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45・新春恒例!!!!
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……ガサッ。
『ほう、朝から森の中で力を感じると思っておったが。なんじゃ、子供ではないか』
目の前の草むらから大きな犬……いや、狼がのっそりと姿を現した。
なんだか、毛が銀色で、綺麗な毛並みをした貫禄のある狼だな……。
って、その前に! 何で狼が喋ってるの!?
『む? なんじゃ? どうかしたかの?』
「あ、いえ、こんにちは……」
『ふぉっふぉっふぉっ、ほう、ちゃんと挨拶ができるとはの。関心関心』
「あの、いったい……」
『ふむ、結界が役に立たんと思っておったが、なるほど、”鍵” を持っておったんじゃな』
「え? ”鍵” って何ですか?」
『ん? 何を言っとるんじゃ? ほれ、おぬしが手に持っておるじゃろうが』
「持ってるって、この棒がですか?」
『なんじゃ、知らずに持っておったんか?』
「ええ、知りませんでした。それにこれってさっき手に入れたばっかりですし……」
『ほう、偶然にしては出来過ぎとるの、またあやつの仕業か』
「え? あやつって?」
『まあよい、どうじゃ、せっかく会ったんじゃから、試練を受けてみんか?』
「あの、こっちの話しは……。それに試練って何ですか?」
『む? おぬしはもう、1つ ”証” を持って居るようじゃが。試練は知らなかったのかの?』
「はい? ”証” って何ですか?」
『ほれ、おぬしが服の中に入れておるじゃろう? それじゃ』
「服の中ですか?」
え~と、何か持ってたっけ……。
う~ん、あ。もしかして。
「あの、これですか?」
ポケットに入れたままだった、”鈴” を取り出した。
『おお、それじゃ。なんじゃ、それも知らなかったのかの』
「ええ、ただのお礼の品と思ってましたから……」
『では、それが ”証” だとこれで分かったじゃろ、では試練を始めるかの』
「ちょ? まだ試練を受けるとか何も……」
『なあに、簡単な事じゃ。ほれ、そいつを倒すだけじゃ』
「え?」
長老の狼が自分の後ろを鼻で指した。
ふと、後ろを見る。
グルルル……
「え……熊?」
熊が後ろに立っていた!
しかもこの熊、立ち上がった状態で2m以上ある!
なんか、体中ゴツゴツしてるし!
『ほれ、頑張るんじゃぞ』
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
思わず一歩後ろに下がった!
そ、そうだ、魔法!
「ウォーターショト! ウォーターショト!」
パンッ! パンッ!
「え!? 全然効いてない!」
グルァァァァァァ!!
「ちょ! まって!」
ガシッ!
熊からの一撃を何とか棒でしのいだ!
ガガガッガガッガガッガッ!!
「ちょ!! 速い!!」
熊の両前足からの高速連続攻撃に、何とか棒を使ってしのぐ!
魔法も効かない! こちらから攻撃する暇もない! どうするどうする!?!?
「ぐっ! きっつ!」
熊からの連続攻撃で、じりじり後ろへ押されていく!
このままじゃ、じり貧だ! 逃げるに逃げられないし! ほんとどうする!?
う‘~、こうなったら、一か八か! やるしかない!
「今だっ!」
一歩後ろに飛びのき、即魔法を放つ!
「ウォーターショト!!」
グボゥファッ!
熊の鼻先に放った魔法で、熊がむせてくれた!
「でりゃ!」
グブッ!
素早く熊の懐へ飛び込んで、熊の顎へ棒を突き上げる!
熊は顎に叩き込まれた衝撃で、軽くのけぞった!
「よしっ! シルフィー! 棒に魔法!」
<はいですわ!>
「これでどうだぁ~! うをぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
渾身の力を込めて、熊の鳩尾に棒を突き入れた!
ズドォォォォォォゥン!!!
熊に棒を突き入れた瞬間、大砲を打った時のような轟音が鳴り響いた!
