神社のゆかこさん

秋野 木星

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第二章 ゆかこさんの一年間

梅雨の音楽会

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 ソー・ミー・ドー・ソ-・ド-・シ・ラ・ソー

たまに音が途切れるのですが、リコーダーの笛の音がどこからか聞こえてきます。
音楽の宿題が出たのでしょうか。

「いいわね。一緒に合奏しましょう。」

ポツポツと降り始めた雨粒をゆかこさんが弾いていきます。

そー・みー・どー・そー・どー・し・ら・そー


ソー・ソ・ラー・ソ・ファ・ミー・ドー・レー

蛙も田んぼで加わります。
リコーダーの音も負けないように大きくなりましたよ。

「ふふっ、タンバリンもお願いね。」

神社で雨宿りをしていた鳥たちがくちばしと羽でリズムベース担当です。

そー・そ・らー・そ・ふぁ・みー・どー・れー


ソー・ミー・ドー・ソー・ドー・シ・ラ・ソー

かたつむりがくねくねと音符を書いています。
つのをマラカスのように振ってご機嫌です。

「あらあら梅雨の音楽会ね。」

そうですね、ゆかこさん。音符が空から降ってきます。

そー・みー・どー・そー・どー・し・ら・そー


ラー・ラ・ソー・ドー・レー・シー・ドー

「さぁ、みんなで決めるのよっ。」

らー・ら・そー・どー・れー・しー・どー


ひゅーひゅー
パチパチパチ

町中から歓声と拍手が届きました。
ゆかこさんたちも丁寧にお辞儀を返しましたよ。
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