33 / 38
二章 人間での生活
第十一話 冒険者としてしっかり働いた件
しおりを挟む
~サイド 弘樹~
俺は今大きな門の前に立っていた。
「すげえ,ここ。まさに異世界ファンタジー。もし異世界召喚されるんならここがいいぜ」
俺はテンションが高くなっていた。それもそのはずだ。今俺がいるのは冒険者の町,エンラの入り口の前。そしてその入り口がすごく大きな門なのだ。それは真っ白で汚れを知らないような感じだった。大きさは横は俺が何人いても通れそうな幅で縦に関して言えば,近くで見上げると一番上を見るより先に俺の首の方が痛くなってしまうほどだ。
「それにしても道中色々なことがありましたね」
「ああ。だがテンプレで良かったぜ。雑魚デーモンに襲われている馬車とか,ゴブリンの群れに襲われていた商人とか。あとは俺が魔物と戦っていたらなんて素晴らしい魔法だって言って抱き着こうとしてきたおじさんとか」
「あれは驚きましたよね。弟子入りさせてくれとか言ってませんでしたか?」
「気のせいさ」
「商人の護衛をしていた傭兵も弘樹を熱っぽい目で見てましたよ」
「気のせいさ。そうだそろそろスキル形態に戻らなくていいのか」
「そうですね。今は周りにあまり人がいないのでしておきましょう」
そういうとシーは一回転し光の粒になった。
「いつ見てもきれいだよな」
そういうと弘樹は何人かがならんでいるエンラの入場口に向かうのだった。
◇
「す,す,すげぇぇぇ。中世ヨーロッパだ。俺はこれが見たかったんだよ。洞窟なんかじゃなくて」
俺はまたしてもはしゃいでいた。しかしそれも仕方ないかも知れない。なんせ目の前にはザ,異世界という感じの街並みが続いていたのだ。石畳の道路,石でできた家,道に並ぶ売店,そのどれもが弘樹にここは異世界だと感じさせていた。
(弘樹,しっかりしてください。ここに来たのは観光もありますが一番は実力をつけるためでしょう)
そうだった。忘れてたよ。じゃあさっそくこの街のギルドに行くとするか。
ここでこの街,エンラについて少し説明しておこう。このエンラは簡単に言えば平城京のような作りになっている。この街には二つの広い道路がある。それは町の真ん中で交差している。そしてそのうちの一つの道路の一番奥に領主の家がある。そしてその広い道路から細い道路が何本も枝分かれしている。
町の周りは塀で囲まれているが出入り口は三か所ある。単純に言えば広い道路が町を囲む城壁とぶつかるところだ。ただ領主の住むところは出入り口がないので三か所になっている。
そしてその出入り口の名前は領主の家の反対にあるところが南口,東にあるのが東口,そして残ったのが西口となっている。
◇
俺はギルドに来た。
「今日はどういったご用件ですか」
「えっと,この依頼を受けたいのですが」
弘樹はそう言って一枚の紙を出す。それには薬草採取と書いてあり,しっかりとEランク冒険者でも受けられる依頼だ。
「分かりました。期限は一週間で,違約金は銅貨三枚です」
「分かりました」
「それとこの薬草はこの近くのミルの丘というところで手に入れられますよ。出現する魔物はスライムとたまにゴブリンが出てくるので注意してください」
「はい」
「それではいい冒険者ライフを」
そう言われ弘樹は外に出る。そして一直線に門のところに行くと外に出た。
いやぁ,ここはすごいな。Eランク冒険者でもうけられる依頼があるなんてな。
そういいながら歩いているうちにミルの丘というところに来た。そこにはいろいろなところに薬草があり,ところどころスライムが歩いている,まさに初心者用の場所だった。
「それじゃあ妖精に戻ってもらってもいいかな」
「はい」
すると弘樹のMPが少し減り弘樹の前に妖精が出てきた。
「それじゃあ俺が草をたくさん集めてくるからそれを仕分けてもらっていい?」
「分かりました」
そう,これがこの依頼を受けたときに思いついた作戦である。もともとギルドでこの依頼を受けるときにこのミルの丘には薬草以外にもたくさんの植物が生えているということが分かっていた。だが薬草以外を持って行ってしまうと違約金が発生してしまう。そして草を取るより仕分ける方が時間がかかるということも。そこで俺は自分は草を取ってきて鑑定に仕分けてもらおうと思ったのだ。
俺はどんどん草を持ってくる。そしてシーがどんどん分けていく。鑑定の権限を持つ彼女にとって薬草とそれ以外を分けるなど造作もないことだった。そして日が暮れる頃には薬草が山になっていた。だがそこで問題が発生する。
「これ,どうやって持って帰ろう」
俺,何も考えていなかったけど,これはどうしよう。こんなにも出るなんて思わなかった。
「弘樹が何か案を考えていたのではないですか」
「いや,俺もシーが何かを考えているのかと」
