24 / 49
呼び水
しおりを挟む
風が冷たくなってきており、自然と身体が丸くなる。
それは、ほとんど胎児のようでゴーフルを実際の身体の年齢よりも幼く見せた。
道行く人がそれを見てもまさか、五歳児とは思わずもっと小さな赤ん坊のようにみえていた。
「綺麗になったわ、新しいオムツをしましょうね」
ゴーフルはやっと解放されると安堵の表情を浮かべた。
「やっぱり濡れてないオムツの方が気持ちいいでしょ?」
女性はそれを見て言う。
「えーっと、はい」
ゴーフルもあえて訂正はしない。
「このリュック、たぶんあなたの居場所を発信しているはずだけど。迎えの人は何かの都合で来れないみたいね」
そういえば、ゴーフルのリュックには特別な機能が備わっているはずだった。
「ここで待ってる必要はないわ。私のお家に行きましょう。このリュックがあればきっと見つけてもらえるから」
「で、でも……」
「私の名前はバニラよ、よろしくね」
「ゴ……アーシャです」
「アーシャちゃんは、いくちゅですか?」
「五歳」
「なるほど、じゃあさっそく行きましょ」
バニラはそう言って、ゴーフルを抱き上げた。
急に持ち上げられたので、ゴーフルはびっくりして、バニラの身体にしがみつく。
「ひゃ、歩けます!」
「あ~ごめんごめん、ついつい癖で。でもこの方が早そうだし」
確かに、今のゴーフルの歩幅に合わせるよりは強引にだっこした方が早い。
「でも、重たいんじゃ?」
「軽い軽い、うちの娘よりはかなり重いけどこれくらいは平気よ」
「わ、わかりました」
バニラは、そのまま歩いていく。
交通機関を利用しないという事はすぐ近くに家があるのだろう。
ゴーフルは抱き抱えられる事で、下着が丸見えになっているのを気にしていた。
「ふぅ、もうちょっと我慢してね」
駅前の通りを離れて、住宅街に入る。
夜になりぐっと気温が下がって、ゴーフルの身体も冷たくなる。
先ほどオムツを換えてから一時間もたたないうちに、おしっこが漏れそうになる。
「んっ、やん」
少しの衝撃で、決壊しそうな膀胱に力を込める。
「アーシャちゃん、気にせずやっちゃいなさい。そのためにオムツしてるんだから」
もちろんバニラは気づいており、苦しそうなゴーフルに言う。
「でも、こんな格好じゃ、あっ」
気を緩めた途端に、最初の一滴が流れ出す。
出口を求めて流れ出した川は、その一筋を伝ってゆっくりと決壊する。
やがて温かな濁流がゴーフルの内股を濡らしていく。
「ふぁぁ」
その刺激はさらにゴーフルの身体を弛緩させる。
ぶるぶるっと身体を揺らしたゴーフルを見てバニラは理解した。
「どれどれ、いっぱいちっち出たかな」
隙間に指をさし込んで確認した。
「帰ったらまた換えないとね♪」
バニラは嬉しそうに言う。
ゴーフルは、また顔を赤くするしかないのだった。
それは、ほとんど胎児のようでゴーフルを実際の身体の年齢よりも幼く見せた。
道行く人がそれを見てもまさか、五歳児とは思わずもっと小さな赤ん坊のようにみえていた。
「綺麗になったわ、新しいオムツをしましょうね」
ゴーフルはやっと解放されると安堵の表情を浮かべた。
「やっぱり濡れてないオムツの方が気持ちいいでしょ?」
女性はそれを見て言う。
「えーっと、はい」
ゴーフルもあえて訂正はしない。
「このリュック、たぶんあなたの居場所を発信しているはずだけど。迎えの人は何かの都合で来れないみたいね」
そういえば、ゴーフルのリュックには特別な機能が備わっているはずだった。
「ここで待ってる必要はないわ。私のお家に行きましょう。このリュックがあればきっと見つけてもらえるから」
「で、でも……」
「私の名前はバニラよ、よろしくね」
「ゴ……アーシャです」
「アーシャちゃんは、いくちゅですか?」
「五歳」
「なるほど、じゃあさっそく行きましょ」
バニラはそう言って、ゴーフルを抱き上げた。
急に持ち上げられたので、ゴーフルはびっくりして、バニラの身体にしがみつく。
「ひゃ、歩けます!」
「あ~ごめんごめん、ついつい癖で。でもこの方が早そうだし」
確かに、今のゴーフルの歩幅に合わせるよりは強引にだっこした方が早い。
「でも、重たいんじゃ?」
「軽い軽い、うちの娘よりはかなり重いけどこれくらいは平気よ」
「わ、わかりました」
バニラは、そのまま歩いていく。
交通機関を利用しないという事はすぐ近くに家があるのだろう。
ゴーフルは抱き抱えられる事で、下着が丸見えになっているのを気にしていた。
「ふぅ、もうちょっと我慢してね」
駅前の通りを離れて、住宅街に入る。
夜になりぐっと気温が下がって、ゴーフルの身体も冷たくなる。
先ほどオムツを換えてから一時間もたたないうちに、おしっこが漏れそうになる。
「んっ、やん」
少しの衝撃で、決壊しそうな膀胱に力を込める。
「アーシャちゃん、気にせずやっちゃいなさい。そのためにオムツしてるんだから」
もちろんバニラは気づいており、苦しそうなゴーフルに言う。
「でも、こんな格好じゃ、あっ」
気を緩めた途端に、最初の一滴が流れ出す。
出口を求めて流れ出した川は、その一筋を伝ってゆっくりと決壊する。
やがて温かな濁流がゴーフルの内股を濡らしていく。
「ふぁぁ」
その刺激はさらにゴーフルの身体を弛緩させる。
ぶるぶるっと身体を揺らしたゴーフルを見てバニラは理解した。
「どれどれ、いっぱいちっち出たかな」
隙間に指をさし込んで確認した。
「帰ったらまた換えないとね♪」
バニラは嬉しそうに言う。
ゴーフルは、また顔を赤くするしかないのだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
15
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる