68 / 87
第4部:ゆるふわスローライフに最大の危機!? ~公爵夫人の『天使様』お持ち帰り計画と、王都からの刺客(美食家ぞろい)~
第68話:アスターテに激震! 『鉄の公爵夫人』からの勅使到来! その目的は…『天使様』のご機嫌伺い!?
しおりを挟む
秋晴れの空がどこまでも高く澄み渡る、アスターテ領の穏やかな午後。
僕、ルーク・クライネルは、愛するモルと、すっかり弟分になったクロと一緒に、庭でどんぐり拾いに興じていた。
拾ったどんぐりは、あとでティンクにもお裾分けするのだ。きっと喜んでくれるだろう。
(ん~、今年のどんぐりは、なんだかいつもより丸々としてて美味しそうだなぁ。……って、どんぐりは食べられないんだった。でも、なんだかキラキラしてる気がする!)
そんな僕の『ゆるふわ』な日常に、突如として緊張感あふれる『王都の風』が吹き込んできたのは、本当に突然のことだった。
クライネル子爵邸の門前に、物々しい一団が到着したのだ。
彼らは、磨き上げられた漆黒の馬車に乗り、揃いの豪奢な制服に身を包み、その胸には王国でも最高位の貴族の一つ、エルムガルド公爵家の『銀翼のグリフォン』の紋章が誇らしげに輝いていた。
明らかに、この辺境の地には不釣り合いな、威圧感と格式を漂わせる一行だった。
応対に出た父ライオネルと長兄アランの表情にも、普段の穏やかさとは違う、微かな緊張の色が浮かんでいる。
僕は、庭の木陰から、モルとクロと一緒にその様子をこっそり(そしてのんびりと)眺めていた。
馬車から降り立ったのは、いかにも切れ者といった風貌の中年男性だった。
その鋭い眼光は、クライネル家の者たちを値踏みするように見回し、そして、有無を言わせぬような威厳をたたえた声で、こう告げた。
「クライネル子爵ライオネル殿、並びに御嫡男アラン殿とお見受けする。我々は、エルムガルド公爵夫人、イザベラ様が勅使として参った。公爵夫人より、貴殿らに伝言がある」
その言葉だけで、父様とアラン兄様の背筋がぴんと伸びたのが分かった。
エルムガルド公爵夫人イザベラ――その名は、王国の貴族社会において、国王陛下に次ぐほどの絶大な影響力を持つ者の名だ。『鉄の公爵夫人』あるいは『銀髪の女帝』とも呼ばれ、その美貌と冷徹なまでの知性、そして時には非情とも思える決断力で、長年王国の政治を影から操ってきたと言われている。
父様が、恭しく頭を下げて使者を屋敷へと招き入れる。
客間に通された使者の代表――名をゲルハルトというらしい――は、用意された最高級のお茶(もちろん、僕の『祝福オーラ』で極上の風味になっている)には目もくれず、単刀直入に本題を切り出した。
「公爵夫人イザベラ様は、近々、このアスターテ領にて、しばしの『静養』をお望みである。つきましては、クライネル子爵家にて、そのお迎えの準備を滞りなく進めていただきたい、との仰せだ」
『静養』――その言葉の裏に隠された本当の目的を、ライオネルもアランも、そして客間の隅で聞き耳を立てていたアルフレッドさんとレオナルドさんも、瞬時に理解した。
「それはそれは……公爵夫人直々のご来訪とは、このアスターテにとって望外の光栄。万全の準備をもってお迎えいたします」
父様は、顔色一つ変えずにそう答えたが、その声には隠しきれない緊張が滲んでいた。
ゲルハルトは、満足そうに頷くと、さらに言葉を続ける。その声は、どこか面白がるような響きを含んでいた。
「公爵夫人は、アスターテの清浄な空気と、そして何より、噂に名高い『癒やしの力を持つご子息』――ルーク・クライネル様に、大変ご興味をお持ちでしてな。ええ、それはもう、ここ最近のご執心ぶりは大変なもので……」
そこでゲルハルトは、わざとらしく声を潜め、まるで内緒話でもするかのように付け加えた。
「“静養”とはおっしゃっておりますが、公爵夫人はおそらく“ご視察”に近いお気持ちでしょうな。何しろ、最近は何を召し上がっても『味がしない』とご不満そうでして……ええ、それはもう、ため息の一つ一つが我々にとっては万鈞の重みでしてな……ぶつぶつ……。もし、かの『天使様』が、公爵夫人のその“退屈病”を癒やしてくださるのなら、我々も少しは肩の荷が下りるのですが……はっはっは」
その軽い毒舌とユーモアを含んだ物言いに、ライオネルもアランも、一瞬だけ表情を緩めたが、すぐにまた気を引き締める。
この男、ただの使者ではない。イザベラ公爵夫人の腹心の一人に違いない。
アルフレッドさんは、その会話を聞きながら、内心で戦慄していた。
(イザベラ公爵夫人が、ルーク様に直接ご興味をお持ちになるとは……! あの御方は、常に“本質”と“真に価値あるもの”を見抜く慧眼をお持ちだ。だとすれば、ルーク様のこの『祝福』の力は、あるいは王国全体……いや、世界そのものに影響を与えうる、途轍もないものなのかもしれない……!)
