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22・初戦闘!
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「はい!アリスちゃんはこれ!」
一本の棒きれを渡された。
「これって?」
「”ひのきのぼう” に決まってるじゃない、やっぱり最初の武器はそれでしょ!」
…………
「さあ!行くわよ!」
<腕が鳴りますわ~!>
「やっぱり……。シルフィーも行くの?」
<あたりまえですわ! ほんっとーに久しぶりの戦闘ですよ! 胸が高まりますわ!>
「で……でも。人に見られると色々と……」
<それでしたら心配ありませんわ! はいっ!>
お、姿が消えた、風の精霊だから見えなくなれるのか。
だから影が…… ゲフンゲフン……
<これならいいでしょ?いきますわよ!>
「ほら、アリスちゃん行くわよ!」
「・・・はい、そういえば、ウィンディーヌは?」
<私は姿を消せませんから、留守番をしておきます、残念ですが……>
「では、留守番お願いします」
<はい>
ちょっと安心した。
「ほら!置いていっちゃうわよ~!」
エリスさんは自分の短剣を持って飛び出していった
本当は置いて行ってほしいけど……。追いかけますか。
「早いな~エリスおねーちゃん……」
エリスさんはぐんぐん走っていく。
でも、付いていけるのはなぜだろう?
自分、こんなに運動神経よかったっけ?
「ほら、外が見えて来たわよ!」
先の方に柵が見えて来た、あの先が街の外になるらしい。
それにしても、街の外に出るのは初めてだな。
城壁のような物が無い所を見ると、今は平和なんだなと思った。
「衛兵のおっちゃーん、こんちー!」
「おう! エリスちゃん! 嬢ちゃんも魔物退治かい?」
「うん! 新鮮なお肉だよ! 行かなきゃ損ってね!」
「そうか! がんばれよ! ところで、その子は?」
「この子? アリスちゃんっていうの。よろしくね!」
「ああ、あの溺れた子供を助けたって噂の! よろしくな!」
「あ、はい、よろしくお願いします」
「ところで、いつ街に来たんだ?見覚えが無くってな」
「えと……。3日ほど前に」
「そうか?う~む」
「おいっ」
あ、もう一人衛兵さんが出て来た
「お前!またさぼっていたな!」
「あ!あの時か!ははは」
「お前と言うやつは、本当に……」
最初にいた衛兵さんが怒られてる……。
「ま、いいか、お嬢ちゃんも行くんだろ?」
「あ、はい」
いいのか?本当に平和なんだな……。
「そうか、がんばれよ!」
「はい、ありがとうございます」
「ほら!アリスちゃん!行くわよ!早く行かないとお肉、先に取られちゃう!」
「待ってくださ~い、エリスおねーちゃーん!」
街の外は草原が広がっていた。あとちょっと離れた所に畑のような物も広がっていた。
「エリスおねーちゃん、方向はこっちでいいんですか?」
誰にも場所を聞いていないのに、迷わず真っすぐ走っていくエリスさんに、不思議に思って聞いてみた。
「魔物は、森の方からしか来ないから、間違いないわよ、ほら、アリスちゃん見えて来た!」
「あれなんですか?」
遠くに見える森と街の間で10人ぐらいの人が走り回っていた。
なにか、防具を付けた人も居るな?
