇腹に。へそに。足の付け根に。そして──
「あぁ、下着びちょびちょになっちゃいましたね。
人間の衣類は職人に製品見本として提供していただくのが基本なんですが……」
「いやぁっ! そんなことしないでぇ……!」
「もちろんそんな勿体ないことはしませんよ。これは僕のコレクションにします。
貴女の素肌を包んだ下着も、貴女が感じてくれた証も、誰にも見せたくはないですから」
するり……と濡れて向こうが透けて見える布を足から抜き取り、クライヴェルはアリシアの無垢な乙女の場所へと顔を寄せた。
「そんなとこ、そんなとこっ汚いからぁっ」
舐めないで。と頭を横に振るいたいけな少女に構わずジュルジュルと音を立てて吸い上げる。
「僕以外の誰かがここに触れたことは?」
「ないっ……!あるわけないっ!」
「じゃあここも?」
後ろの蕾へとまでも舌が伸び、先を尖らせて突つつかれた。
「そんな、とこ、ろっ」
アリシアは涙を流しながら頭を激しく横に振る。
「そうですか……じゃあ今日はこちらを可愛がるのは止めておきましょうか。あまり最初から刺激が強すぎて嫌われてしまったら本末転倒ですから」
今でも充分に頭がどうにかなってしまいそうなのに、これ以上の刺激が有ると言うのか。
繊細な動きで長い指が秘裂をなぞり、淡い茂みに尖り始めた花芯へとたどり着く。
くるくると優しく撫でられながら口に含まれるとそれだけで全身が快感に硬直する。
唇で挟まれて舌で押しつぶされる感覚が堪らない。
「きちゃうっ、なにか、きちゃう!」
いつの間にか秘裂に埋められた指が狭いアリシアの形を確かめるように何度も中を擦りつける。
やがてアリシアの奥にざらりとした部分を探り当てたクライヴェルは執拗にそこを攻め立てた。
尿意にも似た強烈な悦よろこびに頭の中が真っ白になる。
「あっあああっああああっっ!!」
今まで経験したことのない快楽の波がアリシアを攫った。
「凄い……僕の指に絡みつくように動いていますよ。貴女が感じてくださって嬉しい……」
その顔は、本当に、本当に嬉しそうで。
この顔をずっと眺めていたいとぼんやりとした頭で考える。
「これぐらい解れていれば大丈夫かな。思ったより、僕も余裕が無くてすみません」
そう言いながら取り出されたクライヴェルの猛りを、ぐっと蜜口に押し付けられる。
「唾液の効果のおかげで初めてでも痛くはないと思うんですが……」
突き立てられた存在の圧迫感に息が止まるかと思った。
はぁはぁと息を吐いて感覚をやり過ごそうとするアリシアの口をクライヴェルの口が塞ぐ。
「飲んでください。少しでも楽になるかもしれないから」
差し込まれた舌に、自分からそれを絡めて応えた。
「っあ、おっきぃ……のはっ魔族、だから、なのっ?」
「あぁアリシアッ! そんな可愛いことを言って煽らないでください。本当に余裕が無くなってしまうっ」
パンパンと腰を打ちつける卑猥な音が響く。
苦しいだけだった感覚が快感に塗り替えられていく。
「アリシアどうですか? 気持ち良い? この感覚は好き?」
抱えられ、体勢を変えて腰かけたクライヴェルの膝の上で、向かい合いながら揺さぶられる。
気持ちいい気持ちいい気持ちいい。
もっともっともっともっと。
原始的な欲望に頭を占められてもうそれしか考えられない。
「気持ち、いっ、ヴェル、気持ちいいっ……!」
「アリシア言って。どうか、好きだと言ってっ」
「好き、好き…っ気持ちいい好き! ヴェルぅ」
無我夢中で目の前のクライヴェルの首にしがみつく。
瞬間、体内で熱いものが爆ぜた気がした。
「アリシア、どうか次は僕自身を好きになってください」
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