12 / 35
第一部
襲撃
しおりを挟む
「ああ、随分と話し込んでしまったね。引き留めて悪かった」
フレドリックが気づいたときには太陽がもうずいぶんと低い位置に降りていた。代行官屋敷にいるだけあって、リオは最低限の礼儀作法をわきまえていたし、貴族のわずらわしさも感じさせない態度の彼に、フレドリックは随分と気安く接してしまっていた。
「いえ、まだそんなに仕事はもらってないので……。すぐに寒くなってきますから、室内に戻りましょう」
立ち上がって並んでみればリオはフレドリックの肩にも届いていなかった。ケイはフレドリックと同じくらいの身長なので、その弟であるリオももう少し伸びるのだろうな、とそのつむじを見ながら、先行するリオについていこうとしたその時。
バシュッ
思わず目の前にいたリオを引き寄せ、抱き込んでから東屋の中にしゃがみ込んだ。
「は?」
「しっ、黙って」
音のしたところを見上げれば、東屋の柱に小さな穴が開いているのが見えた。
「……銃弾だ」
「銃弾?って銃って」
銃は殺傷能力のある武器ではあるが、それゆえに所持が厳密に制限、管理されている。
だからこんな長閑な田舎で飛んでくることなんてまずない。猟に使うそれも、街の側、しかも領主の館があるような場所では使用禁止のはずだ。
信じられない様子で銃弾の後を見上げるリオを抱きしめたまま、フレドリックは思案する。
リオと自分だったらきっと狙われているのは自分であろう。特に身分を隠してはいない。ここに来るのにも公爵家のものだとわかる馬車で来た。
「……私は応接室の側の出入り口から庭に出たのだけれども、そのほかに出入り口は?」
「――そこから建物の手前側に使用人用のものが一か所、そこから建物の反対側に折れてすぐに一か所がここから近い場所ですね。最寄りが使用人用、時点でフレドリック様が使ったところです」
一番手っ取り早いのは窓から転がり込むことだろうが、さすがによそのお屋敷の窓ガラスを破るわけにはいかないし、そもそも騒乱があったからか、この代行官屋敷の一階の窓は大多数に鉄柵の飾りがつけられている。
東屋からちょうど二手に分かれる形で最寄りと次点の出入り口が存在した。もう一つはきっと襲撃者の矢面に立つことになるだろうから除外する。
「……二手に分かれよう。君は一番近いところから、私は応接室のそばに駆け込む」
「えっ、フレドリック様も一番近いところから入ったほうが……」
「一緒にいたら君を巻き込むことになる。出来るだけ身体を低く、全速力で駆け込め」
「……わかりました」
一発目を撃ってから次がない。ということはここ、東屋の中が見え辛いということだ。多分、リオが走っていく側よりもフレドリックが走っていく側の方が襲撃者から見て近い。体格差もあるから、リオが間違って的にされることはないと思いたい。
「……建物内に入ったら窓から見えないように身を低くして、代行官の元へまっすぐに向かうんだ。私よりも早く着いたらこのことを伝えて、父に、ウォルターズ公爵に連絡するように指示を」
「わかりました。……じゃあ」
フレドリックは抱え込んでいたリオを離す。そして東屋の入り口で二人で顔を見合わせて、そして飛び出した。
辺りを見回す余裕なんてなかった。案の定、走りながら銃弾が風を切る音がいくつか聞こえた。けれども、それはフレドリックに当たることはなかった。目の端で先に屋敷に駆け込むリオを確認して、そしてすぐにフレドリックも屋敷へと転がり込む。目の前に居合わせたメイドに襲撃を受けたこと、戸締りを急ぐことを伝えると、その足でフレドリックは屋敷を駆けた。
◇◇◇◇◇
「フレドリック様!!」
すれ違う使用人はみな足早に動いていた。既に指示が出ていることを知って、フレドリックは非常事態だと屋敷を駆けて、代行官執務室へと駆け込んだ。そこには既にリオがいて、ハント代行官が指示を出し終えて、電話をかけていた。
「どうぞ、お水です。」
まだ陽のある時間ではあったが、執務室のカーテンはしめられている。どうやら銃声が聞こえたらしく、リオが駆け込む前に屋敷内は既に厳戒態勢に入りつつあったらしい。
先に執務室に来ていた侍従長のマイルズがフレドリックに水を差し出す。それを一気飲みすると、すっとそばにケイが来た。
「今ウォルターズ公爵に指示を仰いでいます。フレドリック様、東屋のことを聞いてもよろしいでしょうか」
既にテーブルの上には屋敷の図面が広げられていた。
「……ああ、わかった」
出来るだけわかりやすく最初の銃弾の説明をする。いつの間にかそばに来ていたリオもそれを補足する。
「――走っている最中に聞いた銃声は全部で五回。私だけを狙っているのかと思ったが……。リオも、狙われていたな」
完全に自分狙いだと思っていた銃弾は確かにリオも狙っていた。射手は一人だが、目標は二人共だったのだ。
