剣聖じゃありません!!

かんたろう

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ライチ村へ

買い物

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ライチ村に着き、船をフレームにしまってもらう。
村は村と思えないほどにぎわっている。
「相変わらず混んでんなー。」
「おい、なんで私は姿を消してるんだ?」
「黙ってろよ?裸白衣の奴が町中にいたらヤバいだろ?」
「確かに。」
「今買ってきてやるから、待ってろ。」
人目がない裏路地でフレームは暫し待つ…

5分後、ハルトが人混みから出てきた。
「待たせた。」
「悪い、買ってもらっちゃって。」
「ああ、それなら大丈夫だ。金には余裕が有るから。」
「そーなんだ。」
「とりあえず、ワンピースとか下着とか買ってきたから、あ、靴はこっち。」
「ありがと。」
フレームに服を着させ、雑貨屋へ向かう。
「行きつけの店があるんだけど、大人しくしとけよ。」
「わかってるって。」
「あ、あそこだ。」
「あれ?"ピーナッツ商事"?」
「そうだよ。」
「ピーナッツってwwww」
「何にツボってんの?」
「ふふふふww」
「おい、店に入るぞ。」
「はーい。」
手前に陳列棚があり、奥にカウンターがある。そこにピーナッツさんが座っている。
「いらっしゃい!あ、ハルトさんじゃないですか!お久しぶりです!」
「どーも、今日は多めに買いますよ。」
「ありがとね。その女性は?」
「あ、この人はレモン町からホームステイで来てるんですよ。」
「へー、そーなんすか!」
「あ、すみません、注文いいですか?」
「悪ぃ!どうぞ!」
「紙に書いてきたんで。よろしく。」
「どれどれ、おお、結構買うね、ありがと。」
ピーナッツさんは一旦奥へ消えて、しばらくして台車で大量の荷物を運んできた。
「一応確認しますね。」
油150L紙2KG布10M食器などなど
「確認終わりました、ありがとうございました。」
「毎度あり!」
台車で店から運び出す。
「おい、ハルト、お金はいいのか?」
「え?ああ、この村の銀行に預金があるから、現金はいらないんだ。」
「へー。すごいな。」
「ところで、この荷物、船に入れれないか?」
「え?やったことないけど、やってみるよ。」
「裏路地でな。」
「ああ。」
裏路地に入りフレームが荷物に手をかざす。
「消えた…」
「やった!初めてやったけど、思ったより簡単だね!」
「すげーな。」
「へへへ、だろ?」
めっちゃ嬉しそうなので、本当に初めてなんだろう。
「次の店行っていいか?」
「うん。」
「食料買わなきゃいけないからな…」
「あ、そうか。人だもんな。」
「ん?お前は食わなくていいのか?」
「別に大丈夫だよ。今はお前に魔力もらってるから。」
「そうだな。」
「まあ、食べたら食べたで、火の元素に還元出来るからさ。」
「ふーん。あ、店についたぞ。外で待っててくれ。買ってくる。」
「りょうかーい!」

この日はその後も家具なども買い、一日中買い物をして回った。
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