70 / 70
番外編6.『シュクリ』のカフェ
「お嬢様、大変です!」
「どうしたの?」
普段落ち着いているケイトが慌てた様子でやってきた。
「『シュクリ』がカフェをオープンするそうです」
「えぇっ⁉」
『シュクリ』というのは、私とケイトが気に入っている菓子店だ。
持ち帰り用の生菓子と焼き菓子を販売していて、店内での飲食は扱っていなかったはずだ。
「それが、大通りの一角に空き店舗があったのですが、そこに出店するそうなのです」
「そうだったのね」
「他の皆様からもカフェを併設して欲しいという要望が元々多かったみたいで、決まったそうです」
「楽しみだわ」
「行かれたら、感想をお聞かせください」
「ケイトはいかないの?」
「私も行きたいですが今は予約が取れないと聞いております」
「なら、私も無理ではないかしら。予約が取れるようになったら、二人で行きたいわね」
「嬉しいです。楽しみにしておきますね」
そんな会話をした週の終わりだった。
「『シュクリ』のプレオープンの招待状が届いた。来月の第二週の週末は予定を空けておいてくれるか?」
「えっ」
驚く私にクロード様はなんてことないように言う。
「ケイトから、ジュリアがその店を好きだと聞いている。手配できるかは確実ではなかったから言わずにいたのだが、もうその日は何か約束を入れている?」
尋ねられ、首を振る。
「そうではなく。まさか、そんなことまでしてくださったなんて、信じられなくて」
「婚約者を喜ばせたいと思うのは普通のことだ」
「嬉しいです」
そう返事をするのだった。
そして当日。
甘めのピンク色のドレスに、婚約指輪。
クロード様に贈られたもので着飾って、馬車で向かった。
開店のお祝いにクロード様と連名でお花を贈ったのも無事に届いているようで、目立つ位置に飾られている。
招待されているのは、『シュクリ』の常連客のようで、高位貴族の姿もちらほら見かけた。
数日前に一度店舗の身内でもプレオープンをやっているようで、今日は爵位持ちを中心に集めているようだ。
招待客の中に気難しいと有名な大臣の姿を見かけ、目を瞬かせる。
大臣は奥方連れで、クロード様と私を見つけると驚いたように目を見張りにこやかに話しかけてきた。
「これは、魔術師長殿、いやここでは、魔法伯とお呼びした方が?」
「大臣、プライベートですので、どうかクロードとお呼びください」
「わしもここではトンプソンで良い。クロード殿は甘味はそこまでと思っていましたが、ここをご存知だったとなると、意外とそうでもなかったのですかな?」
「甘味も好きですが、ここの事は婚約者のジュリアに教えられました」
二人の視線が私に向き、一礼する。
「ジュリアと申します」
軽く一礼すると、大臣はうむうむと頷いた。
「なるほど。ご婚約者のことは色々と聞いておりますが、……お幸せのようですな。仲睦まじきは良きことです」
「トンプソン様はこの店のご常連なのですか?」
「わしのところも妻が好きでな」
「ご夫婦仲がよろしいのですね。私達は婚約したばかりで。長じてもトンプソン様ご夫妻のようにありたいものです」
「お上手ですな。いやぁ、クロード殿にこんな一面があったとは。ははは。今日は、お互いパートナーを楽しませるとしましょう」
大臣は上機嫌に去っていき、ほっとする。
「ありがとう、ジュリア」
「私は何も……」
クロード様がこっそり言う。
「あの人とこんなに長く話せたのは初めてだ」
「えぇっそうなのですか?」
驚く私にクロード様は囁くように言う。
「その、誤解はしないで欲しいのだが、私はジュリアが喜ぶと思って、予約したんだ」
「わかっておりますわ」
ふふ、と笑っていると、案内が来て、席へと案内された。