「おそらく射手の場所はこちら、の林の中だろう。角度的に木に隠れていたか、低い枝の上か。枝の高いところには乗っていないはずだ」
それを聞いたケイが警備隊に指示を飛ばす。おそらく射手はもういないだろうが、その場所を特定し痕跡を探すためだ。
「ところで、父には連絡ついたか?今日は特に外出の予定は入っていなかったが」
「ずっと話し中なんです。フレドリック様を狙ったのならばあちらにも何かあったのでしょうか……」
「うちの屋敷の側には騎士団の屯所があるから大事はないと思いたいが……」
そう話しているうちに、電話が鳴った。念のため、ケイがその電話を取ると受け答えでその電話の先がフレドリックの父であるウォルターズ公爵だと知れて、一同がほっとする。すぐにハント代行官に変わった。その横でケイが書記をやっている。とりあえずはそれを見て、フレドリックは椅子に座り込んだ。リオにも座るよう促す。青い顔をしているが、けがはないようでホッとした。長閑な田舎に住んでいれば、銃など縁がないだろう。しかもこの地域では猟も近場では行っていないだろう。よくもまあ腰も抜けずに屋敷に入った後ここまでこれたものだ。
警備隊が外の捜索をしているし、あの事件の後街に出来た小さな騎士団の詰め所からも調査のため騎士が来ているだろう。カーテンがかかっているので外をうかがうことはできないが、ひとまずは安心、と言ったところだろうか。
しかしフレドリックは自分だけではなくリオが狙われる理由に思い当たらなかった。フレドリックとリオ、両方狙われる理由がわからない。下手人が見つかって理由が判明しない限り、リオの安全は保障されない。これは公爵領に連れ帰るのもやむなしか、とフレドリックは思案した。
フレドリックが気づいたときには太陽がもうずいぶんと低い位置に降りていた。代行官屋敷にいるだけあって、リオは最低限の礼儀作法をわきまえていたし、貴族のわずらわしさも感じさせない態度の彼に、フレドリックは随分と気安く接してしまっていた。
「いえ、まだそんなに仕事はもらってないので……。すぐに寒くなってきますから、室内に戻りましょう」
立ち上がって並んでみればリオはフレドリックの肩にも届いていなかった。ケイはフレドリックと同じくらいの身長なので、その弟であるリオももう少し伸びるのだろうな、とそのつむじを見ながら、先行するリオについていこうとしたその時。
バシュッ
思わず目の前にいたリオを引き寄せ、抱き込んでから東屋の中にしゃがみ込んだ。
「は?」
「しっ、黙って」
音のしたところを見上げれば、東屋の柱に小さな穴が開いているのが見えた。
「……銃弾だ」
「銃弾?って銃って」
銃は殺傷能力のある武器ではあるが、それゆえに所持が厳密に制限、管理されている。
だからこんな長閑な田舎で飛んでくることなんてまずない。猟に使うそれも、街の側、しかも領主の館があるような場所では使用禁止のはずだ。
信じられない様子で銃弾の後を見上げるリオを抱きしめたまま、フレドリックは思案する。
リオと自分だったらきっと狙われているのは自分であろう。特に身分を隠してはいない。ここに来るのにも公爵家のものだとわかる馬車で来た。
「……私は応接室の側の出入り口から庭に出たのだけれども、そのほかに出入り口は?」
「――そこから建物の手前側に使用人用のものが一か所、そこから建物の反対側に折れてすぐに一か所がここから近い場所ですね。最寄りが使用人用、時点でフレドリック様が使ったところです」
一番手っ取り早いのは窓から転がり込むことだろうが、さすがによそのお屋敷の窓ガラスを破るわけにはいかないし、そもそも騒乱があったからか、この代行官屋敷の一階の窓は大多数に鉄柵の飾りがつけられている。
東屋からちょうど二手に分かれる形で最寄りと次点の出入り口が存在した。もう一つはきっと襲撃者の矢面に立つことになるだろうから除外する。
「……二手に分かれよう。君は一番近いところから、私は応接室のそばに駆け込む」
「えっ、フレドリック様も一番近いところから入ったほうが……」
「一緒にいたら君を巻き込むことになる。出来るだけ身体を低く、全速力で駆け込め」
「……わかりました」
一発目を撃ってから次がない。ということはここ、東屋の中が見え辛いということだ。多分、リオが走っていく側よりもフレドリックが走っていく側の方が襲撃者から見て近い。体格差もあるから、リオが間違って的にされることはないと思いたい。
「……建物内に入ったら窓から見えないように身を低くして、代行官の元へまっすぐに向かうんだ。私よりも早く着いたらこのことを伝えて、父に、ウォルターズ公爵に連絡するように指示を」
「わかりました。……じゃあ」
フレドリックは抱え込んでいたリオを離す。そして東屋の入り口で二人で顔を見合わせて、そして飛び出した。
