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余章
第2話:月夜の語らい
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屋敷での初めての夜。こちらの世界に来て以来、初めて経験する極上の「ふわっふわ」なベッドは、今の僕にはあまりに贅沢すぎて、かえって落ち着かないものだった。体を横たえるたびに沈み込む柔らかな感触が、どこか現実味を奪っていくような気がして、結局一睡もできないまま夜更けを迎えてしまった。
寝返りを打つのにも疲れ、喉の渇きを覚えた僕は、温かい飲み物でも飲もうとキッチンを探しに部屋を出た。深夜の屋敷は静まり返っていたが、廊下を進むと、主寝室であるヨハンの部屋の隙間から、漏れ出すような明かりが見えた。
(まだ起きてるのかな。キッチンの場所を教えてもらうついでに、あまり無理をしないよう伝えなきゃ)
そう思って扉を軽くノックすると、中から低く鋭い声が響いた。
「誰だ」
「……レリルです」
「レリル!?」
直後、ドタドタと慌てたような足音が聞こえたかと思うと、勢いよく扉が開かれた。そこには、上着を脱ぎ、シャツの襟元を緩めた少し隙のある姿のヨハンが立っていた。
「どうした? こんな遅い時間に何かあったのか? 具合でも悪いのか、それとも……」
塔を出て安全な屋敷に移った後も、一切衰えることのない全開の過保護モードに、僕は思わず吹き出してしまった。
「……ふふ、いえ、ただ眠れなくて。何か温かいものでも飲もうとキッチンを探していたら、ヨハンの部屋の電気がついていたので。ヨハンこそ、こんな遅くまで何をしていたんですか?」
「あ、ああ……その……。俺も、どうにも寝付けなくてな。少しワインを嗜んでいたんだ」
ヨハンの視線の先には、封を開けたばかりのボトルと、半分ほど中身の残ったグラスがあった。こんな時間に一人で酒を煽るなんて、何か悩み事でもあったのだろうか。心配になって尋ねると、ヨハンは少し視線を彷徨わせてから、意を決したように口を開いた。
「いや、不吉な悩みがあるわけではない。……ただ、その、お互い眠れないのであれば、俺の部屋で少し話さないか? ワインはまだ残っているし、君にはノンアルコールの果実水を用意させよう」
通されたヨハンの部屋は、屋敷の外観から感じた「質実剛健なヨハンらしさ」がさらに濃縮されたような空間だった。華美な装飾は一切なく、物は最小限で少し冷たさも感じるが、整然としていて不思議と心が落ち着く。
「素敵な部屋ですね。ヨハンそのものみたいです」
「……そうか。ありがとう。そこに座ってくれ」
導かれるままに、深い革張りの椅子に腰を下ろすと、ヨハンはその向かいに座った。
「あらためて、ありがとうございます。この屋敷はとても快適ですね。ただ、ベッドがふかふかすぎて、まだ体が慣れていないみたいで」
「気に入ってくれてよかった。……そうか、君に最高の休息をと思って用意させたのだが、逆に落ち着かないとは。すまない、そこまで気が回っていなかったな」
「いえいえ、元の世界にいた頃はふかふかの布団が大好きだったので、きっとすぐに慣れると思います」
ほろ酔いのヨハンが醸し出す穏やかな空気のせいか、あるいは一度本物のレリルが僕の体に戻ってきた影響で、魂の結びつきが強まったせいだろうか。僕はこれまで胸の奥に仕舞い込んでいた、元の世界での話をぽつりぽつりと話し始めた。
「……実はずっと気になっていたんだ。君の過去について。まさか他の世界の住人だったとは、当初の俺には予想だにしないことだったが。もし君さえよければ、君の過去が知りたい。何という名前で、どんなところで、どんな生活をしていたのか……。君自身のことを、もっと知りたいんだ」
ヨハンの真っ直ぐで誠実な視線に、僕は言いようのない嬉しさを感じながらも、静かに、そして正直に口を開いた。
「実は……この世界に来る際、魂の定着に無理があったからなのか、自分自身の記憶がほとんどないんです。家族の顔も、自分の本当の名前さえも、もう思い出せなくて。だから、ヨハンが僕を偽物だと疑っていた時も、何も言い出せなかった」
「そう、だったのか……。辛いことを思い出させてしまったな」
「いえ、でも。この世界でヨハンがくれた食べ物を食べたり、本を読んだりしていると、『あ、自分はこれが好きだったのかもしれない』と感じる瞬間があるんです。空っぽになったわけじゃない。新しい僕が、ここで作られていく感覚なんです」
すると、ヨハンが僕の手を包み込むようにして、熱を帯びた声で言った。
「なら、これからもっと色々なことをしよう。君の好きなことを、一つずつ一緒に探していこう。旅をしてもいい、新しい本を読んでもいい。そうするうちに、君の大事な記憶もいつか呼び覚まされるかもしれない」
「ありがとうございます。僕も、もっとヨハンのこと、それにこの領地のことを知りたいです」
「それはうれしいな。何から聞きたい?」
「では……ヨハンがこの街で一番好きな場所を教えてください」
そうして僕たちは、夜が更けるのも忘れて言葉を交わし続けた。心地よいヨハンの声を聞きながら、僕はいつの間にか、そのまま深い眠りの中へと落ちていた。
翌朝。眩しい朝日の中で目覚めると、僕はいつの間にか自分の部屋のベッドに寝かされていた。昨夜の楽しかった会話の余韻に浸りながら体を起こすと、絶妙なタイミングで扉がノックされた。
「レリル様。入ってもよろしいでしょうか」
「どうぞ」
現れたのは、昨夜の食事中に激しい葛藤を見せていた執事長だった。
「おはようございます。夜更けまでお話しておられましたが、寝不足ではありませんか?」
「おはようございます。知ってたんですね。じゃあ、部屋まで運んでくれたのも……?」
「それはヨハン様です。使用人がやると言っても、絶対に自分で運ぶと聞いてくれませんでした。ヨハン様が朝食を一緒にどうかとのことです。お疲れのようでしたら部屋に運びますが、いかがいたしますか?」
ヨハンの、あの不器用で頑固なまでの優しさを想像し、胸がじんと熱くなる。
「ヨハンにお礼を伝えたいので、すぐに朝食に向かいます」
「承知いたしました。ではその前に、お支度を整えましょう。まずはこの桶で顔を洗ってください」
手渡された桶の水は、驚くほど適温だった。その後も執事長は、非の打ち所がない完璧な所作で僕の身なりを整えてくれた。昨夜の「誠心誠意仕える」という誓いを、彼はさっそく、全身全霊をもって実行してくれているのだろうか。
丁寧すぎるほどのケアを受け、僕はヨハンの待つ朝食の席へ向かった。
「おはよう、レリル」
「おはようございます、ヨハン。昨夜は寝落ちてしまった僕を運んでくれたそうですね。本当にありがとうございました」
「気にするな、お安い御用だ。それより寝不足ではないか? 疲れが出たなら、食事の後はまた横になっても構わないんだぞ」
穏やかに朝食が始まった。食事が中盤に差し掛かった頃、ヨハンがふと思い出したように表情を引き締めて切り出した。
「そういえば、近々この地に聖女が来るそうだ。君が魔物を一気に討伐した影響で、大地に強い魔力の淀みが残ってしまったらしく、その浄化のために派遣されることになった。彼女が『ぜひレリル殿に直接会いたい』と言っているのだが……どうする? 気が進まないなら断っても構わないが」
聖女。かつて本物のレリルを断罪する手助けをした存在。彼女は今、一体僕に何を伝えようとしているのだろうか。
「会いたいです」
「そうか、わかった。では、浄化の儀を行う地まで、俺と一緒に向かおう」
寝返りを打つのにも疲れ、喉の渇きを覚えた僕は、温かい飲み物でも飲もうとキッチンを探しに部屋を出た。深夜の屋敷は静まり返っていたが、廊下を進むと、主寝室であるヨハンの部屋の隙間から、漏れ出すような明かりが見えた。
(まだ起きてるのかな。キッチンの場所を教えてもらうついでに、あまり無理をしないよう伝えなきゃ)
そう思って扉を軽くノックすると、中から低く鋭い声が響いた。
「誰だ」
「……レリルです」
「レリル!?」
直後、ドタドタと慌てたような足音が聞こえたかと思うと、勢いよく扉が開かれた。そこには、上着を脱ぎ、シャツの襟元を緩めた少し隙のある姿のヨハンが立っていた。
「どうした? こんな遅い時間に何かあったのか? 具合でも悪いのか、それとも……」
塔を出て安全な屋敷に移った後も、一切衰えることのない全開の過保護モードに、僕は思わず吹き出してしまった。
「……ふふ、いえ、ただ眠れなくて。何か温かいものでも飲もうとキッチンを探していたら、ヨハンの部屋の電気がついていたので。ヨハンこそ、こんな遅くまで何をしていたんですか?」
「あ、ああ……その……。俺も、どうにも寝付けなくてな。少しワインを嗜んでいたんだ」
ヨハンの視線の先には、封を開けたばかりのボトルと、半分ほど中身の残ったグラスがあった。こんな時間に一人で酒を煽るなんて、何か悩み事でもあったのだろうか。心配になって尋ねると、ヨハンは少し視線を彷徨わせてから、意を決したように口を開いた。
「いや、不吉な悩みがあるわけではない。……ただ、その、お互い眠れないのであれば、俺の部屋で少し話さないか? ワインはまだ残っているし、君にはノンアルコールの果実水を用意させよう」
通されたヨハンの部屋は、屋敷の外観から感じた「質実剛健なヨハンらしさ」がさらに濃縮されたような空間だった。華美な装飾は一切なく、物は最小限で少し冷たさも感じるが、整然としていて不思議と心が落ち着く。
「素敵な部屋ですね。ヨハンそのものみたいです」
「……そうか。ありがとう。そこに座ってくれ」
導かれるままに、深い革張りの椅子に腰を下ろすと、ヨハンはその向かいに座った。
