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10・ちょっと魔法の練習
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「ふう、また暇になったな……」
あれから30分ほど誰も来ない……。
「掃除も終わってしまったからな~何しよう……。
そうだ!、さっきの掃除魔法みたいに何か生活に使えそうな魔法が出来ないか試してみるか!」
よくある、”生活魔法”と言うのを思い出して、出来るかどうか試すことにした。
「う~ん、まずは定番の<火>」
右手の人差し指を立ててその先に集中すると、ポッっと2cmぐらいの火の球が指先の上に出来てふよふよ浮いている。
「おし、出来た!じゃあ次は・・・<水>」
次は中指を立てて集中すると、その先に同じように2cmぐらいの水玉が出来た。
「うん、順調順調、次は<土>」
今度は薬指を立てて集中すると、2cmぐらいの石ころが出来た。
「次は<風>」
最後に小指を立てて集中する……。
「あれ?何も出来ない?」
変化が見えなかったので、そっと左の手で右手の小指の上を触ってみると……。
「あ、何か空気の球みたいのがある!」
小指の先には空気の塊みたいのがくるくる回っていた!
「うん、基本的な4属性の魔法は使える、これは家事や洗濯なんかに役に立ちそうだね」
4本の指の上でふよふよ浮いている魔法を眺めながら、満足そうな顔をした。
「次は、治癒魔法が使えるからこれは出来るよね<光>」
今度は左手の人差し指を立てて集中する、すると光の球が指先に出来た。
「よしよし、やっぱ出来た、これは夜に役立つね。次はう~ん・・・<闇>?」
左手の中指を立てて集中、今度は黒い靄の塊が出来た。
「なんとなく試したけど……。これ何に使える?目隠しとか? 次は・・・試しに<雷>」
左手の薬指を立て集中。指先の上に青白い火花の塊が出来た。
「あ~出来たけど、使い道が思い浮かばないなぁ、電気製品ここにはなさそうだし」
両手の指先の上に浮かぶ数々の魔法を眺めつつ、色々使い道を考えてみる。
「アラタ君、問題は無いか・・・」
「あ、マク・・おっと、神父様」
その時ドアの方からマクベルさんが入ってきた。
そして、こちらを見て、何か頭を抱えている……。
「はぁ、様子を見に来てよかったよ、なんだいそれ・・・」
「え、ああ、ちょっと生活に役に立ちそうな魔法の練習をしてました」
「練習って・・・それを同時にかい?」
自分の指先の上に浮かぶ魔法の球を見ながら、マクベルさんは渋い顔をしている。
「ええ、なにか・・・」
「はあ、そういえば魔法の事は治癒魔法の事しか説明してなかったね・・・」
「はい」
「あのね、アラタ君、そんな魔法を使える人は私は知らない」
指先に浮かぶ魔法を指さしながらつぶやいた。
「え?そうなんですか?でも昨日魔法は100人に1人は出来るって・・」
「そう、確かに100人に1人の割合で魔法を使う人は居るよ、でも、そんな多種類のしかも同時に出来る人は聞いた事も無いよ」
「え??でもこれ・・・」
「はぁ~君の異常さを再確認させてもらったよ……。
いいかいアラタ君、通常魔法が使える人でも1種類か2種類、多くても3種類なんだ」
「・・・ええ」
「そして、魔法を複数使える人でも同時には使用できない」
「そ、そうなんですか・・・」
「はぁ、そうだよ・・・それと、なんだいその左手の黒いのとぱちぱちしてるの、そんな魔法見た事ないんだが」
「ああ、これは闇と雷です」
「う~ん・・・そんな魔法あったのか・・・」
マクベルさんはまた頭を抱え込んでしまった。
「とりあえずアラタ君、人に見られる前にその魔法消してもらえるかな?」
「あ、はい」
なにかまたやらかしてしまったみたいだな……。
それにしても、これどうやって消すんだろ?
もう、意識していないのに魔法はふよふよ指先の上で浮いたままだ。
「う~ん・・・消えろ!」
すると、すっと空間に隙間が出来てその中に魔法の球が消えていった。
「はい、消しました」
「はぁ、もういいよ・・・」
マクベルさんの顔が更に渋くなった……。
自分なにかやった?