辺りを見回す余裕なんてなかった。案の定、走りながら銃弾が風を切る音がいくつか聞こえた。けれども、それはフレドリックに当たることはなかった。目の端で先に屋敷に駆け込むリオを確認して、そしてすぐにフレドリックも屋敷へと転がり込む。目の前に居合わせたメイドに襲撃を受けたこと、戸締りを急ぐことを伝えると、その足でフレドリックは屋敷を駆けた。
◇◇◇◇◇
「フレドリック様!!」
すれ違う使用人はみな足早に動いていた。既に指示が出ていることを知って、フレドリックは非常事態だと屋敷を駆けて、代行官執務室へと駆け込んだ。そこには既にリオがいて、ハント代行官が指示を出し終えて、電話をかけていた。
「どうぞ、お水です。」
まだ陽のある時間ではあったが、執務室のカーテンはしめられている。どうやら銃声が聞こえたらしく、リオが駆け込む前に屋敷内は既に厳戒態勢に入りつつあったらしい。
先に執務室に来ていた侍従長のマイルズがフレドリックに水を差し出す。それを一気飲みすると、すっとそばにケイが来た。
「今ウォルターズ公爵に指示を仰いでいます。フレドリック様、東屋のことを聞いてもよろしいでしょうか」
既にテーブルの上には屋敷の図面が広げられていた。
「……ああ、わかった」
出来るだけわかりやすく最初の銃弾の説明をする。いつの間にかそばに来ていたリオもそれを補足する。
「――走っている最中に聞いた銃声は全部で五回。私だけを狙っているのかと思ったが……。リオも、狙われていたな」
完全に自分狙いだと思っていた銃弾は確かにリオも狙っていた。射手は一人だが、目標は二人共だったのだ。
「おそらく射手の場所はこちら、の林の中だろう。角度的に木に隠れていたか、低い枝の上か。枝の高いところには乗っていないはずだ」
それを聞いたケイが警備隊に指示を飛ばす。おそらく射手はもういないだろうが、その場所を特定し痕跡を探すためだ。
「ところで、父には連絡ついたか?今日は特に外出の予定は入っていなかったが」
「ずっと話し中なんです。フレドリック様を狙ったのならばあちらにも何かあったのでしょうか……」
「うちの屋敷の側には騎士団の屯所があるから大事はないと思いたいが……」
そう話しているうちに、電話が鳴った。念のため、ケイがその電話を取ると受け答えでその電話の先がフレドリックの父であるウォルターズ公爵だと知れて、一同がほっとする。すぐにハント代行官に変わった。その横でケイが書記をやっている。とりあえずはそれを見て、フレドリックは椅子に座り込んだ。リオにも座るよう促す。青い顔をしているが、けがはないようでホッとした。長閑な田舎に住んでいれば、銃など縁がないだろう。しかもこの地域では猟も近場では行っていないだろう。よくもまあ腰も抜けずに屋敷に入った後ここまでこれたものだ。
警備隊が外の捜索をしているし、あの事件の後街に出来た小さな騎士団の詰め所からも調査のため騎士が来ているだろう。カーテンがかかっているので外をうかがうことはできないが、ひとまずは安心、と言ったところだろうか。
しかしフレドリックは自分だけではなくリオが狙われる理由に思い当たらなかった。フレドリックとリオ、両方狙われる理由がわからない。下手人が見つかって理由が判明しない限り、リオの安全は保障されない。これは公爵領に連れ帰るのもやむなしか、とフレドリックは思案した。
140
あなたにおすすめの小説
巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく
藍沢真啓/庚あき
BL
11月にアンダルシュノベルズ様から出版されます!
婚約者ユリウスから断罪をされたアリステルは、ボロボロになった状態で廃教会で命を終えた……はずだった。
目覚めた時はユリウスと婚約したばかりの頃で、それならばとアリステルは自らユリウスと距離を置くことに決める。だが、なぜかユリウスはアリステルに構うようになり……
巻き戻りから人生をやり直す悪役令息の物語。
【感想のお返事について】
感想をくださりありがとうございます。
執筆を最優先させていただきますので、お返事についてはご容赦願います。
大切に読ませていただいてます。執筆の活力になっていますので、今後も感想いただければ幸いです。
他サイトでも公開中
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
できるかぎり毎日? お話の予告と皆の裏話? のあがるインスタとYouTube
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
騎士×妖精
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる