この恋は恋なんて言わない

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38話

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「じゃ、行ってきます。」




「行ってらっしゃい。無理しちゃダメだよ」




「はい。」






と言うと悟さんは僕を抱きしめキスをして見送ってくれた




いつもは、俺が悟さんを見送る事が多かったけど初めて見送りをされて変な気分になった




エレベーターに乗り込み久々のスケジュールに少し緊張もしていたがテンションは上がっていた





「メンバー元気かな」




休んでる間もひたすら連絡はしてくれていたメンバー達



って言ってもほとんどメンバーのグループLIN○は恭介だけが使用してる




そして、朝も確認してみると「やっと会えるね!!  蓮くん!!」とハートのスタンプと一緒に送られてきた、




可愛いやつだな。って思っていると他の2人も珍しくグループに「待ってるからな」と送ってくれた






俺は、嬉しいくてつい口角が上がった
それを見ていた悟さんに「メンバー?」と言われ「はい」って言うと「嬉しいそうだね」と言われ「…はい」と答えていた 






エレベーターを降りると黒い車の前に立っているマネージャーを発見した





「おはようございます」




「おはよう。どう?気分は」




「完璧です」と言うとマネージャーは安心した顔をして




「そうか。じゃあ、車乗って」




「はい」




と言い車の扉が開くとメンバーが乗っていた




「え?」




 
               「蓮ーーー  おかえりーー!」









俺はビックリしたけど嬉しいくて涙が出そうになった





「蓮くん、会いたかったよーーー」



と恭介は俺に抱きついてきた




「おかえり」と冷静に俺に言葉をかける、朝日と蒼





「ありがとうな。お前ら…」





マネージャーはそんな姿をバックミラーで確認していた





「そろそろ行くぞーシートベルト!!」





全員「はーい」と言ってシートベルトを締めた





「ありがとう。」って俺が少し照れて言うと



「あっ、蓮くん照れてるーーー!」と恭介に言われ俺はすぐに、「ちげぇーーよ」と言うと「まぁまぁ、いいんだぞ、今日ぐらい」と蒼に言われ「何がだよ」って言うと蒼は黙った




こいつは相変わらず何考えてんだか。



と俺が言う前に朝日が「お前はなんなんだ」と言われ


「ツッコミ早くなった?朝日」




と言うと朝日は、「…かも」





と言い車の中は爆笑に包まれた





そんなこんなしているうちに久々のテレビ局に着いた





「着いたよ~」





「ありがとうございま~す」





「それにしても、久々だったな」

って俺が言うと



「何が?」とメンバー達




「いや、4人で車一つのに乗るのん」




「たしかに。最近は有難い事に1人一台だからね~」



と恭介が言うと



蒼はすかさず「お前、感謝出来る様になったのか、えらいな」と恭介を褒めていた




「何言っての蒼くん」




「え~別にー」と言い2人はお互い言い合いながら駐車場を走っていた




「元気だな~」




と言うと横で朝日が「だな。」と答えていた





そして、何か聞きたそうな顔をしていた





「何か聞きたいんでしょ」





「まぁ、そりゃな~」






「とりあえず、スケジュール終わったらいろいろ話すは。」







「了解~」




と言い2人がふざけてる姿を見ながらテレビ局に入った
















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