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第一章 ガルディア都市
国王演説
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街はまだ早朝だというのにお祭りのごとく多くの人で賑わっていた。
すれ違う人達は今日開かれる国王演説の話で持ちきりである。
「おい、ガルディアンナイトがついにやったらしいな!」
「ああ、なんでも圧勝だったらしいぞ」
「こりゃあめでたいな! おい今日は店全品セールにするぞ!」
「何言ってんだい!! そんなのやる余裕はウチにはないよ!」
「国王様が表で演説するなんていつぶりかしらね」
「今日はサーシャちゃんはでてくるのかしら?」
騎士団本部に着くまでの間に多くの人達が噂をしていく。
それだけ勝利を収めたのがうれしいのだろう。 実際大陸の都市を手に入れたとなるとこの都市に住む人達のの生活は潤う。
労働力として安い賃金で他国の人を雇えるし、その大陸の食料もこちらに回っていきやすくなる。
そこでしか手に入らない珍しい食べ物や鉱石なんかも存在する。
戦争で勝利すると市場はとても繁盛するのだ。
しかしちらほらと聞こえてくる国王の娘の話題はどうにも心が痛む思いで聞いていた。
サーシャ=ウル=ガルディアは民衆からとても人気があった。
彼女はただ真っすぐ思いやりのある少女で、自分の運命をわかっていながらも行動に移した。
それは私達騎士の心に大きな楔を打ち付けていた。
今でも思い出す彼女の最後の瞬間を、あの瞬間だけは父に別れを告げなければならなかったどこにでもいる普通の一人の少女であった。
心が締め付けられそうになるが今は自分の役目を全うしなければ。
迷うな、前だけ見ていないと……
後ろ向きな気持ちを押し殺し、騎士団本部の門をくぐり中に入っていく。
そして迷いのない足取りで自分の部署へと向かう。
ドアを開け、中に入り周囲を確認する。
「おはよう、少し遅れてしまったね」
「「「「おはようございます! 隊長!」」」」
「もう寝坊はほんとに無くなったのだねパトラ」
「はい、今では普通に起きれるようになりました」
「いつも起こされるパトラは見れないんだな」
「も、もう寝坊しないので安心してください」
ぷくっと顔を膨らませるパトラとまぁまぁと落ち着かせるセレスは非常に絵になる光景だった。
「寂しいものだな」
「私は起こしに行かなくなって安心しましたけど」
「毎回セレスがかわいそうだったッス」
「それは俺も思ってた」
「ちょ、ちょっと~みんなひどいー」
焦るパトラを囲み笑いあう。
この様子だと緊張はみんなしていないみたいだな。
「昨日話した通り私たちは舞台の上の国王が演説する背後が警護場所だ。一番最後の防衛ラインと言ってもいい、気を引き締めて監視に当たってくれ!」
「「「「はい!」」」」
前回の黒いフルプレートの男やあの召喚士がまた狙っているかもしれない。 あの時逃がしてしまった痛手はやはり大きい。
それをみんなもわかっているのだろう真剣な表情に切り替わってくれた。
「それでは、装備を整え、万全の状態で警護に当たるよ!」
「「「「はい」」」」
各々が武器を取りに武器庫に向かう。 私は次元収納があるため目につくように持ってるのは弓と盾と剣くらいだ。
今日は何が起こってもいいように完全武装が許可されている。
武器を揃えた私たちは今日の演説場所であるガイム広場へと向かった。
演説場所であるガイム広場に着くとそこには多くの人で溢れており、すでにほかの部隊の方たちはそれぞれの配置場所についているみたいだ。
「すごい人っすね」
