能あるカノジョのかくしごと

三十三さとみ

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第四話 タカ子さんがかわいいんですが!

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 週明け月曜日。

 僕は放課後、タクヤンにタカ子さんとのことを話そうと決めていた。

 けれど、いざ話そうと思うとどこから話すべきかで悩んでしまい、僕の心は緊張と憂鬱で重たくなっていた。

「おい、鳶尾。もう放課後だぞ。帰らないのか?」

 カバンを後ろ手に持って背中に背負うタクヤンが、席に座って頭を抱えているのを見て不思議そうに声をかけた。

「うん……なあ、タクヤン」
「あ?」
「話があるんだが……」
「あー、うん。いいぞ。じゃあ人がいなくなるまで宿題でもしようぜ」

 タクヤンはすぐに察してくれて、僕のうしろの席にもどった。そしてカバンからガサゴソとプリントを出すと、今日の数学の時間に出された宿題を黙々とやりはじめた。僕もタクヤンの机に向かって座りなおすと、同じプリントをやりはじめる。

「お、平に塩見。二人して放課後も勉強か? ほどほどにして帰れよー」

 担任が最後に教室を出ると、がらんとした教室は妙に広く感じた。

「……で、話って?」

 タクヤンはシャーペンを置いて僕の方をみた。僕もシャーペンを置いて姿勢を正した。

「実は……今、タカ子さんと付き合ってます」

 僕の告白にタクヤンは目を丸くした。

「よかったじゃん!」
「それが、良くないんだよ……」
「なんで?」

 タクヤンも僕があまりうれしそうでないのに気づいて、手放しではよろこばなかった。

「なんていうか……カレシなんだけど、偽物というか。恋人なんだけど、契約上の、みたいな……」

 タクヤンは首をかしげて「はあ?」と吐き出した。

「意味が分かんないんだけど。つまり能有さんに二股でもかけられてんの? 本命とは別の、いわゆる愛人契約みたいなやつ?」
「いや! そんないかがわしいものでもよこしまなものでもない!」

 僕があわててタクヤンの誤解を解こうと前のめりに訴えるが、タクヤンも引かずにグイっと前に出た。

「じゃあなにか? 体裁のためにカレシがほしいとかで、鳶尾はその相手になったのか?」
「お願いだから、話を聞いてくれぇ」

 僕は両手を合わせて懇願した。タクヤンは不服そうにも身を引いて、背もたれに深く腰掛けた。

「あのな、先週のことなんだけど……」

 それから僕は順を追ってタカ子さんとの経緯を話した。

「……ふうん」

 でも、タクヤンの不機嫌そうな顔はついに変わらなかった。

「結局、能有さんは鳶尾の気持ちをもてあそんでるわけだ」
「えー、なんでそうなる?」
「だって、だれにも付き合っていることは言わないけど、カレシになれって、勝手すぎるだろ」
「そうかな……むしろ僕がタカ子さんをだましてるみたいで」
「だまされてるのはお前の方だぞ?」

 タクヤンはそう言って僕のことをズビッと指さした。

「お前はそれで良いのか? 能有さんが好きな人でもできたらすぐに捨てられるんだぞ」
「そ、そうならないために、タクヤンに手伝ってほしいんだよ」
「あ?」

 タクヤンは首をかしげて「WHAT?」と言った。
「だから、これは僕にとってチャンスなんだよ。タカ子さんの一番そばにいられる今だからこそ、僕のことを知ってもらって本当に好きになってもらおうっていう考え」
「……あー、そういうこと。うーん」