グボバァ!………………ドサッ!
「はあはあはあはあ…………。やった……?」
<大丈夫みたいですよ、アラタさん。完全に白目を剥いてます>
「はぁ~~~~。死ぬかと思った!」
『ふぉっふぉっふぉっ。なかなか面白い戦い方をするの。てっきり魔法一撃で倒すかと思っとったら、まさか肉弾戦をはじめるとはの」
「はい??」
<そうですね、最初の魔法をもっと強力な魔法をイメージすれば一撃でしたね>
<炎を口の中に打ち込んでも良かったかもな!>
<周りを真空にするというのもありますわ>
<幻惑させて攻撃をこちらに当たらなくする事もできました、アラタ様>
「……いや、後からそんなこと言われても……。そんなの思いつかないよ……」
<まあ、アラタさんですからねえ>
<ぜんっぜん戦闘に興味無さそうだもんな! アラタは!>
死ぬ気で戦ったと思ったのに……なにこのダメだし……へこむよ。
『まあよい、ほれ』
長老の狼が何かを渡してくれた。
「え、これ、牙? いや違うな、牙の形をした飾り?」
それは、ガラスの様な物で出来た牙の様なものだった。
『じゃあ帰るとするかの、坊主。また何処かで会うかもしれんの』
「あ、はい。これ、ありがとうございます」
『ふぉっふぉっ、よいよい、では、じゃあの』
「はい、さようなら」
長老の狼は、牙を渡すと去っていった。
「あ、なんか空気が変わったような……」
<ええ、結界が解かれたようです>
「そうなんだ、じゃあ帰ろうか」
<はい>
<しっかし、あの爺さん絶対アラタをからかってたよな>
「え? そうなの?」
<前も勇者君に魔物と戦わせて笑ってたからな~>
「ははは……」
からかうって……。一歩間違ってたら死んでたよ……。
「お~い! アリスちゃ~ん!」
「あ! エリスおねーちゃん!」
「どこ行ってたのよ~、探しちゃったじゃない!」
「はは……、ちょっと……」
「って、アリスちゃんそれ! ブロックベアーじゃない! どうしたのそれ!」
「あの、ちょっと戦闘になりまして、それで……」
「で、倒しちゃったの?」
「えっと……はい」
「は~、よく倒せたわね~。私でもみんなに手伝ってもらってやっと倒したのにな~」
あ、やっぱり倒したことはあるんですね、エリスさん……。
「を~い! エリスちゃ~ん! アリスちゃんは居たかー!」
「あ! ガーゼル! こっちこっち!」
「おう! 居たか! 突然消えたから、どこに行ったかと思ったぜ」
「すみませんでした、ガーゼルさん」
「ああ、でも見つかってよかった。ところで、さっきこっちの方からなんかすごい音が聞こえたんだが、何か……」
「ガーゼル! これこれ!」
「ん? エリスちゃん、これって……はあ!? ブロックベアーじゃねえかこれ! いったい……」
「ふっふ~ん、なんと! アリスちゃんが1人で倒しちゃったのだ~!」
「え………、アリスちゃんが倒した? 本当なのかい?」
「ええ、まあ、なりゆきで……」
「なりゆきって……そんなんで倒せる魔物じゃ無いだろこれ……。剣も魔法も跳ね返しちまうんだぞ」
「ははは……」
「と……とりあえず街に運ぶか! を~いおまえら~! ちょとこっちに来~い!」
「はい! ガーゼルさんどうしたん……おわっ!」
「ちょ! これブロックベアーじゃないですか!」
「ああ、ちょっと仲間を呼んできて、こいつを運び出してくれねえか」
「あ、はい。わかりました、ところでこれ誰が……」
ガーゼルさんは顔をしかめて、こちらに指を指した。
「「「え!!!」」」
「まあ、その事は後でな。さっさと運び出してくれ」
「あ、はい!」
新人さんたちは人を呼びに走っていった。
「エリスちゃん、アリスちゃん、運び出すのに時間が掛かるだろうから先に帰っててくれないか」
「え、いいんですか?」
