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第4部:ゆるふわスローライフに最大の危機!? ~公爵夫人の『天使様』お持ち帰り計画と、王都からの刺客(美食家ぞろい)~
第76話:『女帝』アスターテに降り立つ! その威圧感に領民も訪問者も凍りつく!? …天使様はどこ吹く風!
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秋も深まり、アスターテの森が赤や黄色に色づき始めた、ある晴れた日のこと。
ついに、その日はやってきた。
エルムガルド公爵夫人イザベラ様が、この辺境の地アスターテに、その尊き御足を踏み入れる日が。
領都アスターテの入り口には、父ライオネルを筆頭に、母セレスティーナ、アラン兄様、ベルトラン兄様、セシル姉様と、クライネル家総出の出迎えの列ができていた。
その後ろには、なぜかアルフレッドさんとレオナルドさんも、神妙な顔つきで(しかし、どこか期待に満ちた目で)控えている。彼らも、この歴史的瞬間(?)に立ち会わずにはいられなかったのだろう。
領民たちは、公爵夫人の行列を一目見ようと、道の両脇に遠巻きに集まっていたが、その誰もが緊張した面持ちで、息を殺してその到着を待っていた。
やがて、地響きとまではいかないまでも、複数の馬蹄の音と車輪の音が近づいてくる。
そして、姿を現したのは、磨き上げられた漆黒の車体に金色の装飾が施された、壮麗極まる公爵家専用の大型馬車。それを牽くのは、見事なまでに揃いの純白の駿馬四頭。
馬車の前後には、エルムガルド公爵家の『銀翼のグリフォン』の紋章を掲げた、精鋭と思しき騎士たちが数十騎も控え、その威容は、こののどかなアスターテの風景にはあまりにも不釣り合いだった。
馬車がクライネル家の面々の前で静かに止まると、従者が恭しく扉を開ける。
そして、中からゆっくりと姿を現したのは――。
長く艶やかな銀色の髪は、まるで月の光を編み込んだかのよう。雪のように白い肌に、怜悧な輝きを宿す紫水晶の瞳。寸分の隙もなく着こなされた、最高級のシルクのドレス。
その美しさは、人間離れしているとすら言え、そして何よりも、彼女の全身から放たれるオーラは、有無を言わせぬ圧倒的な威圧感と、氷のような冷徹さを漂わせていた。
エルムガルド公爵夫人、イザベラ・フォン・エルムガルド。まさに『鉄の女帝』と呼ぶにふさわしい、絶対的な存在感だった。
彼女が一瞥するだけで、周囲の空気がピリリと凍りつき、領民たちは思わず息をのむ。
アルフレッドさんは、そのあまりのオーラに完全に気圧され、額に冷や汗を浮かべている。
レオナルドさんですら、いつもの不遜な態度は消え失せ、ゴクリと喉を鳴らして緊張した面持ちだ。
「……これが……エルムガルド公爵夫人……! 王都で何度か遠目にお見かけしたことはあったが、これほどまでに……!」
「……やばい……想像以上にやばいぞ、この女帝……! 下手に逆らったら、アスターテごと消し炭にされかねん……!(主に俺の美食ライフが)」
二人の訪問者は、内心でそんな悲鳴を上げていた。
しかし、イザベラ公爵夫人は、そんな周囲の緊張など意にも介さず、ライオネルとアランに優雅な笑みを向けた(ように見えたが、その瞳は全く笑っていない)。
「クライネル子爵、出迎えご苦労様です。長旅で少々疲れましたわ。早速、お屋敷へ案内してくださるかしら?」
その声は、鈴を転がすように美しいが、どこか有無を言わせぬ響きを持っていた。
一行は、クライネル邸へと向かう。
そして、イザベラ公爵夫人が、クライネル邸の門をくぐり、その敷地へと足を踏み入れた、まさにその瞬間だった。
彼女の表情が、ほんの、ほんの僅かではあったが、確かに変化したのだ。
まるで、乾ききった砂漠で一滴のオアシスを見つけたかのように、あるいは、長年探し求めていた何かに出会えたかのように、その紫水晶の瞳に、一瞬だけ、驚きと、そして微かな安堵のような色が浮かんだ。
(……これは……? なんという……清浄で、穏やかで……そして、懐かしいような……温かい気に満ちた場所なのかしら……? 王都のどんな豪奢な庭園よりも、私の心を落ち着かせる……)
彼女の腹心であるゲルハルトだけが、その主君の微細な変化に気づき、内心で(これは……もしかすると、期待以上の効果があるやもしれぬ……)と、ほんの少しだけ安堵のため息をついた。
そんな大騒動が屋敷の表で繰り広げられていることなど、もちろん僕は知る由もない。
その頃、僕はといえば、庭の大きなカシワの木の木陰で、モルとクロと一緒に、あるものを発見して夢中になっていた。
それは、イザベラ公爵夫人の馬車の豪華な装飾に使われていたのだろうか、風に飛ばされて偶然ここまでやってきたらしい、一枚のキラキラとした美しい『銀色の羽根飾り』だった。
「わぁ、みてみて、モル、クロ! きれいなはねだよぉ! とりさんのかなぁ? それとも、ようせいさんのわすれものかなぁ?」
僕は、その羽根飾りを太陽の光にかざしながら、無邪気に声を弾ませる。
モルもクロも、そのキラキラした羽根に興味津々で、僕の手元をくんくんと嗅いでいる。