 タクヤンは不承不承という感じで「オーケー、いいよ。わかった」とうなずいた。

「ホントか? 助かるよ」

 僕がホッとしてお礼を言うと、タクヤンはようやく笑みをこぼした。

「もちろんだよ。鳶尾のことは俺が一番よく知っているからな。ウソからホントまで」




 教室を出て階段を降りていくと、一年生の教師に並んで歩く一年生らしい女の子とすれちがった。

「……あ……」

 その子は僕と目が合うとかすかに声がこぼれた。踊り場まで降りて振り返ると、まだ僕のことをみていた。

「烏丸?」
「あ、すみません……」

 教師に呼ばれてあわててかけていく女の子。烏丸? あの子の名前だろうか。

「知り合いか?」
「いや、一年生に知り合いはいなかったと思うけど」
「そのわりには鳶尾に熱烈な視線むけてたけとな」

 タクヤンがくすっと笑っていうものだから、僕は「からかうなよ」としかめっ面を浮かべて歩き出した。





 それから金曜日まで、タカ子さんとはすれ違ってもあいさつしかしない、いたって健全な関係だった。タクヤンとはあれから〈どうしたらタカ子さんに振り向いてもらえるか作戦〉の立案をお願いしたけれど、僕と同じく彼女いなかったタクヤンにはろくな案が出ず、進展は望めないだろうなと思いながら土曜日を迎えた。そう、タカ子さんとのデートの日だ。

(そういえば今日の行き先、聞いてなかったな。またタカ子さんの家だったりして、あはは)

 なんて思ってヴェルニー公園でタカ子さんを待っていると、今日も薄めのセーターと春らしいスカートを履いたタカ子さんが歩道橋から降りてこちらに歩いてくるのがみえた。でも今日は先週とちがって温かかったから、そのかっこうでちょうどいいのかもしれない。それにしても、タカ子さんかわいいな。

「お待たせ」
「ううん」
「あら、今日は待ってないって言わないのね」
「だってバレてるんでしょ?」
「そうよ、ふふ」

 タカ子さんはなにやら楽しそうに笑っている。

「なにか良いことでもあった?」
「良いこと? そうね、今日が楽しみだったことかな」
「え……?」
「それじゃあ行きましょう」
「うん。それで今日は――」

 タカ子さんは平然と答えた。

「今日も私の家よ」
「……え?」

 僕は笑顔で固まった。するとタカ子さんはつづけた。

「だって、外でデートしたら誰かに見つかってしまうかもしれないでしょう? それに家なら勉強もみれるわ」
「そ、ソウダネ」

 そうだ、僕はあくまで偽のカレシ。しかも契約上の彼氏であって、公にする関係じゃない。でも改めてそう突きつけられると心が痛む。悪いことをしていないはずなのに、罪悪感を感じるような、あの気持ち。

「安心して? 今日はお父さんお仕事で家にいないから」
「そ、そうなんだ」
「緊張するでしょう? 今日はお母さんしかいないから」
「よかった」

 なにが良いのかわからないまま僕はそう答えた。

 タカ子さんの家につくと、今日はまっすぐタカ子さんの部屋に入った。六畳の僕の部屋よりもう少し広いタカ子さんの部屋には、シールがピシッと引いてあるベッドに勉強机、本棚、それから引き戸に隠されたクローゼットがある。僕の部屋より物が多そうなのに、僕の部屋より広く片付いていた。

「なにをしましょうか。そうね、今週のできごとでも話し合う?」
「会議ですか?」

 僕は冗談交じりでそういうと、タカ子さんも「そうね、会議みたいね」と同調して笑った。

「でも、ただの興味よ。鳶尾くんがこの一週間、どう過ごしていたか知りたいの」
「え、そう?」

 僕の声は思っていたより弾んでいて、恥ずかしくなって出された紅茶を口にした。

 タカ子さんが僕に興味を持ってくれている、それがこんなにうれしいなんて。

「特に変わったことはなかったよ。……あ、タカ子さんのおかげで数学の小テストが一ミスだけだったんだ! 教えてくれてありがとう」
「あら、それは良かったわ。ちなみにどこを間違えたの?」
「えっと……三問目だったかな。でも、単純な計算ミスだから、次は間違えないよ」
「計算ミスは見直しで防げるわ。気をつけましょうね」
「うん」

