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63話
しおりを挟む俺は、部屋に入った瞬間ベットにダイブした。
「緊張して吐くかと思った。」
すると、悟さんは着ていたスーツのネクタイを緩め俺に近づいてきた
「顔真っ青だったもんね」と言い俺の頭を撫でた
かっこいい…
見惚れていると、悟さんは「なーに?」と言ってきた
「べっ、別に…」と俺が素っ気なく言うと
「そう?」と言いスーツのジャケットをハンガーにかけた
かっこいいな…
そんな事思っていると悟さんは俺の横に寝転んだ
「俺も緊張した。」
「悟さんも?緊張してるようにはあんまり見えなかったけど」
「緊張するよ。たくさん偉い人達いっぱいいて、俺が本当に蓮に相応しい男なのか…」
「…」
「相応しくなくても、これから相応しい男になるよ蓮…」
「悟さん。」
「うん?」
「悟さんは、悟さんのままでいてください。」
「?」
「どこか少し抜けてて、でも料理は上手で、仕事に対してはストイックに頑張ってる悟さんが大好きです。」
「蓮…」
「相応しいとか相応しくないとか関係ないですから。」
「ありのままで居てください。悟さん」
悟さんは両手を広げた
「おいで」
俺は、その胸に飛び込んだ。暖かい
「ありがとう。蓮…」
「ありがとう。悟さん」
「うん。」
と悟さんが言うとさらに俺をぎゅっと抱きしめた
俺たちは、この幸せが一生続きますようにと願った
~
目が覚めるとすでに夕方になっていた
隣を見ると、悟さんの姿はなかった
どこに行ったんだろうと思いスマホを取り出すと悟さんが、戻ってきた
「どこに行ってたんですか?」
「あ、ちょっと、荷物と買い物行ってきた」と言い俺に見せてきた
「なるほど」
「そうそう。今日はこっちで泊まろうと思って」
「いいですね! 買い物してきたって事は…」
と言うと悟さんは荷物から料理道具をを取り出した
「おぉ!」
「久々俺の料理食べる?」
「食べる!!!」と俺は子供みたいに、はしゃいでしまった
「座って待ってて、」
「はーい」
~
そして、俺は大人しく待ってる間 SNSを確認していると、確かに否定的な意見も多かったけど、応援してくれている人達も多かった。
もっと、頑張ろう。と思えた瞬間でもあったし… 事務所から許可が下りたら、ちゃんと説明しようと思った。
「大切な人です。」って。
色々確認していると、両親からも連絡が来ていた
「蓮 彼氏出来たの?!」
「蓮 彼氏出来たのか?」
「なんで!教えてくれなかったの!!」
と連絡が来ていた
「心配かけてごめん。素敵な人です」
「今度、お母さん 帰ってきたら紹介するね」
と送ると母も父も「楽しみにしてる」と返信がきていた
「ありがとう」って送ると、だんだんいい匂いがした
「お味噌汁の匂い」
「蓮 お味噌汁好きだもんね」
俺は、料理をしている悟さんの後ろ姿を少し眺めてから、抱きついた
「悟さんのお味噌汁が好きなんです」
と言うと「ありがとう」と言い俺の頬にキスをした
そして、ふと目を横に向けると…鮭と卵焼きもあった
「このメニュー…」
「覚えてる?初めて蓮に作ってあげたメニュー」
「覚えてますよ。もちろん…。
でも、なんで。」
「うん? これからも頑張ろうって意味で作った」
「びっくりさせないでよ!」
と叩くと悟さんは俺の頭を撫でて…
「もうすぐ出来るからいい子に待ってて」
と言い俺を椅子に座らした
この時、どこか自分で気づいていたのかも知れない。
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