案内された席はホールの方の席だった。
席と席の間は広めに取られているので、クロード様にエスコートされ席に着く。
「こちらがメニューとなります」
メニューを広げると私は小さく歓声を上げる。
「わ、素敵!」
シュクリでもともと扱っていたケーキ類も美味しそうだが、店舗ではパフェも出すようだ。
一番にそちらに目が惹かれるが、よく見ると、ケーキ類も店舗で扱っていた物だけではなく、こちらの限定品や、小さめにカットされたケーキを三つ選んで一つのプレートにするメニューもある。
サンドイッチなどの軽食系メニューもあって、付き添いの男性にも配慮されていた。
本当に、どれを選ぼうかと悩んでしまう。
「クロード様……」
「ん?」
「これは決められないです……」
私の絶望した視線に、クロード様は思わず驚いたように目を見張る。
だが、私は真剣だった。
頻繁に来られるのならば、また次回にしようと思うこともできるが、今日が終わればしばらくは予約が取れないと聞いている。
だから余計に迷ってしまうのだ。
「なら、食べたいのをいくつか選んで、食べられなかった分を私が食べてもいいが」
「そんなこと許されるのですか?」
目を見張る私に、クロード様は頷いた。
「他のテーブルでもやっているようだ」
クロード様の視線の先を辿ると、先程のトンプソン夫妻が、取り皿をもらってケーキを取り分けている姿があった。
「なるほど。あのようなこともできるのですね」
「ジュリアが迷っているのは?」
「三種のケーキプレートと、パフェの間で迷っています」
「なら、私がこの三種のケーキプレートを一つ頼むから、ジュリアが食べたいケーキを選ぶいい」
「よろしいのですか! ありがとうございます」
そして、なんとか迷いながらもケーキを決め、運ばれてくるのを待つ。
運ばれてきたのは、メニューで見た通りのフルーツを沢山使ったパフェとケーキ。
そして、フルーツティ。
こちらも、迷っていたら折角だからとクロード様が頼んでくださったのだ。
店に伝えれば、ケーキもカットしてくれた。
早速、ケーキの皿に手を付ける、私は感激で震える。
「どうしよう、とっても美味しい……」
買ってきてもらって屋敷で食べる時もとても美味しいと感じるが、何かが違うのだろうか。
次はどうしようと思って、パフェに目が留まる。
「そうだ、クロード様は、パフェは召し上がりますか?」
「私はケーキだけで大丈夫だ」
そういうことならばと、私は遠慮無くパフェに手を付ける。
「これ、アイスなのね……」
口に入れると雪のように淡くとけていってしまう。
ケーキを食べる間もとける様子がないので、クリームかと思っていた。
不思議に思ってフルートグラスを眺めると、クロード様も気になったようだ。
「どうかしたのか?」
「このパフェ、アイスが使ってあるのですが、とける様子が無くて」
「ほう?」
クロード様は興味深げにしばらくパフェを眺め、あぁ、と頷いた。
「この器の模様に、状態維持の魔術がかかっているようだ」
「そのようなこと、できるのですか」
「できるようだが、この器はガラスだろう? かなりの技術が必要だと思う。……これは、私の方の店でも取り扱うことができないか、後でここのオーナーに確認してみよう。ジュリア、教えてくれてありがとう」
「いえ、そんな。私こそ、こちらに連れてきてくださってありがとうございます」
「私こそ、ジュリアが喜んでくれて嬉しいよ」
そうして、私達はパフェとケーキを満喫すると、屋敷の皆にお土産のお菓子も買って、帰宅の馬車に乗るのだった。
----------------------------------------------
異世界恋愛大賞、応援してくださってどうもありがとうございました!
