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第1章
40.法廷・闘争③
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ユリアヌスが語り始めた。
「最初に申し上げますが、我々は先日そちらにおられるエイク殿の協力の下、王都に巣くって数々の悪行を成していた、“呑み干すもの”と称するおぞましいネメト教団を壊滅させ、その教主をはじめ多くの関係者を捕らえています。
そやつらの証言により、ローリンゲン侯爵が教団の一員で、多くの悪事に加担していた事は既に確認されています。
しかし、闇司祭をこの場に連れて出して証言させるわけには参りませんので、まずはこの場で証言できる者を連れてまいりましょう。証人をこれへ」
すると、神官に連れられて一人の男が審議室に入って来た。
「お前!」
フォルカスが思わず立ち上がって叫ぶ。
ユリアヌスは無視して続けた。
「この男は、ローリンゲン侯爵家に仕え、特に当主になる前から今のローリンゲン侯爵の側近を勤めていた者。侯爵の態度を見る限り間違いはないようですな。
さあ、先ほど私達に語った事を今一度話しなさい」
そう促され男は語り始めた。
「は、はい。もう12年も前から、フォルカス様はネメト教団に属していました。
私はフォルカス様に逆らえず、教団の幹部達との連絡役をしておりました。
フォルカス様は彼らに便宜を図ってその犯罪行為をもみ消し、見返りに神器を得たり、いかがわしい薬を手に入れたりしておりました。
私は嫌で仕方がなかったのですが、孤児院を回って、手下にする者や生贄にされる者たちを見繕った事もありました。
私は、何度もこのようなことは止めるようフォルカス様に諫言しましたが、聞き入れられず……」
「嘘を吐くな。貴様も喜んでやっておったことだろうが!!」
フォルカスが絶叫し、一瞬審議室が静寂に包まれた。
「語るに落ちるという言葉がありますが、正にこれですな……」
ユリアヌスが大きくため息を吐き、あきれ果てたという様子でそう告げた。
「いろいろと証拠を集めたのですが……。無駄でしたか。
ただいまの発言をもって自白と認め、ローリンゲン侯爵の身柄を神殿内に移します。
デュナス伯爵殿、ラング子爵殿、異議はありませんな?」
2人の貴族はそろって頷いた。
「ふざ、ふざけるな、貴様ら。貴様らみんな死刑だ、死刑!」
フォルカスが騒いでいたが、誰もその言葉に耳を傾ける事はなかった。
ユリアヌスは、ため息をまた一つついてから、フォルカスの身柄を確保しようと、護衛2人を先行させつつ、ゆっくり裁判官席に向かった。
侍祭の女は足早にエイクの近くに駆け寄り、左右の衛兵にエイクの拘束を解くように告げる。
一応エイクに無罪の判決が下ったわけではないし、そもそも侍祭にエイクの拘束を解かせる権限はないのだが、衛兵は素直に従いエイクの手枷を解いた。
「当然の末路ですね」
なおも何かわめいているフォルカスを見ながら侍祭が呟いた。ひどく冷めた響きの一言だった。
「ええ」
そう答えながら、同じくフォルカスを見ていたエイクは異変を感じた。
(オドが増えている?)
