この恋は恋なんて言わない

文字の大きさ
62 / 80

62話

しおりを挟む





連れて行かれたのはホテルの小さな会議室みたいな所だった。




中へ入るとすでに他のメンバー達もいた。








「座ってください」






「はい」





と言われメンバーの横に座った。  




そして、隣に座った悟さんの顔をチラッと覗くと、どこか落ち着いた表情をしていた





俺が見ていたのに気付いたのかテーブルの下で手をぎゅっと握ってくれた






「大丈夫」







今の俺に、この大丈夫は1番安心出来る言葉だった。



























「じゃあ、聞いていくね」









「はい」








「とりあえず、聞きたい事は1つだけ」









「2人は付き合ってるって事でいいんだよね?」











俺と悟さんは迷う事なく2人同時に…










「はい。」







と答えた

















「そうか。わかった」












少しして会社の人達は社長と話し込んでいた












そして…







マネージャーが言った












「別れろ、なんて言わないよ…蓮」










「え…」








下を向いていた俺は、その言葉で前を向くと優しい顔をしたマネージャーがいた



すると、他の会社の人達も同じように口を揃えて言った







「事実確認が必要だっただけだから」








「じゃあ、今後の事は会社に任せて」









「…はい」














「後、お名前なんでしたっけ? 」








「ご挨拶が遅れました。高島悟です」







「はい。高島さん」







「営業妨害や迷惑行為は、はっきりとした犯罪ですのでこちらで全て対応させて頂きます。」








「はい。」










「何かありましたら、こちらにご連絡ください。」







と言い悟さんは名刺を受け取り、悟さんはスーツに入っていたメモを取り出した





「これ、僕の番号です。受け取ってください」







「はい。何かあれば連絡させていただきます。」










「はい。」






















「じゃあ、メンバー達と高島さん とりあえず部屋戻りましょうか」





と言う言葉でこの場は解散となった。









緊張していたほど、特に何もなかった感じもあるが、体はガチガチに固まっていて緊張状態だった。




椅子から立ち上がる時に、足がガクガクして自分の足に絡まってしまった。




それに気付いた悟さんはすぐに俺の体を支えた





「大丈夫?」






「うん… 大丈夫。 緊張した」






「そうだね。行こうか」






そして、マネージャー、メンバー達と一緒に、部屋に向かった

















エレベーターの乗り込んだ瞬間メンバー達が一気に喋り始めた







「ちょー緊張した。」





「恭介も? 俺もマジやばかった」




「朝日くん でも緊張するんだ~。」





「恭介 お前俺のこと馬鹿にしてるだろう」





「俺も緊張した… 」






「蒼も?!  」




「蒼くんも?!」






「 珍しい」と2人揃って話してると、悟さんが口を開いた











「こんな事になって本当にごめんなさい」





「悟さん…」



俺も謝らないといけないと思いすぐに一緒に頭を下げた。



「俺も、本当にごめん。


気をつけなくちゃいけなかったのに。」







と言うとメンバー達は…







「謝るような事してないじゃん。」





と蒼が言ってくれた






「蒼…。」






「そうだよ。蓮くんも悟さんも悪いことしてないのに、謝る必要ないよ。 」




「俺もさっき、蓮くんと悟さんが来る前に話たんだ。彼氏いること、」


「…」




「でも、事務所の人達 俺の事 否定しなかった。まぁ、心の中では分かんないけど…きっと、大丈夫だよ。蓮くん!」





「ありがとうな。恭介…」





「ううん…蓮くんのお陰でなんか俺も勇気貰っちゃったな~」





「恭介。。」






「まぁ、でもファンには謝るべきだな。
迷惑かけたし、時代がいくら良くなってるって言っても皆が皆、お前を受け入れてくれるわけじゃないからな」





「うん。わかってる。ありがとうな…朝日」







「朝日のくせに何偉そうな事言ってんだ」と蒼は朝日の耳を引っ張った







「痛い痛い痛い!!!!引っ張るなよ!」








「俺も俺も~ 」と言い恭介も一緒に耳を引っ張った







「痛いってーーーー!!」








「皆、ありがとう。」




と言い頭を下げると蒼は俺を抱きしめた。







「頑張ろうな、俺ら。」






「頑張ろうね。蓮くん」





「まぁ、なんかあったら言え。友達でもあるんだし」と照れた様に朝日が答えた








「うん。」




「悟さんも何かあればいつでも相談乗るんで頼りないっすけど」と朝日が言うと





「ありがとうございます。朝日くん」







そんな様子を見ていたマネージャーは笑顔で俺たちを見守っていた








そして、「ほら、お前ら着いたぞ~」





と言いエレベーターを出た






「じゃあね~お疲れ様~」





と言いメンバーは各自の部屋に入って行った。








俺は、部屋に入る前に「本当に、すみませんでした。」とマネージャーに言うと…









「俺は、お前を守るのが仕事だ。なんでも相談しろ」







「はい。」






「悟さんも何かあったら、連絡ください。」





と言いマネージャーは名刺を渡した







「ありがとうございます。」











「じゃあ、とりあえず今日、東京戻る予定だったけど、明日になったから。だから、ゆっくり休め」







「はい。」







そして、俺の部屋に戻ってきた。
悟さんと一緒に…。

















しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~

水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。 アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。 氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。 「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」 辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。 これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

【完結】※セーブポイントに入って一汁三菜の夕飯を頂いた勇者くんは体力が全回復します。

きのこいもむし
BL
ある日突然セーブポイントになってしまった自宅のクローゼットからダンジョン攻略中の勇者くんが出てきたので、一汁三菜の夕飯を作って一緒に食べようねみたいなお料理BLです。 自炊に目覚めた独身フリーターのアラサー男子(27)が、セーブポイントの中に入ると体力が全回復するタイプの勇者くん(19)を餌付けしてそれを肴に旨い酒を飲むだけの逆異世界転移もの。 食いしん坊わんこのローグライク系勇者×料理好きのセーブポイント系平凡受けの超ほんわかした感じの話です。

一軍男子と兄弟になりました

しょうがやき
BL
親の再婚で一軍男子と兄弟になった、平凡男子の話。

後宮の男妃

紅林
BL
碧凌帝国には年老いた名君がいた。 もう間もなくその命尽きると噂される宮殿で皇帝の寵愛を一身に受けていると噂される男妃のお話。

虚ろな檻と翡翠の魔石

篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」 不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。 待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。 しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。 「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」 記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。

無愛想な氷の貴公子は臆病な僕だけを逃さない~十年の片想いが溶かされるまで~

たら昆布
BL
執着ヤンデレ攻め×一途受け

白花の檻(はっかのおり)

AzureHaru
BL
その世界には、生まれながらに祝福を受けた者がいる。その祝福は人ならざるほどの美貌を与えられる。 その祝福によって、交わるはずのなかった2人の運命が交わり狂っていく。 この出会いは祝福か、或いは呪いか。 受け――リュシアン。 祝福を授かりながらも、決して傲慢ではなく、いつも穏やかに笑っている青年。 柔らかな白銀の髪、淡い光を湛えた瞳。人々が息を呑むほどの美しさを持つ。 攻め――アーヴィス。 リュシアンと同じく祝福を授かる。リュシアン以上に人の域を逸脱した容姿。 黒曜石のような瞳、彫刻のように整った顔立ち。 王国に名を轟かせる貴族であり、数々の功績を誇る英雄。

処理中です...