残念ながら結果はふるいませんでしたが、今後も頑張って参りますので、また読みにきてくださると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
「どうしたの?」
普段落ち着いているケイトが慌てた様子でやってきた。
「『シュクリ』がカフェをオープンするそうです」
「えぇっ⁉」
『シュクリ』というのは、私とケイトが気に入っている菓子店だ。
持ち帰り用の生菓子と焼き菓子を販売していて、店内での飲食は扱っていなかったはずだ。
「それが、大通りの一角に空き店舗があったのですが、そこに出店するそうなのです」
「そうだったのね」
「他の皆様からもカフェを併設して欲しいという要望が元々多かったみたいで、決まったそうです」
「楽しみだわ」
「行かれたら、感想をお聞かせください」
「ケイトはいかないの?」
「私も行きたいですが今は予約が取れないと聞いております」
「なら、私も無理ではないかしら。予約が取れるようになったら、二人で行きたいわね」
「嬉しいです。楽しみにしておきますね」
そんな会話をした週の終わりだった。
「『シュクリ』のプレオープンの招待状が届いた。来月の第二週の週末は予定を空けておいてくれるか?」
「えっ」
驚く私にクロード様はなんてことないように言う。
「ケイトから、ジュリアがその店を好きだと聞いている。手配できるかは確実ではなかったから言わずにいたのだが、もうその日は何か約束を入れている?」
尋ねられ、首を振る。
「そうではなく。まさか、そんなことまでしてくださったなんて、信じられなくて」
「婚約者を喜ばせたいと思うのは普通のことだ」
「嬉しいです」
そう返事をするのだった。
そして当日。
甘めのピンク色のドレスに、婚約指輪。
クロード様に贈られたもので着飾って、馬車で向かった。
開店のお祝いにクロード様と連名でお花を贈ったのも無事に届いているようで、目立つ位置に飾られている。
招待されているのは、『シュクリ』の常連客のようで、高位貴族の姿もちらほら見かけた。
数日前に一度店舗の身内でもプレオープンをやっているようで、今日は爵位持ちを中心に集めているようだ。
招待客の中に気難しいと有名な大臣の姿を見かけ、目を瞬かせる。
大臣は奥方連れで、クロード様と私を見つけると驚いたように目を見張りにこやかに話しかけてきた。
「これは、魔術師長殿、いやここでは、魔法伯とお呼びした方が?」
「大臣、プライベートですので、どうかクロードとお呼びください」
「わしもここではトンプソンで良い。クロード殿は甘味はそこまでと思っていましたが、ここをご存知だったとなると、意外とそうでもなかったのですかな?」
「甘味も好きですが、ここの事は婚約者のジュリアに教えられました」
二人の視線が私に向き、一礼する。
「ジュリアと申します」
軽く一礼すると、大臣はうむうむと頷いた。
「なるほど。ご婚約者のことは色々と聞いておりますが、……お幸せのようですな。仲睦まじきは良きことです」
「トンプソン様はこの店のご常連なのですか?」
「わしのところも妻が好きでな」
「ご夫婦仲がよろしいのですね。私達は婚約したばかりで。長じてもトンプソン様ご夫妻のようにありたいものです」
「お上手ですな。いやぁ、クロード殿にこんな一面があったとは。ははは。今日は、お互いパートナーを楽しませるとしましょう」
大臣は上機嫌に去っていき、ほっとする。
「ありがとう、ジュリア」
「私は何も……」
クロード様がこっそり言う。
「あの人とこんなに長く話せたのは初めてだ」
「えぇっそうなのですか?」
驚く私にクロード様は囁くように言う。
「その、誤解はしないで欲しいのだが、私はジュリアが喜ぶと思って、予約したんだ」
「わかっておりますわ」
ふふ、と笑っていると、案内が来て、席へと案内された。
案内された席はホールの方の席だった。
席と席の間は広めに取られているので、クロード様にエスコートされ席に着く。
「こちらがメニューとなります」
メニューを広げると私は小さく歓声を上げる。
「わ、素敵!」
シュクリでもともと扱っていたケーキ類も美味しそうだが、店舗ではパフェも出すようだ。