「ああ、運搬はこっちでしっかりやっとくから、2人は先に帰っててくれ。ほら、もうすぐ日が暮れるだろ」
「あ、はい、では後はよろしくお願いします」
「じゃあ後よろしく~。アリスちゃん、帰ろ!」
「はい」
『あ! 長老! どちらに行かれてたんですか?』
『ふぉっふぉっふぉっ、ちょっとばかし自覚のない小童に活を入れにな』
『はあ、そうなんですか?』
『ふぉっふぉっ、あやつがこれからどう動くのか、楽しみじゃわい」
『はあ』
森の入口まで戻ってくると、ギルドのおねーさんが待っててくれた。
「あ、エリスちゃん、アリスちゃん、お帰りなさい」
「只今戻りました」
「たっだいま~!」
「ふふ、2人とも今日はどうだった?」
「ちょっと出足が遅れちゃったから、まあまあかな~」
「そうですね、まあまあでしたね」
「そうなんだ。残念だったわね」
「来年はビシバシやるわよ~」
「ふふ、じゃあ、とりあえずカードを渡してもらえるかな?」
「「はい」」
「まずはエリスちゃん。帰還の処理をするわね………はい、これでいいわ。じゃあカードを返すわね」
「うん、ありがと!」
「じゃあ、次はアリスちゃんね……はい、じゃあこれ」
おねーさんは、カードを2枚、さりげなく手で隠しながら渡してくれた。
「はい、ありがとうございます」
カードを渡す時に、いたずらに成功したような笑顔でウインクしながら渡すのはやめてほしいな……。
「さってと、街に帰りますか~!」
「そうですね」
「気を付けて帰るのよ」
「はい。では、失礼します」
「じゃあね~おね~さ~ん!」
ふ~、初めての森は散々だったな……。
とりあえず、街に帰りましょうか~。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もうちょっと続きます……。
『ほう、朝から森の中で力を感じると思っておったが。なんじゃ、子供ではないか』
目の前の草むらから大きな犬……いや、狼がのっそりと姿を現した。
なんだか、毛が銀色で、綺麗な毛並みをした貫禄のある狼だな……。
って、その前に! 何で狼が喋ってるの!?
『む? なんじゃ? どうかしたかの?』
「あ、いえ、こんにちは……」
『ふぉっふぉっふぉっ、ほう、ちゃんと挨拶ができるとはの。関心関心』
「あの、いったい……」
『ふむ、結界が役に立たんと思っておったが、なるほど、”鍵” を持っておったんじゃな』
「え? ”鍵” って何ですか?」
『ん? 何を言っとるんじゃ? ほれ、おぬしが手に持っておるじゃろうが』
「持ってるって、この棒がですか?」
『なんじゃ、知らずに持っておったんか?』
「ええ、知りませんでした。それにこれってさっき手に入れたばっかりですし……」
『ほう、偶然にしては出来過ぎとるの、またあやつの仕業か』
「え? あやつって?」
『まあよい、どうじゃ、せっかく会ったんじゃから、試練を受けてみんか?』
「あの、こっちの話しは……。それに試練って何ですか?」
『む? おぬしはもう、1つ ”証” を持って居るようじゃが。試練は知らなかったのかの?』
「はい? ”証” って何ですか?」
『ほれ、おぬしが服の中に入れておるじゃろう? それじゃ』
「服の中ですか?」
え~と、何か持ってたっけ……。
う~ん、あ。もしかして。
「あの、これですか?」
ポケットに入れたままだった、”鈴” を取り出した。
『おお、それじゃ。なんじゃ、それも知らなかったのかの』
「ええ、ただのお礼の品と思ってましたから……」
『では、それが ”証” だとこれで分かったじゃろ、では試練を始めるかの』
「ちょ? まだ試練を受けるとか何も……」
『なあに、簡単な事じゃ。ほれ、そいつを倒すだけじゃ』
「え?」
長老の狼が自分の後ろを鼻で指した。
ふと、後ろを見る。
グルルル……
「え……熊?」
熊が後ろに立っていた!
