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悪の科学者は乱心しました。
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とある研究所で、科学者パーセルは実験を繰り返していた。
発育条件を変えることで、ストレスへの耐久性がどれだけ変化するかを調べる実験をするために、捕らえてきた子供達を実験施設で育てたり、後天的に得られる能力を最大限に増幅する装置を開発するなど、倫理観を逸脱した狂気に満ちた所業である。
「ようはロリコンでしょ」
「違うわい」
「なんかマッドサイエンティストを気取ってるみたいだけどさぁ、ようは変態的な趣味を国のお金を使ってやるための詭弁じゃない? 」
おかっぱ頭の2人の子供が辛辣な言葉を口にしている。
あまりこの辺りではみかけない東洋的な衣装を身にまとっている。
「黙れガキども」
捕らえてきた子供達は意外に野放しにされているようだった。
「わしの崇高な趣味……じゃなかった偉大な研究がいかに素晴らしいか、お前らの幼稚な頭では理解できまい」
「はーい、はいはーい!」
一人のみつ編み風の少女が手を上げる。
「ロリコンってなーに?」
「そんな事に興味をもたんでいい」
「わかった!いつも博士が自分の部屋でコソコソやってるアレのことだ!」
みつ編みの少女は、声量を調整するのが苦手なようで、その声は研究所の外まで響いた。
「バカたれ!変な誤解を招く言い方をするんじゃない。あれは、れっきとした実験の一環でな、好みの踊り子をプロデュースしてデビューさせるシュミレーションなんじゃ!」
なぜか、張り合うように博士も馬鹿でかい声で反論する。
「ほぼ、あってんじゃん」
「プルミエ、恐ろしい子ね」
おかっぱの2人は、よく似た顔つきをしているが双子ではないようだ。
「あー早く課金しないと、限定イベントが終わってしまう」
パーセルは、思い出したようにつぶやく。
「金が欲しいならさ、仕事しなきゃね」
おかっぱの一人が言う。
「プリエラ、ほんとそれ」
それぞれが言いたい放題で収拾がつかないが、いつもの事のようである。
「そうじゃった。忘れとった」
パーセルは、発明したばかりの装置を取り出した。
発育条件を変えることで、ストレスへの耐久性がどれだけ変化するかを調べる実験をするために、捕らえてきた子供達を実験施設で育てたり、後天的に得られる能力を最大限に増幅する装置を開発するなど、倫理観を逸脱した狂気に満ちた所業である。
「ようはロリコンでしょ」
「違うわい」
「なんかマッドサイエンティストを気取ってるみたいだけどさぁ、ようは変態的な趣味を国のお金を使ってやるための詭弁じゃない? 」
おかっぱ頭の2人の子供が辛辣な言葉を口にしている。
あまりこの辺りではみかけない東洋的な衣装を身にまとっている。
「黙れガキども」
捕らえてきた子供達は意外に野放しにされているようだった。
「わしの崇高な趣味……じゃなかった偉大な研究がいかに素晴らしいか、お前らの幼稚な頭では理解できまい」
「はーい、はいはーい!」
一人のみつ編み風の少女が手を上げる。
「ロリコンってなーに?」
「そんな事に興味をもたんでいい」
「わかった!いつも博士が自分の部屋でコソコソやってるアレのことだ!」
みつ編みの少女は、声量を調整するのが苦手なようで、その声は研究所の外まで響いた。
「バカたれ!変な誤解を招く言い方をするんじゃない。あれは、れっきとした実験の一環でな、好みの踊り子をプロデュースしてデビューさせるシュミレーションなんじゃ!」
なぜか、張り合うように博士も馬鹿でかい声で反論する。
「ほぼ、あってんじゃん」
「プルミエ、恐ろしい子ね」
おかっぱの2人は、よく似た顔つきをしているが双子ではないようだ。
「あー早く課金しないと、限定イベントが終わってしまう」
パーセルは、思い出したようにつぶやく。
「金が欲しいならさ、仕事しなきゃね」
おかっぱの一人が言う。
「プリエラ、ほんとそれ」
それぞれが言いたい放題で収拾がつかないが、いつもの事のようである。
「そうじゃった。忘れとった」
パーセルは、発明したばかりの装置を取り出した。
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