「はー。これだから弘樹は。で,どうするんですか」
なぜかシーがマウントを取るがそれに気づかない弘樹だあった。
「そうだね,この世界にはアイテムボックスとか収納機能とかないのかな」
「ないことはないですが弘樹が獲得するのは無理だと思います。ああいうのは空間魔法にとてつもない才能があってやっとできるんですから」
「そっか。じゃあどうしよう」
「ここに空間魔法が使える人が通ればいいんですがね」
「ん? そうだシーはできないの? この前MPを手に入れたって言ってたよね」
「そういえばそうですね。まあできなと思いますがやるだけやってみます」
そういうとシーは手を前にかざした。そして急に真剣な表情を作る。これには弘樹も思わずビクッとしてしまう。そしてシーが詠唱を始める。シーいわく新しい魔法だったり難しい魔法には詠唱が効果的らしい。
「空間を司る神よ,私に力を貸しなさい。そして空間をゆがませて亞空間を作るのよ」
シーがそう言うと目の前の空間が歪み,あっさりとそこに空間の歪みができた。
「できました」
「て,えーー。難しいんじゃなかったの」
「難しかったですよ。詠唱をしないといけないくらいには」
「どこか空間の神様がかわいそうに思えてくるね」
「あれくらいの方がうまく行くんですよ」
「そうなんだ。じゅあ気を取り直して,この空間に物を入れればいいんだね」
「そうです。あと入れれば入れるほどMPがなくなりますので気を付けてください」
「それは大変だ。シーのMPって少ないんだよね」
「はい。ですがご心配なく。ちゃんと弘樹のMPを使っていますから」
「へ? ほんとだ。今もどんどんMPがなくなってっている」
「何はともあれ万事解決ですね」
「まあいっか」
俺は大量の薬草を亜空間に入れる。そして弘樹は終始マウントを取られたことにも気づかず町へと帰っていく。今日も町は平和なようだ。
俺は今大きな門の前に立っていた。
「すげえ,ここ。まさに異世界ファンタジー。もし異世界召喚されるんならここがいいぜ」
俺はテンションが高くなっていた。それもそのはずだ。今俺がいるのは冒険者の町,エンラの入り口の前。そしてその入り口がすごく大きな門なのだ。それは真っ白で汚れを知らないような感じだった。大きさは横は俺が何人いても通れそうな幅で縦に関して言えば,近くで見上げると一番上を見るより先に俺の首の方が痛くなってしまうほどだ。
「それにしても道中色々なことがありましたね」
「ああ。だがテンプレで良かったぜ。雑魚デーモンに襲われている馬車とか,ゴブリンの群れに襲われていた商人とか。あとは俺が魔物と戦っていたらなんて素晴らしい魔法だって言って抱き着こうとしてきたおじさんとか」
「あれは驚きましたよね。弟子入りさせてくれとか言ってませんでしたか?」
「気のせいさ」
「商人の護衛をしていた傭兵も弘樹を熱っぽい目で見てましたよ」
「気のせいさ。そうだそろそろスキル形態に戻らなくていいのか」
「そうですね。今は周りにあまり人がいないのでしておきましょう」
そういうとシーは一回転し光の粒になった。
「いつ見てもきれいだよな」
そういうと弘樹は何人かがならんでいるエンラの入場口に向かうのだった。
◇
「す,す,すげぇぇぇ。中世ヨーロッパだ。俺はこれが見たかったんだよ。洞窟なんかじゃなくて」
俺はまたしてもはしゃいでいた。しかしそれも仕方ないかも知れない。なんせ目の前にはザ,異世界という感じの街並みが続いていたのだ。石畳の道路,石でできた家,道に並ぶ売店,そのどれもが弘樹にここは異世界だと感じさせていた。
(弘樹,しっかりしてください。ここに来たのは観光もありますが一番は実力をつけるためでしょう)
そうだった。忘れてたよ。じゃあさっそくこの街のギルドに行くとするか。
ここでこの街,エンラについて少し説明しておこう。このエンラは簡単に言えば平城京のような作りになっている。この街には二つの広い道路がある。それは町の真ん中で交差している。そしてそのうちの一つの道路の一番奥に領主の家がある。そしてその広い道路から細い道路が何本も枝分かれしている。
町の周りは塀で囲まれているが出入り口は三か所ある。単純に言えば広い道路が町を囲む城壁とぶつかるところだ。ただ領主の住むところは出入り口がないので三か所になっている。
そしてその出入り口の名前は領主の家の反対にあるところが南口,東にあるのが東口,そして残ったのが西口となっている。
◇
俺はギルドに来た。
「今日はどういったご用件ですか」
「えっと,この依頼を受けたいのですが」
弘樹はそう言って一枚の紙を出す。それには薬草採取と書いてあり,しっかりとEランク冒険者でも受けられる依頼だ。
「分かりました。期限は一週間で,違約金は銅貨三枚です」
「分かりました」