「おっちゃ~ん、魔物はどうなったー?」
エリスさんが、走り回ってる人達からちょっと離れた所にいる人に話しかけていた。
「おう、エリスちゃんか、やっぱり来たな!」
「あったり前でしょ~なんてったって新鮮なお肉よ~!、で、どうなの、状況は?」
「ああ、今回はホーンボア3匹だ、俺もな、ちょっと新人を鍛えようと思って連れて来たが、まだまだだなー、ホーンボア3匹にあそこまで手こずってるんじゃなぁ」
あ。この人見た事あると思ったら、冒険者ギルドで声をかけて来た人だ。うん、やっぱりいい人なんだな。
「そっか!じゃあまだ狩れてないんだね!」
「ああ、見ての通りだ」
あの、走り回っている人たちは新人冒険者なのか。サジ達はさすがにいないな。まあ、狩りをするには早すぎるし。
よく見ると、走り回っている冒険者の隙間を角の生えたイノシシみたいのがすごい機動力で走り回ってて、冒険者の攻撃はかすりもしていないみたいだ。
猪突猛進と言うのは、ここでは通用しないみたいだね……。
それにしても、おにごっごをしてるみたいだ……。
<さあ!私の出番の様ですわね!>
そういえば、付いて来ていたな…… シルフィー。
<あのような魔物、私の魔法でバラバラにしてあげますわ!>
「いや!だめだから!他の人に当たったら大変なことになるから!」
<え~つまんないですわね~>
「とりあえず、攻撃魔法は禁止!」
<は~いですわ>
あぶないところだった、あんなごちゃごちゃの状態の所に攻撃魔法なんか使ったら……。
「ん?嬢ちゃん、どうかしたか?」
「あ、いえ、独り言です」
「そうか、ん?そういえば嬢ちゃん、どっかで会わなかったか?」
げ! 覚えてた!
「あ、いえ、初対面だと思います」
「そうよ~こんなかわいいアリスちゃんに、むさい冒険者の知り合いが居るわけないでしょ~」
「はっ! そりゃそうだよな! ははは!」
「それより、ほら! 1匹こっちに来た!」
見ると。混戦の中を外れて、1匹こちらに向かって来ていた。
「ちゃ~んす!」
言うが早いか、エリスさんは魔物に向けて駆けだしていった。
「え、エリスさん!?」
「とりゃ!」
ぶつかるかと思った瞬間、するりと魔物の横に滑り込むと一刀を魔物の横腹に叩き込んだ!
「ありゃ? 浅い! アリスちゃん、そっちいったよ~」
「え!?」
傷を受けた魔物はなぜかこちらに向けて走って来ていた。
「ちょ!ちょっと!わ~~!!」
自分にぶつかるかと思った瞬間。
自然に体が動いて ”ひのきのぼう” で魔物の頭を突いていた。
バンッ
「へ?あれ??」
激しい破裂音と共に魔物が昏倒した。
「アリスちゃん。な~いす! えい!」
エリスさんが止めを刺した…… ぐろい。
「ホーンボア、とったど~~!!」
「へ?エリスおねーちゃんそれ……」
「ん?勇者様の雄叫びに決まってるじゃない!」
……
「おう! エリスちゃんやったな!」
「うん! これでおいしい肉ゲットだぜ~!」
……
「それにしても、アリスちゃん、つよいね~」
「いや、偶然です……」
「うむ、冒険者にほしいぐらいだ」
「……遠慮します……。今は」
「そうか、残念だな」
「そ、それより、エリスおねーちゃんの動き、凄かったですね」
「ん?そりゃそうだろ、エリスちゃんは昔……」
「わ~! わ~! わ~! それ教えちゃだめ~」
「あ、そうか、秘密にしてるのか、すまなかったな」
「も~、それよりおっちゃん。ホーンボアまたお願いしていいかな?」
「おう! いつもどおり冒険者ギルドに運んで解体させておこう」
「うん、ありがとね~」
「おう、任せとけ!」
「ところで、他の魔物は……」
「うむ、苦労はしたみたいだが、何とかなったみたいだ」
あちらの方でも、倒した魔物の周りを囲んで騒いでいた。