「あらためて、ありがとうございます。この屋敷はとても快適ですね。ただ、ベッドがふかふかすぎて、まだ体が慣れていないみたいで」
「気に入ってくれてよかった。……そうか、君に最高の休息をと思って用意させたのだが、逆に落ち着かないとは。すまない、そこまで気が回っていなかったな」
「いえいえ、元の世界にいた頃はふかふかの布団が大好きだったので、きっとすぐに慣れると思います」
ほろ酔いのヨハンが醸し出す穏やかな空気のせいか、あるいは一度本物のレリルが僕の体に戻ってきた影響で、魂の結びつきが強まったせいだろうか。僕はこれまで胸の奥に仕舞い込んでいた、元の世界での話をぽつりぽつりと話し始めた。
「……実はずっと気になっていたんだ。君の過去について。まさか他の世界の住人だったとは、当初の俺には予想だにしないことだったが。もし君さえよければ、君の過去が知りたい。何という名前で、どんなところで、どんな生活をしていたのか……。君自身のことを、もっと知りたいんだ」
ヨハンの真っ直ぐで誠実な視線に、僕は言いようのない嬉しさを感じながらも、静かに、そして正直に口を開いた。
「実は……この世界に来る際、魂の定着に無理があったからなのか、自分自身の記憶がほとんどないんです。家族の顔も、自分の本当の名前さえも、もう思い出せなくて。だから、ヨハンが僕を偽物だと疑っていた時も、何も言い出せなかった」
「そう、だったのか……。辛いことを思い出させてしまったな」
「いえ、でも。この世界でヨハンがくれた食べ物を食べたり、本を読んだりしていると、『あ、自分はこれが好きだったのかもしれない』と感じる瞬間があるんです。空っぽになったわけじゃない。新しい僕が、ここで作られていく感覚なんです」
すると、ヨハンが僕の手を包み込むようにして、熱を帯びた声で言った。
「なら、これからもっと色々なことをしよう。君の好きなことを、一つずつ一緒に探していこう。旅をしてもいい、新しい本を読んでもいい。そうするうちに、君の大事な記憶もいつか呼び覚まされるかもしれない」
「ありがとうございます。僕も、もっとヨハンのこと、それにこの領地のことを知りたいです」
「それはうれしいな。何から聞きたい?」
「では……ヨハンがこの街で一番好きな場所を教えてください」
そうして僕たちは、夜が更けるのも忘れて言葉を交わし続けた。心地よいヨハンの声を聞きながら、僕はいつの間にか、そのまま深い眠りの中へと落ちていた。
翌朝。眩しい朝日の中で目覚めると、僕はいつの間にか自分の部屋のベッドに寝かされていた。昨夜の楽しかった会話の余韻に浸りながら体を起こすと、絶妙なタイミングで扉がノックされた。
「レリル様。入ってもよろしいでしょうか」
「どうぞ」
現れたのは、昨夜の食事中に激しい葛藤を見せていた執事長だった。
「おはようございます。夜更けまでお話しておられましたが、寝不足ではありませんか?」
「おはようございます。知ってたんですね。じゃあ、部屋まで運んでくれたのも……?」
「それはヨハン様です。使用人がやると言っても、絶対に自分で運ぶと聞いてくれませんでした。ヨハン様が朝食を一緒にどうかとのことです。お疲れのようでしたら部屋に運びますが、いかがいたしますか?」
ヨハンの、あの不器用で頑固なまでの優しさを想像し、胸がじんと熱くなる。
「ヨハンにお礼を伝えたいので、すぐに朝食に向かいます」
「承知いたしました。ではその前に、お支度を整えましょう。まずはこの桶で顔を洗ってください」
手渡された桶の水は、驚くほど適温だった。その後も執事長は、非の打ち所がない完璧な所作で僕の身なりを整えてくれた。昨夜の「誠心誠意仕える」という誓いを、彼はさっそく、全身全霊をもって実行してくれているのだろうか。
丁寧すぎるほどのケアを受け、僕はヨハンの待つ朝食の席へ向かった。
「おはよう、レリル」
「おはようございます、ヨハン。昨夜は寝落ちてしまった僕を運んでくれたそうですね。本当にありがとうございました」
「気にするな、お安い御用だ。それより寝不足ではないか? 疲れが出たなら、食事の後はまた横になっても構わないんだぞ」
穏やかに朝食が始まった。食事が中盤に差し掛かった頃、ヨハンがふと思い出したように表情を引き締めて切り出した。
「そういえば、近々この地に聖女が来るそうだ。君が魔物を一気に討伐した影響で、大地に強い魔力の淀みが残ってしまったらしく、その浄化のために派遣されることになった。彼女が『ぜひレリル殿に直接会いたい』と言っているのだが……どうする? 気が進まないなら断っても構わないが」
聖女。かつて本物のレリルを断罪する手助けをした存在。彼女は今、一体僕に何を伝えようとしているのだろうか。
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