剣聖じゃありません!!

かんたろう

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ライチ村へ

買い出し

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中級天使のフレームと出会い、初日に喧嘩して仲直りをした二人は、
朝食を食べるため、買い物をする為に市場に行くことになった。
「買い物ってどこ行くの?」
「うーん、近場だとライチ村かな?」
「ライチ村?」
「うん、主に食品と衣料品の流通が盛んなんだ。」
「へー……」
「器材とかも買わなきゃいけないしな。」
操縦席に向かう。
船の中央にあるが、透過するガラスで前が良く見える
「操作方法は…………???」
フレームが操作盤を覗き込む。
「これだろ。」
ハルトが操作盤の真ん中に空いたスペースがある所に手を乗せる。
すると、赤い光がほのかに灯り、全ての操作が出来るようになった。
「おおーっ!」
フレームが声を上げる。
「え、『おおーーっ』って、フレームお前の船じゃないのかよ。」
「いや、乗ったことはないが、私のだ。」
「じゃあ何に使ってたんだ?」
「え?ああ、武器みたいに使ってたよ。丈夫だからな…」
「……はぁ……造船した職人が泣くぞ。」
「うっ……いいだろそんなこと。早く出発しよう」
「ああ、それもそうだな。」
ハルトは制御ハンドルを捻り、エンジンを起動する。空気弁を切り替え、ブレーキを解除する。
「おい、ハルト。運転できる?この舟大きいけど。」
「こう見えて結構経験あるから。」
「そうか……頼もしいな!」
「ありがと。」
そう言って、再びライチ村を目指すハルトだった。
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