一番にそちらに目が惹かれるが、よく見ると、ケーキ類も店舗で扱っていた物だけではなく、こちらの限定品や、小さめにカットされたケーキを三つ選んで一つのプレートにするメニューもある。
サンドイッチなどの軽食系メニューもあって、付き添いの男性にも配慮されていた。
本当に、どれを選ぼうかと悩んでしまう。
「クロード様……」
「ん?」
「これは決められないです……」
私の絶望した視線に、クロード様は思わず驚いたように目を見張る。
だが、私は真剣だった。
頻繁に来られるのならば、また次回にしようと思うこともできるが、今日が終わればしばらくは予約が取れないと聞いている。
だから余計に迷ってしまうのだ。
「なら、食べたいのをいくつか選んで、食べられなかった分を私が食べてもいいが」
「そんなこと許されるのですか?」
目を見張る私に、クロード様は頷いた。
「他のテーブルでもやっているようだ」
クロード様の視線の先を辿ると、先程のトンプソン夫妻が、取り皿をもらってケーキを取り分けている姿があった。
「なるほど。あのようなこともできるのですね」
「ジュリアが迷っているのは?」
「三種のケーキプレートと、パフェの間で迷っています」
「なら、私がこの三種のケーキプレートを一つ頼むから、ジュリアが食べたいケーキを選ぶいい」
「よろしいのですか! ありがとうございます」
そして、なんとか迷いながらもケーキを決め、運ばれてくるのを待つ。
運ばれてきたのは、メニューで見た通りのフルーツを沢山使ったパフェとケーキ。
そして、フルーツティ。
こちらも、迷っていたら折角だからとクロード様が頼んでくださったのだ。
店に伝えれば、ケーキもカットしてくれた。
早速、ケーキの皿に手を付ける、私は感激で震える。
「どうしよう、とっても美味しい……」
買ってきてもらって屋敷で食べる時もとても美味しいと感じるが、何かが違うのだろうか。
次はどうしようと思って、パフェに目が留まる。
「そうだ、クロード様は、パフェは召し上がりますか?」
「私はケーキだけで大丈夫だ」
そういうことならばと、私は遠慮無くパフェに手を付ける。
「これ、アイスなのね……」
口に入れると雪のように淡くとけていってしまう。
ケーキを食べる間もとける様子がないので、クリームかと思っていた。
不思議に思ってフルートグラスを眺めると、クロード様も気になったようだ。
「どうかしたのか?」
「このパフェ、アイスが使ってあるのですが、とける様子が無くて」
「ほう?」
クロード様は興味深げにしばらくパフェを眺め、あぁ、と頷いた。
「この器の模様に、状態維持の魔術がかかっているようだ」
「そのようなこと、できるのですか」
「できるようだが、この器はガラスだろう? かなりの技術が必要だと思う。……これは、私の方の店でも取り扱うことができないか、後でここのオーナーに確認してみよう。ジュリア、教えてくれてありがとう」
「いえ、そんな。私こそ、こちらに連れてきてくださってありがとうございます」
「私こそ、ジュリアが喜んでくれて嬉しいよ」
そうして、私達はパフェとケーキを満喫すると、屋敷の皆にお土産のお菓子も買って、帰宅の馬車に乗るのだった。
----------------------------------------------
異世界恋愛大賞、応援してくださってどうもありがとうございました!
残念ながら結果はふるいませんでしたが、今後も頑張って参りますので、また読みにきてくださると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(24件)
あなたにおすすめの小説
全てを捨てて、わたしらしく生きていきます。
彩華(あやはな)
恋愛
3年前にリゼッタお姉様が風邪で死んだ後、お姉様の婚約者であるバルト様と結婚したわたし、サリーナ。バルト様はお姉様の事を愛していたため、わたしに愛情を向けることはなかった。じっと耐えた3年間。でも、人との出会いはわたしを変えていく。自由になるために全てを捨てる覚悟を決め、わたしはわたしらしく生きる事を決意する。
あなた方には後悔してもらいます!