『鉄の女帝』の来訪という、アスターテ領始まって以来の大事件の幕開けも、僕にとっては、ただの穏やかで楽しい秋の日の午後の一コマでしかなかった。
この後、僕がその『女帝』とどんな出会いを果たすことになるのか、もちろんまだ、全く予想もしていなかった。
ついに、その日はやってきた。
エルムガルド公爵夫人イザベラ様が、この辺境の地アスターテに、その尊き御足を踏み入れる日が。
領都アスターテの入り口には、父ライオネルを筆頭に、母セレスティーナ、アラン兄様、ベルトラン兄様、セシル姉様と、クライネル家総出の出迎えの列ができていた。
その後ろには、なぜかアルフレッドさんとレオナルドさんも、神妙な顔つきで(しかし、どこか期待に満ちた目で)控えている。彼らも、この歴史的瞬間(?)に立ち会わずにはいられなかったのだろう。
領民たちは、公爵夫人の行列を一目見ようと、道の両脇に遠巻きに集まっていたが、その誰もが緊張した面持ちで、息を殺してその到着を待っていた。
やがて、地響きとまではいかないまでも、複数の馬蹄の音と車輪の音が近づいてくる。
そして、姿を現したのは、磨き上げられた漆黒の車体に金色の装飾が施された、壮麗極まる公爵家専用の大型馬車。それを牽くのは、見事なまでに揃いの純白の駿馬四頭。
馬車の前後には、エルムガルド公爵家の『銀翼のグリフォン』の紋章を掲げた、精鋭と思しき騎士たちが数十騎も控え、その威容は、こののどかなアスターテの風景にはあまりにも不釣り合いだった。
馬車がクライネル家の面々の前で静かに止まると、従者が恭しく扉を開ける。
そして、中からゆっくりと姿を現したのは――。
長く艶やかな銀色の髪は、まるで月の光を編み込んだかのよう。雪のように白い肌に、怜悧な輝きを宿す紫水晶の瞳。寸分の隙もなく着こなされた、最高級のシルクのドレス。
その美しさは、人間離れしているとすら言え、そして何よりも、彼女の全身から放たれるオーラは、有無を言わせぬ圧倒的な威圧感と、氷のような冷徹さを漂わせていた。
エルムガルド公爵夫人、イザベラ・フォン・エルムガルド。まさに『鉄の女帝』と呼ぶにふさわしい、絶対的な存在感だった。
彼女が一瞥するだけで、周囲の空気がピリリと凍りつき、領民たちは思わず息をのむ。
アルフレッドさんは、そのあまりのオーラに完全に気圧され、額に冷や汗を浮かべている。
レオナルドさんですら、いつもの不遜な態度は消え失せ、ゴクリと喉を鳴らして緊張した面持ちだ。
「……これが……エルムガルド公爵夫人……! 王都で何度か遠目にお見かけしたことはあったが、これほどまでに……!」
「……やばい……想像以上にやばいぞ、この女帝……! 下手に逆らったら、アスターテごと消し炭にされかねん……!(主に俺の美食ライフが)」
二人の訪問者は、内心でそんな悲鳴を上げていた。
しかし、イザベラ公爵夫人は、そんな周囲の緊張など意にも介さず、ライオネルとアランに優雅な笑みを向けた(ように見えたが、その瞳は全く笑っていない)。
「クライネル子爵、出迎えご苦労様です。長旅で少々疲れましたわ。早速、お屋敷へ案内してくださるかしら?」
その声は、鈴を転がすように美しいが、どこか有無を言わせぬ響きを持っていた。
一行は、クライネル邸へと向かう。
そして、イザベラ公爵夫人が、クライネル邸の門をくぐり、その敷地へと足を踏み入れた、まさにその瞬間だった。
彼女の表情が、ほんの、ほんの僅かではあったが、確かに変化したのだ。
まるで、乾ききった砂漠で一滴のオアシスを見つけたかのように、あるいは、長年探し求めていた何かに出会えたかのように、その紫水晶の瞳に、一瞬だけ、驚きと、そして微かな安堵のような色が浮かんだ。
(……これは……? なんという……清浄で、穏やかで……そして、懐かしいような……温かい気に満ちた場所なのかしら……? 王都のどんな豪奢な庭園よりも、私の心を落ち着かせる……)
彼女の腹心であるゲルハルトだけが、その主君の微細な変化に気づき、内心で(これは……もしかすると、期待以上の効果があるやもしれぬ……)と、ほんの少しだけ安堵のため息をついた。
そんな大騒動が屋敷の表で繰り広げられていることなど、もちろん僕は知る由もない。
その頃、僕はといえば、庭の大きなカシワの木の木陰で、モルとクロと一緒に、あるものを発見して夢中になっていた。
それは、イザベラ公爵夫人の馬車の豪華な装飾に使われていたのだろうか、風に飛ばされて偶然ここまでやってきたらしい、一枚のキラキラとした美しい『銀色の羽根飾り』だった。
「わぁ、みてみて、モル、クロ! きれいなはねだよぉ! とりさんのかなぁ? それとも、ようせいさんのわすれものかなぁ?」
僕は、その羽根飾りを太陽の光にかざしながら、無邪気に声を弾ませる。
モルもクロも、そのキラキラした羽根に興味津々で、僕の手元をくんくんと嗅いでいる。
『鉄の女帝』の来訪という、アスターテ領始まって以来の大事件の幕開けも、僕にとっては、ただの穏やかで楽しい秋の日の午後の一コマでしかなかった。
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