 こう話しているとなんだか家庭教師と生徒みたいだ。タカ子さんが家庭教師……いいなあ、なんて思ってしまう。

「タカ子さんは?」
「そうね……ああ、体験入部の期間が終わって、本入部の一年生が五名ほど入ったことぐらいかしら」
「もうそんな時期か」

 僕はタカ子さんの部屋にかけてあるカレンダーを見てうなずいた。

「懐かしいなー、仮入部」
「鳶尾くんは部活に入っていないのよね?」
「うん」
「なぜ?」

 タカ子さんのまっすぐな目に、僕は戸惑った。

「なんでって……興味のある部活がなかったってのが一番かな」
「そうなの? 興味なくてもどこかしらの部活に入る生徒が多いのに」

 僕は「そう言われれば確かに」とうなずいた。

 僕は委員会にも入っていないし、部活も最初から入らず帰宅部を決めた。一番の理由はやっぱり……。

「……タクヤン、かな」
「塩見くん?」
「うん」

 僕はヘラっと笑いながらうなずいた。

「去年はタクヤンとクラスもちがったし、最初は同じ部活にでもって話してたんだ。でも運動部でも文化部でも、どこも〈なんか違うよな〉って話になってさ。〈なら、無理して入んなくても、放課後一緒に遊んだり帰ったりしようぜ〉ってなって。で、今」
「鳶尾くんって、本当に塩見くんと仲がいいのね」

 タカ子さんは少しおどろいたように目を大きくした。

「私にはそこまで仲の良い友だちがいないから、なんだか信じられないわ」
「そう?」
「仲が良すぎて、嫉妬しちゃう」
「あはは、それは……」

 タクヤンに嫉妬するタカ子さん。ちょっとおもしろい。

「タクヤンも、想像してないと思うよ」
「でしょうね。でも、うらやましいのは本当よ。そこまで思い合える友だちがいることは、とても素敵だと思うもの」

 タカ子さんはそう言ってメガネのツルをクイっと押し上げる。

「私、近寄りがたいのかしら。友だちもカレシもウェルカムでいたはずなのに、いつも私の周りにはみえない壁があるように、だれからも声をかけてもらえないの。なぜかしら?」
「え……そうかな?」

 僕はあいまいに答えて、困ったように笑った。

 たしかにタカ子さんは〈高嶺の花〉〈近づきがたい委員長〉〈学年一の秀才〉なんて言葉が似合うけれど、友だち付き合いとして関わるには少しハードルが高そうに思える。

(そんなタカ子さんと付き合いたいって思う僕は、結構変わってる?)

 実際、タカ子さんと付き合っている僕は変わっているのかもしれない。しかも偽の恋人だし。

「まあ、いいわ。今は気にしてないから」
「そうなの?」
「だって鳶尾くんがいるもの」

 タカ子さんは顔を近づけてそうつぶやいた。どぎまぎする僕をみて楽しんでいるようすのタカ子さんに、僕はすこしだけ腹が立った。でも、それ以上にもっとタカ子さんと話していたい、からかわれたいと思ってしまった。

「さて」

 タカ子さんは両手を合わせて切り替えるように言った。

「そろそろ、はじめましょうか」
「数学……?」
「いいえ?」

 タカ子さんはくすっと笑った。そしてあの分厚いノートをふところからスッと取り出す。

「恋人ですもの、実践と行きましょう」

 ……あの、そのノート、付箋がやたらと増えているんですが。




 タカ子さんはこの一週間で信恵さん直伝のノートを読み込んだのだそうだ。そこから実践できそうなアイデアを書き出したり、分類ごとにまとめたのだという。恋愛って勉強だったのか? と本気で思ってしまうような取り組みように僕がおどろいていると、タカ子さんがまとめたプリントを一枚、手に取ってみた。そこには〈むずかしいテーマ〉とあり、いくつか箇条書きしてあった。

〈幼馴染……家庭環境によるため、成長してからだとむずかしいが、設定としては古典的かつ好まれる〉

〈親の決めた許嫁……これも非現実的。しかし恋愛の三角関係やライバルの登場時に非常に強い個性を発揮する〉

 などが書かれている。

「幼馴染かー」
「鳶尾くんにも幼馴染はいるのかしら?」

 僕は笑いながら首を横に振った。

「いないいない。親の決めた許嫁とか、いるわけない。幼馴染も、定義ってあいまいじゃない? 幼稚園生ぐらいからの付き合いだとしても、いない……あ、うそ。一人いた」
「あら、本当?」
「男子だけどね」