風見ゆうみ
恋愛
私、リサ・ミノワーズは小国ではありますが、ミドノワール国の第2王女です。
私の国では代々、王の子供であれば、性別や生まれの早い遅いは関係なく、成人近くになると王となるべき人の胸元に国花が浮き出ると言われていました。
国花は今まで、長男や長女にしか現れなかったそうですので、次女である私は、姉に比べて母からはとても冷遇されておりました。
それは私が17歳の誕生日を迎えた日の事、パーティー会場の外で姉の婚約者と私の婚約者が姉を取り合い、喧嘩をしていたのです。
婚約破棄を受け入れ、部屋に戻り1人で泣いていると、私の胸元に国花が浮き出てしまったじゃないですか!
お父様にその事を知らせに行くと、そこには隣国の国王陛下もいらっしゃいました。
事情を知った陛下が息子である第2王子を婚約者兼協力者として私に紹介して下さる事に!
彼と一緒に元婚約者達を後悔させてやろうと思います!
※史実とは関係ない異世界の世界観であり、話の中での色々な設定は話の都合、展開の為のご都合主義、ゆるい設定ですので、そんな世界なのだとご了承いただいた上でお読み下さいませ。
※話が合わない場合は閉じていただきますよう、お願い致します。
君を愛するつもりはないと言われた私は、鬼嫁になることにした
せいめ
恋愛
美しい旦那様は結婚初夜に言いました。
「君を愛するつもりはない」と。
そんな……、私を愛してくださらないの……?
「うっ……!」
ショックを受けた私の頭に入ってきたのは、アラフォー日本人の前世の記憶だった。
ああ……、貧乏で没落寸前の伯爵様だけど、見た目だけはいいこの男に今世の私は騙されたのね。
貴方が私を妻として大切にしてくれないなら、私も好きにやらせてもらいますわ。
旦那様、短い結婚生活になりそうですが、どうぞよろしく!
誤字脱字お許しください。本当にすみません。
ご都合主義です。
ジェリー・ベケットは愛を信じられない
砂臥 環
恋愛
ベケット子爵家の娘ジェリーは、父が再婚してから離れに追いやられた。
母をとても愛し大切にしていた父の裏切りを知り、ジェリーは愛を信じられなくなっていた。
それを察し、まだ子供ながらに『君を守る』と誓い、『信じてほしい』と様々な努力してくれた婚約者モーガンも、学園に入ると段々とジェリーを避けらるようになっていく。
しかも、義妹マドリンが入学すると彼女と仲良くするようになってしまった。
だが、一番辛い時に支え、努力してくれる彼を信じようと決めたジェリーは、なにも言えず、なにも聞けずにいた。
学園でジェリーは優秀だったが『氷の姫君』というふたつ名を付けられる程、他人と一線を引いており、誰にも悩みは吐露できなかった。
そんな時、仕事上のパートナーを探す男子生徒、ウォーレンと親しくなる。
※世界観はゆるゆる
※ざまぁはちょっぴり
※他サイトにも掲載
どうしてあなたが後悔するのですか?~私はあなたを覚えていませんから~
クロユキ
恋愛
公爵家の家系に生まれたジェシカは一人娘でもあり我が儘に育ちなんでも思い通りに成らないと気がすまない性格だがそんな彼女をイヤだと言う者は居なかった。彼氏を作るにも慎重に選び一人の男性に目を向けた。
同じ公爵家の男性グレスには婚約を約束をした伯爵家の娘シャーロットがいた。
ジェシカはグレスに強制にシャーロットと婚約破棄を言うがしっこいと追い返されてしまう毎日、それでも諦めないジェシカは貴族で集まった披露宴でもグレスに迫りベランダに出ていたグレスとシャーロットを見つけ寄り添う二人を引き離そうとグレスの手を握った時グレスは手を払い退けジェシカは体ごと手摺をすり抜け落下した…
誤字脱字がありますが気にしないと言っていただけたら幸いです…更新は不定期ですがよろしくお願いします。
婚約破棄を申し入れたのは、父です ― 王子様、あなたの企みはお見通しです!
