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ありす〜!

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第二章 偽者

七話

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「おかしいっすよね」


「ああ、普通に考えて短時間に殺害して処分する事は難しいだろうな」


「あ、山口先輩。そういえば机の上に置いときました」


「何をだ。相田後輩。って俺は先輩では無い。探偵だろ。よくわからんが、警察に捜査依頼させられてる。」


「でもぶっちゃけヤバいッスよね。警察では介入するの戸惑うレベルっしょ?俺らは所詮お試しの捨て駒。名探偵なんて大層な名前でおだてられてますけど、死んだらそれでただの情報源になって内蔵まで見られるんスよね?」


「それは、そうだな。だが金はそれなりに貰えるわけだ。捨て駒で良いよ、どうせ死んでるようなもんだろ俺らは」


「てか、ちゃんと推理しましょ?せっかく道路見に来たんスから」


探偵は、大柄な男が急に殺害された事件を追っていた。


そして、事件現場を観て詳細を記録する。




「正直警察がするんすよねこれ。」



「バカか。最初に一通り警察は記録残している。」



「でも正直おかしくないっスか?急に死ぬのはまだ分かります。何がおかしいって、トイレに手でちぎって入れてるんすよ?普通アレっすよ。あのーこうやって…」

「刃物使って切断……か?」

「そう、それ!」



「あのなあ…お前もう少し語彙力付けろ。身振り手振りで伝わった!!じゃねえんだよ。ここはカタコトでOKな英会話教室でも芸人養成所でも無い。」


「ハイハイ。そうっスそうっス。」


「マジで死ぬから諦めてるとか思ってないよな?」

「大丈夫ですそれは。ただの怠惰です。絶望しなくても怠惰になれるんです。人って」



「もういい呆れたわ。それよりここ数年でこの町がおかしくなったのはわかるよな?」


ーーー

1週間後
兄がいないのにもすっかり慣れてしまっていた。


「いただきます」

夕飯を食べようとした矢先、玄関に誰かがいるのが聞こえた。


「あら、お兄ちゃん。どこにいたの?」
「……、、、」


母と兄が話していたが、兄が何を言っているのかは聞こえなかった。



テレビからニュース番組が流れていた。殺人事件が起きたと言っているようだった。

それは俺が通っている通学路。あのバットを持った男が居た場所だった。






防犯カメラで通り魔がいるのが見えたのが最後。通り魔はそのほんの数分の内に殺害されたらしい。その通りには血痕があり、遺体は行方不明だという。



何故かバットだけは道路に転がったままだったらしい。




ーーーー

「これじゃ、神隠しのモンスターから喰われたって可能性もあるスね?」

「神なのかモンスターなのかハッキリしてから言え。ここは現実だ。絶対にトリックがある」

「トリック?」

「見ろ」


山口氏が指した道路の先に血痕が直線に伸びていた。


「引き摺られている。通り魔より強い、知能犯が殺したんだ。って前から言っていた筈だが……?」

「そりゃそうですけど、つまらないですよそれは」



「今何て言った?もう一度言え」

「あ、すません。何も言ってないっスよ」

「良いから。さっき何と言った」


「そりゃそうですけど、つまらないですっ……?」
「それだ!!着いてこい!!!」
「はい?ちょっと待ってください。速っ!」












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