何事か感じてユリアヌスの方をみると、フォルカスへと向かって歩くユリアヌスの直ぐ前の床に、微かな光が見えた。
エイクは躊躇わずユリアヌスに駆け寄った。
ユリアヌスが光の上に差し掛かると、光が急に大きく広がり、ユリアヌスを包む。ユリアヌスに先行して前を歩いていた2人の護衛は、その事に気付くのが遅れた。
「大司教!」
間一髪間に合ったエイクが、そう叫びながら、ユリアヌスの左腕を掴み思い切り引き寄せる。
次の瞬間、ユリアヌスがいた場所に異形の存在が現れた。
狼と人間をかけ合わせたような容貌、青銅色の金属質の肌、鋭い鉤爪、蝙蝠のような大きな皮膜の翼。それは下位デーモンのガーゴイルだった。
一拍遅れて異変に気付いたユリアヌスの護衛達はすばやく動いた。
1人はユリアヌスの前に回りこんでその身を守り、もう1人が手にしていたメイスでガーゴイルに一撃を加える。
「キャー」「な、何事だ!」
我に返った傍聴人達から悲鳴や叫びが上がる。
そして、裁判官席からも絶叫が響き渡った。
「ぐあぁぁァァァ」
フォルカスだった。
その身の至るところから魔方陣と思わしき複雑な文様を描く光があふれ出ると、その体に異常な変化が生じていく。
体が見る間に膨れ上がり服を破く、側頭部から角が、顔中に黒い毛が生える。
「何だ、何だこれは、なんなンダァァァアア、アァァァ、オオオゥ」
尚も絶叫するフォルカスだったが、その声からは人間らしさが失われ、その顔形すらも急激に変わっていく。
それは巨大な山羊の顔になろうとしているように思われた。
「まさか、バフォメット!!なぜアークデーモンが!?」
ユリアヌスが叫んだ。
それはエイクの知識にもある魔物だった。
バフォメットは、将軍級とも称されるアークデーモンの中では出現することも多く、比較的知名度が高い種族である。
しかし無論侮ってよい相手ではない。その強さは成竜を超え、大竜でも上位の固体に匹敵すると言われる。
それはつまり、1体だけで一つの都市を滅ぼし、小国ならば存亡の危機に陥れるほどの力を有しているという事だ。
さらに続けてユリアヌスが驚愕の声を上げる。
「馬鹿な!!神聖魔法が使えない!」
何らかの神聖魔法を使おうとしたものの、発動しなかったようだ。
予期せぬ出来事の連続に審議室内は大混乱に陥った。傍聴人たちは我先に逃げようと出口へ殺到し、転倒すれば踏み殺されかねない有様となる。
ユリアヌスは、迅速にガーゴイルを倒していた護衛の神官戦士達へ群集を誘導するように命じた。
「ユリアヌス様も後方に!」
エイクがそう声をかける。
「エイク殿。あなたは?」
「私はあれと戦います。誰かが止めなければならない」
変貌を続けるフォルカスをにらみながらエイクはそう告げた。そして息を飲むユリアヌスに向かって続けた。
「時間稼ぎくらいは出来ます。大司教様はお下がりください」
確かに、神聖魔法が使えないならば、ユリアヌスが前線にいても邪魔にしかならないだろう。
状況を理解したのか、ユリアヌスは一瞬躊躇ったものの「御武運を」と告げ、侍祭に伴われ後ろに下がった。
その間にフォルカスの変身は完成していた。
身の丈は2m半にも達し、上半身は異常なほど筋肉が発達し破裂するのではないかと思われるほどに隆起している。
そして下半身と頭部は完全に巨大な黒山羊のものになっていた。
それは紛れもないアークデーモン、バフォメットの姿だった。
「最初に申し上げますが、我々は先日そちらにおられるエイク殿の協力の下、王都に巣くって数々の悪行を成していた、“呑み干すもの”と称するおぞましいネメト教団を壊滅させ、その教主をはじめ多くの関係者を捕らえています。
そやつらの証言により、ローリンゲン侯爵が教団の一員で、多くの悪事に加担していた事は既に確認されています。
しかし、闇司祭をこの場に連れて出して証言させるわけには参りませんので、まずはこの場で証言できる者を連れてまいりましょう。証人をこれへ」
すると、神官に連れられて一人の男が審議室に入って来た。
「お前!」
フォルカスが思わず立ち上がって叫ぶ。
ユリアヌスは無視して続けた。
「この男は、ローリンゲン侯爵家に仕え、特に当主になる前から今のローリンゲン侯爵の側近を勤めていた者。侯爵の態度を見る限り間違いはないようですな。
さあ、先ほど私達に語った事を今一度話しなさい」
そう促され男は語り始めた。
「は、はい。もう12年も前から、フォルカス様はネメト教団に属していました。
私はフォルカス様に逆らえず、教団の幹部達との連絡役をしておりました。
フォルカス様は彼らに便宜を図ってその犯罪行為をもみ消し、見返りに神器を得たり、いかがわしい薬を手に入れたりしておりました。
私は嫌で仕方がなかったのですが、孤児院を回って、手下にする者や生贄にされる者たちを見繕った事もありました。
私は、何度もこのようなことは止めるようフォルカス様に諫言しましたが、聞き入れられず……」
「嘘を吐くな。貴様も喜んでやっておったことだろうが!!」
フォルカスが絶叫し、一瞬審議室が静寂に包まれた。
「語るに落ちるという言葉がありますが、正にこれですな……」
ユリアヌスが大きくため息を吐き、あきれ果てたという様子でそう告げた。
「いろいろと証拠を集めたのですが……。無駄でしたか。
ただいまの発言をもって自白と認め、ローリンゲン侯爵の身柄を神殿内に移します。
デュナス伯爵殿、ラング子爵殿、異議はありませんな?」
2人の貴族はそろって頷いた。
「ふざ、ふざけるな、貴様ら。貴様らみんな死刑だ、死刑!」
フォルカスが騒いでいたが、誰もその言葉に耳を傾ける事はなかった。
ユリアヌスは、ため息をまた一つついてから、フォルカスの身柄を確保しようと、護衛2人を先行させつつ、ゆっくり裁判官席に向かった。
侍祭の女は足早にエイクの近くに駆け寄り、左右の衛兵にエイクの拘束を解くように告げる。
一応エイクに無罪の判決が下ったわけではないし、そもそも侍祭にエイクの拘束を解かせる権限はないのだが、衛兵は素直に従いエイクの手枷を解いた。
「当然の末路ですね」
なおも何かわめいているフォルカスを見ながら侍祭が呟いた。ひどく冷めた響きの一言だった。
「ええ」
そう答えながら、同じくフォルカスを見ていたエイクは異変を感じた。
(オドが増えている?)
何事か感じてユリアヌスの方をみると、フォルカスへと向かって歩くユリアヌスの直ぐ前の床に、微かな光が見えた。
エイクは躊躇わずユリアヌスに駆け寄った。
ユリアヌスが光の上に差し掛かると、光が急に大きく広がり、ユリアヌスを包む。ユリアヌスに先行して前を歩いていた2人の護衛は、その事に気付くのが遅れた。
「大司教!」
間一髪間に合ったエイクが、そう叫びながら、ユリアヌスの左腕を掴み思い切り引き寄せる。
次の瞬間、ユリアヌスがいた場所に異形の存在が現れた。
狼と人間をかけ合わせたような容貌、青銅色の金属質の肌、鋭い鉤爪、蝙蝠のような大きな皮膜の翼。それは下位デーモンのガーゴイルだった。
一拍遅れて異変に気付いたユリアヌスの護衛達はすばやく動いた。
1人はユリアヌスの前に回りこんでその身を守り、もう1人が手にしていたメイスでガーゴイルに一撃を加える。
「キャー」「な、何事だ!」
我に返った傍聴人達から悲鳴や叫びが上がる。
そして、裁判官席からも絶叫が響き渡った。
「ぐあぁぁァァァ」
フォルカスだった。
その身の至るところから魔方陣と思わしき複雑な文様を描く光があふれ出ると、その体に異常な変化が生じていく。
体が見る間に膨れ上がり服を破く、側頭部から角が、顔中に黒い毛が生える。
「何だ、何だこれは、なんなンダァァァアア、アァァァ、オオオゥ」
尚も絶叫するフォルカスだったが、その声からは人間らしさが失われ、その顔形すらも急激に変わっていく。
それは巨大な山羊の顔になろうとしているように思われた。
「まさか、バフォメット!!なぜアークデーモンが!?」
ユリアヌスが叫んだ。
それはエイクの知識にもある魔物だった。
バフォメットは、将軍級とも称されるアークデーモンの中では出現することも多く、比較的知名度が高い種族である。
しかし無論侮ってよい相手ではない。その強さは成竜を超え、大竜でも上位の固体に匹敵すると言われる。
それはつまり、1体だけで一つの都市を滅ぼし、小国ならば存亡の危機に陥れるほどの力を有しているという事だ。
さらに続けてユリアヌスが驚愕の声を上げる。
「馬鹿な!!神聖魔法が使えない!」
何らかの神聖魔法を使おうとしたものの、発動しなかったようだ。
予期せぬ出来事の連続に審議室内は大混乱に陥った。傍聴人たちは我先に逃げようと出口へ殺到し、転倒すれば踏み殺されかねない有様となる。
ユリアヌスは、迅速にガーゴイルを倒していた護衛の神官戦士達へ群集を誘導するように命じた。
「ユリアヌス様も後方に!」
エイクがそう声をかける。
「エイク殿。あなたは?」
「私はあれと戦います。誰かが止めなければならない」
変貌を続けるフォルカスをにらみながらエイクはそう告げた。そして息を飲むユリアヌスに向かって続けた。
「時間稼ぎくらいは出来ます。大司教様はお下がりください」
確かに、神聖魔法が使えないならば、ユリアヌスが前線にいても邪魔にしかならないだろう。
状況を理解したのか、ユリアヌスは一瞬躊躇ったものの「御武運を」と告げ、侍祭に伴われ後ろに下がった。
その間にフォルカスの変身は完成していた。
身の丈は2m半にも達し、上半身は異常なほど筋肉が発達し破裂するのではないかと思われるほどに隆起している。
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