「じゃあ、よろしくね~。さて、アリスちゃん帰りましょうか」
「あ、はい」
そして、街への帰途についた。
エリスさんの過去については、まあ詮索しない。藪蛇になりそうだし……
<支援魔法でしたら、よろしかったですよね>
「あ、シルフィー、さっきのって」
<そうですわ、私が武器に風の魔法をまとわせておいたのですわ>
さっきの破壊力はそれでか、納得した。
「そっか、ありがとう」
<わたしにかかったら当然の事ですわ>
姿は見えないが得意そうだ。
「じゃあ、さっきの動きも?」
<わたくしがやったのは、武器に魔法をかけただけですわよ>
「へ、そうなの?」
<変な事おっしゃいますわね、アラタさんったら>
「あ、うん。」
なんとなく違和感をおぼえつつ、診療所に向けて帰っていった。
一本の棒きれを渡された。
「これって?」
「”ひのきのぼう” に決まってるじゃない、やっぱり最初の武器はそれでしょ!」
…………
「さあ!行くわよ!」
<腕が鳴りますわ~!>
「やっぱり……。シルフィーも行くの?」
<あたりまえですわ! ほんっとーに久しぶりの戦闘ですよ! 胸が高まりますわ!>
「で……でも。人に見られると色々と……」
<それでしたら心配ありませんわ! はいっ!>
お、姿が消えた、風の精霊だから見えなくなれるのか。
だから影が…… ゲフンゲフン……
<これならいいでしょ?いきますわよ!>
「ほら、アリスちゃん行くわよ!」
「・・・はい、そういえば、ウィンディーヌは?」
<私は姿を消せませんから、留守番をしておきます、残念ですが……>
「では、留守番お願いします」
<はい>
ちょっと安心した。
「ほら!置いていっちゃうわよ~!」
エリスさんは自分の短剣を持って飛び出していった
本当は置いて行ってほしいけど……。追いかけますか。
「早いな~エリスおねーちゃん……」
エリスさんはぐんぐん走っていく。
でも、付いていけるのはなぜだろう?
自分、こんなに運動神経よかったっけ?
「ほら、外が見えて来たわよ!」
先の方に柵が見えて来た、あの先が街の外になるらしい。
それにしても、街の外に出るのは初めてだな。
城壁のような物が無い所を見ると、今は平和なんだなと思った。
「衛兵のおっちゃーん、こんちー!」
「おう! エリスちゃん! 嬢ちゃんも魔物退治かい?」
「うん! 新鮮なお肉だよ! 行かなきゃ損ってね!」
「そうか! がんばれよ! ところで、その子は?」
「この子? アリスちゃんっていうの。よろしくね!」
「ああ、あの溺れた子供を助けたって噂の! よろしくな!」
「あ、はい、よろしくお願いします」
「ところで、いつ街に来たんだ?見覚えが無くってな」
「えと……。3日ほど前に」
「そうか?う~む」
「おいっ」
あ、もう一人衛兵さんが出て来た
「お前!またさぼっていたな!」
「あ!あの時か!ははは」
「お前と言うやつは、本当に……」
最初にいた衛兵さんが怒られてる……。
「ま、いいか、お嬢ちゃんも行くんだろ?」
「あ、はい」
いいのか?本当に平和なんだな……。
「そうか、がんばれよ!」
「はい、ありがとうございます」
「ほら!アリスちゃん!行くわよ!早く行かないとお肉、先に取られちゃう!」
「待ってくださ~い、エリスおねーちゃーん!」
街の外は草原が広がっていた。あとちょっと離れた所に畑のような物も広がっていた。
「エリスおねーちゃん、方向はこっちでいいんですか?」
誰にも場所を聞いていないのに、迷わず真っすぐ走っていくエリスさんに、不思議に思って聞いてみた。
「魔物は、森の方からしか来ないから、間違いないわよ、ほら、アリスちゃん見えて来た!」
「あれなんですか?」
遠くに見える森と街の間で10人ぐらいの人が走り回っていた。
なにか、防具を付けた人も居るな?