しかもこの熊、立ち上がった状態で2m以上ある!
なんか、体中ゴツゴツしてるし!
『ほれ、頑張るんじゃぞ』
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
思わず一歩後ろに下がった!
そ、そうだ、魔法!
「ウォーターショト! ウォーターショト!」
パンッ! パンッ!
「え!? 全然効いてない!」
グルァァァァァァ!!
「ちょ! まって!」
ガシッ!
熊からの一撃を何とか棒でしのいだ!
ガガガッガガッガガッガッ!!
「ちょ!! 速い!!」
熊の両前足からの高速連続攻撃に、何とか棒を使ってしのぐ!
魔法も効かない! こちらから攻撃する暇もない! どうするどうする!?!?
「ぐっ! きっつ!」
熊からの連続攻撃で、じりじり後ろへ押されていく!
このままじゃ、じり貧だ! 逃げるに逃げられないし! ほんとどうする!?
う‘~、こうなったら、一か八か! やるしかない!
「今だっ!」
一歩後ろに飛びのき、即魔法を放つ!
「ウォーターショト!!」
グボゥファッ!
熊の鼻先に放った魔法で、熊がむせてくれた!
「でりゃ!」
グブッ!
素早く熊の懐へ飛び込んで、熊の顎へ棒を突き上げる!
熊は顎に叩き込まれた衝撃で、軽くのけぞった!
「よしっ! シルフィー! 棒に魔法!」
<はいですわ!>
「これでどうだぁ~! うをぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
渾身の力を込めて、熊の鳩尾に棒を突き入れた!
ズドォォォォォォゥン!!!
熊に棒を突き入れた瞬間、大砲を打った時のような轟音が鳴り響いた!
グボバァ!………………ドサッ!
「はあはあはあはあ…………。やった……?」
<大丈夫みたいですよ、アラタさん。完全に白目を剥いてます>
「はぁ~~~~。死ぬかと思った!」
『ふぉっふぉっふぉっ。なかなか面白い戦い方をするの。てっきり魔法一撃で倒すかと思っとったら、まさか肉弾戦をはじめるとはの」
「はい??」
<そうですね、最初の魔法をもっと強力な魔法をイメージすれば一撃でしたね>
<炎を口の中に打ち込んでも良かったかもな!>
<周りを真空にするというのもありますわ>
<幻惑させて攻撃をこちらに当たらなくする事もできました、アラタ様>
「……いや、後からそんなこと言われても……。そんなの思いつかないよ……」
<まあ、アラタさんですからねえ>
<ぜんっぜん戦闘に興味無さそうだもんな! アラタは!>
死ぬ気で戦ったと思ったのに……なにこのダメだし……へこむよ。
『まあよい、ほれ』
長老の狼が何かを渡してくれた。
「え、これ、牙? いや違うな、牙の形をした飾り?」
それは、ガラスの様な物で出来た牙の様なものだった。
『じゃあ帰るとするかの、坊主。また何処かで会うかもしれんの』
「あ、はい。これ、ありがとうございます」
『ふぉっふぉっ、よいよい、では、じゃあの』
「はい、さようなら」
長老の狼は、牙を渡すと去っていった。
「あ、なんか空気が変わったような……」
<ええ、結界が解かれたようです>
「そうなんだ、じゃあ帰ろうか」
<はい>
<しっかし、あの爺さん絶対アラタをからかってたよな>
「え? そうなの?」
<前も勇者君に魔物と戦わせて笑ってたからな~>
「ははは……」
からかうって……。一歩間違ってたら死んでたよ……。
「お~い! アリスちゃ~ん!」
「あ! エリスおねーちゃん!」
「どこ行ってたのよ~、探しちゃったじゃない!」
「はは……、ちょっと……」
「って、アリスちゃんそれ! ブロックベアーじゃない! どうしたのそれ!」
「あの、ちょっと戦闘になりまして、それで……」