どうやら、普段は魔法を使うのは色々制約があるみたいだ。人前で使う時は気を付けよう……。
あれから30分ほど誰も来ない……。
「掃除も終わってしまったからな~何しよう……。
そうだ!、さっきの掃除魔法みたいに何か生活に使えそうな魔法が出来ないか試してみるか!」
よくある、”生活魔法”と言うのを思い出して、出来るかどうか試すことにした。
「う~ん、まずは定番の<火>」
右手の人差し指を立ててその先に集中すると、ポッっと2cmぐらいの火の球が指先の上に出来てふよふよ浮いている。
「おし、出来た!じゃあ次は・・・<水>」
次は中指を立てて集中すると、その先に同じように2cmぐらいの水玉が出来た。
「うん、順調順調、次は<土>」
今度は薬指を立てて集中すると、2cmぐらいの石ころが出来た。
「次は<風>」
最後に小指を立てて集中する……。
「あれ?何も出来ない?」
変化が見えなかったので、そっと左の手で右手の小指の上を触ってみると……。
「あ、何か空気の球みたいのがある!」
小指の先には空気の塊みたいのがくるくる回っていた!
「うん、基本的な4属性の魔法は使える、これは家事や洗濯なんかに役に立ちそうだね」
4本の指の上でふよふよ浮いている魔法を眺めながら、満足そうな顔をした。
「次は、治癒魔法が使えるからこれは出来るよね<光>」
今度は左手の人差し指を立てて集中する、すると光の球が指先に出来た。
「よしよし、やっぱ出来た、これは夜に役立つね。次はう~ん・・・<闇>?」
左手の中指を立てて集中、今度は黒い靄の塊が出来た。
「なんとなく試したけど……。これ何に使える?目隠しとか? 次は・・・試しに<雷>」
左手の薬指を立て集中。指先の上に青白い火花の塊が出来た。
「あ~出来たけど、使い道が思い浮かばないなぁ、電気製品ここにはなさそうだし」
両手の指先の上に浮かぶ数々の魔法を眺めつつ、色々使い道を考えてみる。
「アラタ君、問題は無いか・・・」
「あ、マク・・おっと、神父様」
その時ドアの方からマクベルさんが入ってきた。
そして、こちらを見て、何か頭を抱えている……。
「はぁ、様子を見に来てよかったよ、なんだいそれ・・・」
「え、ああ、ちょっと生活に役に立ちそうな魔法の練習をしてました」
「練習って・・・それを同時にかい?」
自分の指先の上に浮かぶ魔法の球を見ながら、マクベルさんは渋い顔をしている。
「ええ、なにか・・・」
「はあ、そういえば魔法の事は治癒魔法の事しか説明してなかったね・・・」
「はい」
「あのね、アラタ君、そんな魔法を使える人は私は知らない」
指先に浮かぶ魔法を指さしながらつぶやいた。
「え?そうなんですか?でも昨日魔法は100人に1人は出来るって・・」
「そう、確かに100人に1人の割合で魔法を使う人は居るよ、でも、そんな多種類のしかも同時に出来る人は聞いた事も無いよ」
「え??でもこれ・・・」
「はぁ~君の異常さを再確認させてもらったよ……。
いいかいアラタ君、通常魔法が使える人でも1種類か2種類、多くても3種類なんだ」
「・・・ええ」
「そして、魔法を複数使える人でも同時には使用できない」
「そ、そうなんですか・・・」
「はぁ、そうだよ・・・それと、なんだいその左手の黒いのとぱちぱちしてるの、そんな魔法見た事ないんだが」
「ああ、これは闇と雷です」
「う~ん・・・そんな魔法あったのか・・・」
マクベルさんはまた頭を抱え込んでしまった。
「とりあえずアラタ君、人に見られる前にその魔法消してもらえるかな?」
「あ、はい」
なにかまたやらかしてしまったみたいだな……。
それにしても、これどうやって消すんだろ?
もう、意識していないのに魔法はふよふよ指先の上で浮いたままだ。
「う~ん・・・消えろ!」
すると、すっと空間に隙間が出来てその中に魔法の球が消えていった。
「はい、消しました」
「はぁ、もういいよ・・・」
マクベルさんの顔が更に渋くなった……。
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どうやら、普段は魔法を使うのは色々制約があるみたいだ。人前で使う時は気を付けよう……。
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