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第4部:ゆるふわスローライフに最大の危機!? ~公爵夫人の『天使様』お持ち帰り計画と、王都からの刺客(美食家ぞろい)~
第83話:『天使様の観察報告書』完成? イザベラ様が出した結論は…「この子は…私の“特効薬”かもしれない」!?
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アスターテ領に滞在し、ルーク・クライネルという『規格外の天使』とその周囲で起こる『日常的な奇跡』を目の当たりにしてから、数週間が過ぎようとしていた。
エルムガルド公爵夫人イザベラは、当初の目的であった「ルークの力の分析と評価、そして王国の利益への活用可能性の模索」という冷静な視点を、徐々に、しかし確実に変化させていた。
彼女は自室で、これまでの観察記録――それは、ルークの何気ない一言で料理の味が劇的に変わる様、彼の笑顔一つで花々が一斉に咲き誇る光景、そして何よりも、彼と共にいるだけで心が満たされ、長年の疲弊が癒やされていく不思議な感覚――を、丹念に整理していた。
その記録は、もはや客観的な「報告書」というよりは、ある種の「感動体験記」に近いものになりつつあった。
そこへ、腹心のゲルハルトが静かに入室し、恭しく頭を下げた。
「公爵夫人、そろそろ王都へお戻りになるお時間も考慮に入れねばなりませんが……つきましては、かのルーク様の処遇、および今後のアスターテ領との関わりについて、何かご指示がございましたら……」
ゲルハルトの声には、主君の意向を測りかねる、わずかな緊張が滲んでいる。
彼は、イザベラがルークに対して、当初の予想とは異なる、個人的な感情を抱き始めていることに薄々気づいていた。そして、それは必ずしも悪いことではない、と感じ始めてもいた。
しかし、ゲルハルトは同時に、王都の視点も持ち合わせている。
「……あのような比類なき才能……いえ、『祝福』とでも呼ぶべき力を持つ子供が、このまま辺境の一領地に埋もれていて、果たして王国にとってよろしいのでしょうか……。もし、その力を正しく導き、王都で活用することができれば、あるいは、王国全体の繁栄に大きく貢献するやもしれませぬが……」
ゲルハルトのその言葉は、イザベラが当初抱いていた考えと、ある意味では一致していた。
しかし、今のアスターテ領での経験を経た彼女の心には、別の想いが芽生え始めていた。
イザベラは、しばらくの間、窓の外に広がるアスターテの穏やかな風景を黙って見つめていたが、やがて静かに口を開いた。
「……ゲルハルト。あの子は……ルーク・クライネルは、確かに危険なほどの力を持つと同時に、比類なき『癒やし』をもたらす存在よ。それは間違いないわ」
その声は、いつもの冷徹さとは裏腹に、どこか穏やかで、そしてほんの少しだけ、温かみを含んでいた。
「そして、何よりも……あの子は、私のこの長年の『渇き』……何をしても満たされなかった心の空虚さを、ほんの少しだけ潤してくれる、唯一の希望かもしれぬ、と感じているの」
イザベラのその言葉に、ゲルハルトは息をのんだ。
主君が、これほどまでに個人的な感情を吐露するのは、極めて稀なことだったからだ。
「あの子を王都へ連れ帰り、その力を国家のために利用する……。確かに、それは一つの選択肢でしょう。けれど……」
イザベラは、指先で窓ガラスに触れ、その向こうで元気に遊ぶルークとモル、クロの姿を、まるで愛しいものでも見つめるかのように細めた。
「あの子の力の源泉は、このアスターテという土地、あの温かい家族、そして何よりも、あの子自身のあの無邪気で、汚れなき心そのものなのでしょう。それを無理やり王都の泥濘(でいねい)の中に引きずり込めば、あるいはその輝きは失われてしまうかもしれないわ……。それは、あまりにも惜しいことだと思わない?」
その言葉は、もはや王国の最高権力者としてではなく、一人の人間としての、イザベラの偽らざる本心だったのかもしれない。
「それに……あの子は、あるいは私の……いいえ、この疲弊しきった王都の貴族社会にとっての、『特効薬』になるのかもしれないわね。定期的に、この『癒やし』を享受することができれば……それだけで、多くのものが救われる気がするのよ」
イザベラは、ふっと自嘲するような笑みを浮かべた。
まさか自分が、辺境の子供一人に、これほどまでに心を揺さぶられることになるとは、夢にも思っていなかっただろう。
彼女は、ゆっくりとゲルハルトに向き直り、その紫水晶の瞳に、確かな決意の色を浮かべて言った。
「……ゲルハルト。もう少しだけ、この『静養』を続けてみるのも悪くないかもしれないわね。そして、その間に、このアスターテ領と、そしてルーク・クライネルとの『新しい関係』について、じっくりと考えてみるとしましょう」
その言葉は、ルークを力ずくでどうこうするのではなく、彼がこの地で穏やかに過ごすことを尊重しつつ、何らかの形でその『祝福』の恩恵を受け続けたい、というイザベラの新たな結論を示唆していた。
彼女の心の中で、何かが大きく、そして良い方向へと変わり始めているのは明らかだった。
次章、イザベラ公爵夫人の「天使様お持ち帰り計画」は、一体どのような形で決着を見るのだろうか……?
そして、ルークのゆるふわスローライフは、本当に守られるのだろうか……?
物語は、いよいよクライマックスへと向かっていく。
エルムガルド公爵夫人イザベラは、当初の目的であった「ルークの力の分析と評価、そして王国の利益への活用可能性の模索」という冷静な視点を、徐々に、しかし確実に変化させていた。
彼女は自室で、これまでの観察記録――それは、ルークの何気ない一言で料理の味が劇的に変わる様、彼の笑顔一つで花々が一斉に咲き誇る光景、そして何よりも、彼と共にいるだけで心が満たされ、長年の疲弊が癒やされていく不思議な感覚――を、丹念に整理していた。
その記録は、もはや客観的な「報告書」というよりは、ある種の「感動体験記」に近いものになりつつあった。
そこへ、腹心のゲルハルトが静かに入室し、恭しく頭を下げた。
「公爵夫人、そろそろ王都へお戻りになるお時間も考慮に入れねばなりませんが……つきましては、かのルーク様の処遇、および今後のアスターテ領との関わりについて、何かご指示がございましたら……」
ゲルハルトの声には、主君の意向を測りかねる、わずかな緊張が滲んでいる。
彼は、イザベラがルークに対して、当初の予想とは異なる、個人的な感情を抱き始めていることに薄々気づいていた。そして、それは必ずしも悪いことではない、と感じ始めてもいた。
しかし、ゲルハルトは同時に、王都の視点も持ち合わせている。
「……あのような比類なき才能……いえ、『祝福』とでも呼ぶべき力を持つ子供が、このまま辺境の一領地に埋もれていて、果たして王国にとってよろしいのでしょうか……。もし、その力を正しく導き、王都で活用することができれば、あるいは、王国全体の繁栄に大きく貢献するやもしれませぬが……」
ゲルハルトのその言葉は、イザベラが当初抱いていた考えと、ある意味では一致していた。
しかし、今のアスターテ領での経験を経た彼女の心には、別の想いが芽生え始めていた。
イザベラは、しばらくの間、窓の外に広がるアスターテの穏やかな風景を黙って見つめていたが、やがて静かに口を開いた。
「……ゲルハルト。あの子は……ルーク・クライネルは、確かに危険なほどの力を持つと同時に、比類なき『癒やし』をもたらす存在よ。それは間違いないわ」
その声は、いつもの冷徹さとは裏腹に、どこか穏やかで、そしてほんの少しだけ、温かみを含んでいた。
「そして、何よりも……あの子は、私のこの長年の『渇き』……何をしても満たされなかった心の空虚さを、ほんの少しだけ潤してくれる、唯一の希望かもしれぬ、と感じているの」
イザベラのその言葉に、ゲルハルトは息をのんだ。
主君が、これほどまでに個人的な感情を吐露するのは、極めて稀なことだったからだ。
「あの子を王都へ連れ帰り、その力を国家のために利用する……。確かに、それは一つの選択肢でしょう。けれど……」
イザベラは、指先で窓ガラスに触れ、その向こうで元気に遊ぶルークとモル、クロの姿を、まるで愛しいものでも見つめるかのように細めた。
「あの子の力の源泉は、このアスターテという土地、あの温かい家族、そして何よりも、あの子自身のあの無邪気で、汚れなき心そのものなのでしょう。それを無理やり王都の泥濘(でいねい)の中に引きずり込めば、あるいはその輝きは失われてしまうかもしれないわ……。それは、あまりにも惜しいことだと思わない?」
その言葉は、もはや王国の最高権力者としてではなく、一人の人間としての、イザベラの偽らざる本心だったのかもしれない。
「それに……あの子は、あるいは私の……いいえ、この疲弊しきった王都の貴族社会にとっての、『特効薬』になるのかもしれないわね。定期的に、この『癒やし』を享受することができれば……それだけで、多くのものが救われる気がするのよ」
イザベラは、ふっと自嘲するような笑みを浮かべた。
まさか自分が、辺境の子供一人に、これほどまでに心を揺さぶられることになるとは、夢にも思っていなかっただろう。
彼女は、ゆっくりとゲルハルトに向き直り、その紫水晶の瞳に、確かな決意の色を浮かべて言った。
「……ゲルハルト。もう少しだけ、この『静養』を続けてみるのも悪くないかもしれないわね。そして、その間に、このアスターテ領と、そしてルーク・クライネルとの『新しい関係』について、じっくりと考えてみるとしましょう」
その言葉は、ルークを力ずくでどうこうするのではなく、彼がこの地で穏やかに過ごすことを尊重しつつ、何らかの形でその『祝福』の恩恵を受け続けたい、というイザベラの新たな結論を示唆していた。
彼女の心の中で、何かが大きく、そして良い方向へと変わり始めているのは明らかだった。
次章、イザベラ公爵夫人の「天使様お持ち帰り計画」は、一体どのような形で決着を見るのだろうか……?
そして、ルークのゆるふわスローライフは、本当に守られるのだろうか……?
物語は、いよいよクライマックスへと向かっていく。
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