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61話
しおりを挟む「…すみません。」
「とりあえず、戻ってきて蓮」
「はい。」
「…記事の感じだと今…その彼氏といるよね?」
「…はい。」
「彼氏も一緒に連れてきて」
「わかりました。」
「警備の人に行かせたから待ってて」
「はい…わかりました。失礼します」
~
電話を切ってから改めて記事を確認すると色々なことが書かれていた
「桜庭蓮 なんと彼氏のホスト 源氏名も桜庭蓮だ。2人はすでに同じマンションに住んでおり未来の事も考えていると言われている。桜庭蓮 脱退も視野に?」
「…誰が脱退するって言ったんだよ」
記事にはあることないこと書かれている事が多いがほとんどだか、これに関しては事実だった。まるで俺の様子を見ていたかのような…
「ストーカー…?」
ある程度、当たり障りのない記事であっても、事務所に一度連絡が行くはずだ。しかし、今回マネージャーの怒ってる様子だと事務所に一本の連絡もなかってって事だ。
「…誰だ」
記事の最後の名前を確認すると知らない会社だった。
怪しい会社なのに皆…信じたのか
ネット社会の今ネットに転がってる、情報をひとつひとつ確かめる事なんて出来ないし、事実なんてほんの一握りなのだ。
でも、SNSに入るとすでにそこは…俺の名前と悟さんの名前、お店の名前 悟さんの本名、さらに、悟さんの実家のお店まで晒されていた。
「…ひど…い」
そこには、散々罵倒されている…仲間達と悟さんや家族なついてだった。
俺だけ罵倒されるならどれだけよかっただろうか…
「あれ…」
涙が止まらなかった。
なんで、こうなった。なんで…
どうして…
泣いてると横で眠っている悟さんが目を覚ました。
相変わらず起きるのが遅い人だっ。
「…蓮? どうしたの…」
悟さんは泣いてる俺を見てすぐに抱きしめた
「どうしたの…」
心配してる声…言っていいのかな。悟さん傷つくんじゃないのか。
そんな事考えているとドアの方からトントンと音がなった。
「…俺が出るから」
っと悟さんが言うと俺は悟さんの腕を掴みこう言った
「俺が出ます…
悟さん…今から、着いて来てほしい所があります」
「分かった。」
悟さんは何かを察知したのかクローゼットに閉まっていたスーツを取り出して着替えはじめた。
「…。」
黙って見ている事しかできたなかった
悟さんは、すぐに着替えを済ませ…洗面台に向かい寝癖を直していた。
「開けます。」
と言うと悟さんは「うん」
と返事した
扉を開けるとそこには警備の人、事務所の偉い人、マネージャーが総出で迎えに来ていた
「蓮、行こっか。」
「はい。」
「貴方も一緒に来てください」
いつの間に寝癖を直し終わったのか俺の隣にいた
「はい。」
と悟さんが言い…俺が悟さんの顔を見ると悟さんは俺の頭を軽くポンポンと撫でた
「大丈夫」
涙が出そうになった。
これから、どうなるんだろう。
俺たち…別れさせられるのかな…
でも、この優しいさにいつまでも甘えてられない。
でも…
でも…
これからも、一緒にいたい
甘えていたい。
わがままなのかな
「行きましょう」
とマネージャーが言うと俺たちは…
「はい」
と返事をし悟さんの部屋を後にした。
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