「おっちゃ~ん、魔物はどうなったー?」
エリスさんが、走り回ってる人達からちょっと離れた所にいる人に話しかけていた。
「おう、エリスちゃんか、やっぱり来たな!」
「あったり前でしょ~なんてったって新鮮なお肉よ~!、で、どうなの、状況は?」
「ああ、今回はホーンボア3匹だ、俺もな、ちょっと新人を鍛えようと思って連れて来たが、まだまだだなー、ホーンボア3匹にあそこまで手こずってるんじゃなぁ」
あ。この人見た事あると思ったら、冒険者ギルドで声をかけて来た人だ。うん、やっぱりいい人なんだな。
「そっか!じゃあまだ狩れてないんだね!」
「ああ、見ての通りだ」
あの、走り回っている人たちは新人冒険者なのか。サジ達はさすがにいないな。まあ、狩りをするには早すぎるし。
よく見ると、走り回っている冒険者の隙間を角の生えたイノシシみたいのがすごい機動力で走り回ってて、冒険者の攻撃はかすりもしていないみたいだ。
猪突猛進と言うのは、ここでは通用しないみたいだね……。
それにしても、おにごっごをしてるみたいだ……。
<さあ!私の出番の様ですわね!>
そういえば、付いて来ていたな…… シルフィー。
<あのような魔物、私の魔法でバラバラにしてあげますわ!>
「いや!だめだから!他の人に当たったら大変なことになるから!」
<え~つまんないですわね~>
「とりあえず、攻撃魔法は禁止!」
<は~いですわ>
あぶないところだった、あんなごちゃごちゃの状態の所に攻撃魔法なんか使ったら……。
「ん?嬢ちゃん、どうかしたか?」
「あ、いえ、独り言です」
「そうか、ん?そういえば嬢ちゃん、どっかで会わなかったか?」
げ! 覚えてた!
「あ、いえ、初対面だと思います」
「そうよ~こんなかわいいアリスちゃんに、むさい冒険者の知り合いが居るわけないでしょ~」
「はっ! そりゃそうだよな! ははは!」
「それより、ほら! 1匹こっちに来た!」
見ると。混戦の中を外れて、1匹こちらに向かって来ていた。
「ちゃ~んす!」
言うが早いか、エリスさんは魔物に向けて駆けだしていった。
「え、エリスさん!?」
「とりゃ!」
ぶつかるかと思った瞬間、するりと魔物の横に滑り込むと一刀を魔物の横腹に叩き込んだ!
「ありゃ? 浅い! アリスちゃん、そっちいったよ~」
「え!?」
傷を受けた魔物はなぜかこちらに向けて走って来ていた。
「ちょ!ちょっと!わ~~!!」
自分にぶつかるかと思った瞬間。
自然に体が動いて ”ひのきのぼう” で魔物の頭を突いていた。
バンッ
「へ?あれ??」
激しい破裂音と共に魔物が昏倒した。
「アリスちゃん。な~いす! えい!」
エリスさんが止めを刺した…… ぐろい。
「ホーンボア、とったど~~!!」
「へ?エリスおねーちゃんそれ……」
「ん?勇者様の雄叫びに決まってるじゃない!」
……
「おう! エリスちゃんやったな!」
「うん! これでおいしい肉ゲットだぜ~!」
……
「それにしても、アリスちゃん、つよいね~」
「いや、偶然です……」
「うむ、冒険者にほしいぐらいだ」
「……遠慮します……。今は」
「そうか、残念だな」
「そ、それより、エリスおねーちゃんの動き、凄かったですね」
「ん?そりゃそうだろ、エリスちゃんは昔……」
「わ~! わ~! わ~! それ教えちゃだめ~」
「あ、そうか、秘密にしてるのか、すまなかったな」
「も~、それよりおっちゃん。ホーンボアまたお願いしていいかな?」
「おう! いつもどおり冒険者ギルドに運んで解体させておこう」
「うん、ありがとね~」
「おう、任せとけ!」
「ところで、他の魔物は……」
「うむ、苦労はしたみたいだが、何とかなったみたいだ」
あちらの方でも、倒した魔物の周りを囲んで騒いでいた。
「じゃあ、よろしくね~。さて、アリスちゃん帰りましょうか」
「あ、はい」
そして、街への帰途についた。
エリスさんの過去については、まあ詮索しない。藪蛇になりそうだし……
<支援魔法でしたら、よろしかったですよね>
「あ、シルフィー、さっきのって」
<そうですわ、私が武器に風の魔法をまとわせておいたのですわ>
さっきの破壊力はそれでか、納得した。
「そっか、ありがとう」
<わたしにかかったら当然の事ですわ>
姿は見えないが得意そうだ。
「じゃあ、さっきの動きも?」
<わたくしがやったのは、武器に魔法をかけただけですわよ>
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