 七志権。

 あいつとの腐れ縁こそ、いうなれば幼馴染だ。幼稚園から今まで付き合いがあるのは、こいつぐらい。ちぇ、もう少しかわいげのある正確ならタクヤンと一緒に仲良し三人組にでもなれただろうけど、ちょっと正確に難があるこいつとは本当にただの腐れ縁だ。

「幼馴染って、なにも同い年だけじゃないのではないかしら?」

 タカ子さんはうでを組みながらそう言った。

「一つ年下とか、年上とか。幼稚園も二年制でしょう? 付き合いはなかったの?」

 僕はまた笑った。

「ないない。そもそも僕、幼稚園のころって泣き虫の引っ込み思案な子どもだったから」
「そうなの? かわいいのね、鳶尾くん」
「あはは、そういってもらえるとちょっとうれしいかも」

 僕は照れて頭をかいた。

「タカ子さんこそ。実はいつも遊んでいた弟分とか、仲良くしてくれたお兄さんとかいなかったの?」
「いなかった……と思うわ。幼稚園と小学校は別の学区だったし、何度か引っ越しもあったから」
「そうなんだね……たしかにここの家からなら僕の小学校と学区としては同じだけど、ちがう小学校だったもんね」
「ええ、そういうこと。引っ越しがあると、どうしても付き合いは浅くなりがちよ」

 タカ子さんは他人事のように言うと、とあるページでノートを開いて熟読し始めた。

「……手のつなぎ方。指先だけからめるパターンからはじまり、触れるだけのパターン、しっかりとにぎりあうパターン、そして極めつけは恋人つなぎである……。鳶尾くん」
「は、はい」
「手を出して」
「は、はい!」

 僕はタカ子さんの指令に、両手を思いっきり開いて前に突き出した。

「あら、指が長くてきれいな手なのね」

 タカ子さんはそう言うと、僕の右手をとった。そしてそっと左手を重ねた。鏡に自分の手を重ねるように。でも僕の右手よりタカ子さんの手のひらは小さくて、指は細長かった。手の大きさは僕の方が大きく見えるけれど、長さだけなら変わらないかもしれない。お互いに手を合わせるだけで、力は一切くわわらない。それなのに僕は緊張して手汗が気になり始めた。

「鳶尾くんの手、温かいわね」
「そ、そうかな」
「次は指をからめる」

 タカ子さんはそういうと、僕の五指の隙間にそっと自分の指先をからめた。

(これは、なんていう拷問ですか……緊張すぎて先週のタカ子さんのお父さんも記憶のかなただよ……)

 僕は息を殺しながらタカ子さんの手がどう動くのかをジッと待った。

「ふふ、くすぐったいわ」

 タカ子さんが幼い女の子のように無邪気に笑った。か、かわいいんだけど!

「最後に、恋人つなぎ?」

 タカ子さんは左手に少し力を加えた。すると僕の手に包み込まれるようにタカ子さんの手が収まった。指がからまりあう。タカ子さんの指先だけが冷たく、手のひらはとても暖かい熱を感じた。いつしか、体全体も近づいていて、タカ子さんの顔も僕の顔のそばにある。鼻息すらわかってしまって、顔をどこに向ければいいのか、わからない……。

「これは、たしかに相手のぬくもりを感じるわ」

 タカ子さんはまるで僕とつないでいる手を観察するようにつぶやく。

 僕はもう、限界だった。

「た、タカ子さん……」
「うん? なにかしら」
「あの……」

 僕は目をつぶって叫んだ。

「と、トイレに行かせてください!」




 僕は別に尿意をもよおしたわけではなかった。でも、あれ以上タカ子さんと手を握り合っているのは、緊張を超えてしまいそうで、耐えられなかった。

「はあ……こんなんで恋人、つとまるのかな」

 今は偽の恋人だけど、いつかもし、本当の恋人になれたとき。

 僕はタカ子さんを受け止めきれるのか、不安になってしまった。

 すくなくとも、今の状況を楽しめるだけの余裕は、僕にはないようだった。


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