「それとこの薬草はこの近くのミルの丘というところで手に入れられますよ。出現する魔物はスライムとたまにゴブリンが出てくるので注意してください」
「はい」
「それではいい冒険者ライフを」
そう言われ弘樹は外に出る。そして一直線に門のところに行くと外に出た。
いやぁ,ここはすごいな。Eランク冒険者でもうけられる依頼があるなんてな。
そういいながら歩いているうちにミルの丘というところに来た。そこにはいろいろなところに薬草があり,ところどころスライムが歩いている,まさに初心者用の場所だった。
「それじゃあ妖精に戻ってもらってもいいかな」
「はい」
すると弘樹のMPが少し減り弘樹の前に妖精が出てきた。
「それじゃあ俺が草をたくさん集めてくるからそれを仕分けてもらっていい?」
「分かりました」
そう,これがこの依頼を受けたときに思いついた作戦である。もともとギルドでこの依頼を受けるときにこのミルの丘には薬草以外にもたくさんの植物が生えているということが分かっていた。だが薬草以外を持って行ってしまうと違約金が発生してしまう。そして草を取るより仕分ける方が時間がかかるということも。そこで俺は自分は草を取ってきて鑑定に仕分けてもらおうと思ったのだ。
俺はどんどん草を持ってくる。そしてシーがどんどん分けていく。鑑定の権限を持つ彼女にとって薬草とそれ以外を分けるなど造作もないことだった。そして日が暮れる頃には薬草が山になっていた。だがそこで問題が発生する。
「これ,どうやって持って帰ろう」
俺,何も考えていなかったけど,これはどうしよう。こんなにも出るなんて思わなかった。
「弘樹が何か案を考えていたのではないですか」
「いや,俺もシーが何かを考えているのかと」
「はー。これだから弘樹は。で,どうするんですか」
なぜかシーがマウントを取るがそれに気づかない弘樹だあった。
「そうだね,この世界にはアイテムボックスとか収納機能とかないのかな」
「ないことはないですが弘樹が獲得するのは無理だと思います。ああいうのは空間魔法にとてつもない才能があってやっとできるんですから」
「そっか。じゃあどうしよう」
「ここに空間魔法が使える人が通ればいいんですがね」
「ん? そうだシーはできないの? この前MPを手に入れたって言ってたよね」
「そういえばそうですね。まあできなと思いますがやるだけやってみます」
そういうとシーは手を前にかざした。そして急に真剣な表情を作る。これには弘樹も思わずビクッとしてしまう。そしてシーが詠唱を始める。シーいわく新しい魔法だったり難しい魔法には詠唱が効果的らしい。
「空間を司る神よ,私に力を貸しなさい。そして空間をゆがませて亞空間を作るのよ」
シーがそう言うと目の前の空間が歪み,あっさりとそこに空間の歪みができた。
「できました」
「て,えーー。難しいんじゃなかったの」
「難しかったですよ。詠唱をしないといけないくらいには」
「どこか空間の神様がかわいそうに思えてくるね」
「あれくらいの方がうまく行くんですよ」
「そうなんだ。じゅあ気を取り直して,この空間に物を入れればいいんだね」
「そうです。あと入れれば入れるほどMPがなくなりますので気を付けてください」
「それは大変だ。シーのMPって少ないんだよね」
「はい。ですがご心配なく。ちゃんと弘樹のMPを使っていますから」
「へ? ほんとだ。今もどんどんMPがなくなってっている」
「何はともあれ万事解決ですね」
「まあいっか」
俺は大量の薬草を亜空間に入れる。そして弘樹は終始マウントを取られたことにも気づかず町へと帰っていく。今日も町は平和なようだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
『25歳独身、マイホームのクローゼットが異世界に繋がってた件』 ──†黒翼の夜叉†、異世界で伝説(レジェンド)になる!
風来坊
ファンタジー
25歳で夢のマイホームを手に入れた男・九条カケル。
185cmのモデル体型に彫刻のような顔立ち。街で振り返られるほどの美貌の持ち主――だがその正体は、重度のゲーム&コスプレオタク!
ある日、自宅のクローゼットを開けた瞬間、突如現れた異世界へのゲートに吸い込まれてしまう。
そこで彼は、伝説の職業《深淵の支配者(アビスロード)》として召喚され、
チートスキル「†黒翼召喚†」や「アビスコード」、
さらにはなぜか「女子からの好感度+999」まで付与されて――
「厨二病、発症したまま異世界転生とかマジで罰ゲームかよ!!」
オタク知識と美貌を武器に、異世界と現代を股にかけ、ハーレムと戦乱に巻き込まれながら、
†黒翼の夜叉†は“本物の伝説”になっていく!
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる