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30・一段落?
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「たっだいま~!」
「「「「「おかえりなさーい、エリスおねーちゃん、アラタおにーちゃん」」」」」
<おう、おかえり!>
<おかえりなさい>
<おかえりですわ>
ああ、こっちにいたのね、精霊たち。おかしいなあ、自分で精霊呼んだこと無いんだけどな~。
「シスターエリス、アラタ君お帰り」
「あ、神父様ただいま~」
「マクベルさん、ただいま」
「そういえば。先ほどガーゼルさんが診療所からすごい勢いで走っていくのを見たのですが、なにか有りましたか?」
「い、いえ、なにも……」
「そうですか。確かガーゼルさんは、右膝の古傷のせいで、全力では走れないとか言ってましたが、まさか、またアラタ君が……」
「いえいえ! 治癒魔法”は”使ってません!」
そう。治癒魔法”は”使っていない。うん、嘘は言ってない。
「……まあいいでしょう。では夕食にしましょう」
夕食は、お肉たっぷりのシチューでした、うんおいしい。
「なあ、アラタ」
「どうした?サジ」
「今日な。ガーゼルさんにあの”元気になる水”をどうやって手に入れたか聞かれたんだがよ」
「うん」
「アレってなんかヤバイ物だったのか?」
「え! な、なんで?」
「なんかよ。凄く焦っていたと言うか、なんというかな~」
「いや、あれは、うん、”元気が出る水”だよ、ただの。エリスおねーちゃんも飲んでたし・・・」
「そっか?う~ん。まいっか!ガーゼルさんも『助かったありがとう』って言ってくれたしな!」
「う、うん、そうか。よかったな、サジ……」
「おう! でも、いつか強くなって、それから仕事で役に立って『ありがとう』と言ってもらえるよう頑張るぜ!」
「おう、がんばれ……」
ふう。これで何とか、あの”元気が出る水”は隠すことが出来そうだ。
ガーゼルさんには、心の中で謝っておこう……ほんとスミマセン……。
とりあえず。昼の講習会で”神様の使者”の件も何とかなりそうだし、あとは……。
あちらでは。火の粒と水の粒が風に揺られながら部屋の上の方でくるくる舞っている。
「「「「「わ~!すご~~い!」」」」」
子供たちは大喜びだね。
それにしても、だんだん芸が細かくなってるような……。
「ねえ。フレイヤ、ウィンディーヌ、シルフィー」
<なんだ?><よびましたか?><はい、なんでしょう?>
「君たちさあ、ずっとこっちに居るけど、他の人に見られたりしてないよね?」
<まあ、大丈夫じゃね?>
<ええ、見られてはいないと思います>
<そうですわよね、”サヨ”>
「ん?サヨ?」
その時、自分の影から、すうっと黒い精霊が現れた。
<お呼びになられましたか。アラタ様>
「へ? あの・・・どなたですか?」
<はい。わたくし闇の精霊”小夜”と申します>
そう言って。空中に闇を使って”小夜”の文字を浮かべて見せた。
器用だな……。
<ん~ずっとサヨが居たから、見られては居ないよな!>
<サヨの ”認識阻害魔法” は、なかなか破られませんからね>
<そうですわね、まあ、わたくしは姿を消せますから関係ありませんが>
「……闇の精霊? 認識阻害魔法??」
<はい、わたくしが皆様を他の方に ”認識出来ない様” しておりましたので、ご安心ください。アラタ様>
「あ、うん……。で、いつから……」
<はい。フレイヤ様がこちらに舞い戻られた時からでございます。アラタ様」
「えっと……それってフレイヤ達が最初に来た日だよね……」
<はい。あの日、ウィンディーヌ様が戻られて、すぐにこちらに参らせていただきました>
「・・・なんで今まで姿を見せなかったのかな?」
<はい。アラタ様がお呼びになるまで控えさせていただきました>
「あ……そうなんだ。うん」
ぜんっぜん気が付かなかったよ! ていうか、気が付かないのに呼びようがないよね! 気が付くまでずっと控えてるつもりだったのかな?
「ところで、その名前……なんで漢字?」
<はい。わたくしはケンジ様に会うまでどなたとも会っておりませんでしたので、名前がございませんでした。ですので、その時アスカ様に付けていただきました>
ああ、なるほど……。
「で、もう一つ聞きたいんだけど、その服装は……」
<これは、わたくしの話し方を聞かれまして、サクラ様がこれしかないとおっしゃり、デザインしていただきました>
うん、なんとなくそう思った。だってどう見ても”メイド服”……。
<アラタ様。他に御用事はございますか?>
「ああ、今は特に……」
<では、これで控えさせていただきます。御用の際はいつでもお呼びください>
「あ、うん。よろしく‥‥‥」
小夜はそう言うと、すっと影の中に消えていった……。
えっと、また増えた? いや、元からいた? う~ん……。
「ん?アラタ、どうしたの?」
「あ、マーリ。いや、なんでもないよ……ははは」
「ふ~ん」
うん!と、とりあえず。これで一段落したな!
そう思いたい……なぁ。
「「「「「おかえりなさーい、エリスおねーちゃん、アラタおにーちゃん」」」」」
<おう、おかえり!>
<おかえりなさい>
<おかえりですわ>
ああ、こっちにいたのね、精霊たち。おかしいなあ、自分で精霊呼んだこと無いんだけどな~。
「シスターエリス、アラタ君お帰り」
「あ、神父様ただいま~」
「マクベルさん、ただいま」
「そういえば。先ほどガーゼルさんが診療所からすごい勢いで走っていくのを見たのですが、なにか有りましたか?」
「い、いえ、なにも……」
「そうですか。確かガーゼルさんは、右膝の古傷のせいで、全力では走れないとか言ってましたが、まさか、またアラタ君が……」
「いえいえ! 治癒魔法”は”使ってません!」
そう。治癒魔法”は”使っていない。うん、嘘は言ってない。
「……まあいいでしょう。では夕食にしましょう」
夕食は、お肉たっぷりのシチューでした、うんおいしい。
「なあ、アラタ」
「どうした?サジ」
「今日な。ガーゼルさんにあの”元気になる水”をどうやって手に入れたか聞かれたんだがよ」
「うん」
「アレってなんかヤバイ物だったのか?」
「え! な、なんで?」
「なんかよ。凄く焦っていたと言うか、なんというかな~」
「いや、あれは、うん、”元気が出る水”だよ、ただの。エリスおねーちゃんも飲んでたし・・・」
「そっか?う~ん。まいっか!ガーゼルさんも『助かったありがとう』って言ってくれたしな!」
「う、うん、そうか。よかったな、サジ……」
「おう! でも、いつか強くなって、それから仕事で役に立って『ありがとう』と言ってもらえるよう頑張るぜ!」
「おう、がんばれ……」
ふう。これで何とか、あの”元気が出る水”は隠すことが出来そうだ。
ガーゼルさんには、心の中で謝っておこう……ほんとスミマセン……。
とりあえず。昼の講習会で”神様の使者”の件も何とかなりそうだし、あとは……。
あちらでは。火の粒と水の粒が風に揺られながら部屋の上の方でくるくる舞っている。
「「「「「わ~!すご~~い!」」」」」
子供たちは大喜びだね。
それにしても、だんだん芸が細かくなってるような……。
「ねえ。フレイヤ、ウィンディーヌ、シルフィー」
<なんだ?><よびましたか?><はい、なんでしょう?>
「君たちさあ、ずっとこっちに居るけど、他の人に見られたりしてないよね?」
<まあ、大丈夫じゃね?>
<ええ、見られてはいないと思います>
<そうですわよね、”サヨ”>
「ん?サヨ?」
その時、自分の影から、すうっと黒い精霊が現れた。
<お呼びになられましたか。アラタ様>
「へ? あの・・・どなたですか?」
<はい。わたくし闇の精霊”小夜”と申します>
そう言って。空中に闇を使って”小夜”の文字を浮かべて見せた。
器用だな……。
<ん~ずっとサヨが居たから、見られては居ないよな!>
<サヨの ”認識阻害魔法” は、なかなか破られませんからね>
<そうですわね、まあ、わたくしは姿を消せますから関係ありませんが>
「……闇の精霊? 認識阻害魔法??」
<はい、わたくしが皆様を他の方に ”認識出来ない様” しておりましたので、ご安心ください。アラタ様>
「あ、うん……。で、いつから……」
<はい。フレイヤ様がこちらに舞い戻られた時からでございます。アラタ様」
「えっと……それってフレイヤ達が最初に来た日だよね……」
<はい。あの日、ウィンディーヌ様が戻られて、すぐにこちらに参らせていただきました>
「・・・なんで今まで姿を見せなかったのかな?」
<はい。アラタ様がお呼びになるまで控えさせていただきました>
「あ……そうなんだ。うん」
ぜんっぜん気が付かなかったよ! ていうか、気が付かないのに呼びようがないよね! 気が付くまでずっと控えてるつもりだったのかな?
「ところで、その名前……なんで漢字?」
<はい。わたくしはケンジ様に会うまでどなたとも会っておりませんでしたので、名前がございませんでした。ですので、その時アスカ様に付けていただきました>
ああ、なるほど……。
「で、もう一つ聞きたいんだけど、その服装は……」
<これは、わたくしの話し方を聞かれまして、サクラ様がこれしかないとおっしゃり、デザインしていただきました>
うん、なんとなくそう思った。だってどう見ても”メイド服”……。
<アラタ様。他に御用事はございますか?>
「ああ、今は特に……」
<では、これで控えさせていただきます。御用の際はいつでもお呼びください>
「あ、うん。よろしく‥‥‥」
小夜はそう言うと、すっと影の中に消えていった……。
えっと、また増えた? いや、元からいた? う~ん……。
「ん?アラタ、どうしたの?」
「あ、マーリ。いや、なんでもないよ……ははは」
「ふ~ん」
うん!と、とりあえず。これで一段落したな!
そう思いたい……なぁ。
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