「久しぶりの国王の演説だからね皆楽しみなんだよ」
「ざっと見ただけで千人は超えるくらいいるんじゃないか?」
「そんなにいる!? カナン話盛りすぎじゃない!?」
周囲はざわざわと話し声が飛び交っていてこんなにも人が集まったのは久しぶりかもしれない。
「国王が到着後、国王を護衛するように移動、舞台の上に着いたら昨日割り振った場所で監視にあたってくれ、何かあったらシーレスで会話を、魔法による攻撃が来た場合セレスが防御魔法を瞬時に展開してくれ」
「わかりました!」
昨日決めた配置場所というのは国王を背にして扇形に左からジャスティン、セレス、私、カナン、パトラの順に一定の間隔をあけ、監視にあたる。
地上からこの舞台は十mほど高くなっているので上から結果的に民衆を見渡す形になる。
時間も経過し、国王を乗せた馬車が到着する。
馬車のドアががちゃりと空いて中から国王であるナグル=ウル=ガルディアが出てくる。
執事の男が階段を用意し足元の配慮を行っている。
「国王、足元にご注意を……」
「うむ」
国王はしっかりとした足取りでレッドカーペットが引かれた上を歩いていく。
その姿はさすが国王というものでどっしりと堂々と歩いていく。
勇者召喚の時以来であったが、国王の顔はあの時の悲壮感漂う顔ではなくきりっとした顔であった。
それに何故か違和感を感じた私だったが、まずは警護が先だ。
国王を先導し、舞台の上の壇上に案内する。
民衆の拍手が音の波のように響き渡る。
これから演説が始まろうとしていた。舞台の横には今日の来賓であるテオや各大臣の方々が揃っている。
鳴り響く拍手を国王は手で制すと拡声器のマジックアイテムの前に移り話し始める。
「ガルディアの民よ!! 今日はこのようなめでたい日にここに集まって頂き感謝申し上げる! この度我がガルディアの騎士団ガルディアンナイトがアルテア大陸の主要都市アルタを手中に収めることができた!」
民衆の歓声が大きく響き渡る。
私たちは目を凝らし、耳を澄まし、怪しい者がいないか周囲に意識を張り巡らせていた。
「静粛に! この偉大なる勝利にガルディアの女神もきっとお喜びになってくださるだろう! そしてこの偉大なる勝利の貢献者であるガルディアンナイトの団長であるテオ殿に敬意と感謝を込めて侯爵の地位と報酬を与えることとする! テオ殿こちらに上ってきてもらえるか」
テオが席を立ち舞台の上まで歩いていく、本日は正装に身を包んでおりしっかりとした足取りで進んでいく。
舞台の上にテオがたどり着き、国王が書状と功績を読み上げる。
「この度はこの偉大なガルディアの・・・
読まれている最中も意識を張り巡らせていると奇妙な視線を感じた。
後ろの建物と建物の間に民衆に紛れて立つこの場所にまったく相応しくない黒いフルプレートの男がじっとこちらを眺め建物の陰に消えるように入っていく。
これはまずい、奴が来ている。 並みの騎士では太刀打ちできない! 額から脂汗が流れる。
すぐさま周りに知らせるためシーレスを起動させる。
『みんな引き続き監視を任せる、私は黒いフルプレートの男を目撃した、少し偵察にでるからこのまま監視してくれ』
『!?!?隊長大丈夫ですか!?』
『問題ない、アイツを止められるのは今は私しかいないだろう』
『兄様、あまり無理をしないでくださいね』
『ああ、セレス気を付けるよ』
『ここは俺たちに任せるッス』
『頼むぞ』
通話を切り、黒いフルプレートの男がいるいたところへ駆け出す。
あのフルプレートの男は路地へ向かったようだが……
ここの付近は住民は皆ガイム広場に見に行っているようで人がまったくいない。
裏路地を走り、奴を探す。 くそっ! いったい奴はどこに行ったんだ!!