一方、レオナルドさんは、全く別の意味で顔面蒼白になっていた。
(げっ、よりによってあの『鉄の女帝』がアスターテに来るだと!? まずい、非常にまずいぞ! 俺が最近発見した、この屋敷の『究極の昼寝スポット』や、『秘密のおやつ隠し場所ベスト3』が、あの女帝に見つかったらどうなる……!? いや、それよりも何よりも、あの女帝の機嫌を万が一にも損ねたら、アスターテ産の極上ワインと奇跡のクッキーが、今後一切口にできなくなるかもしれないッ! それだけは断固として阻止せねばなるまい……!)
二人の訪問者は、それぞれの思惑で、この未曾有の事態にどう対処すべきか、頭をフル回転させ始めた。
クライネル子爵邸に、そしてアスターテ領に、まもなく『女帝』が降臨する。
その波乱の幕開けを告げる使者の言葉は、秋の穏やかな日差しの中に、確かな緊張感を運び込んできたのだった。
僕、ルーク・クライネルは、愛するモルと、すっかり弟分になったクロと一緒に、庭でどんぐり拾いに興じていた。
拾ったどんぐりは、あとでティンクにもお裾分けするのだ。きっと喜んでくれるだろう。
(ん~、今年のどんぐりは、なんだかいつもより丸々としてて美味しそうだなぁ。……って、どんぐりは食べられないんだった。でも、なんだかキラキラしてる気がする!)
そんな僕の『ゆるふわ』な日常に、突如として緊張感あふれる『王都の風』が吹き込んできたのは、本当に突然のことだった。
クライネル子爵邸の門前に、物々しい一団が到着したのだ。
彼らは、磨き上げられた漆黒の馬車に乗り、揃いの豪奢な制服に身を包み、その胸には王国でも最高位の貴族の一つ、エルムガルド公爵家の『銀翼のグリフォン』の紋章が誇らしげに輝いていた。
明らかに、この辺境の地には不釣り合いな、威圧感と格式を漂わせる一行だった。
応対に出た父ライオネルと長兄アランの表情にも、普段の穏やかさとは違う、微かな緊張の色が浮かんでいる。
僕は、庭の木陰から、モルとクロと一緒にその様子をこっそり(そしてのんびりと)眺めていた。
馬車から降り立ったのは、いかにも切れ者といった風貌の中年男性だった。
その鋭い眼光は、クライネル家の者たちを値踏みするように見回し、そして、有無を言わせぬような威厳をたたえた声で、こう告げた。
「クライネル子爵ライオネル殿、並びに御嫡男アラン殿とお見受けする。我々は、エルムガルド公爵夫人、イザベラ様が勅使として参った。公爵夫人より、貴殿らに伝言がある」
その言葉だけで、父様とアラン兄様の背筋がぴんと伸びたのが分かった。
エルムガルド公爵夫人イザベラ――その名は、王国の貴族社会において、国王陛下に次ぐほどの絶大な影響力を持つ者の名だ。『鉄の公爵夫人』あるいは『銀髪の女帝』とも呼ばれ、その美貌と冷徹なまでの知性、そして時には非情とも思える決断力で、長年王国の政治を影から操ってきたと言われている。
父様が、恭しく頭を下げて使者を屋敷へと招き入れる。
客間に通された使者の代表――名をゲルハルトというらしい――は、用意された最高級のお茶(もちろん、僕の『祝福オーラ』で極上の風味になっている)には目もくれず、単刀直入に本題を切り出した。
「公爵夫人イザベラ様は、近々、このアスターテ領にて、しばしの『静養』をお望みである。つきましては、クライネル子爵家にて、そのお迎えの準備を滞りなく進めていただきたい、との仰せだ」
『静養』――その言葉の裏に隠された本当の目的を、ライオネルもアランも、そして客間の隅で聞き耳を立てていたアルフレッドさんとレオナルドさんも、瞬時に理解した。
「それはそれは……公爵夫人直々のご来訪とは、このアスターテにとって望外の光栄。万全の準備をもってお迎えいたします」
父様は、顔色一つ変えずにそう答えたが、その声には隠しきれない緊張が滲んでいた。
ゲルハルトは、満足そうに頷くと、さらに言葉を続ける。その声は、どこか面白がるような響きを含んでいた。
「公爵夫人は、アスターテの清浄な空気と、そして何より、噂に名高い『癒やしの力を持つご子息』――ルーク・クライネル様に、大変ご興味をお持ちでしてな。ええ、それはもう、ここ最近のご執心ぶりは大変なもので……」
そこでゲルハルトは、わざとらしく声を潜め、まるで内緒話でもするかのように付け加えた。
「“静養”とはおっしゃっておりますが、公爵夫人はおそらく“ご視察”に近いお気持ちでしょうな。何しろ、最近は何を召し上がっても『味がしない』とご不満そうでして……ええ、それはもう、ため息の一つ一つが我々にとっては万鈞の重みでしてな……ぶつぶつ……。もし、かの『天使様』が、公爵夫人のその“退屈病”を癒やしてくださるのなら、我々も少しは肩の荷が下りるのですが……はっはっは」
その軽い毒舌とユーモアを含んだ物言いに、ライオネルもアランも、一瞬だけ表情を緩めたが、すぐにまた気を引き締める。
この男、ただの使者ではない。イザベラ公爵夫人の腹心の一人に違いない。
アルフレッドさんは、その会話を聞きながら、内心で戦慄していた。
(イザベラ公爵夫人が、ルーク様に直接ご興味をお持ちになるとは……! あの御方は、常に“本質”と“真に価値あるもの”を見抜く慧眼をお持ちだ。だとすれば、ルーク様のこの『祝福』の力は、あるいは王国全体……いや、世界そのものに影響を与えうる、途轍もないものなのかもしれない……!)