みかぼう。
恋愛
公爵令嬢クラリッサ・エインズワースは、王太子ルーファスの婚約者。
幼い日に「共に国を守ろう」と誓い合ったはずの彼は、
いま、別の令嬢マリアンヌに微笑んでいた。
そして――年末の舞踏会の夜。
「――この婚約、我らエインズワース家の名において、破棄させていただきます!」
エインズワース公爵が力強く宣言した瞬間、
王国の均衡は揺らぎ始める。
誇りを捨てず、誠実を貫く娘。
政の闇に挑む父。
陰謀を暴かんと手を伸ばす宰相の子。
そして――再び立ち上がる若き王女。
――沈黙は逃げではなく、力の証。
公爵令嬢の誇りが、王国の未来を変える。
――荘厳で静謐な政略ロマンス。
(本作品は小説家になろう、カクヨムにも掲載中です)
婚約破棄してくださって結構です
二位関りをん
恋愛
伯爵家の令嬢イヴには同じく伯爵家令息のバトラーという婚約者がいる。しかしバトラーにはユミアという子爵令嬢がいつもべったりくっついており、イヴよりもユミアを優先している。そんなイヴを公爵家次期当主のコーディが優しく包み込む……。
※表紙にはAIピクターズで生成した画像を使用しています
【完結】私を捨てて駆け落ちしたあなたには、こちらからさようならを言いましょう。
やまぐちこはる
恋愛
パルティア・エンダライン侯爵令嬢はある日珍しく婿入り予定の婚約者から届いた手紙を読んで、彼が駆け落ちしたことを知った。相手は同じく侯爵令嬢で、そちらにも王家の血筋の婿入りする婚約者がいたが、貴族派閥を保つ政略結婚だったためにどうやっても婚約を解消できず、愛の逃避行と洒落こんだらしい。
落ち込むパルティアは、しばらく社交から離れたい療養地としても有名な別荘地へ避暑に向かう。静かな湖畔で傷を癒やしたいと、高級ホテルでひっそり寛いでいると同じ頃から同じように、人目を避けてぼんやり湖を眺める美しい青年に気がついた。
毎日涼しい湖畔で本を読みながら、チラリチラリと彼を盗み見ることが日課となったパルティアだが。
様子がおかしい青年に気づく。
ふらりと湖に近づくと、ポチャっと小さな水音を立てて入水し始めたのだ。
ドレスの裾をたくしあげ、パルティアも湖に駆け込んで彼を引き留めた。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
最終話まで予約投稿済です。
次はどんな話を書こうかなと思ったとき、駆け落ちした知人を思い出し、そんな話を書くことに致しました。
ある日突然、紙1枚で消えるのは本当にびっくりするのでやめてくださいという思いを込めて。
楽しんで頂けましたら、きっと彼らも喜ぶことと思います。
王家は鳶が鷹を産んだのか、
先代まで白鳥一家だったのに
アヒルが産まれてガチョウを産んだのか
第二王子の台頭でまた白鳥の血筋に戻れそうですが。
ひろ44様、ご感想ありがとうございます!
第一王子、残念な子でした。第二王子がまともに育っているので、王家は大丈夫と思います!
罪人達の罪が妥当で上手い采配だと思います😗
公爵婦人と義母は類友だったんでしょうね😅欲しい物を手に入れる為には手段を選ばない…死んでも天国には行けないでしょうね…
あと父親もね😬ザマァザマァですヤッタネ👍
パトリシアもね…北の修道院で元王太子への愛でも叫んで生きて行けば良いよ…来世で結ばれれば良いんではないですか?似たもの同士でお似合いですん(笑)
ジュリア幸せになってね✨クロードさんと😊
エリアス殿下は人使い荒そうではちょい心配です
もう少しでエンディングですね♪
最期まで追いかけます
さくら夏目様、ご感想ありがとうございます!
ざまぁの案配が丁度よかったようで何よりです……!
無事に本日完結できました!
読んでくださりありがとうございます。
次男は利発なのに長男はアレ😮💨(もしかして托卵😱?)
HIRO様、ご感想ありがとうございます!
王家の血筋にアレな人がいたのだと思います。