「よぉ、久しぶりじゃのう」
声をかけられ慌てて振り返る。
「貴様、何をしに来た」
抑えきれない悪感情が駆け巡る。 怒気を含んだ声音で尋ねる。
「フハハ、なぁに演説を見に来たに決まっているだろう」
黒いフルプレートの男は後ろに大きな長剣を背負い堂々と路地から現れた。
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今でも思い出す彼女の最後の瞬間を、あの瞬間だけは父に別れを告げなければならなかったどこにでもいる普通の一人の少女であった。
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迷うな、前だけ見ていないと……
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そして迷いのない足取りで自分の部署へと向かう。
ドアを開け、中に入り周囲を確認する。
「おはよう、少し遅れてしまったね」
「「「「おはようございます! 隊長!」」」」
「もう寝坊はほんとに無くなったのだねパトラ」
「はい、今では普通に起きれるようになりました」
「いつも起こされるパトラは見れないんだな」
「も、もう寝坊しないので安心してください」
ぷくっと顔を膨らませるパトラとまぁまぁと落ち着かせるセレスは非常に絵になる光景だった。
「寂しいものだな」
「私は起こしに行かなくなって安心しましたけど」
「毎回セレスがかわいそうだったッス」
「それは俺も思ってた」
「ちょ、ちょっと~みんなひどいー」
焦るパトラを囲み笑いあう。
この様子だと緊張はみんなしていないみたいだな。
「昨日話した通り私たちは舞台の上の国王が演説する背後が警護場所だ。一番最後の防衛ラインと言ってもいい、気を引き締めて監視に当たってくれ!」
「「「「はい!」」」」
前回の黒いフルプレートの男やあの召喚士がまた狙っているかもしれない。 あの時逃がしてしまった痛手はやはり大きい。
それをみんなもわかっているのだろう真剣な表情に切り替わってくれた。
「それでは、装備を整え、万全の状態で警護に当たるよ!」
「「「「はい」」」」
各々が武器を取りに武器庫に向かう。 私は次元収納があるため目につくように持ってるのは弓と盾と剣くらいだ。
今日は何が起こってもいいように完全武装が許可されている。
武器を揃えた私たちは今日の演説場所であるガイム広場へと向かった。
演説場所であるガイム広場に着くとそこには多くの人で溢れており、すでにほかの部隊の方たちはそれぞれの配置場所についているみたいだ。
「すごい人っすね」
「久しぶりの国王の演説だからね皆楽しみなんだよ」
「ざっと見ただけで千人は超えるくらいいるんじゃないか?」
「そんなにいる!? カナン話盛りすぎじゃない!?」
周囲はざわざわと話し声が飛び交っていてこんなにも人が集まったのは久しぶりかもしれない。
「国王が到着後、国王を護衛するように移動、舞台の上に着いたら昨日割り振った場所で監視にあたってくれ、何かあったらシーレスで会話を、魔法による攻撃が来た場合セレスが防御魔法を瞬時に展開してくれ」
「わかりました!」
昨日決めた配置場所というのは国王を背にして扇形に左からジャスティン、セレス、私、カナン、パトラの順に一定の間隔をあけ、監視にあたる。
地上からこの舞台は十mほど高くなっているので上から結果的に民衆を見渡す形になる。
時間も経過し、国王を乗せた馬車が到着する。
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鳴り響く拍手を国王は手で制すと拡声器のマジックアイテムの前に移り話し始める。
「ガルディアの民よ!! 今日はこのようなめでたい日にここに集まって頂き感謝申し上げる! この度我がガルディアの騎士団ガルディアンナイトがアルテア大陸の主要都市アルタを手中に収めることができた!」
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私たちは目を凝らし、耳を澄まし、怪しい者がいないか周囲に意識を張り巡らせていた。
「静粛に! この偉大なる勝利にガルディアの女神もきっとお喜びになってくださるだろう! そしてこの偉大なる勝利の貢献者であるガルディアンナイトの団長であるテオ殿に敬意と感謝を込めて侯爵の地位と報酬を与えることとする! テオ殿こちらに上ってきてもらえるか」
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舞台の上にテオがたどり着き、国王が書状と功績を読み上げる。
「この度はこの偉大なガルディアの・・・
読まれている最中も意識を張り巡らせていると奇妙な視線を感じた。
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『!?!?隊長大丈夫ですか!?』
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