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謎のメイドさん
7話 修学旅行①
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1週間とは俺が思ってる以上に早かった。あれから今日まで、俺は学校をサボる事なく登校していた。
お父さんは未だに、美咲の事については教えてくれなかった。お母さんもお父さんと同じで何も言わなかった。
特に生活面で支障がある訳ではない……いや、夜が大変であった。
お風呂に一緒に入るのを阻止し、ベッドが1つしかないから、最初は床で背中を痛い思いをし朝を迎えていたが、最近では、一緒に寝ている。
美咲の寝相が良いのが救いであった。だが、1週間経った今でもまだ緊張はする。
昨日は遅くまで荷造りで大変だった。
美咲があれこれ余計な物を、バックに入れてくるから整理するのに時間がかかり、寝たのは0時過ぎだった。
下着など日数分あればいいのに、念の為とか、何泊するんだよ⁉︎ってぐらい詰め込まれて、水着に浮き輪も必要かも知れないとまで、予定にない物まで持って行こうとしていた。
午前6時。校庭に4クラスが勢揃いし、先生の挨拶が終えるとバスに乗った。
隣の席は当然、美咲が座った。
ここから東京まで2時間半。1日目はテレビ局を見て、日本で有名な電波塔に登り、そしてホテルで晩御飯を食べる流れだ。
2日間の修学旅行に、乗り気ではなかったが、美咲がいるお陰で俺はワクワクしていた。
行きのバスの中では、目的地に着くまで、ゲームをしたり歌を歌うのが事前に決まっていた。
バスガイドさんの小話が終わると、じゃんけん大会が始まり、勝った人からマイクが順番に回っていった。
次に歌うのは美咲であった。
「ご主人様。頑張りますね。 ♪~♫~♬~♩~♫~♪~♫~」
凄い綺麗な歌声にみんなうっとりとしていた。俺も隣で聴いて、最初の一声に鳥肌が立っていた。
パチパチパチパチ。
「どうでしたか?」
「凄い綺麗な歌声だったよ。ずっと聴いてたいぐらいさ」
「では、自宅にカラオケルームを作りましょう。そうすれば、毎日歌う事が出来ます」
「……お父さんが悲しむから、それは辞めてね……。美咲は本当に作りそうで怖いからさ」
「そうですか。それは残念です」
カラオケ大会が終わると、ゲームでしりとりが行われた。カラオケと同様に、参加したい人だけやる方針だった。
俺はどちらにも参加はしなかった。まだみんなの輪に入れる自信がなかったのもあるが、イジメについてのモヤモヤが頭の隅にあったからだ。
俺が再登校してから、班の女たちは俺に前の様に話し掛けてくる事が有り、まともに会話をしなかったが、徐々に会話をする事が出来た。
だが、男たちは未だに同じ態度であった。
目的地が近くになると、いくつかやったゲームは終わり、バスガイドさんがマイクを持って言った。
「こちらが、皆様が毎日見ているテレビを撮影する場所です。遊ぶ所もあるので、楽しんで来て下さいね」
『はーーーい』
バスが止まり、前の方から順に降りて行った。
初めてのテレビ局を前に、俺はワクワクしていた。
お父さんは未だに、美咲の事については教えてくれなかった。お母さんもお父さんと同じで何も言わなかった。
特に生活面で支障がある訳ではない……いや、夜が大変であった。
お風呂に一緒に入るのを阻止し、ベッドが1つしかないから、最初は床で背中を痛い思いをし朝を迎えていたが、最近では、一緒に寝ている。
美咲の寝相が良いのが救いであった。だが、1週間経った今でもまだ緊張はする。
昨日は遅くまで荷造りで大変だった。
美咲があれこれ余計な物を、バックに入れてくるから整理するのに時間がかかり、寝たのは0時過ぎだった。
下着など日数分あればいいのに、念の為とか、何泊するんだよ⁉︎ってぐらい詰め込まれて、水着に浮き輪も必要かも知れないとまで、予定にない物まで持って行こうとしていた。
午前6時。校庭に4クラスが勢揃いし、先生の挨拶が終えるとバスに乗った。
隣の席は当然、美咲が座った。
ここから東京まで2時間半。1日目はテレビ局を見て、日本で有名な電波塔に登り、そしてホテルで晩御飯を食べる流れだ。
2日間の修学旅行に、乗り気ではなかったが、美咲がいるお陰で俺はワクワクしていた。
行きのバスの中では、目的地に着くまで、ゲームをしたり歌を歌うのが事前に決まっていた。
バスガイドさんの小話が終わると、じゃんけん大会が始まり、勝った人からマイクが順番に回っていった。
次に歌うのは美咲であった。
「ご主人様。頑張りますね。 ♪~♫~♬~♩~♫~♪~♫~」
凄い綺麗な歌声にみんなうっとりとしていた。俺も隣で聴いて、最初の一声に鳥肌が立っていた。
パチパチパチパチ。
「どうでしたか?」
「凄い綺麗な歌声だったよ。ずっと聴いてたいぐらいさ」
「では、自宅にカラオケルームを作りましょう。そうすれば、毎日歌う事が出来ます」
「……お父さんが悲しむから、それは辞めてね……。美咲は本当に作りそうで怖いからさ」
「そうですか。それは残念です」
カラオケ大会が終わると、ゲームでしりとりが行われた。カラオケと同様に、参加したい人だけやる方針だった。
俺はどちらにも参加はしなかった。まだみんなの輪に入れる自信がなかったのもあるが、イジメについてのモヤモヤが頭の隅にあったからだ。
俺が再登校してから、班の女たちは俺に前の様に話し掛けてくる事が有り、まともに会話をしなかったが、徐々に会話をする事が出来た。
だが、男たちは未だに同じ態度であった。
目的地が近くになると、いくつかやったゲームは終わり、バスガイドさんがマイクを持って言った。
「こちらが、皆様が毎日見ているテレビを撮影する場所です。遊ぶ所もあるので、楽しんで来て下さいね」
『はーーーい』
バスが止まり、前の方から順に降りて行った。
初めてのテレビ局を前に、俺はワクワクしていた。
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