「で、倒しちゃったの?」
「えっと……はい」
「は~、よく倒せたわね~。私でもみんなに手伝ってもらってやっと倒したのにな~」
あ、やっぱり倒したことはあるんですね、エリスさん……。
「を~い! エリスちゃ~ん! アリスちゃんは居たかー!」
「あ! ガーゼル! こっちこっち!」
「おう! 居たか! 突然消えたから、どこに行ったかと思ったぜ」
「すみませんでした、ガーゼルさん」
「ああ、でも見つかってよかった。ところで、さっきこっちの方からなんかすごい音が聞こえたんだが、何か……」
「ガーゼル! これこれ!」
「ん? エリスちゃん、これって……はあ!? ブロックベアーじゃねえかこれ! いったい……」
「ふっふ~ん、なんと! アリスちゃんが1人で倒しちゃったのだ~!」
「え………、アリスちゃんが倒した? 本当なのかい?」
「ええ、まあ、なりゆきで……」
「なりゆきって……そんなんで倒せる魔物じゃ無いだろこれ……。剣も魔法も跳ね返しちまうんだぞ」
「ははは……」
「と……とりあえず街に運ぶか! を~いおまえら~! ちょとこっちに来~い!」
「はい! ガーゼルさんどうしたん……おわっ!」
「ちょ! これブロックベアーじゃないですか!」
「ああ、ちょっと仲間を呼んできて、こいつを運び出してくれねえか」
「あ、はい。わかりました、ところでこれ誰が……」
ガーゼルさんは顔をしかめて、こちらに指を指した。
「「「え!!!」」」
「まあ、その事は後でな。さっさと運び出してくれ」
「あ、はい!」
新人さんたちは人を呼びに走っていった。
「エリスちゃん、アリスちゃん、運び出すのに時間が掛かるだろうから先に帰っててくれないか」
「え、いいんですか?」
「ああ、運搬はこっちでしっかりやっとくから、2人は先に帰っててくれ。ほら、もうすぐ日が暮れるだろ」
「あ、はい、では後はよろしくお願いします」
「じゃあ後よろしく~。アリスちゃん、帰ろ!」
「はい」
『あ! 長老! どちらに行かれてたんですか?』
『ふぉっふぉっふぉっ、ちょっとばかし自覚のない小童に活を入れにな』
『はあ、そうなんですか?』
『ふぉっふぉっ、あやつがこれからどう動くのか、楽しみじゃわい」
『はあ』
森の入口まで戻ってくると、ギルドのおねーさんが待っててくれた。
「あ、エリスちゃん、アリスちゃん、お帰りなさい」
「只今戻りました」
「たっだいま~!」
「ふふ、2人とも今日はどうだった?」
「ちょっと出足が遅れちゃったから、まあまあかな~」
「そうですね、まあまあでしたね」
「そうなんだ。残念だったわね」
「来年はビシバシやるわよ~」
「ふふ、じゃあ、とりあえずカードを渡してもらえるかな?」
「「はい」」
「まずはエリスちゃん。帰還の処理をするわね………はい、これでいいわ。じゃあカードを返すわね」
「うん、ありがと!」
「じゃあ、次はアリスちゃんね……はい、じゃあこれ」
おねーさんは、カードを2枚、さりげなく手で隠しながら渡してくれた。
「はい、ありがとうございます」
カードを渡す時に、いたずらに成功したような笑顔でウインクしながら渡すのはやめてほしいな……。
「さってと、街に帰りますか~!」
「そうですね」
「気を付けて帰るのよ」
「はい。では、失礼します」
「じゃあね~おね~さ~ん!」
ふ~、初めての森は散々だったな……。
とりあえず、街に帰りましょうか~。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もうちょっと続きます……。
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