一方、レオナルドさんは、全く別の意味で顔面蒼白になっていた。
(げっ、よりによってあの『鉄の女帝』がアスターテに来るだと!? まずい、非常にまずいぞ! 俺が最近発見した、この屋敷の『究極の昼寝スポット』や、『秘密のおやつ隠し場所ベスト3』が、あの女帝に見つかったらどうなる……!? いや、それよりも何よりも、あの女帝の機嫌を万が一にも損ねたら、アスターテ産の極上ワインと奇跡のクッキーが、今後一切口にできなくなるかもしれないッ! それだけは断固として阻止せねばなるまい……!)
二人の訪問者は、それぞれの思惑で、この未曾有の事態にどう対処すべきか、頭をフル回転させ始めた。
クライネル子爵邸に、そしてアスターテ領に、まもなく『女帝』が降臨する。
その波乱の幕開けを告げる使者の言葉は、秋の穏やかな日差しの中に、確かな緊張感を運び込んできたのだった。
283
あなたにおすすめの小説
小さな貴族は色々最強!?
谷 優
ファンタジー
神様の手違いによって、別の世界の人間として生まれた清水 尊。
本来存在しない世界の異物を排除しようと見えざる者の手が働き、不運にも9歳という若さで息を引き取った。
神様はお詫びとして、記憶を持ったままの転生、そして加護を授けることを約束した。
その結果、異世界の貴族、侯爵家ウィリアム・ヴェスターとして生まれ変ることに。
転生先は優しい両親と、ちょっぴり愛の強い兄のいるとっても幸せな家庭であった。
魔法属性検査の日、ウィリアムは自分の属性に驚愕して__。
ウィリアムは、もふもふな友達と共に神様から貰った加護で皆を癒していく。
転生ちびっ子の魔物研究所〜ほのぼの家族に溢れんばかりの愛情を受けスローライフを送っていたら規格外の子どもに育っていました〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
高校生の涼太は交通事故で死んでしまったところを優しい神様達に助けられて、異世界に転生させて貰える事になった。
辺境伯家の末っ子のアクシアに転生した彼は色々な人に愛されながら、そこに住む色々な魔物や植物に興味を抱き、研究する気ままな生活を送る事になる。
スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜
もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。
ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を!
目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。
スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。
何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。
やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。
「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ!
ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。
ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。
2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!
【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~
御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。
十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。
剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。
十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。
紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。
十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。
自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。
その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。
※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
『規格外の薬師、追放されて辺境スローライフを始める。〜作ったポーションが国家機密級なのは秘密です〜』
雛月 らん
ファンタジー
俺、黒田 蓮(くろだ れん)35歳は前世でブラック企業の社畜だった。過労死寸前で倒れ、次に目覚めたとき、そこは剣と魔法の異世界。しかも、幼少期の俺は、とある大貴族の私生児、アレン・クロイツェルとして生まれ変わっていた。
前世の記憶と、この世界では「外れスキル」とされる『万物鑑定』と『薬草栽培(ハイレベル)』。そして、誰にも知られていない規格外の莫大な魔力を持っていた。
しかし、俺は決意する。「今世こそ、誰にも邪魔されない、のんびりしたスローライフを送る!」と。
これは、スローライフを死守したい天才薬師のアレンと、彼の作る規格外の薬に振り回される異世界の物語。
平穏を愛する(自称)凡人薬師の、のんびりだけど実は波乱万丈な辺境スローライフファンタジー。
【完結】スキルを作って習得!僕の趣味になりました
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》 どんなスキル持ちかによって、人生が決まる。生まれ持ったスキルは、12歳過ぎから鑑定で見えるようになる。ロマドは、4度目の15歳の歳の鑑定で、『スキル錬金』という優秀なスキルだと鑑定され……たと思ったが、錬金とつくが熟練度が上がらない!結局、使えないスキルとして一般スキル扱いとなってしまった。
どうやったら熟練度が上がるんだと思っていたところで、熟練度の上げ方を発見!
スキルの扱いを錬金にしてもらおうとするも却下された為、仕方なくあきらめた。だが、ふと「作成条件」という文字が目の前に見えて、その条件を達してみると、新しいスキルをゲットした!
天然ロマドと、タメで先輩のユイジュの突っ込みと、チェトの可愛さ(ロマドの主観)で織りなす、スキルと笑いのアドベンチャー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる